ファミリーカーとは
《画像提供:Response》〈写真撮影:中野英幸、山本圭吾〉トヨタ ヴォクシー(左上)、トヨタ ノア(右上)、ホンダ ステップワゴン AIR(左下)、日産 セレナ e-POWERハイウェイスターV(右下)
ファミリーカーとは、家族での使用を中心とした車です。しかし、現代の家族は夫婦のみや核家族化、3世帯同居など多様化しています。かつては、両親と子ども2人が標準的なファミリーとされ、車の形では4ドアセダンが好まれていました。
1990年代初め頃のRVブームからファミリーカーの在り方が徐々に自由になっていき、2000年頃からは子どもが産まれるとミニバンを選択する人が増えてきました。
そして現在では、コンパクト、ミディアム、大型の箱型ミニバンに集約され、さらにSUVや軽自動車が加わって、多種多様になっています。
ファミリーカーのメリット・デメリット
ファミリーカーのメリット・デメリット
ファミリーカーは、一般的に後席に人を載せることを想定したモデルが多いため全高が高く、室内の快適性が優先されています。一方で、加速性能やカーブでの安定性など、いわゆる車の運動性能はスポーティーカーと比較すると劣る傾向にあり、運転の楽しさを感じにくいといえます。
この点はメーカー側でも十分に承知しており、ミニバンやSUVながら安定性や走行性能を高めたグレードを設定するなどして、近頃ではより多くの方が満足できるようなシリーズ設定となってきています。
■メリット
スポーティーカーがドライバーを満足させるための車だとすれば、ファミリーカーは家族や仲間を満足させるための車です。
そのため、ドライバーの走る楽しみへの優先度は下がるので、運転の満足感はやや低下することになります。そこは「乗ってくれる人の満足げな顔を見たり、目的地で楽しく過ごす顔を見て満足する車」と、考えを切り替える必要がありそうです。
もちろん、これまでの4ドアセダン型ファミリーカーに近い性格の車としてステーションワゴンが残っていますし、家族の人数が少なければハッチバックモデルでもファミリーカーとして使用できます。この点は、家族内での話し合いや検討が必要です。
■デメリット
ファミリーカーのデメリットとして、車種にもよるものの車自体に突出した個性がなく、いわゆるマニアックな喜びを得にくい点があります。
そのため、乗車人数などの妥協によってファミリーカーを選んだ場合、車好きなら「生きがい」のひとつを奪われたように感じてしまうかもしれません。持つ喜びや車にかけられる予算の低下などから、車のメンテナンスがおろそかになりがちです。その結果、大きな故障を誘発してしまったり、車の扱いが乱雑になってしまうことが考えられます。
もし、駐車場や予算に余裕があるようでしたら、セカンドカーとして好きな車を所有することで、このデメリットは抑えられるかもしれません。
さらに、一般的にボディサイズが大きめになるため、燃料費や維持費が高くなりますし、小さなボディサイズの車と比較すると、使用方法が同じなら燃費も悪くなりがちです。
ファミリーカーの選び方
ファミリーカーの選び方
ファミリーカーは、ユーザーのライフステージによって必要になる車です。いわば赤ちゃんのためのベビーカーのようなもので、必要があれば購入し、いらなくなったら手放す類の車です。
おおむね子どもが生まれると必要性が高まり、子ども中心に考えると、一緒に出かけしたがらなくなる思春期や、塾などへの送迎がなくなる時期に不要になります。
車はあくまでも人生に付加価値を加えるものにすぎませんから、車のために生活費などを必要以上に圧迫するのは、本末転倒といえるでしょう。また、車を買う時期には家族そろってキャンプへ…など夢はふくらみますが、意外に行かなかったりするものです。
以上のことから、ファミリーカーを所有する期間と予算を決め、乗車人数を検討し、無理のない範囲で決定するのがポイントです。
■価格と維持費
すっかり車の価格が上がりました。中型ミニバンの車両本体の価格帯は、300万円台になっています。ただ、車はこれだけでは走りません。
・自動車税:約30,000円/年
・重量税:約13,000円/年
・自賠責保険:約10,000円(24ヶ月加入の場合の1年間分)
・定期点検整備費用:約25,000円(12ヶ月点検1回と車検1回を足し、1年間当たりの負担とした金額)
・油脂類:約8,000円(6ヶ月に1回オイル交換)
これに燃料代や高速道路代なども含まれますから、維持費も大変なものです。
■最大乗車人数
車には、それぞれ定員が定められています。
まず、軽自動車は全高や室内の広さに関わらず、定員は4人です。そのため、5人以上を同時に乗せる機会がある方は、軽自動車を選択できません。
次に、多くの車が採用する2列シート5人乗りです。ところが後席中央はスペースが狭く、両側を人に挟まれるため、短時間の乗車に限られる場合がほとんどです。そのため、5人乗りとして使用できるのは、短距離短時間と考えておきましょう。
さらに大きなサイズは、3列シートモデルです。多くの場合には7人乗りか8人乗りで、7人乗りは2列目シートが3人乗り、8人乗りは3列目シートも3人乗りになっています。これらも2列シート仕様と同様、シートの中央に人が座れるのは短距離短時間と考える必要があります。
また、3列シート車の3列目を使用すると荷室が小さくなってしまうために、定員分の宿泊荷物を積載して乗車することは、現実的ではありません。
■用途に合わせたサイズ
ファミリーカーとしての主な用途は、以下が挙げられます。
・日常の買い物
・家族の送迎
・ドライブや旅行
また、乗車人数は家族構成によって変わります。子どもが3人以上いるか3世代で乗る場合には、必然的に3列シートが必要になります。ただし、3列シート車の3列目を使用すると、荷物スペースはミニマムです。そこが3列シート車の難しい点で、6~7人でキャンプ道具やスキー・スノーボードの道具を積んで出かけることは、事実上困難なのです。
すなわち、欲張って1台にみんなが乗ってどこまでも行けるように、と考えると色々無理が出てくるということ。あらかじめ用途を限定しての検討をおすすめします。6~7人での移動は短距離のみ、車でのレジャーはあきらめる、などと決めてしまうと車のサイズや価格も抑えられ、維持も楽になります。
