ホンダ ステップワゴンとは?
《写真提供:response》《撮影 井元康一郎》ホンダ ステップワゴン
三列シートのステップワゴンは、7人乗っても窮屈さを感じさせないほどキャビンが広く、ほとんどのファミリーユースに応えています。
また二列目シートは、一人掛け席二つのキャプテンシートと、3人座れるベンチシートの選択が出来、家族構成をもとに選択すれば理想的なレイアウトが出来上がります。
三列目シートは簡単な操作で床下に収納でき、フラットな収納スペースへと変わります。ベンチシートだと5人乗車でき、後部には大きなラゲッジスペースが広がるようになっています。
家族でのお出かけやキャンプや釣りなどのレジャーにも、その使い勝手は幾通りにも広がります。友人などを誘い山に海にとお出かけの際に重宝します。
フル定員で乗っても余裕のステップワゴンですが、その魅力は乗車人数だけではありません。その安全性能や経済性もトップクラスの車、それがステップワゴンになります。
ステップワゴンの安全性
《写真提供:response》《撮影 宮崎壮人》ホンダ ステップワゴン スパーダ Hybrid G・EX Honda SENSING
ホンダの最新安全装備と言えば「ホンダセンシング」が有名ですが、ホンダ ステップワゴンはこの「ホンダセンシング」を全車に標準装備しています。
廉価グレードでは安全装備を省略する車も見られますが、ステップワゴンに関しては全車標準装備となっています。この点は高く評価される所ではないでしょうか。安全機能の重要性が最近注目されていますが、ホンダならではの配慮だと思います。
「ホンダセンシング」はミリ波レーダー、そして搭載カメラなどにより車両の周辺の状況を把握して安全な運転を支援するシステムになります。ホンダ ステップワゴンに搭載されているこの機能について詳しく見ていきましょう。
■「衝突軽減ブレーキ」
衝突軽減ブレーキは安全機能の中心といえます。衝突事故を未然に予測して自動でブレーキをかけるシステムになります。この衝突軽減ブレーキは前方の車や対向車などに加え、歩行者にも反応します。
■「歩行者事故低減ステアリング」
この機能は、走行車線を認識している状態において歩行者を感知し、ドライバーに音とディスプレイ表示で警告を発するうえ、ステアリング操作を支援するシステムになります。これは歩行者との衝突事故の低減に大きく寄与する機能になります。
■「車線維持支援システム」
走行車線を逸脱しようとしている時、ステアリング操作を行い車線の中央部を走行するようにハンドル操作を支援します。またウインカーなどを操作せずに車線変更しようとした際にもステアリングを振動させ警告します。
このシステムは常に車線内走行を支援するものになります。
■「路外逸脱抑制機能」
車線維持支援システムと似ていますが、走行中に車線のある道路において車線を検知し、車線からはみ出しそうになるとハンドルへの振動とディスプレイの表示で警告を発します。同時にハンドル操作を行い、車線からそれることを防ぎます。
運転中のうっかりミスによる事故を低減してくれることでしょう。
■「標識認識機能」
道路標識をカメラで検知し、その内容を理解し適切なタイミングでディスプレイに表示。ドライバーに注意喚起を促します。
■「先行車発進お知らせ機能」
信号待ちなどで停車している先行車との車間距離が10m以内であれば警告音とディスプレイで知らせます。これによりうっかりミスがなくなる期待が高まります。
■「渋滞追従機能付ACC」
ハイブリッド車のみの装備ですが、設定した速度で適切な車間距離を保ちつつ、先行車に追従し走行するシステムになります。この機能は渋滞時などに、ドライバーの心理的・肉体的な負担を軽減させることに、大いに役立つ機能になります。
広々としたキャビン・荷室
《写真提供:response》《撮影 井元康一郎》広々とした荷室
ステップワゴンの売りの一つに、キャビンの広さと荷室の広さが挙げられます。
三列シートのレイアウトで、乗車人数も7人ないしは8人乗りと、大家族でのご使用にも対応しています。
■三列シートでファミリーでも楽々
夫婦と子ども二人で乗車しても、まだ余裕のあるシートは快適でしょう。二列目にベビーシートやチャイルドシートを設置し、後席の三列シートから様子を見ながらの乗車は安心感を持てます。
シートを倒せば車中泊を楽にこなすことも可能になります。二列目シートと三列目シートをフラット状態にすれば、大人二人が横になるスペースは充分にあります。
ステップワゴンのラインナップ
《写真提供:response》撮影 中村孝仁ホンダ ステップワゴン スパーダ「ハイブリッドG・EX」
ステップワゴンのラインナップは大きく分けると、ガソリンエンジンを搭載したモデルと、ハイブリッドシステムであるe:HEVを搭載したモデルの2種類となります。それに装備や付属品の違いによりモデルが違ってきます。
最も廉価なモデルはガソリンエンジンモデルであるG・Honda SENSINGとなります。
■ステップワゴンの性能
多くのミニバンが2.0Lエンジンを搭載していますが、ステップワゴンはダウンサイジングターボエンジンと呼ばれる1.5Lを採用しています。ターボのおかげで坂道の発進や7名乗車時のパワー不足によるもたつきなどは見受けられません。
他社のライバル2.0Lガソリンミニバン車と比べると、低回転域でのトルクの大きさにより、市街地での走行などではかえって力強さを感じるほどになります。高回転域でも最高出力が、他のライバル車と同程度なのでさほど差は無いと言われています。
■ステップワゴンのインテリア
「マン・マキシマム・メカ・ミニマム」これはホンダの提唱する、車の構造はメカニカルな部分は最小限に、乗る人のためにあるスペースは最大限にという思想から生まれたものになります。
ステップワゴンは、まさにそれを体現したシンプルなインテリアに広いキャビンスペースでまとめられています。
