ポータブル電源とは?
ポータブル電源とは?
ポータブル電源とは、持ち運び可能な給電機器です。リチウムイオンバッテリーが内蔵され、コンセントのない場所でも使えるのが特徴です。家庭用コンセント対応のAC、用途別に対応ができるUSBの他、充電専用のUSB Type-Cなどのタイプがあります。
ここでは、モバイルバッテリーとの違い、どんなところで使えるか、寿命はどのくらいかを紹介します。
■モバイルバッテリーとの違い
ポータブル電源とモバイルバッテリーの違いとして挙げられるのは、主に3つです。
まずは電力の量。多いのはもちろんポータブル電源の方で、その量の違いは圧倒的です。例えばモバイルバッテリーの場合、USBケーブルによって約10,000mAhまでの電力を出力できます。ポータブル電源は、それよりも圧倒的に多い100,000mAh以上の電力を出力可能です。
2つめは使える出力端子。モバイルバッテリーはUSB出力のみですが、ポータブル電源はUSB出力の他にAC出力の利用も可能です。
3つめは用途による違いです。モバイルバッテリーはスマホなど小型デバイスへの充電が主ですが、ポータブル電源は高い電力供給ができます。例えば、アウトドアや車中泊、災害時の備えやテレワークなど、コンセントがない場所でも、長時間かつ消費電力の高い家電に電力供給ができるのが大きな特長です。
■ちょっとした庭仕事からキャンプ、防災用としても活躍
ポータブル電源は、以下のような場所で活躍するアイテムです。
・庭いじりや畑仕事
・キャンプなどのアウトドアシーン
・災害時の電源
・コンセントの少ないキッチン
・スマホやパソコンの充電
・電源のない場所でのリモートワーク
・夜間の釣り
例えば、農業で使う草刈り機の充電、屋外で作業する時の暑さ対策に扇風機を回す電源として使えます。そしてキャンプや災害時の調理器具の発電、コンセントの少ないキッチンでの調理器具の使用にも役立ちます。
■寿命はどれくらい?
ポータブル電源の寿命は製品によって異なります。一般的には、充電回数で500回~2,500回ほどのものが多く、年数だと6年~11年ほどのものがほとんど。ただし、製品の性能や使い方によっても差が出てきます。
寿命をのばすポイントは、充放電をあまり繰り返さないこと。これを繰り返すと、バッテリー性能が低下して劣化しやすくなります。
それでも、3年ほどしかもたないといわれる一般的なバッテリーに比べると、性能の良いリチウムバッテリーを使用しているポータブル電源の寿命は長いといえるでしょう。
ポータブル電源の選び方
ポータブル電源の選び方
では、ポータブル電源はどのような基準で選んだらいいのでしょうか。ここでは、用途に合わせた選び方を定格出力と周波数、出力ポートの種類などから解説します。
■用途にあわせてバッテリー容量を選ぶ
ポータブル電源の用途にあわせてバッテリー容量を選びましょう。日常使い、キャンプや車中泊、災害時の蓄えにおいて、どんなものを選べばいいかを紹介します。
【DIY・庭作業やホームパーティーなどの日常使い】300Wh~
DIY、庭作業、ホームパーティーなどの日常使いには、バッテリー容量300Wh以上のものがおすすめです。このくらいの容量のポータブル電源は、インテリアにもなじむもの、持ち運びやすいもの、配線をすっきり配置できるものが揃っています。
棚作りなどのDIYや子供のバースデーパーティー、ホットプレートでの焼肉など、さまざまな用途で使えます。
【キャンプ・車中泊】500Wh~
キャンプや車中泊では、500Wh以上がおすすめです。キャンプや車中泊ですと、日常使いと比較しても長時間、かつ調理器具や家電製品のような電力消費の多いものを使用するからです。
キャンプであれば、ホットプレートでバーベキューを行うなど、幅広い利用法があります。また、キャンプで車中泊する方も増えていますが、車中泊でも、電気ケトルやホットブランケットなどを使うときに重宝します。
【災害時の備えとして】1,000Wh~
災害時の備えには、大容量の1,000Wh以上をおすすめします。災害時となると、電力の復旧するのが長時間に渡ったり、場合によっては避難場所での生活を余儀なくされる可能性もあり、災害情報の確認や連絡用に家族全員のスマホやパソコンが使える十分な電力が必要になると考えられます。
例えば1,260Whのポータブル電源であれば、電子レンジにも対応できます。
■定格出力と周波数
ポータブル電源を選ぶ際は、定格出力と周波数を確認する必要があります。なぜなら、ポータブル電源の定格出力を知っておかないと、下記に記載しましたように使える電化製品を選べないからです。
