トップへ戻る

プラグインハイブリッド車(PHEV)のメリットとデメリット。代表車種3選を紹介

プラグインハイブリッド車(PHEV)のメリットとデメリット。代表車種3選を紹介

車の購入を検討しているけど、PHEVと呼ばれるプラグインハイブリッド車とは一体どういうものなのか、気になっている人も多いのではないでしょうか。ここでは、プラグインハイブリッド車(PHEV)のメリットとデメリット、そして代表的な車種を紹介します。

[PR]本ページはプロモーションが含まれています
⏳この記事は約3~4分で読めます。


プラグインハイブリッド車(PHEV)とは

プラグインハイブリッド車(PHEV)とは?

プラグインハイブリッド車(PHEV)とは?

プラグインハイブリッド車(PHEV)とは、プラグを用いてバッテリーに直接充電する車のことで、「Plug-in Hybrid Electric Vehicle」を略して「PHEV」とも呼ばれます。

ガソリンと電気で動くハイブリッド車に、外部充電機能を搭載しているので、ガソリン車と電気自動車の両方のメリットを兼ね備えていることから、次世代を担うエコカーとして注目を集めています。

電気自動車(EV)との違い

電気自動車(EV)との違いは?

電気自動車(EV)との違いは?

電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド車(PHEV)の違いは、電気自動車は、燃料が電気のみなのに対し、プラグインハイブリッド車は、ガソリンと電気の2つの燃料を使用します。

さらに、プラグインハイブリッド車は走行中の充電が可能で、こちらも電気自動車(EV)との大きな違いです。

また、電力を貯めるバッテリーの大きさにも違いがあります。

電気自動車が搭載しているバッテリーの平均が1kWh前後なのに対して、プラグインハイブリッド車の平均は、10kWh〜20 kWh前後です。この平均差から見ても、プラグインハイブリッド車の方がバッテリー容量が大きく、持ちが長いことがわかります。

プラグインハイブリッド車のメリット

プラグインハイブリッド車のメリット

プラグインハイブリッド車のメリット

プラグインハイブリッド車には5つのメリットがあります。その5つが以下です。

1.燃費が良い
2.走りながら充電できるので長距離運転に適している
3.外部からの充電が可能
4.静かで騒音や排ガスの心配がない
5.災害時に電源として使用できる

どれも車を選ぶ上で重要なポイントとなるので、ひとつずつチェックしていきましょう。

燃費が良い

ハイブリッド車(HEV)を進化させたプラグインハイブリッド車は、バッテリーの容量が大きく、普段は電気自動車としても利用できます。そのため、ガソリン代を抑えられ、なおかつ電気とガソリンの使い分けができるので、燃費が良いというメリットがあります。

トヨタ プリウスPHV A プレミアムを参考に見てみると、通常走行とEV走行では以下のような数字になり、電気を使用した方が約2倍の距離を走行できることがわかります。

トヨタ プリウスPHV A プレミアムの燃費例
通常走行:30.3 km/L
EV走行:60 km

ガソリンと電気を使い分け、EV走行中は、排気ガスが出ないので、環境にやさしく経済的です。

(2022年4月現在 トヨタ公式サイトより)

走りながら充電できるので長距離運転に適している

プラグインハイブリッド車は、充電した電気で走行し、残量に応じて充電モードに切り替わるので、走りながら充電することができます。

ガソリン車や電気自動車は、ガソリンや電気の残量が気になりますが、プラグインハイブリッド車は充電・発電が可能なので、外出先で充電スポットを気にすることなく、安心して長距離運転を楽しめます。

また、スイッチ操作によって充電した電池を走行用に変える機能がついているのも、プラグインハイブリッド車の大きな特徴のひとつといえます。

外部からの充電が可能

プラグインハイブリッド車は、コンセントをプラグにさす外部充電機能があるため、サービスエリアや道の駅、コンビニや駐車場などに設置された充電スポットで充電することもできます。

充電スポットは全国に約18,270箇所設置され、今後も増えていくことが想定されます。これらの充電スポットは専用のアプリをダウンロードすれば、検索も可能です。

充電方法は、コンセントをつなぐ普通充電と、充電スポットを利用する急速充電があります。それぞれの充電時間の目安は以下をご覧ください。

普通充電 急速充電
場所の違い 自宅など 公共
充電時間の目安 約8時間 約15分

普通充電の場合、約8時間かかるのに対して、サービスエリアやコンビニなどで利用できる休息充電では、買い物や休憩の合間に充電が可能です。

静かで騒音や排ガスの心配がない

プラグインハイブリッド車は、ガソリンと電気を使って走るのでCO2の排出を抑え、加速や走行も静かで、快適に運転することができます。

トヨタが行ったガソリン車とプラグインハイブリッド車でのCO2排出量の違いに関する実験によると、プラグインハイブリッド車は2.0Lガソリン車と比べてCO2の排出を43%低減できたとあります。