■安全性能の高さ
安全性というと、近頃では緊急時に作動する衝突被害軽減ブレーキを思い浮かべます。この装置は、現在では車種ごとの性能の違いが小さくなっていますが、購入時には性能テストができません。これは、エアバッグやシートベルトの性能にもいえます。これらの点はメーカーを信用するとして、むしろ運転席からの視界の良さやカーブでの安定性、ブレーキコントロールの良さなどに注視して車を選ぶといいでしょう。
車の安全は、ぶつかった時の安全性やぶつかる直前の安全性以前に、事故を起こしにくくなっているか、という点から考えるべきなのです。
ファミリーカーに人気のおすすめ軽自動車5選
ファミリーカーとして軽自動車が使えるのか、という意見が出そうですが、意外に便利なんです。ただし、最大乗車人数が4人なので、4人家族かそれ以上の人数の家族の場合には、家族全員が乗車する機会がない場合に限られます。
子どもが産まれたときに中大型ミニバンを購入したものの、養育費や教育費のために軽自動車に買い替えた、という話は珍しくありません。ですから、軽自動車は現実的な選択だといえます。
■スズキ ハスラー
《画像提供:Response》〈写真提供:スズキ〉スズキ ハスラー ハイブリッドX(バーミリオンオレンジ ガンメタリック2トーン)
ハスラーは、SUVテイストを持った軽自動車です。駆動系は乗用車タイプとほぼ同等ながら地上高を高めに取ることで、悪路などでの走破性もやや高くなっています。
4WDを選択すれば、雪道などでの走破性はかなり高くなりますので、レジャー用としても大活躍してくれそうです。ボディスタイルはボクシーで、コンパクトな外寸の割には広さを感じさせる室内を実現しています。ファニーさとSUVテイストを両立しており、所有してるとなんとなく日々の生活が楽しい気分になってくる車です。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,395mm×1,475mm×1,680mm |
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ホイールベース | 2,460mm |
最大乗車定員 | 4名 |
車両重量 | 840kg |
燃費 | WLTCモード:22.6km/L |
エンジン種類 | 水冷4サイクル直列3気筒インタークーラーターボ ガソリン658cc |
エンジン最高出力 | 47kW(64ps)/6,000rpm |
エンジン最大トルク | 98N・m(10.0kg・m)/3,000rpm | モーター種類 | 直流同期電動機 |
モーター最高出力 | 2.3kW(3.1ps)/1,000rpm |
モーター最大トルク | 50N・m(5.1kg・m)/100rpm |
駆動方式 | 2WD(前2輪駆動) |
トランスミッション | CVT |
新車価格 | 1,490,000円(消費税抜) |
■スズキ スペーシア
《画像提供:Response》〈写真提供:スズキ〉スズキ スペーシアカスタム
スペーシアは、全高が特に高い「スーパートール系」に分類される軽自動車です。大型グリルを持つようになった旧型モデルから人気が高まり、現在ではスズキで最も売れている車です。
シリーズ構成は、フロントマスクがおとなしい印象の標準型と、大型グリルを持つカスタム、丸型ヘッドランプとSUV的テイストを持つギアの3種類です。いずれも両側にスライドドアを持ち、買い物・子育て・介護にと、どんな使い方にも合う軽自動車になっています。4人までの家族であれば、お子さんが成長するまで活躍してくれる車になるでしょう。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,395mm×1,475mm×1,785mm |
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ホイールベース | 2,460mm |
最大乗車定員 | 4名 |
車両重量 | 850kg |
燃費 | WLTCモード:22.2km/L |
エンジン種類 | 水冷4サイクル直列3気筒 ガソリン658cc |
エンジン最高出力 | 38kW(52ps)/6,500rpm |
エンジン最大トルク | 60N・m(6.1kg・m)/4,000rpm | モーター種類 | 直流同期電動機 |
モーター最高出力 | 2.3kW(3.1ps)/1,000rpm |
モーター最大トルク | 50kW(5.1kg・m)/100rpm |
駆動方式 | 2WD(前2輪駆動) |
トランスミッション | CVT |
新車価格 | 1,268,000円(消費税抜) |
■ホンダ N-BOX
《画像提供:Response》〈写真提供:本田技研工業〉ホンダ N-BOX
N-BOXは、言わずと知れた軽自動車販売台数ナンバー1の車種です。ボクシーなスタイルとスライドドア、そして他社の軽自動車とは一線を画した高級感のある作りの内装と比較的リーズナブルな価格設定で、購入した人を満足させる仕上がりになっています。
室内の広さと用途の広さなどの点から、背が高い軽自動車が必要になった場合には、この車を選んでおけばたいていの場合は満足できます。売れるのは当然ともいえる車で、街にはN-BOXがあふれていますが、それが気にならなければ良い選択です。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,395mm×1,475mm×1,790mm |
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ホイールベース | 2,520mm |
最大乗車定員 | 4名 |
車両重量 | 890kg |
燃費 | WLTCモード:21.2km/L |
エンジン種類 | 水冷直列3気筒横置 ガソリン658cc |
エンジン最高出力 | 43kW(58ps)/7,300rpm |
エンジン最大トルク | 65N・m(6.6kgf・m)/4,800rpm | モーター種類 | - |
