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7人乗りが8人乗りと比べて人気な理由は?7人乗りのおすすめ10車種もご紹介!

7人乗りが8人乗りと比べて人気な理由は?7人乗りのおすすめ10車種もご紹介!

大人数が乗車できるクルマは、なにかと重宝します。しかし、購入しようと思う場合に悩むのは「7人乗りにするか」、「8人乗りにするか」ということかもしれません。今回は、そんなときの参考になる記事です。

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大人数が乗車できるクルマのメリットは?

《写真提供:response》トヨタ アルファード 特別仕様車 S タイプ ゴールドII(ガソリン車・2WD)(ホワイトパールクリスタルシャイン)<オプション装着車>

「大は小を兼ねる」といいますが、クルマの場合はどうでしょうか。日本では大人数家族が少なくなってきていますが、それでも親戚と出かけたり、家族ぐるみの付き合いでクルマを活用したりする場合、大人数が乗車できるクルマは重宝するものです。また、こうしたクルマは、室内空間が広いので、自由度が高く、小さな子どもたちがいるファミリー世代には、利便性が高いでしょう。

大人数が乗車できるクルマのタイプは大きく分けて、ミニバンやSUVなどがあるでしょう。基本的にはどれも、多目的の使用が可能で、レジャーにも力を発揮します。ではそれぞれのタイプの特徴を解説します。

ミニバン

《写真提供:response》アルファード、セレナe-POWER、フリード、ヴォクシー

大人数が乗車するクルマと聞いて、まず思い浮かべるカータイプは、「ミニバン」かもしれません。

ミニバンは、ワンボックスカーの一種で、7人乗りや8人乗りのラインアップがメインです。全長だけでなく、車高もあることから、室内空間が広く、子どもたちは後部座席で立ち上がれたり、2列目から3列目への移動が楽だったりと、ファミリーには嬉しいポイントが多数あります。ベビーカーなども、たたむことなくそのまま積み込める場合が多く、積載性にも優れています。

さらに、ミニバンには大きく分けて「Lサイズ」、「Mサイズ」、「Sサイズ」があり、用途に合わせてチョイスできる魅力があります。近年は、街乗りにおける運転しやすさを背景に、Mサイズミニバンが各自動車メーカーで多くラインナップされています。そして、スタイリッシュで精錬されたデザインのものに人気が集中しています。

デメリットは、一部の立体駐車場に入らない可能性があることです。いわゆる「機械式立体駐車場」の高さは、平均が1,550mmのため、ミニバンサイズでは入庫が難しいでしょう。ほかにも、走行の安定性で、セダンやSUVなどには劣るとされており、快適なドライブを楽しみたい方にとっては、物足りない部分が残る可能性があります。

SUV

《写真提供:response》ホンダ CR-V、マツダ CX-5、スバル・フォレスター、トヨタ RAV4、トヨタ・ハリアー

SUVにも、7人乗りや8人乗りのモデルが多数用意されています。SUVは、多くの自動車メーカーが力を入れており、選択肢が豊富であるというメリットがあります。悪路を走破する性能はもとより、オンロードにおけるドライブ性能も比較的高く、たくさんの荷物を積んでアクティブにレジャーを楽しむのにも、日常の買い物に出かけるのにも、活躍できるクルマです。

ひと昔前にあったような、コテコテのRV車とは異なり、スポーティーで精錬されたクルマが多く、さまざまなシチュエーションに対応できる汎用性の高さは魅力でしょう。

3列目シートがあるSUVを購入するときに、注意しなければならない点もあります。それは、ミニバンと比べると、3列目シートの性能や居住性が劣るケースがあるということです。普段は、2列目までの乗車がメインで、いざというときに3列目シートも活用できる、といった使い方が念頭に置かれているSUVも多いようです。

どちらがおすすめ?7人乗りと8人乗りは、何が違うのか?

