トップへ戻る

PHVってなんだ?という人必見!ハイブリッドとの違いも解説します!

PHVってなんだ?という人必見!ハイブリッドとの違いも解説します!

自動車が電動化に向かう今、注目されているのがPHV(プラグインハイブリッド)です。日本でも次々にニューモデルが登場してその存在感を増しています。そこでPHV、PHEVとは何なのか、ハイブリッドとどう違うのかを分かりやすく解説します。

⏳この記事は約3~4分で読めます。


「プラグインハイブリッド」とは?ハイブリッドとの違いは?

ランドローバー・ディフェンダー 「P400e」

プラグインであること

ハイブリッドとPHV(プラグインハイブリッド)の違いは、まずPHVでは外部電源からの充電が可能な「プラグイン」であることです。

ハイブリッド車ではガソリンエンジンを利用した充電や、減速時の回生ブレーキなどを利用した充電しかできないのに対して、PHVではコンセントなどの外部電源を利用した充電も可能となっています。これがハイブリッドとPHVの大きな違い「プラグイン」なのです。

EV走行距離の差

また、最近のハイブリッド車もある程度の距離や速度域まで、エンジンを始動させずにEV走行が可能なのですが、PHVはハイブリッドより大容量のバッテリーを搭載していることが多く、EV走行できる航続距離がハイブリッドよりも長くなっています。

ハイブリッドのプリウスとプリウスPHVを例を挙げると、プリウスの蓄電池容量は3.6Ah(E-Fourは6.5Ah)に対して、プリウスPHVは25Ahと大容量となっています。

プリウスは発進時や極低速時のみにEV走行を可能にして燃費を稼ぎ出していますが、プリウスPHVは法定速度内の速度域ならEV走行が可能で、高速での追越しもEV走行で可能になっています。

燃料費の差

ハイブリッドのプリウスではエンジンの補助にモーターを使いますが、プリウスPHVではモーターだけの走行には限界があるので、そのエンジンとモータ-を併用するハイブリッドを補助にしている感じです。

燃費は、運転者によりますが、プリウスPHVの方がハイブリッドのプリウスよりも安くなります。プリウスPHVはEV走行できる60km以内なら、家庭でバッテリーにためた電力だけで走行できるのでガソリンは基本的に一滴も使いません。

EV走行距離をすぎればハイブリッド走行になるので、プリウスと基本的に同じ燃費となります。(重量増のためなどでプリウスよりは燃費がダウン)

代わりに電気代はかかりますが、深夜電力を使うなど賢く充電すれば住宅用電気の小売り価格の方がガソリンよりも安く済みます。

PHVとPHEVに違いはあるのか?

BMW 530e xDrive

PHVは「プラグインハイブリッド自動車」、PHEVは「プラグインハイブリッド電気自動車」のことで、三菱自動車や日産、ホンダはプラグインハイブリッドのことをPHEVと呼んでいます。PHEVとPHVは、メーカーによってシステムの呼び名が違うだけで、大きな違いはありません。

世界的にみるとPHVの方が多いようですが、どちらかに統一された方がユーザーにはわかりやすいのですが、メーカーの方針次第なので無理なのでしょうか。

PHVに乗るメリット・デメリット

三菱 エクリプスクロス PHEV

次にPHVのメリットとデメリットについて解説します。メリットの多いPHVですが、まだ少数派にとどまっているのには理由があります。

PHVのメリットは?

主なメリットはやはり燃費の良さと、EVのように電気のみで走行できる(短距離)ことになります。また、大容量バッテリーを搭載しているので、アウトドアや非常時などでAC100Vコンセントを使えるのもメリットとして注目されています。

PHVのデメリットは?

ハイブリッドに比べて車両価格が高いことと、充電するための設備を用意しなくてはならないことです。ハイブリッドであるだけで、ガソリン車より割高になっているのに、さらに高いのは上級車種以外に採用されない大きなデメリットとなっています。

新車価格面で例を挙げると、ハイブリッドのプリウスが260万~355万円程度なのに対して、プリウスPHVは331万~439万円程度となっています。

また、給電スポットは多くなっていますが、PHV最大のポイントである家庭での充電は駐車スペースに充電設備を備えている事が必須となるのも特に集合住宅では難しいポイントで、普及を妨げるデメリットといえます。


