待望のジムニー5ドアが日本にも登場
《画像提供:Response》〈写真撮影:内田俊一〉スズキ ジムニー ノマド
スズキが展開するコンパクト本格4輪駆動車のジムニーシリーズは、軽自動車規格に収まるボディサイズで660ccエンジンを搭載する「ジムニー」と、オーバーフェンダーなどで車幅が拡張し普通車規格となったほか1,500ccエンジンを搭載する「ジムニー シエラ」の2種類が存在します。
現行モデルは2018年に登場した4代目で、コンパクトながら本格的な走破性やシンプルで愛着の湧きやすいデザインなどが人気を集めています。
2023年1月13日には、スズキのインド子会社であるマルチ・スズキ・インディアからジムニー シエラの5ドア版とも呼ぶべき「ジムニー5ドア」も登場しておりますが、日本では展開されておらず、海外専売車種となっていました。
そんな中、2025年1月30日に、この5ドアモデルの日本仕様車である新型「ジムニー ノマド」が公開されました。
《画像提供:Response》〈写真撮影:内田俊一〉スズキ商品企画本部四輪B・C商品統括部チーフエンジニアの佐々木貴光さん
新型ジムニー ノマドのコンセプトは「本格的な悪路走破性を持つ5ドア コンパクトクロカン4×4」。
ジムニーシリーズ最大の魅力である悪路走破性を維持しながら、リヤドアの採用やホイールベースの延長などにより、後席の居住性・快適性向上を実現した4人乗りのモデルとなっています。
ボディサイズは、全長3,980mm×全幅1,645mm×全高1,725mm。ジムニー シエラと比較して、ホイールベースを340mm延長させることで、後席の乗降性と居住性向上も実現しています。
エクステリアは、ジムニーシリーズに通じる5スロットグリルは採用しながらも、クロームの縁取りとガンメタリックの塗装でジムニー ノマド専用グリルとし、上質感を演出。車両の姿勢や状況を把握しやすいスクエアボディーや、無塗装樹脂のバンパー、フェンダーのプロテクター部品、前後バンパー下部を切り上げた形状など、悪路での走破性・利便性を高めています。
《画像提供:Response》〈写真撮影:内田俊一〉スズキ ジムニー ノマド
カラーは、鮮やかなパールレッドのシズリングレッドメタリックと、上質感を感じられるセレスティアルブルーパールメタリック等をジムニーシリーズとして新たに設定し、全6色のラインアップとしています。
インテリアでは、オフロードなど過酷な環境下での運転のしやすさや各部の操作性にこだわった、機能に徹したデザインはそのままに、後席にしっかりと乗員が座れるようにシートに厚みを持たせたほか、リヤウインドウ周りにトリムを追加することで、後席乗員の快適性を高めています。
また、フロントコンソールボックスにドライバー用の後席パワーウインドウスイッチを追加しています。
《画像提供:Response》〈写真撮影:内田俊一〉スズキ ジムニー ノマド
パワートレインには、ジムニー シエラと同型の最高出力102馬力、最大トルク130N・mを発揮する1.5リッター直列4気筒エンジンが搭載され、トランスミッションも5MT・4ATから選択可能です。
また、ジムニーシリーズの特長であるラダーフレームをジムニー ノマド用に新たに制作。重量増加に対して必要な剛性を確保したほか、「FRレイアウト」、「副変速機付パートタイム4WD」、「3リンクリジッドアクスル式サスペンション」などの車体構成を継承しています。
また、ホイールベースの延長により、高い直進安定性、操縦安定性を実現しています。
先進安全装備では、衝突被害軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート」を標準装備したほか、後退時ブレーキサポート、後方誤発進抑制機能も採用しています。
また、高速道路での運転をサポートする、アダプティブクルーズコントロール(ACC)を標準装備しています(4AT車のみの採用)。
価格は、MT車が265万1,000円から、AT車が275万円から。実際の発売は2025年4月3日です。
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