《写真提供:response》メルセデスAMG GLS 63 4MATIC+ 新型

3列シートのミニバンやワンボックスカーを購入しようと思う場合、悩むのは「7人乗りにするか」、「8人乗りにするか」ということかもしれません。各メーカーよって多少異なりますが、一般的な「7人乗り」と「8人乗り」の違いについて解説します。

7人乗りと8人乗りの主な違いは、2列目シートです。7人乗りの2列目シートは、2名がけの座席になることが一般的で、前方から「2・2・3」の構成です。一方、8人乗りの2列目シートは、3名がけの座席であることが多く、その場合、前方から「2・3・3」の構成となります。そして、通常「3」の構成部分はベンチシートです。

そう考えると、7人乗りは、運転席と助手席に加え、2列目シートも独立したシートとなりますが、8人乗りは、2列目と3列目のシートがベンチシートです。この「独立シート」か「ベンチシート」かの違いが、乗り心地や使い勝手に大きく影響します。

では、それぞれのメリットとデメリットをもう少し詳しく考察してみましょう。

7人乗りのメリットとデメリット

《写真提供:response》トヨタ アルファードS(7人乗り)(内装色:ブラック)

「7人乗り」の最大メリットは、2列目シートが独立していることです。

これらの独立シートは、「キャプテンシート」と呼ばれることがあります。これは、『船長(キャプテン)の座るような上等の椅子』に由来したもので、アームレスト付きの1人掛けシートを指します。

独立型ならではの調節機能が豊富に装備されているため、座りやすく、長時間のドライブも苦にしない快適性があります。平たい形状になりがちなベンチシートに比べ、キャプテンシートはホールド性も優れていることが多く、ドライブでは避けられない左右の揺れにも安定をもたらし、身体を疲れにくくしてくれます。

乗車定員が8名の場合よりも1名分少ないので、満員でもゆったり座れるというメリットもあります。さらに、キャプテンシートは左右シート間にウォークスルースペースがあるため、シートを動かさなくても、3列目シートへ移動が可能です。このため、2列目シートが、3列目シートの使いやすさを左右します。

デメリットは、8人乗りと比べて、定員が1名少ないので、その分の利便性が失われること。「8人乗りだったら、全員が1台で乗れたのに…」といった場面が生じないとも限りません。また、一般的にはベンチシートのほうが、シートアレンジのバリエーションがあるとされています。

8人乗りのメリットとデメリット

《写真提供:response》トヨタ エスクァイアGi 8人乗り

「8人乗り」のメリットは、当然ながら乗車人数が多いことです。「4人家族×2でのお出かけ」や「双方の両親を連れての旅行」といった場面は、考えられるケースでしょう。

また、2列目が「ベンチシート」であるため、シートの活用方法が多彩といえます。ベンチシートとは、公園にあるような、横に並んで座るタイプのシートで、キャプテンシートよりも座面がフラットです。こうした形状は、小さなお子さんとお出かけする場合に便利なことが多いでしょう。たとえば、車酔いや眠くなってしまったために、子どもをクルマで寝かせるシチュエーションでは、2列目がベンチシートの場合、対応しやすいはずです。

またチャイルドシートを設置している場合でも、ママがすぐ隣に座ってお世話できます。オムツ換えなどのスペースも十分あるため、ベンチシートが必須と考えているファミリー世代もいらっしゃるかもしれません。加えて、7人乗りのほうが人気のため、中古車を購入する場合には、8人乗りのほうがお手頃な価格で購入できる可能性があります。

デメリットは、3列目シートへの移動がたいへんなこと。8人乗りの場合、2列目にだれかが座っていると、その人も含めて移動したり、物を載せている場合はいったん移動させてからでないと、3列目へアクセスできない場合があります。それで、8人乗りの場合、3列目シートの活用力が落ちてしまうという欠点があります。

いま人気があるのは、7人乗り!

《写真提供:response》トヨタ アルファード/ヴェルファイア

では、「7人乗り」と、「8人乗り」では、どちらが人気があるのかというと、ずばり「7人乗り」です。

といっても、少し前までは、8人乗りのほうが人気がありました。しかし現在では、7人乗りのほうが支持されており、いくつかの自動車メーカーは、標準仕様を8人乗りから、7人乗りに変更しています。たとえば、ホンダのステップワゴンは、2009年発売の4代目モデルは8人乗りが標準仕様で、7人乗りは後にオプション設定されるまで選べませんでした。

しかし、5代目現行モデルでは、7人乗りが標準仕様です。また、日産 セレナのe-POWER搭載モデルでは、7人乗りのみのラインナップとなっています。たくさんの人が乗れたほうがお得、という時代もありましたが、現在は乗り心地なども考慮して、判断しているユーザーが多いようです。

なお、リセールバリュー(購入したクルマを売却する際の、買取や下取り価格のこと)でも、7人乗りのほうが高額になるとされており、いま人気があるのは7人乗りだ、ということを裏付けているといえるでしょう。

おすすめ7人乗りをご紹介!