モーター最高出力 | - |
モーター最大トルク | - |
駆動方式 | FF |
トランスミッション | 無段変速オートマチック(トルクコンバーター付) |
新車価格 | 1,317,000円(消費税抜) |
■ダイハツ タント
《画像提供:Response》〈写真提供:ダイハツ工業〉ダイハツ・タント
タントは、この種のスーパートール系軽自動車のパイオニア的存在です。両側スライドドアですが、左側は車体の柱をなくして開口部を広げ、乗り込みやすさに配慮した設計になっています。左側前席ドアとスライドドアを開けたときの開口部の広さは特筆もので、大きなものを載せるときにも大活躍です。
タントは昨年マイナーチェンジを実施し、カスタム系はより精悍に、そしてSUVテイストをもったファンクロスを設定しました。仮にアウトドアをしなかったとしても、家庭内に楽しい雰囲気をもたらしてくれる車です。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,395mm×1,475mm×1,755mm |
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ホイールベース | 2,460mm |
最大乗車定員 | 4名 |
車両重量 | 880kg |
燃費 | WLTCモード:26.4km/L |
エンジン種類 | 水冷直列3気筒12バルブDOHC横置 ガソリン 658cc |
エンジン最高出力 | 38kW(52ps)/6,900rpm |
エンジン最大トルク | 60N・m(6.1kgf・m)/3,600rpm | モーター種類 | - |
モーター最高出力 | - |
モーター最大トルク | - |
駆動方式 | FF(前2輪駆動) |
トランスミッション | 3要素1段2相形(ロックアップ機構付) |
新車価格 | 1,230,000円(消費税抜) |
■日産 ルークス
《画像提供:Response》〈写真提供:日産自動車〉日産ルークス
日産ルークスは、日産のスーパートール系軽自動車で、お子さんであれば室内で立てるほど全高の高さがあります。広い室内を快適にする装備として、天井にはサーキュレーターが装着され、夏場はより早く後席が涼しくなります。しかし、背が高い上に天井に重いものを搭載していることになりますので、他の車種とも比較しながら選ぶといいでしょう。
この種の車では、ルークスのおとなしすぎるデザインが気になる方がいらっしゃるかもしれません。ルークスの場合は、「ハイウェイスター」グレードが用意されており、派手さを抑えつつシャープな印象が演出され、他社のカスタム系と比較して、どなたにでも乗れる雰囲気に仕上がっています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,395mm×1,475mm×1,780mm |
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ホイールベース | 2,495mm |
最大乗車定員 | 4名 |
車両重量 | 950kg |
燃費 | WLTCモード:20.9km/L |
エンジン種類 | DOHC水冷直列3気筒 ガソリン659cc |
エンジン最高出力 | 38kW(52ps)/6,400rpm |
エンジン最大トルク | 60N・m(6.1kgf・m)/3,600rpm | モーター種類 | 交流同期電動機 |
モーター最高出力 | 20kW/1,200rpm |
モーター最大トルク | 40N・m/100rpm |
駆動方式 | 前輪駆動 |
トランスミッション | エクストロニックCVT(無段変速機) |
新車価格 | 1,330,000円(消費税抜) |
ファミリーカーに人気のおすすめコンパクトカー5選
セダン市場が縮小した今、それに代わるのはコンパクトカーです。コンパクトカーは、ミニバンと比較すると車内容積は小さいのですが、ドライバーにとっても運転する楽しみが得られやすく、事故を防ぐための安全性でも能力はより高いジャンルです。5人までの家族の方は、ぜひ検討してみましょう。
■トヨタ ヤリス
《画像提供:Response》〈photo by Toyota〉トヨタ・ヤリス 「GR SPORT」
ヤリスは、トヨタの中で最も小さなボディサイズの車種です。ガソリンエンジンとハイブリッドの二種類が設定されており、シリーズの中には今や珍しくなったM/T車もあります。
コンパクトカーの中でも、後席を短距離短時間用として割り切って小さくしており、ボディの小型・軽量化を優先させています。サイズもやや小さめなので、4~5人での乗車が少ない方や、お子さんが小さい時期向けです。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,940mm×1,695mm×1,500mm |
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ホイールベース | 2,550mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 1,060kg |
燃費 | WLTCモード:35.8km/L |
エンジン種類 | 直列3気筒 ガソリンハイブリッド 1,490cc |
エンジン最高出力 | 67kW(91ps)/5,500rpm |
エンジン最大トルク | 120N・m(12.2kgf・m)/3,800-4,800rpm | モーター種類 | フロント:交流同期電動機 リヤ:交流誘導電動機 |
モーター最高出力 | フロント:59kW(80ps) リヤ:3.9kW(5.3ps) |
モーター最大トルク | フロント:141N・m(14.4kgf・m) リヤ:52N・m(5.3kgf・m) |
駆動方式 | 前輪駆動方式 |
トランスミッション | 電気式無段変速機 |
新車価格 | 1,950,000円(消費税抜) |
■トヨタ アクア
《画像提供:Response》〈写真撮影:小林岳夫〉トヨタ アクア
