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【比較】トヨタのアルファードとヴェルファイア、日産エルグランドを比べてみると

【比較】トヨタのアルファードとヴェルファイア、日産エルグランドを比べてみると

トヨタは、ミニバン「アルファード/ヴェルファイア」をマイナーチェンジし、2018年1月8日に発売しました。そして、12日には、ライバルの日産「エルグランド」に特別仕様車を設定し発売しました。このLサイズミニバン2車はどこが優れていて、どのような違いがあるのでしょうか?通称アルヴェルことアルファード・ヴェルファイア、そしてエルグランドを比較してみたいと思います。

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明暗が分かれた二つの高級ミニバン アルヴェルとエルグランド

トヨタ アルファード

日産エルグランド 「ハイウェイスター ジェットブラックアーバンクロム」

日本国内においては、トヨタの「アルファード/ヴェルファイア」と日産「エルグランド」のみが存在するLサイズ高級ミニバン。

しかし、かつては、「キングオブミニバン」として一世を風靡した「エルグランド」も、近年では「アルファード/ヴェルファイア」に大きく水を開けられ、販売台数はライバルとは言いにくい差になっています。

月間販売目標も「アルファード/ヴェルファイア」が2015年のフルモデルチェンジの際には、それぞれ3,000台と4,000台なのに対して、「エルグランド」は2010年の発売時点で1,900台と、もともとの目標自体も大きく異なっています。

現在では、「アルファード/ヴェルファイア」でさえ目標達成は厳しく、2017年12月度は、2車ともに3,000台を切っている状況ですが、「エルグランド」はさらに難しいとされています。(自販連発表の30位までの販売台数ランキングに入らないため正確な台数は不明)。

フルモデルチェンジされずに8年目に入ったエルグランドの憂鬱

2012年12月発売当時のエルグランド

2010年の登場からから8年目に入った現行「エルグランド」は、2015年にフルモデルチェンジされた「アルファード/ヴェルファイア」に比べて、さすがに基本設計の古さが目立ちます。特に、ハイブリッド車の有無が決定的な差となるなど、小手先の改良ではライバルに対抗できないのが現実です。

「エルグランド」がモデルチェンジのタイミングを逃してしまったのは、現行モデルから北米向けのクエストや、プレサージュとの車種統合により、販売の落ち込んだ国内よりも、海外での事情が優先されているためです。

多彩なラインナップに特別仕様車も次々に投入

日産エルグランド 特別仕様車「ハイウェイスター ホワイトレザーアーバンクロム」

しかし、「エルグランド」は、ハイウェイスターやライダーといったスポーツモデルを設定することで、若いユーザーにもアピールし、既存の「VIP」といった高級グレードに加え、特別仕様車を次々と投入するなど、日産も手をこまねいてばかりはいません。

2014年のビッグマイナーチェンジでは、メーターの中央には、新たにアドバンスドドライブアシストディスプレイ(5インチカラーディスプレイ)を配したり、室内高の拡大や3列目シートに前方向240mmのスライド機能を追加するなど、使い勝手の向上もしています。

安全装備においても、2012年には「踏み間違い衝突防止アシスト(駐車枠検知機能付)」を世界初採用。今回の特別仕様車「350ハイウェイスタージェットアーバンクロム」には、スムーズな駐車をサポートする「インテリジェント アラウンドビューモニター」などを装備しています。

ハイブリッドこそないものの、直4の2.5LとV6の3.5L車をラインナップし、高級装備の設定では「エルグランド」も負けてはいません。

アルファード/ヴェルファイアとエルグランドのガソリン車比較

【アルファード/ヴェルファイア】

トヨタ アルファード インテリア

2.5L 
メーカー希望小売価格:3,354,480円~
最高出力:134kW(182PS)
最大トルク:235N・m(24.0kgf・m)
JC08モード燃費率:11.6~12.8km/L
3.5L 
メーカー希望小売価格:5,205,600円~
最高出力:221kW(301PS)
最大トルク:361N・m(36.8kgf・m)
JC08モード燃費率:10.4~10.8km/L
※2018年1月現在

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【エルグランド】

日産 エルグランド インテリア

2.5L
メーカー希望小売価格:3,213,000円~
最高出力:125kW(170PS)
最大トルク:245N・m(25.0kgf・m)
JC08モード燃費率:10.2~10.8km/L
3.5L
メーカー希望小売価格:4,125,600円~
最高出力:206kW(280PS)
最大トルク:344N・m(35.1kgf・m)
JC08モード燃費率:9.0~9.4km/L
※2018年1月現在

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まとめ

あらためてガソリン車のスペックを見ると、燃費では「アルファード/ヴェルファイア」が、2.5L3.5Lともに「エルグランド」を上回り、さらに、パワーとトルクも「アルファード/ヴェルファイア」が上。ここにハイブリッドが加わるとなると、販売台数の差も理解できます。

残るのはスタイリングの好みだけとなりますが、かつての「エルグランド」が人気となった押し出し感の強さは建材です。「アルファード/ヴェルファイア」も相当なものですが、どちらかというとゴージャス感の方が勝っていて、押し出しの強さとはまた違う印象。明暗分かれた現在の両車ですが、他を圧倒する迫力と豪華装備は双璧をなすことは間違いないと言えるでしょう。

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