災害時に電源として使用できる

プラグインハイブリッド車の車内には、ACコンセントが装備されており、充電した電気を災害時の電源として活用できます。

水や食料などの備蓄品を用意している人は多いかもしれませんが、災害時の給電方法としてプラグインハイブリッド車の活用も視野に入れておくことをおすすめします。

プラグインハイブリッド車のデメリット

プラグインハイブリッド車のデメリット

プラグインハイブリッド車のデメリット

プラグインハイブリッド車のメリットは、燃費の良さや走行中に充電できるという機能の他、環境に優しく、災害時には電源として活用できるというメリットがあります。しかし、注意しなければいけない点もあり、それが以下の3つになります。

1.車両価格が高い
2.車内のスペースが狭い
3.充電する場所の確保が必要

メリットを確認したので、ここからは、プラグインハイブリッド車の気になる点について見ていきましょう。

車両価格が高い

プラグインハイブリッド車は、充電やモーターなどの装備が組み込まれるため、ガソリン車に比べて価格が高くなります。

燃費が良いため、ガソリン代は節約できますが、その分初期費用となる車両価格は高くなることを意識しておきましょう。

ガソリン車に比べると価格は高めになりますが、政府はプラグインハイブリッド車を購入する人向けに、補助金や助成金を受けられる制度を作りました。これは、脱炭素社会に向けて、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにすることを目指す「2050年カーボンニュートラル宣言」によるものです。

プラグインハイブリッド車の購入で受けられる補助金や助成金については、後で詳しく説明しますので、制度の活用も選択肢のひとつにしてみましょう。

車内のスペースが狭い

プラグインハイブリッド車は、電気を動かすためのモーターやバッテリーを搭載する必要があるため、ガソリン車よりも車内スペースが狭くなります。

どのくらい狭くなるのかというと、メーカーや車種にもよりますが、5人乗りの車種が、プラグインハイブリッド車になると4人乗りになるケースもあります。ボンネット部分と、後部シートの下部にバッテリーを搭載するので、人によっては圧迫感を感じることも。

長距離運転では、車内のスペースは重要なポイントになるので、実際に試乗して体験するようにしましょう。

充電する場所の確保が必要

プラグインハイブリッド車の動力となるのは、ガソリンと電気です。その電力は自宅などでできる普通充電と外部で行う急速充電があります。

普通充電はアパートやマンションなどの共有場所では許可を取る必要があるため設置が難しく、集合住宅に住んでいる場合は、誰でも利用できる充電スポットを利用しなければいけません。

出先でないと充電できないというデメリットがありますが、これはガソリン車と同じと考えられるので、さほど苦にはならないでしょう。

自宅に充電用のコンセントを取り付ければ、自宅でも充電が可能となりますが、設置には場所の確保や、工事業者の手配などが必要になります。

デメリットを踏まえた上であなたに合った車を選びしましょう。

国産のプラグインハイブリッド車の代表車種3選

ここからは、具体的におすすめしたい国産のプラグインハイブリッド車の代表的な車種を3つ紹介します。

トヨタ プリウスPHEV S

《写真提供:response》トヨタ プリウスPHV Sセーフティプラス

トヨタ プリウスPHEV Sはトヨタのハイブリッド車のひとつで、2012年に発売され現在は4代目となります。操作性の高さとパワフルで安定した走りが実現。5色のカラーバリエーションが用意されており、光沢感のあるボディが人気です。

車体価格:3,075,455円(消費税抜)~
燃費:30.3km /L

(2022年4月現在 トヨタ公式サイトより)

三菱 アウトランダーPHEV M

《写真提供:response》〈写真提供 三菱自動車〉三菱 アウトランダーPHEV

プラグインハイブリッド車を買うなら、外国産も気になりますよね。ここからは外車の代表的な車種を3つ紹介します。

三菱 アウトランダーPHEVは2012年に4WDプラグインハイブリッド車として世界で初めて発売されました。アウトランダーには3つグレードが用意されており、乗車人数や装備で選ぶ事ができます。4WDならではのパワフルな走行と安定性を体感できる車種です。