アクアは、ヤリスよりもボディサイズがやや大きなクラスの、ハイブリッド専用モデルです。ハイブリッド専用モデルのため、車両の価格帯はヤリスよりもやや上になっています。一方で、エンジンやモーターなどの車を走らせる機構の構造は同一です。
また、後席のサイズはやや大きめですから、後席に人を載せる機会が多い方ならこちらをおすすめします。ヤリスのハイブリッドモデルと比較しつつ、後席に乗る方の意見を聞きながら選択するといいでしょう。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,050mm×1,695mm×1,485mm |
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ホイールベース | 2,600mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 1,130kg |
燃費 | WLTCモード:33.6km/L |
エンジン種類 | 直列3気筒 ガソリンハイブリッド 1,490cc |
エンジン最高出力 | 67kW(91ps)/5,500rpm |
エンジン最大トルク | 120N・m(12.2kgf・m)/3,800-4,800rpm | モーター種類 | フロント:交流同期電動機 リヤ:交流誘導電動機 |
モーター最高出力 | フロント:59kW(80ps) リヤ:4.7kW(6.4ps) |
モーター最大トルク | フロント:141N・m(14.4kgf・m) リヤ:52N・m(5.3kgf・m) |
駆動方式 | 前輪駆動方式 |
トランスミッション | 電気式無段変速機 |
新車価格 | 2,027,273円(消費税抜) |
《画像提供:Response》〈写真提供:ホンダ〉フィット e:HEV RS
ホンダのコンパクトカーであるフィットは、一見ヤリスやアクアと同一のクラスに見えますが、ボディサイズは一回り大きく、さらにボディ構造の工夫で室内を広くとっています。
昨年秋にマイナーチェンジを受け、エンジンの大型化とモーターのパワーアップ、シリーズ構成の変更がありました。シリーズにはハイブリッドとガソリンエンジンモデルがあり、同じボディサイズでファミリー向けのモデル、高級モデル、スポーティーモデル、SUV風モデルなど、様々なグレードを設定しています。
一部の報道で売れ行きに関するものがありましたが、実際にはファミリーカーとしての実力は確かな一台です。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,995mm×1,695mm×1,515mm |
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ホイールベース | 2,530mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 1,080kg |
燃費 | WLTCモード:18.7km/L |
エンジン種類 | 水冷直列4気筒横置 ガソリン1,496cc |
エンジン最高出力 | 87kW(118ps)/6,600rpm |
エンジン最大トルク | 142N・m(14.5kgf・m)/4,300rpm | モーター種類 | - |
モーター最高出力 | - |
モーター最大トルク | - |
駆動方式 | FF |
トランスミッション | 無段変速オートマチック(トルクコンバーター付) |
新車価格 | 1,448,000円(消費税抜) |
■日産 ノート
《画像提供:Response》〈写真提供 日産自動車〉日産 ノート 新色サーフグリーン/ダークメタルグレー 2トーン
ノートは日産のコンパクトカーで、日産の電動化戦略を担う重要なモデルです。5ナンバーサイズのノートと、3ナンバーサイズのノートオーラの2種類設定されており、ともに日産のハイブリッドシステムである、e-power仕様のみでラインアップされています。
車幅やスタイルの細かい部分は異なりますが、室内の広さはほとんど同じです。その中でもノートはシンプルな内外装なのに対し、ノートオーラはやや高級感のある内外装で、価格帯も比較的高価格帯になっています。
室内は広さよりも適度な囲まれ感が演出されており、車を単なる移動手段にしたくない方におすすめです。好みに合えば、飽きずに長く乗れる車になるでしょう。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,045mm×1,695mm×1,520mm |
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ホイールベース | 2,580mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 1,220kg |
燃費 | WLTCモード:28.4km/L |
エンジン種類 | DOHC水冷直列3気筒 ガソリン1,198cc |
エンジン最高出力 | 60kW(82ps)/6,000rpm |
エンジン最大トルク | 103N・m(10.5kgf・m)/4,800rpm | モーター種類 | 交流同期電動機 |
モーター最高出力 | 85kW(116ps)/2,900-10,341rpm |
モーター最大トルク | 280N・m(28.6kgf・m)/0-2,900rpm |
駆動方式 | 前輪駆動 |
トランスミッション | - |
新車価格 | 2,010,000円(消費税抜) |
■スズキ スイフト
《画像提供:Response》〈写真提供:スズキ〉スズキ・スイフト
スイフトは、スズキのコンパクトカーです。実質的にはガソリンエンジンモデルとみなせるマイルドハイブリッド、スズキ独自の技術でシャープな走りと燃費の向上をバランスさせたハイブリッド、そしてやや特殊なスポーツモデルのスイフトスポーツで構成されています。
