スーパーカーって、どんなクルマ!?
スーパーカーと聞いて、心をときめかさないクルマ好きはいないのではないでしょうか?スーパーカーって、カタチとか、パワーとか、とにかくスゴいクルマを想像しますよね!
最近は、パワーが1,000馬力!を超えていたり、最高時速が400km/h!なんていう、スーパーにスゴいスーパーカーが続々登場し、そんなスゴいスーパーカーは「ハイパーカー」と言われる事もあります。
スーパーカーおなじみのブランドは、フェラーリやランボルギーニですが、レーシング・チームが母体のマクラーレンや、新規参入のゴードン・マレー・オートモーティブなど、様々なメーカーが、意欲的なスーパーカーをどんどん発表しています。
また、日本のトヨタも凄まじいスーパーカーを発売すると言われています。
そんな、最新のスーパーカーの世界を見ていきましょう!
最新スーパーカー8選!
■ゴードン・マレー・オートモーティブ T.50|天才 ゴードン・マレーの遺作!?
ゴードン・マレー・オートモーティブ T.50
F-1の世界に少しでも関心のある人であれば、ゴードン・マレーの名前を聞いた事があるでしょう。1970年代ら80年代にかけて、マレーはレーシングカー・デザイナーとして数々のF-1マシンを設計しました。
マレーは、ダウンフォース獲得のため、マシンの床下の空気を吸い出す巨大なファンを取り付けた「ファンカー」を設計するなど、ぶっ飛んだアイデアをひらめく天才デザイナーとして有名でした。
一方、彼は物理の法則に忠実に、とにかく小さく・軽く・低重心なマシンを設計する事にも強いこだわりがありました。彼が1988年にデザインした、低重心のマクラーレン MP4/4ホンダは、当時最強のホンダエンジンと、セナ・プロストと言う二人の天才ドライバーとの組み合わせで、16戦中15勝という圧倒的な強さを発揮しました。
ゴードン・マレー・オートモーティブ T.50
その後、マレーはマクラーレンのロードカー部門に移り、今でも究極のスーパーカーと言われるマクラーレン F1をデザインしました。
T.50 は、そのマレーが自らの名を冠したスーパーカーです。マレー自身が、「もうこんなハイパフォーマンスカーは(時代背景を考えると)、作れないだろう」と言っている事から、T.50はマレーの遺作と言っていいかもしれません。
T.50の特徴は、マレーの哲学に忠実に、とにかく小さく、軽い事です。全長4352mm、全幅1850mm、全高1164mm、ホイールベース2700mmのボディサイズは、ポルシェ911よりも小さく、車重は986kgと超軽量です。
ゴードン・マレー・オートモーティブ T.50
それでいて、イギリスのレーシングエンジンの名門、コスワースがT.50専用にデザインした3.9リットルV型12気筒エンジンは663psを11,500rpmという超高回転で発生します。48Vのマイルドハイブリッドシステムも組み合わされており、Vmaxモードではハイブリッドのパワーと合算で、700psを3分間発生します。
ほとんどレーシングエンジンなコスワースV12と組み合わされるのは、なんとHパターンの6速マニュアルミッション。こちらも、英国のレース用変速機の名門、Xtrac製。
こんな高回転型のエンジンを、あえてHパターンのマニュアルミッションで乗りこなすには、ドライバーに相当なテクニックが求められる事は確実です。
ゴードン・マレー・オートモーティブ T.50
そして、テールには巨大なファンが取り付けられており、ボディ下面の空気を吸い出し、大げさなウィング等に頼らないで、強力なダウンフォースを発生させます。
近年、様々なスーパーカーが発表されていますが、T.50 ほど、実際のドライビング・パフォーマンスに拘ったクルマは他に例がありません。
見掛け倒しの性能ではなく、本当に使えるパフォーマンスを追求したT.50は、2022年から100台限定で、約3.3億円のプライスで販売されます。
マレーの遺作としての価値、そして、数々の突き詰めたメカニズムを考えれば、3.3億円の価格はバーゲンと言えるでしょう。
ゴードン・マレー・オートモーティブ T.50
■アストンマーチン・ヴァルキリー|そのパフォーマンスは正に神話の世界!?
