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ハイブリッド車とは?メリット・デメリット タイプ別おすすめも紹介

ハイブリッド車とは?メリット・デメリット タイプ別おすすめも紹介

ハイブリッドカーという名前は広く知られていますが、定義やメリット、デメリットなどは良くわからないという方も多いのではないでしょうか。本記事では、ハイブリッド車の特徴やメリット・デメリットについてまとめています。タイプ別のおすすめハイブリッド車、価格や中古車価格についても解説しています!(※2020年5月更新しました)

⏳この記事は約3~4分で読めます。


そもそもハイブリッド車とは?特徴とその仕組み

そもそもハイブリッドという言葉は「複数のものを組み合わせたもの」というような意味を持っています。

ハイブリッド車にも本来は機構の違いにより様々な種類が存在しますが、実質的には1997年にトヨタが世界で初めて量産した「プリウス」に採用されているエンジン+電気モーターによるハイブリッドが一般的です。
つまりガソリンで動くエンジンと電気で動くモーターの二つの動力源をもつことから、ハイブリッド車という名前がついています。

プラグインタイプではない通常のハイブリッド車は、ガソリンを入れるだけで車が自ら発電も行うため、コンセントなどからの充電を必要としません。

つまりハイブリッド車であっても燃料はあくまでもガソリンなのですが、一般的には機構の違いを示すため従来型の車は「ガソリン車」、エンジンとモーターを搭載した車は「ハイブリッド車」と呼ばれます。

トヨタのプリウスが大ヒットを記録!

このハイブリッド車はプリウスの誕生とヒットがきっかけとなり、多くのバリエーションが誕生し市販されています。

最近では日産から発売された「ノートe-POWER」が特徴的で、エンジンは発電のみに使用され完全にモーターのみで走行する「シリーズ式ハイブリッド」と呼ばれるシステムを搭載しています。
鉄道車両では昔からあったシステムですが、自動車ではこれが初めてとなりました。

エンジンは効率の良い回転数で発電を行い、走行は高いトルクでスムースなモーターのみで、その走行フィーリングは独特です。

100%電気(モーター)で走るのに、燃料は100%ガソリンという不思議な車は日産の大ヒットとなりました。

またホンダのフィットやCR-Zなどは「パラレル式ハイブリッド」が採用され、これは基本的にエンジンで走行しモーターはそのアシストをするというタイプです。

機構がシンプルでコストも抑えられるため同様の機構が様々なメーカーで採用されています。
マイルドハイブリッドと呼ばれる方式も普及しており、通常は電気を発電するオルタネーターを強化することでモーターとしてのエンジンアシストにも使えるようにしたものです。

軽自動車やコンパクトカー、ミニバンなどに採用されることが多く、車両価格をほとんど上昇させることなくハイブリッドの恩恵を受けることができます。

そしてこの良いところを組み合わせたシステムが「シリーズ・パラレル式ハイブリッド」と呼ばれるものでトヨタのプリウスやアクアがこの方式です。

トヨタのプリウスなどに採用されているハイブリッドシステムは、エンジンとモーターという異なる特性を持つ動力源を高度に制御して非常に高い燃費性能を誇っています。

ハイブリッド車といえばトヨタと呼ばれるほどの地位を築き上げた功績は大きく、先進のシステムが搭載されています。

しかしシステム価格が高く車両価格も高めになってしまうため、マイルドハイブリッドのようなシステムもライフスタイルや車への予算に応じて選択することが重要です。

燃費は普通の車と比べるとどうなの?

ハイブリッド車の最大の目的は、なるべくガソリンを消費せずに多くの距離を走ることです。

これにより「低燃費の実現」をすることでランニングコストを低減するだけでなく環境にも優しいエコな車として高く評価されます。

ハイブリッドシステムにより燃費の改善効果には大きな差がありますが、およそ従来型のガソリン車の2倍の燃費性能となっています。

かつてはガソリン1Lあたり15~18kmほど走れば燃費の優秀な車として評価されました。
しかし現代でその燃費では平凡で普通な燃費を言われてしまいます。

その背景には車体の軽量化やエンジン性能の向上、ハブベアリングなどのローフリクション(低抵抗)化など様々な努力により改善が進められています。

現代ではハイブリッドシステムをまったく持たない車でも25km/L以上の燃費を実現しています。
スズキのアルトは簡易的なハイブリッドシステムであるエネチャージを搭載したモデルでは約37km/L、非搭載のモデルでも約27km/Lという驚異的な燃費を実現しています。

