あったほうが絶対いい?釣りと車の関係とは
ジャパンフィッシングショー2019 in YOKOHAMAの様子
釣りに出かける場合、車があるとメリットはたくさんあります。
■釣り場の選択肢が広がる
釣りに行く場合、車がないとなると家の近くにいい釣り場ある方でなければ、移動手段には電車やバスなどが挙げられるでしょう。しかし、電車やバスでの移動であれば、行ける場所が限られてきます。
その点、車があれば行動範囲はかなり広がります。
また、釣り場のポイントによっては、すぐ横に車を停めたまま釣りを楽しむことも可能です。
■好きな時間に行って好きな時間に帰ることができる
釣りでは、深夜や早朝に家を出発することも多いでしょう。
そんな時でも、車で釣りに行けば時間を気にすることなく行動ができます。電車やバスの時間を気にすることなく、好きな時間に出発して好きな時間に帰ることができるのは大きなメリットでしょう。
■車内で休憩や仮眠がとれる
釣りをする場合、仕掛けを垂らしたままでの釣りや全くあたりのない時間帯もあることでしょう。
そういったとき、車があれば車内で休憩することができるので大変便利です。
■ポイントの変更が容易にできる
釣りをする時は、潮や天候が変わったりすることで、釣るポイントを変えることも多々あります。
そういった場合、車があると簡単に移動することができます。また車内の広い車ですと、竿を片付けることなくそのまま積むこともできるので大変便利です。
■たくさんの道具や荷物が運搬できる
釣りに行く場合、竿や仕掛け、魚の餌、あみ、クーラーの他にも長くつや着替えなど、何かと荷物が多くなります。
公共交通機関だとできるだけ荷物をコンパクトにまとめる必要がありますし、歩いて釣り場に向かう場合持って行ける道具も制限されます。
車で釣りに行けば、たくさんの道具や荷物が運搬でき、その分圧倒的に有利とも言えます。
釣り好きな人に最適な車の選び方
では釣り好きの人にとって最適な車とは、どんな要素をもった車なのでしょうか。購入に際して考慮したい3つのポイントを解説します。
■車内の広い車
最初のポイントは「車内の広さ」です。海釣りか川釣りかによっても準備する釣り具や用品は違いますが、いずれにしても釣りは荷物が多くなりがちです。
釣りに必要な道具は、釣り竿(ロッド)、リール、ライン、釣り針やルアーなどの仕掛け、餌、プライヤー、水汲みバケツ、ハサミ、タモ、ライフジャケットなどのほかに、クーラーボックスやレインウェア、ヘッドライトなど、かなりの数になります。
バス釣りなどで1ピースロッドを使う方なら、積載量だけでなく、全長も考慮ポイントになるでしょう。
■燃費がいい車
釣りに限らず、アウトドアは遠出になることが多いので「燃費の良さ」は重要です。
釣り好きで毎週末に釣りに行くとなると、年間50回程度の遠出になります。このように回数が多くなればなるほど、燃費の良さは気にしておきたいポイントです。
■悪路走破性がある車
渓流釣りやダム湖釣り、池釣りなど、あまり整備されていない道や山道の先にある釣り場もあります。
そのため、大きなタイヤとパワーを持った「悪路走破性のある車」もポイントのひとつです。こうした車なら気兼ねなく、絶好の釣りポイントまで連れて行ってくれるでしょう。
車で釣りに行くならコレ!おすすめのグッズ5選
それでは、車釣行おすすめ5選「ロッドホルダー」「防水シート」「USBポート」「防水マット」「折りたたみ自転車」それぞれ厳選グッズを紹介します!
■1. ロッドホルダー
ロッドホルダー
車で釣りに行く場合、まず気になるグッズといえば、愛用ロッドをスマートに収納するためのロッドホルダーですよね。
車に取り付けられるロッドホルダーは主に「簡易タイプ」「ベルトタイプ」「アームタイプ」の3種類で、それぞれ下記の商品がおすすめです。
プロックス ピタッと!マルチハンガー
簡易タイプ。吸盤タイプで簡単取り付けができます。
ロッドは直径17mm以下対応となっています。
ブームスフィッシング VRCロッドキャリー車専用
ベルトタイプのロッドホルダーです。
アシストグリップに取り付けるタイプで、ロッド5本まで(最大積載重量4㎏)対応できます。
カーメイト ロッドホルダーIF14 7本積み
アームタイプのロッドホルダーです。
磯釣りから川釣りのロッド、タモの柄なども収納でき、幅広く対応しています。
■2. 防水シート
釣りでの汚れや水から車を守るためには、防水シートも欠かせません。
シマノ 防水シートカバーCO-011I
濡れたままで乗車ができる優れもの。
使用時以外はヘッドレストに取り付けたままコンパクト収納ができます。
ボンフォーム ハッピードライブ ポケット付シートカバー4024-10
マジックテープで簡単に取り付けでき、釣り以外にもウィンタースポーツなど様々な汚れからシートを守ります。
■3. USBポート
海や川では電波が届きにくいところも多く、スマホのバッテリーの減りが気になります。
USBポートも忘れず用意したいところです。
LUFT カーチャージャーシガーソケットUSB
わずか26gの超軽量サイズでありながら圧倒的な急速充電が可能です。
1年間のメーカー保証付です。
■4. 防水マット
防水マットには、このラゲッジマットがおすすめ!
