カリフォルニアTの後継モデル・『ポルトフィーノ』初公開
フェラーリは9月12日のフランクフルトモーターショー2017において、『ポルトフィーノ』をワールドプレミアしました。
ポルトフィーノは、『カリフォルニアT』の後継モデルとして開発されました。
フェラーリ初の電動リトラクタブルハードトップ装備のオープンカー、カリフォルニアTの特徴を受け継ぎながら、電動リトラクタブルハードトップは完全新設計。
低速走行中でも、わずか14 秒で開閉可能に。
また、カリフォルニアTで21点の部品構成だったAピラーは、ポルトフィーノでは2点のコンポーネントで仕上げるなどして、車両全体では、カリフォルニアT比で80kgもの軽量化を果たしています。
■カリフォルニアTとは…
2008年より販売された、『カリフォルニア』の後継車として、2014年より発売されているのが『カリフォルニアT』です。
このTはターボを意味しており、3855ccV8直噴ツインターボを搭載しています。
カリフォルニアTは、リトラクタブルハードトップによって、オープンとクローズの両スタイルを使い分けられるほか、機能性や実用性の高さも、カスタマーから高く評価されているモデルだ。ハンドリング・スペチアーレは、ここからさらに刺激的なドライビング・エモーションを提供するための、魅惑のパッケージ。日本上陸は、早ければ今年の秋頃には実現する見込みだという。
■フェラーリ最新のシステムが満載
ポルトフィーノには、フェラーリの最新の車載コネクティビティを採用。
レブカウンターの周囲を円形に取り囲む場所に、インストルメントパネルとデュアルTFT ディスプレイを装備。
これを多機能ステアリングホイールと同軸上に配置しました。
また、助手席の乗員には、専用のタッチスクリーンディスプレイを用意。
メインスクリーンにリンクしたこのサブスクリーンには、エンジン回転数、選択されたギア、車両の速度など、ドライビングに関する全情報が表示される仕様です。
インフォテインメントシステムは、ドライバーからも助手席乗員からもアクセスしやすいダッシュボード中央の10.25インチタッチスクリーンによって、コントロールします。
■ポルトフィーノ、最高速320km/h以上
気になるエンジンですが、排気量3855ccの直噴V型8気筒ガソリンターボエンジンを採用しています。
また、カリフォルニアT用をベースに、新型ピストンとコンロッドの採用をはじめ、インテークシステムの設計やエンジン制御ソフトウェアの見直しなどを実施しました。
これにより、最大出力600ps/7500rpm、最大トルク77.5kgm/3000~5250rpmを引き出します。
動力性能は、0~100km/h加速3.5秒、最高速320km/h以上にも。
最後に
フランクフルトモーターショーにてワールドプレミアとなった、フェラーリのポルトフィーノ。
まだ情報が出そろっていませんが、今後続々と情報が入ってくるかと思われます。ポルトフィーノの続報は随時更新していきます。