アストンマーティン ヴァルキリー
イギリスのプレミアムスポーツカーブランド、アストンマーチンは、2016年からF-1チームのレッドブル・レーシングのタイトルスポンサーを務めていました(契約は2020年シーズンまで。2021年からは、アストンマーチン・レーシングとしてF-1にワークス参戦)。
アストンマーチンとレッドブル・レーシングの関係は、単なるスポンサードだけに留まらず、超高性能なスーパーカーの共同開発を手掛けるまでに深化しました。
その両者のコラボレーションで開発されたのが、ハイパーカー「ヴァルキリー」です。
アストンマーティン ヴァルキリー
ヴァルキリーの特徴は、100% F-1直系の空力デザインです。エアロダイナミクスの開発責任者は、なんとエイドリアン・ニューウェイ!
F-1でマーチ、ウイリアムズ、マクラーレン、レッドブルと渡り歩き、数々のチャンピオンマシンをデザインしてきた「F-1史上最高の空力の鬼才」が、初めて手掛ける市販車が、ヴァルキリーなのです。
ヴァルキリーとは北欧神話に登場する女神の名ですが、エイドリアン・ニューウェイ デザインの初の市販車として、ヴァルキリーは発売前から既に神話上の存在となっているのです。
アストンマーティン ヴァルキリーと、レッドブル・レーシング F-1マシン
レッドブル・アドバンスド・テクノロジーズの協力によって、完璧にデザインされたエアロダイナミクスボディは、巨大なダウンフォースを発揮し、高速域では車体を強烈に路面に押し付け、絶対的な安定性を確保します。
そのようなエアロダイナミクスボディに搭載されるのは、イギリスのレーシングエンジンの名門、コスワース開発の6.5L V型12気筒自然吸気エンジン。
最大出力1000hpを、10,500rpmで発生する、ほとんどレーシングエンジンのような超高回転ユニットに、最大出力160hpのモーターが組み合わされ、システム出力は1,160hp/91.8kgmという膨大な数値を達成しています。
変速機は、イギリスのレース用ギアボックスメーカー、リカルド製の7速セミオートマチックトランスミッションを搭載。ステアリングに装着されたパドルによって変速します。
車重は約1,000kg前後と言われており、カーボンファイバー製モノコックが軽量化に大きく貢献しています。ヴァルキリーの最高出力が1,000hpを超えていますから、1,000kgの車重との組み合わせで、パワーウェイトレシオはほぼ1:1という、レーシングカーそのものの数値となっています。
アストンマーティン ヴァルキリー
公道を走るF-1とも言えるヴァルキリーは、世界150台限定で、販売価格は3〜3.5億円以上と言われています。
デザインに関わるスタッフ、最高出力、価格と、何もかもがハイパーなヴァルキリーは、2021年中の発売が期待されています。
■フェラーリ・ ラ・フェラーリ アペルタ|210台目の落札価格は10億円!