車体価格:4,201,000円(消費税抜)~
燃費:16.6km /L

(2022年4月現在 三菱自動車公式サイトより)

ホンダ クラリティ PHEV

《写真提供:response》ホンダ クラリティPHEV

ホンダのクラリティPHEVは、2021年9月で終了となったモデルですが、スポーティーなフォルムが人気の車種のひとつです。国産ではトップレベルといえる燃費の高さを誇り、加速から走行までの滑らかな流れとハンドリングが快適さを与えてくれます。

車体価格:5,445,000円(消費税抜)~
燃費:24.2km /L

(2022年4月現在 ホンダ公式サイトより)

外車のプラグインハイブリッド車の代表車種3選

BMW 318i セダン

《写真提供:response》〈photo by BMW〉BMW 3シリーズ・セダン 新型

BMW3シリーズは6つのグレードがあり、BMW 318i セダンは7代目のモデルになります。エンジンの性能はもちろんのこと、高級感のある内装やインテリアも、ワンランク上のドライブ空間を演出してくれます。

車体価格:4,636,364円(消費税抜)~
燃費:13.4km /L

(2022年4月現在 BMW公式サイトより)

ボルボ XC40 Recharge

《写真提供:response》〈photo by Volvo Cars〉ボルボ C40 リチャージ

ボルボ XC40 Rechargeは、コンパクトタイプの4WDですが排ガスを出さないピュアモードを搭載し、電気の力のみでもパワフルで快適な運転を体験できます。

車体価格:5,536,364円(消費税抜)~
燃費:14.0km /L

(2022年4月現在 ボルボ公式サイトより)

メルセデス・ベンツ Aクラス A 250 e Sedan

《写真提供:response》〈写真提供 メルセデス・ベンツ日本〉メルセデスベンツ A250eセダン

メルセデス・ベンツ Aクラス A 250 e Sedanは、コンパクトサイズのAクラスにプラグインハイブリッドを追加したもので、セダン価格で高級車のベンツに手が届く価格設定になっています。

車体価格:5,563,636(消費税抜)~
燃費:16.3km /L

(2022年4月現在 メルセデス・ベンツ公式サイトより)

プラグインハイブリッド車に使える補助金

プラグインハイブリッド車に使える補助金

プラグインハイブリッド車に使える補助金

政府は「2050年カーボンニュートラル宣言」の実現に向けて、電気自動車やプラグインハイブリッド車の購入時に使える補助金を設けています。

これはCEV補助金と呼ばれるもので、対象車種を購入する人が各自申請をし、審査を経て交付されます。

詳細は以下の表をご覧ください。

補助対象となる車両の登録日 令和3(2021)年11月26日~令和5(2023)年2月17日
補助金交付申請書受付期間 令和4(2022)年3月31日~令和5(2023)年3月1日
補助金交付申請書提出期間 車両の登録日(届け出)から1ヶ月以内 ※翌月の前日までの消印有効

補助金には、対象となる登録日や申請受付期間が定められています。少しでも価格を抑えたいという人は、該当車種や申請方法をチェックして、早めに提出するようにしましょう。

国の補助金の他に、地方自治体で独自に補助金制度を作っているところもあります。CEV補助金申請を受け付けている一般社団法人次世代自動車振興センターでは、各自治体の情報を取りまとめているので、合わせてチェックしてみましょう。

全国の地方自治体の補助制度・融資制度・税制特例措置 | 一般社団法人次世代自動車振興センター

http://www.cev-pc.or.jp/local_supports/hokkaido.html

北海道・東北地方の自治体が、クリーンエネルギー自動車(EV・PHV・FCV・CDV)および充電設備・水素ステーションに対して独自に行っている補助制度・融資制度・税制特例措置を紹介します。

プラグインハイブリッド車に使える減税制度

プラグインハイブリッド車に使える減税制度

プラグインハイブリッド車に使える減税制度

燃費等の基準をクリアした車種を購入した場合、エコカー減税が適応される他、環境性能割とグリーン化特例が受けられます。減税制度にはそれぞれ特徴が異なるので詳しくは以下をご覧ください。