PHVに乗るメリット
PHVに乗るデメリット

・ハイブリッド同様、燃費が良い

・電気のみで走行できる距離が長い

・ハイブリッドよりも環境性能が高い

・車で通常の家電を使うことができる

・車両価格が高い

・車内スペースが狭くなる

・充電設備が必要になる



今選べる国産PHV・PHEV

エクリプスクロス PHEV

現在国産車では、トヨタと、三菱、ホンダが今選べる国産PHV・PHEVをラインアップしています。

トヨタはハイブリッド、三菱はEVで培った技術でそれぞれ魅力的な車種となっています。

トヨタ プリウスPHV

トヨタ プリウスPHV

2017年2月のフルモデルチェンジで、搭載されるリチウムイオン電池が8.8kWhの大容量となり、WLTCモードによる充電電力使用時走行距離が60kmまで拡大し、EVによる最高速度も135km/hまで引き上げられています。また、ハイブリッド走行時の燃費もWLTCモードで30.3km/Lを実現しています。

また、2020年7月の改良ではAC100V・1,500Wの外部給電機能が新たに全車標準装備となったほか、2019年5月9日の一部改良では、外部給電装置(V2H)が新たにオプション設定され、別売りのV2H機器と接続することで家庭用電力として利用することが可能になり、逆に住宅の太陽光発電などの家庭の配線をそのまま利用しての充電が可能になっています。

トヨタ RAV4 PHV

トヨタ RAV4 PHV

大容量リチウムイオンバッテリーを車体中央の床下に搭載し、WLTCモードによる充電電力使用時走行距離はプリウスPHVを大きく上回る95km、ハイブリッド燃費は22.2km/Lを達成しました。さらにガソリンタンク容量も55Lを確保したことで、航続距離は1300km以上を実現しています。

また、最大1500W(AC100V)の外部給電機能は標準装備され、バッテリーだけを使って給電するEV給電モードと、バッテリー残量が所定値を下回るとエンジンが起動し、ガソリン満タン状態なら最大出力となる1,500Wでも3日程度連続して供給できるハイブリッド給電モードがあります。

三菱 アウトランダーPHEV

三菱 アウトランダーPHEV

2012年12月に、トヨタのプリウスPHVに続く日本での量産型プラグインハイブリッドの2車種目として登場。車両のベースをSUVのアウトランダーとしていることが最大の特徴です。

最新モデルでは駆動用バッテリーとエンジンを大幅改良を実施して、WLTCモードによる充電電力使用時走行距離を57.6kmに、ハイブリッド燃費を16.4km/Lに向上させました。

2020年で日本市場においてベースとなる「アウトランダー」ガソリンエンジンモデルが生産終了しており、次期型への期待が高まっています。

三菱 エクリプスクロスPHEV

三菱 エクリプスクロス PHEVモデル

2020年12月に追加されたPHEVモデルには、アウトランダーPHEVにも採用されている2.4Lガソリンエンジンに、前後1基ずつの高出力モーターと13.8kWhの大容量駆動用バッテリーを組み合わせたPHEVシステムを搭載したことでWLTCモードによる充電電力使用時走行距離は57.3kmとなっています。

そして、200Vの普通充電と急速充電に対応し、普通充電で満充電まで約4.5時間、急速充電なら80%までを約25分で充填することができます。

また、走行モードは「EV走行モード」、「シリーズ走行モード」、「パラレル走行モード」の3種類が走行状況に応じて自動切り替えわります。

さらに、ツインモーター4WDをベースとした車両運動統合制御システムS-AWCを採用し、より細かい精度での制御が可能になって、走行性能が高められています。


トヨタプリウス PHV
RAV4 PHV
ハイブリッド燃費
26.2~30.3km/L
22.2km/L
EV走行距離
50~60km
95km
車両本体価格(税抜き)
3,011,819~3,992,728円
4,263,637~4,900,000円

※WLTCモード燃費

※上記スペックと価格は2021年1月現在のメーカー公式サイトによります。

プリウス PHVの価格 プリウス PHVのスペック

RAV4 PHVの価格 RAV4 PHVのスペック


三菱アウトランダー PHEV
エクリプスクロス PHEV
ハイブリッド燃費
16.4km/L16.4km/L
EV走行距離
57.6km57.3km
車両本体価格(消費税抜き)
3,968,000~4,813,000円
3,499,000~ 4,070,000円

※WLTCモード燃費

※上記スペックと価格は2021年1月現在のメーカー公式サイトによります。

アウトランダー PHEVの価格 アウトランダー PHEVのスペック

エクリプスクロス PHEVの価格 エクリプスクロス PHEVのスペック

まとめ

今回はPHVについて解説しました。ハイブリッドとどこが違うのがポイントになりますが、PHVは家庭のコンセントで充電できるハイブリッド車で、EVのように走ることもできるのが最大の特徴となります。

デメリットもあるので、全ての人におすすめできるというわけにはいきませんが、条件にあう方は、次の車の選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。

関連する投稿


トヨタ プリウスα|7人乗りも選択できる、少し大きなプリウス!