ラ・フェラーリ アペルタ
「ラ・フェラーリ アペルタ」は、2013年のジュネーヴショーでワールドプレミアされた、「フェラーリ・ラ フェラーリ」のオープンモデルになります。
ラ・フェラーリ アペルタは、フェラーリ創業70周年の記念すべき年である2016年に、パリモーターショーでワールドプレミアされました。
ラ・フェラーリ アペルタ
ベースとなったラ・フェラーリは、フェラーリ初のハイブリッド・ユニットを搭載。当時のスクーデリア・フェラーリのF-1マシンに搭載されていた「KERS(Kinetic Energy-Recovery System)」と呼ばれるエネルギー回収・再利用システムから得られた最新のテクノロジーを、市販車にダイレクトにフィードバックしています。
パワーユニットは、800psを発揮する6.2L V12気筒自然吸気エンジンと、マニエッティ・マレリと共同開発した、193psを発揮するハイブリッドシステム「HY-KERS」の組み合わせで、システム出力は963ps!というハイパワー。
メーカーの発表によれば、Co2排出量を大幅に削減した上で、0-100km/h加速は3秒以内、300km/hまでの到達時間は15秒という驚異のパフォーマンスを誇ります。
ラ・フェラーリ アペルタ 生産210台目スペシャルモデル
ラ・フェラーリは、499台が限定生産され、世界中のフェラーリのロイヤルカスタマーにデリバリーされました。しかし、その後、特別に500台目のラ・フェラーリが制作されました。
500台目のラ・フェラーリが制作された目的は、2016年8月に発生したイタリア中部地震救済のための特別オークションに出展するため。
500台目のスペシャルなラ・フェラーリは、同年12月にカリフォルニアで行われたオークションで、約8億円という高価格で落札され、「21世紀に製造された車で最も高価な車」というタイトルを手にする事になったのです。
ラ・フェラーリ アペルタ 生産210台目スペシャルモデル
しかし、そのタイトルは2017年に同じフェラーリによって更新されました。そのモデルが、ラ・フェラーリ アペルタなのです。
ラ・フェラーリ アペルタは、2016年の発売時点で、全世界限定209台の生産枠が全て予約されており、事前にフェラーリから購入の打診を受けたロイヤルカスタマー以外は、新車で購入する事が不可能でした。
そして、2017年、フェラーリは創業70周年記念事業として、慈善団体「セーブ・ザ・チルドレン」の活動支援を目的として、ラ・フェラーリ・アペルタを1台のみ追加生産する事にしたのです。
210台目の特別なラ・フェラーリ・アペルタは、2017年9月にオークションにかけられ、何と、10億円!で落札されました。文句なしに、「21世紀に製造された車で最も高価な車」のタイトルを更新する、超高額な落札価格でした。
ラ・フェラーリ アペルタ 生産210台目スペシャルモデル
現在、様々なメーカーが、超高性能スポーツカーの開発に熱中しています。
しかし、フェラーリの限定モデルである「スペチャーレ」を上回る投資価値があるクルマは、この世に存在しないのだという事を、210台目のラ・フェラーリ アペルタは世界に知らしめたのです。
なお、今まで人類が生産した自動車で最も高価なモデルは、1962年型のフェラーリ・250GTO。
2018年8月のオークションで約50億円で落札されました。
世界で最も価値のある自動車ブランド、やはり、それはフェラーリなのです。
■マクラーレン・スピードテール|最高時速400km/h!!
最高時速400km/h! マクラーレン・スピードテール
F-1コンストラクターのマクラーレン・レーシング直系の、マクラーレン・オートモーティブは、精力的に新型車の発表を続けています。そのマクラーレンが、ハイパーGTと銘打って発表したのが、「スピードテール」です。
マクラーレン・スピードテール
スピードテールの最大の特徴は、最高時速時速400km/h!です。1970年代のスーパーカーブームの際は、時速300km/h出る事がスーパーカーの象徴とされました。
21世紀になり、スーパーカーがハイパーカーと呼ばれるようになると、その基準は時速400km/hに引き上げられたようです。
スピードテールのスタイリングは、その名の通り、非常に長い「テール」が印象的です。これは、空気抵抗を極限まで削減するために、このようなデザインになっているのです。
マクラーレン・スピードテール
最高速度を上げるために重要なのは、速度の2乗で増加する空気抵抗を極力減らす事。空気抵抗を削減するためには、ボディ表面に流れる空気を剥離させないで、スムーズに流す必要があります。
空気が剥離してしまうと、空気の渦が発生し、そこに生まれる負圧が大きな空気抵抗となってしまうからです。実際にクルマの空気抵抗を減らすためには、ボディを出来るだけ滑らかに、かつ長く整形して空気をスムーズに流す、「ロングテール化」が有効となります、
スピードテールの「テール」が長い理由は、最高速度時速400km/hを達成するための、エアロダイナミクス的な要求を満たすためなのです。
マクラーレン・スピードテール
しかし、エアロダイナミクスを磨くだけでは、最高速度時速400km/hには届きません。そのため、スピードテールは1070psを発揮するV型8気筒ツインターボ+モーターと言う超ハイパワーユニットを搭載。時速400km/hを確実に記録できるスペックとなっています
驚異的な最高速度を誇るスピードテールは、世界限定で106台が制作されます。価格は約2.5億円とアナウンスされていますが、既に106台の全てが売約済みだそうです。
■ブガッティ・ボリード|最高出力1,850馬力! 走る火の玉!