減税制度名 特徴
エコカー減税 排出ガス性能および燃費性能に応じて自動車重量税を免税・軽減するもの
環境性能割 自動車を取得した際、燃費の基準達成率に応じた税率(非課税・1%・2%・3%)を課税するもの
グリーン化特例 排出ガス性能および燃費性能の応じて、自動車税・軽自動車税を軽減し、一定年数を経過した車に対して自動車税・軽自動車税を重課するもの

減税制度を受けるには、ディーラーで対象かどうか確認し、その後の申請の流れなどをサポートしてもらいましょう。

まとめ

《写真提供:response》三菱 アウトランダー PHEV 新型

プラグインハイブリッド車(PHEV)にはメリットがたくさんありますが、注意しなければいけない点もあります。今回紹介した内容も踏まえて、実際に試乗して、ガソリン車や電気自動車との違いを体験した上で購入してみてください。

こちらの記事もおすすめ!

関連する投稿


トヨタ新型「クラウン スポーツ」に剛性やブレーキを強化したPHEVモデルが登場

トヨタ新型「クラウン スポーツ」に剛性やブレーキを強化したPHEVモデルが登場

トヨタは、2023年12月19日、新型「クラウン(スポーツ)」のPHEV(プラグインハイブリッド)車を発売したことを発表しました。


PHVってなんだ?という人必見!ハイブリッドとの違いも解説します!

PHVってなんだ?という人必見!ハイブリッドとの違いも解説します!

自動車が電動化に向かう今、注目されているのがPHV(プラグインハイブリッド)です。日本でも次々にニューモデルが登場してその存在感を増しています。そこでPHV、PHEVとは何なのか、ハイブリッドとどう違うのかを分かりやすく解説します。


最新の投稿


マツダ新型「CX-80」世界初公開! 最上級の3列シートSUV日本導入はいつ?

マツダ新型「CX-80」世界初公開! 最上級の3列シートSUV日本導入はいつ?

マツダは、欧州で2024年4月18日(現地時間)に、新型「CX-80」を世界初公開しました。欧州では5月に予約受注を開始し、今秋の発売を予定していますが、同車は日本にも導入予定のあるクルマです。


【2024年】d払いなら自動車税支払いでポイントがもらえる!1,000万ポイント山分けキャンペーン開催中

【2024年】d払いなら自動車税支払いでポイントがもらえる!1,000万ポイント山分けキャンペーン開催中

5月上旬に届く自動車税(自動車税種別割)・軽自動車税(軽自動車税種別割)の納付書。支払方法をどれにしようか迷っている方も多いのではないでしょうか。キャッシュレス化が推進され、自動車税・軽自動車税を支払えるスマホ決済サービスが増えていますが、今年は「d払い」での支払いがおすすめ!この記事では、自動車税をd払いで支払うおすすめのポイントを紹介します。


【2024年最新】PayPay(ペイペイ)での自動車税の支払い方法を徹底解説!ポイントはもらえる?

【2024年最新】PayPay(ペイペイ)での自動車税の支払い方法を徹底解説!ポイントはもらえる?

毎年5月上旬に届く自動車税(自動車税種別割)・軽自動車税(軽自動車税種別割)の納付書。今回はキャッシュレス決済のなかでも、登録ユーザー数が6,000万人を超えるQRコード決済「PayPay(ペイペイ)」を使った自動車税・軽自動車税を支払うメリット・デメリット、支払い手順などを解説します。


自動車税はいつ払うの?支払い方法や納税証明書の請求方法まで徹底解説!

自動車税はいつ払うの?支払い方法や納税証明書の請求方法まで徹底解説!

自動車を所有している人に、5月上旬になると届く自動車税・軽自動車税の納税通知書。実際自動車税はいくらかかるのでしょう。その納付方法は?支払いを忘れて滞納してしまったり、納付しなかった場合にどうなるのかもあわせて解説します。


ミツオカ新型「リューギEX/リューギ ワゴンEX」発表!MT設定も用意されるクラシックなセダンとステーションワゴン

ミツオカ新型「リューギEX/リューギ ワゴンEX」発表!MT設定も用意されるクラシックなセダンとステーションワゴン

株式会社光岡自動車(ミツオカ)は、2024年4月4日、ミディアムクラスセダン「リューギEX」と、ミディアムクラスワゴン「リューギ ワゴンEX」の一部改良モデルを発表。同日より販売を開始しました。


ブログ 始め方 新車情報 GW 渋滞予測 自動車税 新型iphone 予約 iphone15 予約 楽天モバイル 評判 wimax au回線 副業 年賀状 安い