《写真提供:response》VW シャランTDI

ひと口に「7人乗り」のクルマといっても、ボディサイズはさまざまです。コンパクトカーベースであれば全長4,400mm程度のものから、高級ミニバンや高級SUVになると全長5,000mm近いクルマまで、いろいろなラインナップがあります。

トヨタ ノア/ヴォクシー

《写真提供:response》トヨタ・ノア 新型

トヨタの主力車種であるノア/ヴォクシー。4代目となるノア/ヴォクシーは、2022年1月に発売されました。ボディサイズは「全長4,695mm・全幅 1,730mm」と、ついに全車種で3ナンバー登録となりました。

「7人乗り」と「8人乗り」の設定は、最上級グレードの「S-Z」は7人乗りのみ、その他グレードは7人乗りと8人乗りの両方が選べるようになっています。

ミニバンに最も重要な室内の広さは、今回のモデルチェンジで左右のCピラー間隔が従来型比+75mmの1,295mmに拡大され、室内高1,405mmと相まって、広大な室内空間を実現しています。

パワースライドドア装着車には「ユニバーサルステップ」(助手席側)を設定し、ドア開閉と合わせてドア下部からステップを展開・格納。ステップ高を200mmとすることで、子どもから高齢者まで優しい乗降性を提供するなど、痒いところに手が届くような機能が満載です。


パワーユニットは、1.8L 直列4気筒エンジン+新世代ハイブリッドシステムと、2L直列4気筒エンジンの2本立て。ハイブリッドモデルはWLTCモード23.4km/リットルという、ミニバントップレベルの低燃費を実現しています。

コネクテッドナビ、車内Wifi、スマートフォンによる自動駐車、高度運転支援技術「トヨタチームメイト」の新機能「アドバンストドライブ(渋滞時支援)等、魅力的なオプションが満載なノア/ヴォクシー。ただ、気前よくオプションをつけていくと、車両本体価格だけで400万円を超えてしまうので注意しましょう!

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ホンダ ステップワゴン

《写真提供 本田技研工業》ホンダ ステップワゴンスパーダ プレミアムライン(トワイライトミストブラック・パール)

トヨタ ノア/ヴォクシーの永遠のライバル、6代目ホンダ ステップワゴンは、2022年5月にフルモデルチェンジしました。

「7人乗り」と「8人乗り」の設定では、最上級グレードの「スパーダ プレミアムライン」は7人乗りのみ、その他グレードは7人乗りと8人乗りの両方が選べるようになっています。

新型ステップワゴンは、初代ステップワゴンを思い出させる、ボンネットの存在を強調した「バン」スタイルで登場しました。ラインナップは、穏やかな表情が特徴の「エアー」と、アグレッシブな顔つきの「スパーダ」の2本立て。

室内は、「ホンダ史上最大の車内空間」を標榜する、長さ2,845×幅1,545×高さ1,425mmを誇ります。今回のステップワゴンは、酔いを低減する室内デザインを追求しています。水平なベルトラインを採用する事により、視覚起因のクルマ酔いを大幅に低減できるそうで、幼い子供や高齢者に優しいクルマになっています。

パワーユニットは、1.5L直列4気筒 直噴VTECターボエンジンと、2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」を搭載したハイブリッドモデルの2種類をラインナップ。ハイブリッドモデルの「AIR e:HEV」は、WLTCモードで20.0km/リットルの低燃費を実現しています。

ステップワゴンは、安全装備も満載しています。ホンダの高度運転支援システム「ホンダセンシング」を全グレードに標準装備し、アダプティブクルーズコントロール(ACC)は全タイプで渋滞追従機能付きへと進化、渋滞運転支援機能であるトラフィックジャムアシストも追加するなど、万全の装備となっています。