ブガッティ・ボリード
正に火の玉!衝撃の1,850馬力を公称するのは、ブガッティ・ボリードです。
ボリードとは、英語で「火の玉」の意味。1,850馬力で火の玉のように突進する。それがボリードなのです。
ブガッティ・ボリード
ボリードの特徴は、ブガッティ初のサーキット専用車である事。サーキット専用とする事で、ロードカーとしての制約をすべて取り去り、純粋にパフォーマンスを追求できるのです。
結果、8L W型16気筒 クアッド・ターボエンジンは、何と!1,850ps / 188.6kgmという膨大なパワーを発生。地上最速のレーシングマシンであるF-1の最高出力が1,000psと言われています。ボリードはF-1をはるかに上回るパワーを備えているのです。
ボリードの車両重量は1,240kg。巨大なW16気筒 クアッド・ターボエンジンの重量ハンデを克服するため、シャシーは当然、カーボンファイバーモノコック。そして、全てのネジをチタン製とし、極限まで重量削減の努力をしています。
ブガッティ・ボリード
ブガッティの発表によると、コンピュータ・シミュレーション上のボリードの最高速度は、なんと500km/h! ル・マン24時間レースが開催されるサルテ・サーキットを3分7秒で周回できるとの事。サルテ・サーキットの実際のコースレコードは、純粋なレーシングカーであるトヨタTS050 ハイブリッドで小林可夢偉が記録した3分14秒791。
ボリードは、ル・マン24時間耐久レースに勝利したレーシングカーよりも速い!と公言しているんですね。本当に、とんでもないモンスターマシンです。
ブガッティ・ボリード
現在、ボリードはデジタルワールドプレミアされただけで、実際に市販されるのか、市販される場合、いつ、何台がいくらで販売されるのか、正式には何も発表されていません。
しかし、ボリードが実際にサーキットで走る時、人々がそのパフォーマンスに圧倒される事は間違いないでしょう。
■ポルシェ・919ストリート|幻!究極のストリートカー!
ポルシェ 919 ストリート
2015年から2017年にかけてル・マン24時間耐久レースを3連覇した、ポルシェ 919 ハイブリッド。純粋なレーシングカーである919ハイブリッドのロードゴーイングバージョンの発売を、ポルシェが密かに検討していた事が、先日、明らかになりました。
919ハイブリッドは、ポルシェが開発したレーシングカーで、ル・マン24時間耐久レース優勝を目標として、2014年にデビューしました。
2014年までに、ポルシェは16回のル・マン24時間レースの総合優勝を獲得しており、メーカー別の優勝回数ではナンバーワンでした。しかし、21世紀に入ると、同じドイツメーカーのアウディがル・マン24時間レースを席巻し、ポルシェとの差が3勝の13回まで優勝回数を伸ばしてきました。
そこで、ポルシェは再びル・マン24時間レースの王者に返り咲くために、919 ハイブリッドを開発したのです。
ポルシェ 919 ストリート
とにかく速さを追求するF-1レースとは違い、耐久レース用のレーシングカーには「速さ」「燃費」「耐久性」という、3つの要素のバランスが求められます。
919ハイブリットのパワーユニットは、2L V型4気筒というコンパクトなエンジンに、ターボチャージャーと、ターボチャージャーに発電機を直結して発電する、MGU-Hと言う熱回収システムを組み合わせ、500psを発生しました。
また、フロントには、400psを発生するモーターと発電機を一体化したKERSと呼ばれる運動エネルギー回収ユニットを搭載。加速時には、モーターでフロントタイヤを駆動し、減速時にはモーターが発電機として電気を生み出す仕組みになっていました。