また、スポーツのみボディが3ナンバーサイズですが、太いタイヤを装着するための拡大であり、室内の広さは変わりません。いずれのグレードでも走りの良さと室内の広さを両立させており、同一クラスのコンパクトカーと比較しても価格帯がやや低いこともうれしい要素です。運転好きなファミリーには、ぜひおすすめしたい一台です。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,845mm×1,695mm×1,500mm |
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ホイールベース | 2,450mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 890kg |
燃費 | WLTCモード:20.0km/L |
エンジン種類 | 水冷4サイクル直列4気筒 ガソリン1,242cc |
エンジン最高出力 | 67kW(91ps)/6,000rpm |
エンジン最大トルク | 118N・m(12.0kgf・m)/4,400rpm | モーター種類 | - |
モーター最高出力 | - |
モーター最大トルク | - |
駆動方式 | 2WD(前2輪駆動) |
トランスミッション | CVT |
新車価格 | 1,410,000円(消費税抜) |
ファミリーカーに人気のおすすめSUV5選
ミニバンに代わって、新たなファミリーカーになりつつあるのがSUVです。車種によって、コンパクトカーサイズから、大型3列シートミニバンに近い広さを得られるものも。運転する楽しみや事故を防ぐ安全性といった点で、ちょうどコンパクトカーとミニバンの間にあるといっていいでしょう。
■トヨタ ライズ
《画像提供:Response》〈写真提供:三井不動産リアルティ〉トヨタ ライズ ハイブリッド
ライズは、トヨタの最も小さなSUVです。車体はコンパクトですが、SUVならではの地上高の高さから見晴らしがよく、狭い道では取り回しの良さを感じ取れるはず。
初心者からベテランまで、どなたでも運転しやすいのが特徴なので、SUVを試してみようと思っている方や、SUVには興味はないけれども角ばったワゴン車が欲しいという方にもおすすめできます。
昨年、シリーズにハイブリッドモデルが加わりましたが、まだまだ改良途中という印象で、他のハイブリッド車のような低燃費までは期待できませんので、よく検討しましょう。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,995mm×1,695mm×1,620mm |
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ホイールベース | 2,525mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 1060kg |
燃費 | WLTCモード:28.0km/L |
エンジン種類 | 水冷直列3気筒 ガソリンハイブリッド 1,196cc |
エンジン最高出力 | 60kW(82ps)/5,600rpm |
エンジン最大トルク | 105N・m(10.7kgf・m)/3,200-5,200rpm | モーター種類 | 交流同期電動機 |
モーター最高出力 | 78kW(106ps) |
モーター最大トルク | 170N・m(17.3kgf・m) |
駆動方式 | 2WD(前2輪駆動) |
トランスミッション | - |
新車価格 | 1,975,455円(消費税抜) |
■トヨタ ハリアー
《画像提供:Response》〈写真提供:トヨタ自動車〉トヨタ・ハリアーG“Leather Package”オプション装着車
トヨタの中大型SUVであるハリアーは、いわゆる都市型SUVで、悪路走破性よりも室内の広さとスタイルを楽しむ車です。高級感のあるスタイルや内装で、購入後も高い満足感を得られる車だといえます。
売れている車だけに、2輪駆動のガソリンエンジンモデルから4輪駆動のハイブリッドモデルまで、ラインアップが充実している分、価格帯にもかなり幅があります。ハリアーの中でも、最も安価なグレードを選択すれば、ボディサイズが小さな車種の最高価格帯の予算で購入できます。ラグジュアリーなスタイルや雰囲気、比較的広い室内をお望みでしたら、ぴったりの選択です。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,740mm×1,855mm×1,660mm |
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ホイールベース | 2,690mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 1,530kg |
燃費 | WLTCモード:15.4km/L |
エンジン種類 | 直列4気筒 ガソリン1,986cc |
エンジン最高出力 | 126kW(171ps)/6,600rpm |
エンジン最大トルク | 207N・m(21.1kgf・m)/4,800rpm | モーター種類 | - |
モーター最高出力 | - |
モーター最大トルク | - |
駆動方式 | 2WD(前2輪駆動) |
トランスミッション | Direvt Shift-CVT(ギヤ機構付自動無段変速機) |
新車価格 | 1,975,455円(消費税抜) |
■ホンダ ヴェゼル
《画像提供:Response》〈写真撮影:内田俊一〉ホンダ・ヴェゼル新型
ヴェゼルは、現在のSUVブームを作った車の代表ともいえる一台です。比較的小ぶりなボディサイズに高級感のある内外装で、お買い得感の高いモデルだといえます。
2021年のフルモデルチェンジで、初代の親しみがわくファニーなスタイルから、ラグジュアリーなスタイルに大変身しました。
ハイブリッドシステムも新型に切り替わり、基本的にモーターで走行するように。静かで力強い走行が可能になり、スムーズさがより増しています。最近、ホンダからよりボディサイズが大きなZR-Vが登場しましたが、それでもなおヴェゼルは魅力を失っていません。リーズナブルに高級感を味わえる車としておすすめです。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,330mm×1,790mm×1,580mm |
