ファミリーにも人気のミニバン!しかし、ミニバン以外の選択肢もある!

トヨタの人気ミニバン・ヴォクシー
多人数が乗れて、ファミリーカーとしても最適、収納も可能な大きめの車…。
そう言われて思い浮かべるのは、ミニバン、という人が多いのではないでしょうか。
しかし、ここ最近、多人数で乗れて、ファミリーカーとしても最適、収納も可能な大きめな車…なミニバンを脅かす存在感を醸し出しているのが、SUVです。
自動車メーカーも多人数乗用可能なSUVにシフト中!?
■マツダの小飼社長「ミニバンに代わる新たな市場」「受け皿はCX-8」

小飼雅道社長
2017年12月に発売されたマツダの3列シートの新型クロスオーバーSUV『CX-8』は、マツダのカーラインアップや方向性を大きく決定づけた自動車の1つと言えます。
実際、ミニバンの生産終了後にCX-8を多人数乗り乗用車の顧客の受け皿にする考えの下、マツダは『プレマシー』、『ビアンテ』といったミニバンの生産を17年度中に終えています。
CX-8の発表会にて、小飼雅道社長は「日本での多人数乗用車はミニバンを中心に構成されてきた。しかし、お客様がミニバンから2列あるいは3列シートのSUVに徐々にシフトする傾向もある」と指摘。そのうえで、新開発したCX-8によって「ミニバンに代わる新たな市場の創造に挑戦したい。日本におけるこのジャンルの拡大に寄与したい」と強調しました。
小飼社長は「限られたスペースを有効に使うミニバンは日本を体現したクルマでもあるが、一方で自分自身のライフスタイルを大切にしたいという方も増えている。CX-8は一人でもドライブに出かけたくなるクルマであり、自分らしいライフスタイルを大切にする人を強力にサポートしたい」と語っていました。
ミニバンはミニバン、SUVはSUVそれぞれの良さがある
ミニバンはミニバンの良さがありますが、ファミリーカーとしてだけでなく、一人でも乗りたい、走りをもっと重視したい、ボックスタイプでなく、もっとスポーティーなデザインを楽しみたい、といったユーザーの声に答えてくれるのが、7人乗りSUVなのかもしれませんね。
選択肢が増えるのは車好きにとっても、とても嬉しいことではないでしょうか。
日本のこのような傾向は、海外でも見られており、特にアメリカではファミリーカーとしても使えるようにSUVの7人乗りのモデルが増えているのだとか。
今回は、そんな7人乗りSUVについて、国産車・外国車を問わず、日本で購入できる現役の7人乗りSUVをご紹介します。
【国産/7人乗り3列シートSUV一覧】マツダ レクサス トヨタ 日産 三菱
■マツダ CX-8

CX-8/マツダ
2017年に登場したマツダの6/7人乗りSUVです。
日本の道路規格内に合わせるべく、同じくSUVであるCX-5に比べて全長は伸ばしたものの、全幅は変えていないという「日本での走行」を意識したマツダのCX-8へのこだわりが感じられる1台となっています。
価格も外車に比べればかなりリーズナブル(外車のエントリーモデルの価格でCX-8の上位グレードが購入できます)であり、静粛性も高く、全長4900mmにも拘わらずスムーズに走れるなどよりどりみどり。
国産車で7人乗り3列シートのSUVを購入したいと考えている方にまずオススメしたい一台です。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,900mm×1,840mm×1,730mm | |
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ホイールベース | 2,930mm | |
燃費 |
【ガソリンエンジン】 12.0〜13.4km/L(JC08モード) 11.6〜12.4km/L(WLTCモード) 【ディーゼルエンジン】 15.4〜15.8km/L(WLTCモード) |
※新車情報は公式サイト調べ(2020年3月現在)
とにかく乗り心地は極めて良好で、ディーゼルの透過音もCX-5とはかなり差があって、ほとんど気にならないレベルにまで引き下げられている。色々と話を聞くと、エンジンでも静粛性を高め、さらにはボディ側の遮音性能も上げているという。おかげでアイドリングからほとんどディーゼルを意識することなく乗れる。
3列シートのSUVとしての出来の良さはかなり光るものがある。デザイン的には明らかにCX-5のストレッチバーションではあるのだが、その伸びやかなスタイリングも個人的にはこちらの方が好感が持てる等々、高い評価を与えられるモデルだった。
■レクサス RX450hL