トヨタ プリウスα|7人乗りも選択できる、少し大きなプリウス!

ハイブリッド車の雄であるプリウスに、プラスアルファの価値を付け加えたという意味で命名されたプリウスα。どんな魅力があるクルマでしょうか?今回は、プリウスとの違いや、グレード展開などをまとめました。


軽自動車ってどんな車?日本で人気の理由を徹底解説!

軽自動車ってどんな車?日本で人気の理由を徹底解説!

日本の道路は狭いため軽自動車がとても人気です。しかし、軽自動車の魅力は小さくて小回りがきくだけではありません。今回は、国内で軽自動車が人気の理由と燃費性能や維持費についても解説していきます。


ミニバンは何故ミニがつく?燃費性能や乗り心地を解説

ミニバンは何故ミニがつく?燃費性能や乗り心地を解説

国内でもファミリー層に人気なミニバンですが、家族が乗れるほど大きいのに何故ミニが付くのでしょうか。よく聞くバンとの違いはあるのか気になる方も多いと思います。そこで今回はミニバンの大きさに関してから人気車種まで徹底解説します。


セダンとはどんな車のこと?他の車種と徹底比較

セダンとはどんな車のこと?他の車種と徹底比較

車と言って真っ先に想像する形はいわゆる「セダン」の形ではないでしょうか。ですが、セダンとはどんな車か説明することは難しいと思います。そこで、今回はそんなセダンの特徴と魅力について解説します。


インタークーラーの役割や種類、メンテ法を解説!ターボパワーを支えるクールな部品!

インタークーラーの役割や種類、メンテ法を解説!ターボパワーを支えるクールな部品!

ターボ(過給機装置)装着車によく聞く、インタークーラーという言葉ですが、そもそもインタークーラーってなんなのでしょうか?今回はこのインタークーラーはどの様な役割を果たしているのか、またその効果についてもご紹介します。


最新の投稿


軽自動車の名義変更で必要な書類と当日の流れを徹底解説!

軽自動車の名義変更で必要な書類と当日の流れを徹底解説!

名義変更はクルマの売買時にだけ必要なものではありません。引っ越しや結婚といった際にも、その手続きが必要です。そこで今回は、軽自動車の名義変更手続きについてまとめました。


移動式オービスによる取り締まり|運用が広がっている理由とは?

移動式オービスによる取り締まり|運用が広がっている理由とは?

高速道路などを走行中、オービスがピカッと光ってしまい、心配になった経験をお持ちの方は少なくないかもしれません。近年、オービスの新たな形として「移動式オービス」が運用の幅を広げています。これまでのオービスと何が違うのでしょうか?今回は、移動式オービスについてまとめました。


車のコーティングとワックス、どう違う?それぞれ費用や耐久性で比較

車のコーティングとワックス、どう違う?それぞれ費用や耐久性で比較

洗車は面倒だけど、愛車のピカピカな状態はできるだけ長く保ちたいもの。キレイなボディを維持しやすくなる方法といえば、自分で施工ができるワックスと、プロに頼むのが一般的なコーティングがあります。どちらにもメリットとデメリットがあるので、実際にあなたの愛車にはどちらがぴったりなのか、事前にしっかり検討しておきたいところ。かかる費用やかかる手間など、それぞれを詳しく比較していきます。


カーフィルム・ウィンドウフィルム最新10選|暑さや紫外線をカット

カーフィルム・ウィンドウフィルム最新10選|暑さや紫外線をカット

うだるような暑さや照りつける直射日光は、ガラスを通り抜けてくるので車内にいる間も油断大敵です。近年の車ではUVカットガラスが標準装備される例も増えてきてはいますが、紫外線や赤外線の遮断性能だけでなく遮熱性能まで備えた最新のカーフィルムを貼り付けることで、車内の快適性がグンと向上しますし、見た目の高級感やプライバシー性も向上させることができます。おすすめ商品をご紹介していきます。


スマートキーとは?便利な利用シーンや最新機能、防犯対策までご紹介

スマートキーとは?便利な利用シーンや最新機能、防犯対策までご紹介

近年の車で広く装備されるようになった機能のひとつに「スマートキー」が挙げられるでしょう。キーはポケットに入れておくだけで、ドアロックの解錠からエンジン始動まで可能な同機能は、今や現代の車にはなくてはならない機能となっていますよね。そんなスマートキーに関して詳しく解説していくとともに、最新のスマートキーが実現する便利な機能までご紹介していきます。