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ホイールベース | 2,610mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 1,250kg |
燃費 | WLTCモード:17.0km/L |
エンジン種類 | 水冷直列4気筒横置 ガソリン1,496cc |
エンジン最高出力 | 87kW(118ps)/6,600rpm |
エンジン最大トルク | 142N・m(14.5kgf・m)/4,300rpm | モーター種類 | - |
モーター最高出力 | - |
モーター最大トルク | - |
駆動方式 | FF |
トランスミッション | 無段変速オートマチック(トルクコンバーター付) |
新車価格 | 2,072,000円(消費税抜) |
■スバル フォレスター
《画像提供:Response》〈写真提供:SUBARU〉スバル フォレスター XT-エディション
今や数が少なくなってしまった、本格派SUVであるフォレスターは、4輪駆動を名乗り、実際に常時4輪を駆動している数少ない車で、悪路走破性に長けています。
悪路は走行しないという方でも、都市部の雪道や雨の日の山道で、高い安定性を感じられるでしょう。ハイブリッドのe-BOXERシリーズが中心ながら、フォレスター伝統のターボエンジンモデルが復活し、スバル車らしさがよみがえってきました。
半面、いずれのモデルでも燃費の上では他社のハイブリッドモデルにはおよびません。しかし、フォレスターは燃料代の差額以上の楽しみを与えてくれ、特に都市部にお住まいの活動的な方に、ぜひおすすめしたい車です。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,640mm×1,815mm×1,715mm |
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ホイールベース | 2,670mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 1,620kg |
燃費 | WLTCモード:18.6km/L |
エンジン種類 | 水平対向4気筒 ガソリン1,995cc |
エンジン最高出力 | 107kW(145ps)/6,000rpm |
エンジン最大トルク | 188N・m(19.2kgf・m)/4,000rpm | モーター種類 | 交流同期電動機 |
モーター最高出力 | 10kW(13.6ps) |
モーター最大トルク | 65N・m(6.6kgf・m) |
駆動方式 | AWD(常時全輪駆動) |
トランスミッション | リニアトロニック(マニュアルモード付)前進無段 後退1速 |
新車価格 | 2,720,000円(消費税抜) |
■日産 キックス
《画像提供:Response》〈写真提供:日産自動車〉日産 キックス
キックスは、日産の中型SUVで、写真ではコンパクトにまとまって見え、ホンダの旧型ヴェゼルに近いサイズのように感じますが、実際にはより大きなサイズです。
室内は広く、明るい内装色を選択すれば、さらに広々感が増します。動力系統には、日産のe-POWERシステムが搭載されています。エンジンは発電機を回すことに徹し、モーターで走行。そのため、エンジンの排気量は小さくてもモーターならではの静かで力強い走りが可能で、さらに低燃費を両立させています。
2022年、後輪にもモーターを追加した4輪駆動モデルが設定され、さらに活動的な車になりました。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,290mm×1,760mm×1,605mm |
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ホイールベース | 2,620mm |
最大乗車定員 | 5名 |
車両重量 | 1,480kg |
燃費 | WLTCモード:19.2km/L |
エンジン種類 | DOHC水冷直列3気筒 ガソリン1,198cc |
エンジン最高出力 | 60kW(82ps)/6,000rpm |
エンジン最大トルク | 103N・m(10.5kgf・m)/4,800rpm | モーター種類 | 交流同期電動機 |
モーター最高出力 | フロント:100kW(136ps)/3,410-9,697rpm リヤ:50kW(68ps)/4,775-10,259rpm |
モーター最大トルク | フロント:280N・m(28.6kgf・m)/0-3,410rpm リヤ:100N・m(10.2kgf・m)/0-4,775rpm |
駆動方式 | 4輪駆動 |
トランスミッション | - |
新車価格 | 2,783,000円(消費税抜) |
ファミリーカーに人気のおすすめミニバン5選
近年ミニバン市場が縮小しているとの報道はありますが、それでもまだまだミニバンはファミリーカーの王道です。
3列シートや大きな荷室、隣の車にぶつけにくいスライドドアと、子育て世代や3世帯家族にマッチしたジャンルといえます。特にベビーカーの搭載性では、最も適しています。
一方、運転の楽しみや車そのものの楽しみは得にくい車種といえるので、それぞれの家庭の事情や予算、考え方で選択するといいでしょう。
■トヨタ アルファード
《画像提供:Response》〈写真提供:トヨタ自動車〉トヨタ アルファード 特別仕様車 S タイプゴールドIII(7人乗り・2WD・ホワイトパールクリスタルシャイン)
言わずと知れた、トヨタの高級大型ミニバンです。エンジンで分類すると、2,500ccエンジンと2,5,00ccエンジンのハイブリッド、3,500ccエンジンの3系統が設定されています。