またマイナーチェンジ前のプリウスのEグレードはJC08モードにおいて40.8km/Lというカタログ燃費を実現しています。

実際には燃費を稼ぐために独自の軽量化や装備の簡略化が行われた「燃費スペシャル」と呼ばれることもあるグレードですがそれを差し引いても素晴らしい燃費性能だと言えます。

時代は世界的にエコをテーマに掲げ、低燃費化を進めていますので今後はハイブリッド車が当たりまえになり、電気自動車や燃料電池車が一層普及してくると思われます。

ハイブリッド車のメリット・デメリット

現代ではかなり普及してきたハイブリッド車。そのメリットとは単純に燃費性能だけなのでしょうか?
また良いことだらけでデメリットは存在しないのでしょうか?

より本質的なハイブリッド車の秘密をメリットとデメリットに分けて詳しく解説します。

ハイブリッド車のメリットはとにかく燃費がいい!

ハイブリッド車の最大のメリットはその目的でもある低燃費化によるランニングコストの低減です。

ガソリン価格も高騰傾向であり、自動車の燃料費はその車の燃費性能に非常に多く依存しています。
実燃費リッター5km/Lの車とリッター30km/Lの車では単純に6倍もの差がついてしまい、毎月ガソリン代として1万円使っていた場合には、半年で1万円になるということです。

最近は嘘のような本当の話ですが、「しばらく給油していない」という感覚が普通になってきているようです。

確かに週末に街乗りのみという方は数か月給油しなくても良いくらい燃費が良くなってきていると言えます。

ハイブリッド車はその燃費性能の高さから「エコカー減税」の対象となる場合もあります。

またハイブリッド車のメリットとしてモーター走行による騒音の少なさや走りのスムースさがあります。

深夜に帰宅する場合には一部の車に装備されている「EVモード」と呼ばれるものが重宝します。
これは完全に100%モーターで走行をすることでエンジンを停止し、ほぼ無音で走行することができます。

ハイブリッド車のデメリットは価格が高いこと

そんなハイブリッド車のデメリットは車両価格が高いということです。
シンプルなガソリン車に比べ、モーターとバッテリー、それを制御するコンピューターと配線等が必要となるため確実に製造コストが上昇します。

例えばトヨタのアルファードにはガソリン車とハイブリッド車の両方が用意されていますが、代表的なグレードでそれぞれの価格差は約100万円にもなります。

そして年間のガソリン代の差は約7万円(年間10,000kmで試算)で、エコカー減税などのメリットを加味しても損益分岐点は10万kmを超えてしまいます。

つまり単純計算ではアルファードハイブリッドは10万km以上乗らないと車両価格の差は回収出来ないということになります。

日産のノートもガソリン車とe-POWER(シリーズ式ハイブリッド車)を比較するとe-POWERは15万km以上乗らないと元が取れない(損益分岐点に達しない)計算となります。

参考記事

もちろんエコであることは間違いないですが、もっと本質的なことを指摘するならばハイブリッド車にするためにモーターやバッテリーを製造して車両に搭載、最終的には廃棄されることを考えると、自動車の生産から廃車までのCO2の排出量などにおいてエコなのかは疑問が残るともいえます。

ハイブリッド車はトルクの大きいモーターによるスムースで力強い加速が手に入る一方で、計算上は車両価格の差を回収するために相当な距離を走らないといけないということも浮き彫りとなりました。

またモーターの故障やハイブリッドシステムの複雑さによる故障、バッテリーの劣化など実際にはシンプルなガソリン車よりも故障リスクや修理代のリスクが高い面もあると言えます。

このあたりのデメリットも十分に理解して車を選ぶ必要があるでしょう。

タイプ別 おすすめハイブリッド車10選

ハイブリッド車は数年前に比べて非常にラインナップが増えました。
ハイブリッド車=プリウスというイメージはまだ根強くありますが、意外とたくさんの車種にハイブリッド車は用意されています。

様々な点を考慮して、ベストバイのハイブリッド車を各カテゴリー別にピックアップしました。
ライフスタイルに合ったお好みのハイブリッド車選びの参考にしてください。
(※情報は2019年現在のもの)