RX450hL/レクサス
レクサスが販売しているSUVのRX。RXに新しく7人乗り3列シートタイプのRX450hLを追加して12月7日より販売開始しました。
シートは、1列目から3列目になるにつれて視点を高くするシアタースタイルにし、3列目専用のエアコンを標準装備しました。SUVというと、スポーティーなイメージがつきますが、さすがはレクサス。内装もとてもラグジュアリーな仕上がりになっています。
都会で走らせる機会が多い方、あまりオフロードで使用しない方、レクサスのファンの方にオススメです。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 5,000mm×1,895mm×1,725mm | |
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ホイールベース | 2,790mm | |
燃費 |
【ガソリン車】 17.8 km/L(JC08モード) |
※新車情報は公式サイト調べ(2020年3月現在)
■トヨタ ランドクルーザー

ランドクルーザー/トヨタ
国産SUVの中でも大型SUVに含まれ、多くの人が思い浮かべる車の一つがトヨタ ランドクルーザーです。
8人乗りの大型SUVのランドクルーザー、日本はもちろん世界にもファンが多いです。砂漠から雪道、山道とオフロードで性能を発揮します。
日本であればかなりのアウトドア派、ワイルドな走りを楽しみたい方、そしてカタログ値で6.7〜6.9km/Lという燃費を受け入れることができる方にオススメです。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,950mm×1,980mm×1,870mm | |
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ホイールベース | 2,850mm | |
燃費 |
【ガソリンエンジン】 6.7〜6.9km/L(JC08モード) |
※新車情報は公式サイト調べ(2020年3月現在)
トヨタ自動車は、大型クロスカントリーモデル『ランドクルーザー』を一部改良し、7月20日より販売を開始した。
今回の一部改良では、オート格納機能を追加したサイドターンランプ付電動格納式リモコンカラードドアミラーや、乗降時にステアリングが自動的にスライドしスムーズな乗降をサポートするパワーイージーアクセスシステム(運転席)を採用し、高級感を高めた。
■トヨタ ランドクルーザープラド

ランドクルーザープラド/トヨタ
ランドクルーザーが欲しいけど、普段使いはしにくそうだし、価格も高いし…。それでもランクルを諦められないという方、そんなあなたには、ランドクルーザーから派生したSUV・ランドクルーザープラドがオススメです。
ランドクルーザーに引けをとらない走行性能を持ちながらも、都会でも扱いやすいサイズ感が売りです。
2017年9月にはマイナーチェンジが行われ、安全装備トヨタセーフティセンスが全車標準搭載になりました。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,825mmx1,885mmx1,835〜50mm | |
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ホイールベース | 2,790mm | |
カタログ燃費 | 9.0〜11.8km/L(JC08モード) |
※新車情報は公式サイト調べ(2020年3月現在)
エクステリアは一層都会的に洗練された。衝突回避支援性能も格段に向上。「トヨタ・セーフティ・センスP」を全グレードに標準で装備するなど、安全性も飛躍的に高まった。特別仕様の設定も、存在感を一段と高めている。
同様にインテリアも、洗練されている。金属調の加飾が増えたことで、モダンな印象が強い。ステアリングホイールもきらびやかなデザインになった。泥臭さが格段に払拭されたのだ。
とはいうものの、ともすれば都会的にアジャストしたかのように映るプラドも、もちろんヘビューデューティ性能を捨てているわけではない。ランドクルーザーの冠に裏切らないオフロード性能を改めて味わって、そのタフな性能に感心したのも事実だ。
■日産 エクストレイル

エクストレイル/日産
アウトドアスポーツを目いっぱい楽しみたいなら、日産のエクストレイルはどうでしょうか。
ボディサイズは、他のSUVと比較してもコンパクトなサイズで、そのため3列目シートは小さく、座り心地はあまりよくありません。
5人家族で、荷物を多く乗せたり、キャンプやグランピングなどによく出かけるというタイプの方、安くで大人数乗れるSUVが欲しい方にはオススメの一台です。7人乗りモデルもあります。
2017年のマイナーチェンジで高速道路 同一車線自動運転技術「プロパイロット」がオプションで追加可能になりました。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,690mmx1,820mmx1,730~1,740mm | |
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ホイールベース | 2,705mm | |
カタログ燃費 |
【3列シートモデル】 20Xi:3,119,600〜3,329,700円 20Xi エクストリーマーX:3,484,800円 AUTECH i Package:3,565,100〜3,775,200円 |
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燃費 | 15.6〜16.4km/L(JC08モード) |
※新車情報は公式サイト調べ(2020年3月現在)
T32型現行『エクストレイル』の2016年のマーケットシェア(SUV Mクラス)は36.5%でクラスNo.1だったそう。その勢いを再加速させそう…そう思えるのが今回の商品改良である。
フェイスリフトはなかなか決まっている。タイトル写真はカメラの広角側を使い新しいマスクを強調して撮ってみたが、メッキの“Vモーション”のワイド化にあわせ力強く、SUVである同車の全体の佇まいの逞しさが増して見える。LEDのシグネチャーランプも従来の“点”が“線”になり、洗練された。
■三菱 アウトランダー