ステップワゴンも、最上級グレードの「e:HEV スパーダ プレミアムライン」で税抜価格が3,497,000円と、かなりの高額車となっています。ノア/ヴォクシーが、最上級モデルにも様々なオプションが用意されているのにくらべ、ステップワゴンは最上級の「e:HEV スパーダ プレミアムライン」ではほぼ「全部のせ」になっていて、装着するオプションが少ないのが違いと言えます。

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日産 セレナ


《画像提供:Response》《写真撮影 中野英幸》日産 セレナ 新型。写真の最上級グレード「LUXION」は479万円からとなる。

2022年12月にモデルチェンジをした、日産の主力ミニバンであるセレナ。2022年は、トヨタ ノア/ヴォクシー、ホンダ ステップワゴン、日産 セレナの3大ミニバンがすべてフルモデルチェンジを果たし、ミニバン市場は大いに盛り上がりました。

新型セレナの特徴を一言で表現すれば、「e-POWER 」の電動化技術をさらに進化させ、より速く、より滑らかな走行性能を実現したことです。e-POWERとは、エンジンは発電に専念し、走行用モーターでクルマを走らせる電動化技術です。

新型セレナは、発電専用の1.4L直列3気筒エンジンを16%パワーアップし、98ps/123N・mを発揮させ、発電容量を確保。その上で、走行用モーターも20%パワーアップし、163ps/315N・mとすることで、走行性能を大幅に引き上げました。

燃費性能は「e-POWER X」グレードで20.6km/Lで、ステップワゴン e:HEVの20km/Lとノア/ヴォクシー ハイブリッドの23.4km/Lの中間の燃費となっています。どのクルマも、ミニバンとしてはかなりの低燃費ですね。

ボディサイズは、ライバル2台が全車3ナンバーサイズになったのに比べ、新型セレナは全幅で1,695mmと、5ナンバーサイズを堅持しています。その一方で、室内空間について公式ホームページ上で室内長と室内幅でミニバンクラスNo.1(※)を謳っています。
※全⾼1.8m以上の1.2∼2.0Lクラス 7/8⼈乗りミニバン(2022年11⽉ ⽇産調べ)

ADAS(先進運転支援システム)では、全車にアダプティブ・クルーズ・コントロールとレーン・キープ・アシストの機能がつく「プロパイロット」を標準装備。そして、最上級グレードの「LUXION」では、「プロパイロット 2.0」を装備しています。プロパイロット 2.0は、高速道路のナビ連動ルート走行と、同一車線でのハンズオフ機能を同時採用した、日産の最新鋭のADASで、同時採用は世界初装備(※)だったそう。プロパイロット 2.0があれば、長距離ドライブでも疲れにくく、安全な運転ができますね。
※2020年12月 日産調べ

ただし、プロパイロット 2.0が装備される「LUXION」は、車両価格が4,362,000円(税抜)と、かなり高価格になります。また、新型セレナでは、7人乗り仕様は「LUXION」と「e-POWER AUTECH」の、2つのモデルのみの設定です。

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三菱 デリカD:5

《画像提供:Response》《撮影 雪岡直樹》三菱 デリカD:5 新型

本格的な4WDシステムを持つデリカ D:5は、悪路に強いミニバンとして人気です。7人乗りと8人乗りがあり、7人乗りは2列目シートがキャプテンシート、8人乗りはベンチシートとなっています。

4WDに強みを持つ三菱のミニバンらしく、AWC(ALL WHEEL CONTROL)と呼ばれる電子制御4WDを搭載。AWCは、エンジントルク、ヨーレートセンサーからの情報をもとに、ドライバーのハンドル操作に応じて、各車輪に駆動力を配分する高精度な電子制御4WDで、このような本格的な4WDシステムを搭載したミニバンはほかにありません。

エンジンは、145ps/380N・mを発揮する2.3L 直列4気筒ディーゼルターボを搭載し、低回転からの力強いトルクで悪路走行をアシストします。一方、8速ATを備えているので、ワイドなギアレシオで高速走行も余裕でこなします。燃費は、WLTCモードで12.6km/Lです。