SUV① ホンダ ヴェゼルハイブリッド

ランドクルーザーのような本格的なオフロード性能は要らないけれど、アクティブに山や海に出かけたい、冬はスノボにも行く!という場合におススメなボディタイプがSUV(スポーツユーティリティビークル)です。

その中でも市街地ユースをメインにしたモデルとオフロード性能の高いモデルがあります。シティーユースでおすすめのハイブリッドSUVはホンダのヴェゼル ハイブリッドです。3ナンバーサイズながらも短い全長で取り回しやすく、何よりも27km/Lという燃費の良さが目立ちます。

これはコンパクトカーのフィットハイブリッドのコンポーネンツをベースとしていることで軽量かつ効率の良いハイブリッドシステムを搭載出来ていることが貢献しています。

FF車と4WD車を両方ラインナップしていますので、本格的なオフロードは走らないけれど冬は雪道が心配!といった場合には4WDモデルを選ぶと良いでしょう。(4WD車の燃費は23.2km/L)

ホンダの売れ筋車種でもあり、先進の安全システムや運転支援システムも魅力的です。

新車価格 246~292.6万円
参考中古車価格 118~328万円
参考URL: https://www.honda.co.jp/VEZEL/webcatalog/type/hybrid/

SUV② トヨタ ハリアーハイブリッド

シティー派SUVとして確固たる地位を築き上げた車がトヨタのハリアーです。

押し出し感の強いグリルデザインと流麗なボディは首都高やベイエリアなどの景色にとてもマッチします。

女性からの人気も高く、自分で運転するというよりは助手席に乗りたい車ということでしょう。ハイブリッド車であるハリアーハイブリッドの燃費も良好で21.4km/Lを誇ります。

特徴的なE-FOURと呼ばれる四輪駆動システムはフロントとリヤそれぞれに専用モーターをレイアウトすることでトルクフルな加速とスムースな走行性能を両立しています。

新車価格 361~495万円
参考中古車価格 59~450万円
参考URL: https://toyota.jp/harrier/?padid=ag341_from_harrier_navi_top

軽自動車① スズキ ハスラー

軽自動車と言うばワゴンRと言いたいところですが、ワゴンRは誰もが認める優秀な車です。

今回はあえて見た目もPOPなハスラーを紹介します。

ハスラーもワゴンR同様にS-エネチャージと呼ばれる簡易的なハイブリッドシステムを装備しています。

オルタネーターとリチウムイオンバッテリーを搭載し、燃費は32km/lという素晴らしい数値を誇ります。

ワゴンRもほぼ同等のスペックで高い評価を得ていますが、ハスラーはSUVのような遊び心溢れるスタイルに快適な室内空間や走行性能、燃費性能をうまくバランスさせておりおすすめの一台となっています。

新車価格 110~173万円
参考中古車価格 49~245万円
参考URL: https://www.suzuki.co.jp/car/hustler/

軽自動車② スズキ アルト

軽自動車という枠に留まらず、極めて経済的な車だと言えます。

ハスラーやワゴンRと同様にS-エネチャージを搭載しながらも低価格なLグレードの2WD車の場合ですが、燃費は37.0km/Lを記録して車両本体価格は税込みで¥894,240です。今やリッター37kmのハイブリッド車が税込み90万円を切る価格で購入できるということが驚きです。

技術的には車両重量わずか650kgという数値にも驚きを隠しえません。これは旧規格の小さいボディサイズの軽自動車に迫る超軽量ボディと言えます。

軽さと必要最低限の装備は、移動手段としての車の本来のあるべき姿を具現化しているともいえます。豪華な装備はありませんが、シンプルさと経済性を追求する方にはおすすめの一台です。

新車価格 72.3~126万円
参考中古車価格 0.1~129万円
参考URL: https://www.suzuki.co.jp/car/alto/

ミニバン① トヨタ ヴォクシー(ノア/エスクァイア) ハイブリッド

トヨタのミドルクラスミニバンとして良く売れているヴォクシー3兄弟です。
ハイブリッド車をテーマとしているので経済性や実用的なメリットを重視した際にアルファードやヴェルファイアでは車体も大きくハイブリッド車の価格差を回収するのには相当な距離を走る必要があります。