大型ボディゆえに、乗る人全員が快適に移動できます。価格帯は全体的に高価格帯寄りですが、2,500ccのエンジンモデルを選択すれば、普通のファミリーでも手が届く価格帯になってきます。大家族で3列目のシートを使わないと全員が乗車できない場合や、4人でぜいたくな移動を楽しみたい場合には、これしかない!といえる選択です。
半面、大型ボディによる燃費の悪化問題があるので、予算や収入などを考慮して、十分に検討しましょう。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,950mm×1,850mm×1,935mm |
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ホイールベース | 3,000mm |
最大乗車定員 | 8名 |
車両重量 | 1,940kg |
燃費 | WLTCモード:10.6km/L |
エンジン種類 | 直列4気筒 ガソリン2,493cc |
エンジン最高出力 | 134kW(182ps)/6,000rpm |
エンジン最大トルク | 235N・m(24.0kgf・m)/4,100rpm | モーター種類 | - |
モーター最高出力 | - |
モーター最大トルク | - |
駆動方式 | 前輪駆動方式 |
トランスミッション | 自動無段変速機(Super CVT-i) |
新車価格 | 3,582,728円(消費税抜) |
■トヨタ ヴォクシー
《画像提供:Response》〈写真提供:トヨタ自動車〉トヨタ・ヴォクシー
ヴォクシーは、ボディサイズだとアルファードの下のクラス。2022年フルモデルチェンジを受け、ボディ構造とエンジンを一新しました。もちろん、ハイブリッドモデルも設定されています。
アルファード同様に3列目シートが設定されますが、ボディサイズが小さい分、各席の広さはやや狭くなります。特に3列シートは、快適に過ごそうとすると積める荷物が少なくなり、荷物をたくさん積むと3列目のシートが狭くなるか使えなくなる、という状態に。そのため、人も荷物も満載して移動する機会があるかどうかが検討のポイントとなりそうです。
ファミリーカーとしては標準的な価格とボディサイズなので、お子さんが産まれる時期に購入し、お子さんが成長して一緒にでかける機会が減る時期まで、これ一台で長く使用できるでしょう。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,695mm×1,730mm×1,895mm |
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ホイールベース | 2,850mm |
最大乗車定員 | 7名 |
車両重量 | 1,610kg |
燃費 | WLTCモード:15.0km/L |
エンジン種類 | 直列4気筒 ガソリン1,986cc |
エンジン最高出力 | 125kW(170ps)/6,600rpm |
エンジン最大トルク | 202N・m(20.6kgf・m)/4,900rpm | モーター種類 | - |
モーター最高出力 | - |
モーター最大トルク | - |
駆動方式 | 2WD(前輪駆動方式) |
トランスミッション | Direct Shift-CVT(ギヤ機構付自動無段変速機) |
新車価格 | 2,809,091円(消費税抜) |
■ホンダ ステップワゴン
《画像提供:Response》〈写真提供:ホンダアクセス〉ホンダ ステップワゴン
ステップワゴンは、ヴォクシーと同クラスのホンダのミニバンです。2022年フルモデルチェンジされ、シンプルでクリーンなスタイルの「AIR」と、シャープな顔立ちと意匠が特徴の「スパーダ」の二本立てとなりました。特にAIRのスタイルは他車では得られない特徴で、ギラギラしたメッキがなく、新しい感覚のスタイルだといえます。
エンジンシステムは、ホンダ独自のモーター走行を中心としたハイブリッドシステムと、1,500ccターボエンジン車の二本立てです。他社のミニバンと比較すると排気量の小ささが気になってしまうかもしれませんが、ハイブリッドはモーターが十分な出力を発揮し、ガソリンエンジンモデルもターボによって十分なパワーを持っています。どちらもミニバンとして十分な走行性能を発揮しますので、安心してください。
一部で売れ行きに関する報道がありましたが、気にすることなく検討して問題ありません。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,800mm×1,750mm×1,840mm |
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ホイールベース | 2,890mm |
最大乗車定員 | 7名/8名 |
車両重量 | 1,710kg |
燃費 | WLTCモード:13.9km/L |
エンジン種類 | 水冷直列4気筒横置 ガソリン1,496cc |
エンジン最高出力 | 110kW(150ps)/5,500rpm |
エンジン最大トルク | 203N・m(20.7kgf・m)/1,600-5,000rpm | モーター種類 | - |
モーター最高出力 | - |
モーター最大トルク | - |
駆動方式 | FF |
トランスミッション | 無段変速オートマチック(トルクコンバーター付) |
新車価格 | 2,726,000円(消費税抜) |
■ホンダ フリード
《画像提供:Response》〈写真提供:本田技研工業〉ホンダ フリード ハイブリッド G(FF/6人乗り)(プレミアムクリスタルブルー・メタリック)
フリードは、ホンダの小型ミニバンです。ボディサイズこそ小型ではあるものの、ボディ構造の工夫や比較的角ばったスタイルのために、広い室内空間を確保。上級クラスのステップワゴンほどではありませんが、3列シートのグレードも用意されています。
動力システムは、1,500ccガソリンエンジンと1,500ccエンジンのハイブリッドシステムの二本立てです。フルモデルチェンジが噂されていますが、完成度が高いので、モデルチェンジ前でもおすすめできます。というのも、この車が搭載する旧型のハイブリッドシステムは、アクセルペダルを踏む足とエンジンが直結しているかのようなダイレクト感が味わえるためです。