また、ミニバンでありながら、アプローチアングル 21.0°、ディパーチャーアングル 23.0°を確保していて、最低地上高も185mmあるので、かなりの悪路でも走破できます。

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日産 エルグランド

《写真提供:response》日産エルグランドAUTECH

エルグランドは、日産の最上級ミニバンであり、市場を席巻する高級ミニバンの先駆者と評される車種です。2020年10月に、現行となる3代目エルグランドの2回目マイナーチェンジがおこなわれて、グレードの整理が実施され、基本をスポーティ仕様の「ハイウェイスター」に一本化。さらにエルグランドの最上級グレードを担う「AUTECH(オーテック)」が新たに設定されたほか、最高級仕様となる「VIP」にも改良が加わりました。

エルグランドの魅力のひとつは、2列目・3列目の乗り心地。とくに2列目はライバル車種にも決して引けを取らない高級ぶりで、広々としたスペースと、人間工学に基づいたキャプテンシートを備えており、すっぽり包まれるような、極上の座り心地を提供しています。

もっともお手頃な価格の7人乗りグレードは、「250ハイウェイスターS」で、室内は「室内長3,025mm・室内幅1,580mm・室内高1,300mm」と、驚きの広さを誇ります。

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トヨタ アルファード

《写真提供:response》トヨタ・アルファード

7人乗りのミニバンで、圧倒的な人気を誇るのが、トヨタ アルファードです。日本自動車販売協会連合会が発表した、2020年の登録車・車種別新車販売台数では、第5位となりました。1〜4位はヤリス、ライズ、カローラ、フィットで、比較的安価なコンパクトカーであるのに対し、アルファードは最低でも300万円以上、最高で700万円オーバーの高額車であることを考えると、突出した人気がわかります。

トヨタの最上級ミニバンだけあって、高級感あふれる室内はもとより、大型車種とは思えないほどの運転快適性を誇り、トヨタの技術を結集させた高い安全性能も備えています。後部座席における乗り心地の高さは、ファミリー用途だけでなく、ハイヤーなどVIP対応にも活用されているほどです。

ただし、グレードによって、室内空間の快適性や雰囲気はかなり変わってきます。前述のとおり、お手頃なグレードは税抜で300万円ほどですが、ハイブリッドの最高グレードだと税抜でも700万円を超えてくるため、価格差は2倍以上。自分のニーズに合ったクルマを選択する必要があるでしょう。

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マツダ CX-8

《写真提供:response》マツダ CX-8

マツダが2017年に販売を開始したクロスオーバーSUVのCX-8は、SUVとしての走破性やアウトドアでのユーティリティはもちろんのこと、3列目シートの広さが魅力です。というのも、SUVの中には、たとえ3列目があるとしても、いざというときのためのシート、といったレベルのものも少なくありません。そうなると、座ったときの快適性は、どうしても劣ってしまいます。

しかし、CX-8はその限りではありません。ミニバンに引けを取らない十分な広さが確保されており、長距離のドライブも苦にしません。実際、ボディサイズは「全長4,900mm・全幅1,840mm・全高1,730mm」で、日本で発売されているSUVとしてはかなり大型。3列目を含む、すべてのシートにおける快適性を目指して作られました。

エンジンのラインアップは、ガソリンとディーゼルエンジンから選択できますが、おすすめなのは「2.2リッタークリーンディーゼルエンジン」です。アクセルワークにキビキビと応えてくれるので、気持ちの良いドライブを楽しめます。燃費も、FFの場合で「15.8km/L(WLTCモード燃費)」と、たいへん優れています。

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トヨタ ランドクルーザープラド

《写真提供:response》トヨタ・ランドクルーザープラド(ディーゼル)

オフロードにおける走破性だけでなく、オンロードにおける快適な走行性能も追求したトヨタの本格的SUVが、ランドクルーザープラドです。

5名乗りと7名乗りの選択が可能。トヨタ ランドクルーザーの小型モデルにあたりますが、小型といってもボディサイズは、「全長4,825mm・全幅1,885mm・全高1,835mm~1,865mm」と、エルグランドと比較しても、全幅・全高は大きく、存在感は抜群です。本格SUVで7人乗りを探している方は、ターゲットのひとつに加えられるでしょう。