ヴォクシーの場合は23.8km/Lとミニバンとしては優秀な燃費でもちろんレギュラーガソリンでOKです。

室内もスクエアなボディデザインのおかげで見た目以上に広くなっています。

あえてデメリットを挙げるならばパワーが少なく出足はモーターのトルクで良いものの「遅い」と感じることがあるかもしれません。

だからといってアクセルを強く踏み込んでしまうと燃費も一気に悪化してしまいますので高速走行が多い方には向いていません。

ノアはよりおとなしい万人向けのプレーンなデザインで、エスクァイアは高級感のあるデザインを採用しています。基本性能はこの3兄弟で大きく異なりません。

新車価格 300~328万円
参考中古車価格 0.1~398万円
参考URL: https://toyota.jp/voxy/

ミニバン② ホンダ ステップワゴンハイブリッド

ホンダのステップワゴンは初代から数えて現行型で5世代目にあたります。ハイブリッドモデルはアコードやオデッセイ同様の「i-MMD」と呼ばれるハイブリッドシステムを搭載しています。

これは基本的にはエンジンは発電メインで稼働し、通常はモーターで走行、高速走行時などにエンジンも直結駆動するというシステムです。

シンプルながら複雑な制御により高い燃費性能とパワフルな加速を実現しています。

ステップワゴンもミドルクラスのミニバンですが、クラストップレベルのパワーと燃費性能を両立しており、パワーはシステムとして215馬力を発揮しています。

それでいて燃費も25.0km/Lと非常に優秀です。

車両価格はやや高めですが、街乗りから遠出まで幅広く快適に使えるミニバンとしてはおすすめのハイブリッド車といえます。

新車価格 313~399万円
参考中古車価格 0.7~329万円
参考URL: https://www.honda.co.jp/STEPWGN/

セダン① トヨタ プリウス

古典的なセダンの定義としては車室とトランクルームが分かれている必要がありますが、トヨタもセダンとして展開しており5ドアハッチバックセダンというカテゴリーにあたるためプリウスを改めてご紹介します。
おすすめのハイブリッド車にプリウスが存在しないという訳にはいきません。

現行型で3代目となるトヨタ プリウスはPHV(プラグインハイブリッド)や4WD車もラインナップされ、サスペンションも4輪独立懸架になるなどシャシー面でのバージョンアップも図られています。
ハイブリッド車のパイオニアとして先進の動力性能とインターフェースを備えており、万人におすすめ出来る車です。

個性的なデザインがネックになっていましたが、最近のマイナーチェンジでより親しみやすいデザインになり人気となっています。

新車価格 251~347万円
参考中古車価格 5~540万円
参考URL: https://toyota.jp/prius/

セダン② トヨタ カムリ

セダンと言えばトヨタ クラウン(ハイブリッド)をご紹介しようと思いましたが、クラウンの燃費は23.2km/Lで価格も400万円を超えてますので走りの良さは素晴らしいものがありますが、ここでは車格としては下位モデルのカムリをご紹介します。

カムリは北米で大ヒットしているモデルで、今回のフルモデルチェンジでは若々しいスポーティなデザインが特徴になっています。

全車ハイブリッド車となり、33.4km/Lの燃費も優秀で、価格も300万円台前半から選べるなどコストパフォーマンスに優れています。プリウスよりも格上の2.5Lガソリンエンジンと組み合わせることで力強い走りも魅力です。

新車価格 329~434万円
参考中古車価格 18~512万円
参考URL: https://toyota.jp/camry/

4WD① スバル フォレスター(e-BOXER)

人気の4WDハイブリッドにはトヨタのハリアーハイブリッドや日産のエクストレイルハイブリッド、レクサスのNXやRXのハイブリッドモデルなどがあります。

しかしこれらはあくまでも街乗りを基本的なシチュエーションとして想定したモデルで本格的な4WD性能は備えていません。

悪路や雪深い場所、砂浜にような場所やキャンプで河原まで車で行くにはロードクリアランス(車体と地面までの距離)も大きい車が向いています。そこでおすすめなのがスバルのフォレスターのadvanceグレードです。

このグレードのみ2Lのガソリンエンジンにモーターを組み合わせた「e-BOXER」が採用されています。

最低地上高220mmを確保したハイブリッド車は国産モデルではフォレスターのみです。

燃費は18.6km/Lと非常に優秀というレベルではありませんが、通常のガソリンモデルよりも4km/Lも燃費が向上しています。

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