3Dラゲッジマット FM3
簡単に水洗い可能で、自分の愛車と適合したマットならすき間無く汚れを防ぐことができます。
■5. 折りたたみ自転車
車に折りたたみ自転車を搭載すれば、スポットまで移動ラクラク!(画像はイメージ)
ポイントによっては、駐車スペースからの距離があるところもあり、そんな時にあると便利なのが折りたたみ自転車です。時間短縮だけでなく重めの荷物も軽々運びながら移動できます。
キャプテンスタッグ コンタナ FDB206AT
コンテナバスケットを前後のキャリアに取り付けることが可能です。
両立スタンドで荷物が重くても倒れにくい仕様になっています。
ヴァクセン Weiβ BA-101
ワイヤーバスケット、ワイヤーロック、LEDライト付きのフル装備折りたたみ自転車です。
釣りの他にも、通勤・通学などマルチに活躍する1台です。
車で釣りに行くならコレ!おすすめの車種10選
ひとくちに釣り用の車といっても、人数や釣りの種類、ポイント、車中泊ができるかなど、条件によっておすすめの車種が変わってきます。
それぞれ特徴の違うアウトドアに最適な車を6車種ご紹介します。
■1. ホンダ N-VAN
ホンダ N-VAN
まずオススメしたいのはホンダの「N-VAN」です。
その理由は、何と言っても車内の広さ。
ホンダ N-VAN
デッドスペースのできにくいスクエアな車内が売りで、助手席を折り畳んだときの最大スペースは長さ約2.6mにもなります。
これだけのスペースがあれば8ftくらいまでのロッドならそのまま積むことが可能で、ランガンスタイルが主体のルアーマンやエギンガーの方には特に嬉しい仕様となっています。
また、ちょっとした仮眠はもちろん、車中泊釣行派の方でも足を伸ばしてゆっくりと休むことができるのでありがたいのではないでしょうか。
ディーラーオプションのマルチボードをセットすれば、その上の広いスペースでゆっくり寝て、荷物はその下に収納なんていうことも可能です。
その他のオプションも充実しており、まさしく「釣りのために作られたクルマ」と言ってもいいかもしれません。
■2. ダイハツ ウェイク
ダイハツ ウェイク
ダイハツ ウェイクは、「ドデカクつかおう。WAKE」というコンセプトの軽自動車で、アウトドアやレジャーに特化した車です。
軽自動車の規格をフル活用した車内の広さが売りで、荷物スペースは通常仕様でも二段積みが可能。アウトドアグッズを効率的に収納できるオプションパーツも豊富な種類が用意されており、その中にはロッドホルダー(5本収納)や収納ボックスなどもあります。
また天井が広いので、車内での準備や着替え、車中泊まですべてを快適に行う事ができます。
他にも、軽自動車は狭い道でも運転しやすいというメリットもあります。昔ながらの漁村にある漁港に釣りに行く際などは細い道ばかりということもよくありますので、そんな時は軽自動車なら運転が楽ですよね。
■3. ホンダ フリード+
ホンダ フリード+の釣り仕様車
ホンダ フリード+は、「遊べる!多彩なシートアレンジ」というコンセプトで作られたコンパクトカーです。
こちらの「+」は「荷物スペースの広さ」がプラスされていることを表しているようです。
荷物スペースの開口部は広めに改良されており、クーラーボックスや磯バッグなど大きな荷物を積むのも楽ちんです。また、床下に荷物を収納することもできるので、車中泊や仮眠をするアングラーにはありがたいですね。
燃費性能も高く、高速道路や山道も楽に走れる馬力も兼ね備えた車です。
■4. トヨタ ランドクルーザープラド
トヨタ ランドクルーザープラド TZ-G
トヨタ ランドクルーザープラドは、日本を代表するSUVのひとつで、世界中から支持を得ています。
耐久性に優れているので目的地が悪路でも安心して走る事ができ、この点は、渓流派の方や、お気に入りのポイントへ行くのに舗装されていない道を通らないといけない釣り師の方にはピッタリの車と言えるでしょう。
また、見た目のかっこよさにも人気がありますし、加えて、先進安全運転支援システムとして衝突回避支援やブラインドスポットモニタが搭載されていますので、運転手だけでなく同乗者も快適なドライブが楽しめます。