とはいえ、後部座席、とくに3列目シートの乗り心地は、評判が芳しくありません。理由は、悪路の走破性を高めるため、耐久性の高いフレームにボディを架装する構造を採用したことによるもの。これにより、床の位置が一般的なミニバンよりも高く、乗り心地に影響を与えています。

オフロードも意識したSUVとしては、致し方ないところかもしれません。

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三菱 アウトランダーPHEV

《画像提供:Response》《photo by Mitsubishi Motors》三菱 アウトランダー PHEV 新型

元祖PHEVといえるアウトランダーPHEV。このクルマにも、3列目シートを備えた7人乗り仕様があります。3列目シートは、セレナやステップワゴンといったミニバンと比べるとかなり狭いものの、大人でも座れる広さは確保されています。

PHEV(プラグインハイブリッド)モデルで、クルマを駆動するのは主にモーターです。フロントとリアにモーターをそれぞれ配置した4WDで、フロントモーターは最高出力116ps、最大トルク255N・m、リアモーターが最高出力136ps、最大トルク195N・mの出力を発揮します。

アウトランダーPHEVは、全モデルがモーター駆動の4WDとなっていて、高度な4WDシステムを持つのが特徴です。走行モードを切替でき、「TARMAC」モードは、乾いたアスファルト路面に、「SNOW」モードは積雪した路面にと、7つの走行モードで幅広い路面に対応します。

20kWhもの大容量を持つ走行用バッテリーは、7人乗りモデルでは、EV走行モードで最大83km(WLTCモード)の走行距離を確保しています。大容量バッテリーは、走行以外にも、搭載されている1500W100VのAC電源コンセントから電気を取り出せるので、停電などの非常時やアウトドアなどでに貴重な電源として活用できるという特徴もあります。

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日産 エクストレイル

《画像提供:Response》《写真撮影 中野英幸》日産エクストレイル

大人気SUVのエクストレイルにも、3列目シートの7人乗り仕様があります。「X e-4ORCE」と、それをベースにした「X e-4ORCE エクストリーマーX」「AUTECH e-4ORCE」の3グレードがあり、駆動方式は、いずれも4WDです。エクストレイルは、全長が4,660mmとコンパクトなため、3列目シートはかなり狭いスペースになっています。

2022年7月にフルモデルチェンジしたエクストレイルは、日産の最新技術を集結したショールームのようなクルマです。

エンジンは、144ps/250N・mの出力を発揮する1.5L 直列3気筒ガソリンターボで、可変圧縮比機構を持ちます。エクストレイルは、「e-POWER 」を採用した電動車で、エンジンは発電専用です。同じく「e-POWER 」の新型セレナ(98ps/123N・m)よりも強力なエンジンを搭載し、発電量を高め、高出力な走行用モーターの搭載を可能にしました。

走行用モーターは、2WDモデルでは204ps/330N・m発揮し、フロントに搭載されます。4WDモデルは、それに加え、136ps/195N・mを発揮する走行用モーターをリアに搭載し、ツインモーター4WDとなります。

2WDと4WDを選べるエクストレイルですが、おすすめは4WDモデルです。4WDは「e-4ORCE」という、前後電動モーター駆動4WDならではの、精密な制御を実現する最新技術を採用。「e-4ORCE」のメリットとして、ブレーキング時のノーズダイブを軽減したり、雪道ではスリップを検知し、滑っていないタイヤにトルクを配分して駆動力を増やすなど、内燃機関車では実現不可能な高いレベルで、滑らかな走りを実現しています。

なお、先進運転支援システムについては、新型セレナに設定されている高速道路でのハンズオフドライブが可能な「プロパイロット 2.0」は装備されず、ナビリンク機能付のプロパイロットが上級グレードに装備されています。

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まとめ

《写真提供:response》トヨタ アルファード エグゼクティブラウンジ

今回は「7人乗り」について、まとめました。ひと昔前は、8人乗りが主流でしたが、近年は7人乗りのほうが人気が高いようです。「小さな違い」かもしれませんが、クルマに求めるモノが変わってきたことの表れなのかもしれませんね。

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