一列目の運転席と同様に、使い勝手のいい二列目・三列目シートは注目すべき点でしょう。特に三列目シートを床下に収納できる点は、インテリアの大きな特徴と言えます。
■ステップワゴンのエクステリア
《写真提供:response》《撮影 井元康一郎》「わくわくゲート」の横開きドアを開放の図
ステップワゴンの後部ドアには「わくわくゲート」と呼ばれる横開きのサブドアが設けられています。
これは通常のリアドアの様に上部にあげて開閉する仕様に加え、左側半分ほどを開く事が出来るものになります。後方に車などが止まっており、大きくバックドアを開くことが困難な場合などにも、リアドアを開け閉めできる点はメリットと言えるでしょう。
このドアを使えば、三列シートの片方を収納に用いても車への乗り降りができます。
※タイプ別オプションとして非装着車もあります※
ステップワゴンのスペック
従来のターボよりも、低速域からの加速力はターボの新しい楽しみ方を引き出しているように感じます。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,690mm×1,695mm×1,840mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,890mm | |
最大乗車定員 | 7名 | |
車両重量 | 1,660kg | |
燃費 | WLTCモード:13.6km/L | |
エンジン種類 | 水冷直列4気筒横置 | |
最高出力 | 110kW(150PS)/5,500rpm | |
最大トルク | 203N・m(20.7kgf・m)/1,600~5,000rpm | |
駆動方式 | FF | |
トランスミッション | 無段変速オートマチック(トルクコンバーター付) |
ステップワゴンの新車・中古車価格
《写真提供:response》《撮影 井元康一郎》ステップワゴン スパーダ ハイブリッドG・EX ホンダセンシング。
ここでは、ホンダ ステップワゴンの気になる新車価格と中古車価格の情報を紹介します。
■ステップワゴンの新車価格
G・Honda SENSING | FF:2,468,000円 4WD:2,688,000円 |
G・EX Honda SENSING | FF:2,654,000円 4WD:2,854,000円 |
SPADA・Honda SENSING | FF:2,655,000円 4WD:2,875,000円 |
SPADA・Cool Spirit Honda SENSING | FF:2,839,000円 4WD:3,019,000円 |
Modulo X Honda SENSING | FF:3,272,000円 |
【ハイブリッド車】
e:HEV SPADA G・Honda SENSING | FF:3,116,000円 |
e:HEV SPADA G・EX Honda SENSING | FF:3,310,000円 |
e:HEV Modulo X Honda SENSING | FF:3,722,000円 |
新車価格は、240万円台から370万円と幅広く設定されており、用途や家族構成などでチョイスでき
Honda SENSINGを搭載した、大家族でも余裕の三列シートのミニバンとして人気がある車となります。安全性能や走行性能を他社のミニバンと比較致しても、お求めやすくなっています。
※価格は税抜き価格です。
※ホンダ公式サイトより(2021年3月現在)
■ステップワゴンの中古車価格
《写真提供:response》《撮影 宮崎壮人》ホンダ ステップワゴン スパーダ Hybrid G・EX Honda SENSING
G・Honda SENSING | FF:130万円台~220万円台 4WD:160万円台~230万円台 |
G・EX Honda SENSING | FF:130万円台~190万円台 4WD:190万円台~260万円台 |
SPADA・Honda SENSING | FF:150万円台~300万円台 4WD:180万円台~300万円台 |
SPADA・Cool Spirit Honda SENSING | FF:130万円台~250万円台 4WD:180万円台~240万円台 |
Modulo X Honda SENSING | FF:220万円台~290万円台 |
【ハイブリッド車】
e:HEV SPADA G・Honda SENSING | FF:290万円台~320万円台 |
e:HEV SPADA G・EX Honda SENSING | FF:330万円台~370万円台 |
e:HEV Modulo X Honda SENSING | FF:一般的な相場は290万円台~380万円台 |
安い物は130万円台からで高い物は380万円台と幅広い価格になっており、ご自身の予算に合わせて購入することが可能となっています。
※表示価格は車両本体価格で情報は車情報サイトresponse中古車価格より(2021年3月現在)
ホンダのファミリーカー
《撮影 小林岳夫》ホンダ・フリード改良新型、CROSSTAR(クロスター)
現在ホンダにはミニバンとしてオデッセイ、ステップワゴン、フリードの三種類が販売されています。
いずれのモデルにもハイブリッド車が用意されており、三者三様の使い方があり、いずれの車も魅力的でしょう。
見た目では、そのスポーティさで三列シートとは思えないオデッセイ、シンプルなデザインと見た目のキュートさで、女性にも人気のある三列シートのフリードなど、個性が際立っています。
まとめ
《写真提供:response》《撮影 井元康一郎》ステップワゴン スパーダ ハイブリッドG・EX ホンダセンシング
ホンダのミニバンとなるステップワゴンは、最新の安全性能と乗車可能人数の多さ、荷室の広さ、経済性の良さなどで人気の車になります。家族が増えた時などに車のご購入を検討する際には、ホンダ ステップワゴンをおすすめします。