ミニバンとしての人を乗せる機能と運転を楽しめる機能が兼ね備えられた車は、なかなかありません。ぜひ、試乗してみてください。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,265mm×1,695mm×1,710mm |
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ホイールベース | 2,740mm |
最大乗車定員 | 6名 |
車両重量 | 1,350kg |
燃費 | WLTCモード:17.0km/L |
エンジン種類 | 水冷直列4気筒横置 ガソリン1,496cc |
エンジン最高出力 | 95kW(129ps)/6,600rpm |
エンジン最大トルク | 153N・m(15.6kgf・m)/4,600rpm | モーター種類 | - |
モーター最高出力 | - |
モーター最大トルク | - |
駆動方式 | FF |
トランスミッション | 無段変速オートマチック(トルクコンバーター付) |
新車価格 | 2,069,000円(消費税抜) |
■日産 セレナ
《画像提供:Response》〈写真提供:日産自動車〉日産 セレナ ハイウェイスターV
セレナは、日産のベストセラーミニバンで、2022年末にフルモデルチェンジを受けたばかり。フルモデルチェンジの内容は、フロントマスクの刷新、車体の改良、ハイブリッド車のエンジン変更、運転支援システムのプロパイロット2.0の搭載です。今回のフルモデルチェンジは改良のためというよりも、熟成と機能の向上、価格上昇の抑制をバランスよくミックスしたものだとされています。
旧型と比較して、とびぬけて大きく変更された点はありません。しかし、特にガソリンエンジンの標準的なモデルを選択すると、車両本体価格をかなり抑えつつ、広い室内を得られます。この点でも、ファミリーのミニバンを目指してきたセレナの良心が活きています。中型ミニバンを検討している方は、ぜひ試乗と見積りをしてみましょう。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,690mm×1,695mm×1,870mm |
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ホイールベース | 2,870mm |
最大乗車定員 | 8名 |
車両重量 | 1,670kg |
燃費 | WLTCモード:13.4km/L |
エンジン種類 | DOHC水冷直列4気筒 ガソリン1,997cc |
エンジン最高出力 | 110kW(150ps)/6,000rpm |
エンジン最大トルク | 200N・m(20.4kgf・m)/4,400rpm | モーター種類 | - |
モーター最高出力 | - |
モーター最大トルク | - |
駆動方式 | 前輪駆動 |
トランスミッション | エクストロニックCVT(無段変速機) |
新車価格 | 2,517,000円(消費税抜) |
まとめ
《画像提供:Response》〈写真撮影:青山尚暉〉新旧のセレナ
ファミリーカーは、家族が主役の車です。しかし、ドライバーが運転しにくい車では、家族の安全が確保できません。また、子育て世代には養育費や教育費、介護費など、様々な出費があります。趣味のための車と異なるのは、自分だけでなく、家族全体の生活スタイルや用途まで考慮したうえで車を維持管理していかなければならないことです。ファミリーカーには、様々なバランスや妥協が必要になるので、メーカーも苦労しながら車種の設定をしています。
長い間、ファミリーカー=ミニバンの時代が続いていましたが、室内の広さのみを求めるのでなければ、選択肢も広がってきています。その現れが、スーパートール系軽自動車やSUVの流行です。「子どもが産まれたら車は〇〇に」と決めてかかることなく、将来かかる費用や生活への彩りなどを考えながら、幅広い車種の中からお気に入りの車を見つけてください。
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よくある質問
■子どもと一緒にキャンプにいくにはミニバンがいい?
お子さんが小さいうちは、ベビーカーなどかさばる荷物も多いので、ミニバンもいいでしょう。しかし、ちょっと待ってください。小さなお子さんを連れてキャンプ場に行く機会は、本当にあるでしょうか?家族みんながアウトドア好きになるとも限りません。これからお子さんの教育費もかかります。家族みんなのキャンプを夢見て大型ミニバンを買ったものの、教育費のために軽自動車に買い替えた…などという話もあちこちで聞きます。購入を急ぐより、まずはレンタカーなどでお試ししてみてはいかがでしょうか。
■背が高い軽自動車はターボ付きの方がいい?
もちろん、ターボなしでも十分に走れます。しかし、家族全員が乗車し山道や高速道路を走ると、ターボなしでは走りに余裕がない上に、燃費もかなり悪化します。場合によっては、ターボの方がよくなる場合もあるかもしれません。もちろん、普段の走行も含めてターボの方が走りに余裕があります。よく試乗して、安さ以外の点も考慮してエンジンを選択するといいでしょう。
■ファミリーカーはなぜミニバン?
ファミリーカーに、ミニバンを選ばなければならないという決まりはありません。しかし、2000年頃からファミリーカーにミニバンを選ぶ人が増えたのは事実です。理由はいくつかありますが、「チャイルドシートやベビーカーの搭載性」「一回の買い物で購入するものが増えた」「時には両親も一緒に楽しくドライブ」などの条件を満たしたのが理由だと推察されます。最近ではSUVを購入して趣味性を満たす人や、好きなセダンでやりくりする人もいます。しかし、家族によって車の必要性や用途はそれぞれです。室内が広い車を買ったものの全員で移動する機会がほとんどない場合や、ボディサイズの大きさから奥さんが運転できなかったり、養育費や教育費のために軽自動車に買い替えた、などの話も聞きます。ですから、家族が増えたからといって必ずしもミニバンにする必要はないのです。