■5. トヨタ ハイエース
トヨタ ハイエースバン
これほど釣行にぴったりの車もないのではないか、と思わせるのがトヨタ ハイエースです。
車体の大きさや乗車人数は3種類の中から選ぶことができますが、一番大きなサイズでは2列目のシートをたたむと軽自動車が一台入るほどの広さがあります。そのため、たくさんの道具を積んだままで車中泊、なんていうことも可能です。
濡れた荷物をそのまま積むこともできますし、荷物を収納するためのカスタムパーツも充実していてアングラーのために存在するかのような車です。
■6. ホンダ ステップワゴン
《画像提供:Response 》ホンダ・ステップワゴンスパーダ(左)&ステップワゴン・エアー
ホンダ ステップワゴンは、普段使いからファミリーフィッシングまで様々なシーンで活躍する3列シートのミニバン車です。
一部をのぞいて車体の大きさも5ナンバーサイズなので、軽自動車ほどではないにしろ、細い道を通らないと行けない釣り場への運転もストレスが少なくて済むでしょう。
身のまわりの物を置いておくインパネトレーは滑り止めマットが付いて荷物が落ちにくくなっているほか、買い物袋をかけられるフックはポップアップ式で、見た目も自然な作りに。
後部座席の方も前席シートバックの収納ポケットや、折りたたみ式のテーブルが設置されています。2列目シートは、前後のロングスライドと中寄せの横スライドが可能。ウォークスルーや乗降がよりしやすくなっています。
■7. スズキ ハスラー
《画像提供:Response》《写真提供 スズキ》スズキ ハスラー ハイブリッドX(バーミリオンオレンジ ガンメタリック2トーン)
スズキ ハスラーは、トールワゴンとSUVのいいとこどりを目指した軽クロスオーバーSUVで、街乗りにもアウトドアにも対応できる車です。優れた燃費性能に加え、最低地上高もしっかりと取られているので、オフロードの走破性も期待できます。
丸いヘッドランプや丸みのあるエクステリアデザインはやわらかい印象を与え、カラー展開も「シフォンアイボリーメタリック」や「オフブルーメタリック」といった単色モノトーンカラーから、「アクティブイエロー ソフトベージュ2トーン」や「コーラルオレンジメタリック ソフトベージュ2トーン」などのポップなカラーバリエーションまで幅広く用意。内装も、外装カラーに合わせたコーディネートが可能です。
なにより、釣り好きにうれしいのはハスラーの室内空間です。後部座席は見た目以上に広く、車中泊にも十分対応可能。ルーフボックスが似合う車なので、釣り道具を積み、あわよくばキャンプも楽しみたいといったニーズにも応えてくれるポテンシャルを持っています。
■8. スズキ ジムニー
《画像提供:Response》《写真提供 スズキ》スズキ・ジムニー
スズキ ジムニーは1970年から製造・販売されている、軽オフロードのパイオニアといってもいい存在です。コンパクトなボディにラダーフレーム構造とパートタイム4WDを採用し、高い走破性が魅力です。
現行の4代目モデルは、丸形のヘッドランプに横長のフロントグリルを組み合わせ、いかにもオフロード車といったデザイン。リヤにはスペアタイヤを備え、いざという時の安心感とオフロード車ならではの雰囲気を演出しています。バックドアは限られたスペースでも開きやすく、女性でも扱いやすい、横に開く扉の形状を採用しています。
インテリアは機能性を重視したシンプルなスタイルながら、大人が乗ってもゆったり座れるキャビンを実現。操作部分には、傷や汚れが目立ちにくい表面処理が施されており、センタースイッチも手袋をしたままで操作できるよう大型スイッチが採用されています。
■9. 日産 キューブ
《画像提供:Response》《写真 日産自動車》日産キューブ
日産 キューブは「スペース重視」をコンセプトにしたトールワゴンです。初代モデルは1998年に登場し、2002年にはキューブの人気を決定づけた2代目モデルが登場。キャッチコピーは「Cube. My room.」で、箱型フォルムと左右非対称なボディと、まるで自分の部屋にいるかのような居心地の良さと個性を活かせる空間は大きな人気を獲得しました。