KERSとMGU-Hで発電された電力はバッテリーに充電され、500psのエンジンと400psのモーターが組み合わされ、900psという猛烈なパワーでマシンを加速します。919ハイブリッドは、世界最速のハイブリッドカーだったのです。
ポルシェ 919 ストリート
結果、ポルシェはアウディとトヨタと言う手強いライバルとの激しい競争を制し、2015年から2017年にかけてル・マン24時間耐久レース3連覇を成し遂げ、ル・マン24時間レースの王者はやはりポルシェである事を証明したのです。
世界最強・最速のハイブリッド・レーシングカー、ポルシェ919ハイブリッドのロードゴーイングバージョンは、919ストリートと名付けられ、ル・マン24時間優勝車のパフォーマンスを、そのまま公道に持ち出すことを目標としていました。900psを発揮するハイブリッドパワーユニットも排ガス対策等の最低限の回収を施された上で、そのまま搭載される予定でした。
しかし、ポルシェは3連覇を達成した2017年限りで、ル・マン24時間レースからの撤退を表明。919ストリートの開発計画も、同時に凍結されてしまいました。
もし、919ストリートが世に出ていたら、来年発売されると噂の、同じくル・マン出場レーシングカーがベースのトヨタのスーパーカー、GRハイパースポーツのライバルになり得たのに!と思うと残念でなりません。
ポルシェは先日、ル・マン24時間レースへの復帰を発表しました。数年後、今度こそル・マン出場レーシングカーがベースのポルシェのスーパーカーが発売されるかもしれませんね!
■ランボルギーニ・エッセンサ SCV12|その性能の全てを解き放て!
エッセンサ SCV12
現代のスーパーカーのジレンマ。それは、余りにパフォーマンスが高すぎる事。
今や、ハイパーカーと呼ばれるスーパーカーでは、最高出力1,000psに達するモデルが複数登場し、最高速度400km/hを標榜するモデルも出てきました。
しかし、そのような超高性能は、もはや公道で発揮する事は出来ません。
エッセンサ SCV12
また、クルマとしてのパフォーマンスを追求しようとすれば、安全基準を始めとする、現在のロードカーの様々な法規はその足かせとなってしまいます。スーパーカーの住処は、もはやサーキットにしか残されていないのかもしれません。
ランボルギーニ・エッセンサSC V12は、サーキット専用のハイパーカー。ランボルギーニのモータースポーツ部門の「スクアドラ・コルセ」により開発されました。
ロードカーとしての制約を解かれた6.5L V型12気筒自然吸気エンジンは、なんと830hpを発生。自然吸気エンジンとしては驚異的なパイパワーを達成しています。
エッセンサ SCV12
シャシーはカーボンファイバーモノコック、駆動方式はRWDの組み合わせで、軽量と高剛性を両立。タイヤは、専用設計のピレリ P-ZERO スリックで、強大なグリップを生み出します。
ランボルギーニのモータースポーツ部門「スクアドラ・コルセ」がデザインしたエアロダイナミクスは、時速250km/hで1,200kgもの猛烈なダウンフォースを発生し、高速域で巌のような安定感をもたらします。
エッセンサ SCV12
インテリアは完全にF-1のテイストでまとめられ、エッセンサSC V12にはもはやインスツルメントパネルが存在しません。クルマの様々なインフォメーションは、現代のF-1マシンと同様に、ステアリングに内蔵されたマルチファンクションディスプレイに表示されます。
もはや円形ですらないステアリングには、各種のファンクションボタンが所狭しと配置され、ドライバーが手を離すことなく、クルマの様々な設定を変更する事が出来ます。
全てを解き放たれたエッセンサSC V12は、世界限定40台の生産がアナウンスされ、詳細なスペックや発売日、価格等は未定となっています。