アウトランダー/三菱
三菱のアウトランダー、ガソリン車モデルが7人乗りの3列シートとなっています。
また、他のSUVに比べて、車高が低いのも特徴的です。
アウトランダー PHEVもオススメですが、こちらは5人乗りモデルのみとなっています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,695mm×1,810mm×1,710mm(ホイールベース:2670mm) | |
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ホイールベース | 2,670mm | |
カタログ燃費 | 14.6〜16.0km/L(JC08モード) |
※新車情報は公式サイト調べ(2020年3月現在)
【外車(輸入車)/7人乗り3列シートSUV一覧】
■テスラ モデルX

モデルX/テスラ
アメリカのテスラモーターズが製造・販売を手掛けるテスラ。その中でもモデルXはSUVタイプの電気自動車になります。
カスタムオーダーで、7シートインテリアにすることが可能です。
世界で最も安全なSUVを目指しているとテスラが語るだけあり、ドライバーがアクセスできない視界をも提供するハードウェアと、アクティブ セーフティー機能が標準装備されているのは頼もしいですね。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 5,004mm×2,038mm×1,626mm | |
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ホイールベース | 3,061mm | |
カタログ燃費 | 487〜507km(WLTPモード) |
※新車情報は公式サイト調べ(2020年3月現在)
ボディサイズは全長5037×全高1680(ドア開状態:2200)×全幅2070mm、ホイールベースは2965mmと、ラウンドデザインの見た目以上に大柄。エクステリア最大の特徴は、やはり後席のファルコンウィングドア。電動開閉が可能で、二重ヒンジとなっており、天井部まで開口することで2列目、3列目シートへのアクセスを容易にした。
モデルXはデュアルモーターを備えたAWDで、バッテリーサイズにより4グレードを揃える。最上級の「P100D」は、最高出力539ps、最大トルク967Nmを発揮。0-100km/h加速は3.1秒と、2468kgの大型SUVとは思えぬロケットのような怒濤の加速を実現した。
■テスラ モデル Y
テスラ MODEL Y
モデルXとともに7人乗りモデルを用意するテスラのミッドサイズSUVです。
オプション3列シートで7人乗りモデルにすることができるようになっています。
カタログ値(WLTPモード)で航続距離505kmという驚異的な数値を叩き出すロングレンジと、最高時速241km/hに加速3.7秒で100km/hに達するパフォーマンスの2つのグレードから選択可能です。
※テスラのモデルYにつきまして、公式サイトに主要諸元などが見当たらなかったため、2020年3月現在スペックなどを記載しておりません。判明次第追記いたします。
■プジョー 5008

5008/プジョー
元々は、ミニバンとして販売されていたフランスの自動車メーカープジョーが生産する5008。
2017年に、ミニバンスタイルを一転し、SUVとして9月に販売開始しました。設定はFFのみとなります。
発売されて2年以上が経過しましたが、e燃費にはまだレビューがありません。オーナーの方、ぜひレビュー提供をボランティアでお願いします。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,640mm×1,840mm×1,650mm | |
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ホイールベース | 2,840mm | |
燃費 |
【ガソリン車】 14.3km/L(JC08モード) 【ディーゼル車】 21.2km/L(JC08モード) 13.4km/L(WLTCモード) |
最近、顕著なATの多段化に対して、6ATは数字的に物足りなさを感じるけれど、ガソリン+ターボの4気筒エンジンは出だしもよく軽快で快適。高速もコーナーもパドルシフトでギアを選択すると、面白いようにスポーティに走る。ミニバンではなく、プレミアムSUV。納得である。
■BMW X5

X5/BMW