2008年には3代目モデルが登場し、基本性能の向上に加え、使い勝手の良さに磨きがかかりましたが、残念ながら2019年12月に生産終了し、2020年3月に販売も終了しています。
しかし、最終モデルの登場から10年以上が経過してもそのデザイン性の高さは健在。その証拠に、「東京オートサロン2023」の日産自動車のブースでは、「キューブ・リフレッシュ&レトロコンセプト」と掲げられた日産 キューブが並びました。これは「中古車魅力向上プロジェクト」の一環で、中古車の魅力を再認識してもらうというコンセプトです。
デザイン性にあふれ、室内空間も充実している日産 キューブは釣りにもピッタリ。「趣味の釣りに、新車を購入するのはちょっと…・」というユーザーに、ちょうどいい選択肢かもしれません。
■10. 三菱 デリカD:5
《画像提供:Response》《写真提供 三菱自動車》三菱 デリカD:5
SUVのような本格的4WDシステムを持ちながら、ミニバンの快適性を有するデリカ D:5は、高いオフロード性能を持つ唯一無二の存在です。7人乗りと8人乗りのモデルがあり、大人数での釣りにもぴったり。ちなみに、7人乗りモデルは2列目がキャプテンシート、8人乗りモデルはベンチシート仕様です。
最低地上高は185mmあり、デコボコした悪路でも難なくこなせます。さらに現行モデルの駆動方式はすべて4WDで、AWC(All Wheel Control)と呼ばれる電子制御4WDを搭載しており、ドライバーのハンドル操作に応じた最適な駆動力配分を実施します。
全長は4,800mmで長尺物の積載にも対応できます。荷室も十分な容量を確保しており、荷物が多くなっても問題ありません。さらにフロアコンソールの後方には、パソコンなどの電源としても使えるアクセサリーコンセント(AC100V)が装備(※Mモデルを除く)されており、何かと重宝します。
まとめ
車で釣りに行こう!
今回は、車釣行にあれば便利なおすすめグッズと、釣行におすすめの車種を紹介してきました。
なお、車を持っていない方にはカーシェアという手もあります。
カーシェアなら、レンタカーのように営業所の営業時間内に借りに行ってまた営業時間内に返しに行くといった手間は必要はなく、24時間いつでも借りて返却することができますので、早朝・深夜の出発が多い釣りにはぴったりです。
また、短時間だけ借りることもできますので、早朝か夕方のマズメ時だけなんて使い方もできます。
車は持ってないけど車で釣りに行きたい!という方は、ぜひカーシェアの利用も検討してみて下さい!
■車をローンで購入するなら?カーローン申込ランキング
■カーシェアおすすめリンク
よくある質問
■釣りに車を使うメリット、デメリットは?
メリットは何といっても、たくさんの道具を積めることでしょう。
また、時間や場所の自由が利くこともメリットに挙げられます。釣りには「絶好の時間帯」というものがあります。例えば「マズメ時」と呼ばれる日の出と日の入りの前後1時間程度や、夜間帯などがそれに当たります。しかし公共交通機関を利用していると、なかなかその時間帯に合わせて移動するのはは困難です。
さらに、車を使えば釣りポイントに着いてからの仮眠や、暖を取ったりする際にも役立ちます。
一方、デメリットは駐車スペースです。そもそも自然を相手にする釣りにおいて、きちんと整備された駐車場はあまり期待できません。車1台がどうにか進める細い道なども多く、車で行くと駐車スペースに悩まされることがあります。
また、車の移動費や維持費は、トータルで考えると公共交通機関を利用するよりもかかってしまうので、なるべく安く済ませたい場合、デメリットになるでしょう。
さらに、釣りは意外と体力を使うので、帰りには疲れてしまい、集中力が切れた状態で運転するといった危険性も考えられます。
■悪路走破性のある軽自動車は?
軽4WDの元祖といえるスズキ ジムニー、軽クロスオーバーSUVのスズキ ハスラーやダイハツ タフトなどは、悪路走破性のある軽自動車です。
さらに、2012年に生産を終了して今は中古車市場でしか手に入りませんが、三菱 パジェロミニなどもオフロード性能が高い軽自動車といえるでしょう。