周波数は下記に記載してあるように地域により定められています。購入するものがお住まいの地域に適応できる周波数のポータブル電源かどうか確認しておきましょう。
定格出力は、指定された条件で安定して出力できる電力の量です。この出力数を超える家電製品は利用できませんので、利用を想定している家電製品の出力と合わせて確認しておきましょう。
周波数は、日本全国で以下のように決まっています。周波数の異なるポータブル電源を使うと、家電が故障してしまう可能性がありますので注意が必要です。
周波数 | 地域 |
---|---|
50Hz | 北海道電力、東北電力、東京電力 |
60Hz | 北陸電力、四国電力、九州電力、沖縄電力 |
混合(50Hzと60Hz) | 中部電力
・長野県の一部に50hzの地域があります ・新潟県の一部に60Hzの地域があります ・静岡県は富士川を境にして西側が60Hz、東側が50Hzです |
電圧もチェック
ポータブル電源を選ぶ際には、電圧も確認しておきましょう。電圧はメーカーによって100V、110V、120Vが存在します。電圧が100Vに対応していないと、利用する家電製品などが故障したり、寿命が短くなってしまう可能性があるので要注意です。
ポータブル電源メーカーによる電圧の一例は以下です。
・100V:SmartTapなど
・110V:suaoki、ANKERなど
なお、ACアダプターやスマホ、タブレットの充電器は「100-240V」と記載されているものがほとんどですので、110Vや120Vの電圧でも利用できます。利用を想定している家電製品に合わせて選ぶのがよいでしょう。
■出力ポートの種類
出力ポートの種類も選ぶ基準になります。種類は、AC出力ポート、DC出力ポート、USBポートがありますので、選ぶ際は用途に適した出力ポートが搭載されているか確認しましょう。
AC出力ポート
AC出力ポートのポータブル電源は、自宅にあるACコンセントでも使えます。大容量バッテリー搭載のタイプが多く、キャンプや車中泊、災害時の備えにおすすめです。
パソコンや冷蔵庫、IHで使えるケトルやクッキングヒーター、扇風機などに使えます。
DC出力ポート
DC出力はポータブル電源で、LEDライトや車中泊に使う家電製品などに使えます。
例えば、車中泊の時に車内に置くLEDライト、一人用の鍋や炊飯器にも使用可能です。
USBポート
USBポートは、スマホやタブレットの充電に使えます。
急速充電対応のタイプやワイヤレスタイプであれば、突然起こる停電など、いざというときにも心強いでしょう。
■同時給電可能数
複数のデバイスに一斉に給電できる数を、同時給電可能数といいます。
例えば、災害による停電時などは、同時給電可能数が多いポータブル電源が重宝します。より多くのデバイスに電気を供給できるので、灯をつけながらスマホやパソコンを使えます。
同時給電可能数が多いポータブル電源は、大容量バッテリー搭載のものがおすすめです。最大出力を確認し、予算と機能性が合っているかどうか、よく考えて選びましょう。また、同時給電した時の最大電力の確認をしておけば、どんな機器に使えるかわかります。
■出力波形
出力波形とはDC電源をAC電源に変換する、インバータという装置から流れるAC電気の波打った形です。その形状は「純正弦波(正弦波)」「修正正弦波(疑似正弦波)」「矩形波」の3種類です。
多くの家電は純正弦波で使用できます。純正弦波向きの家電を修正正弦波で使用すると、壊れてしまうこともあるので要注意です。
純正弦波(正弦波)
純正弦波は、パソコンやコンピュータ搭載の家電製品など、ほとんどの家電製品に使用されています。家庭用コンセントであるAC電源も純正弦波です。
電力の供給においては安定しており、故障することはほとんどありません。以下は使用できる家電製品の一例です。
・パソコン
・ドライヤー
・電子レンジ
・炊飯器
キャンプや停電、災害時、車中泊にも便利です。
修正正弦波(疑似正弦波)
修正正弦波(疑似正弦波)は、純正弦波(正弦波)よりも安価です。スマホの充電器やホットプレートのようにコンピューターが組み込まれていない家電製品に使えます。
矩形波
矩形波(くけいは)も修正正弦波同様、安価で手に入ります。しかし、使えない家電製品が多いので結果として不便です。以下に修正正弦波・矩形波で使用不可の商品を挙げます。
・医療機器
・パソコン
・テレビ
・ラジオ
・電子レンジ
・炊飯器
・扇風機
■安全性
日本製のポータブル電源に内蔵されているリチウムイオンバッテリーは、「UN38.3」という国連特別輸送試験の認証を取得済みです。そして、ACアダプターは日本の安全規格であるPSEマークに合格しています。
このように日本製のポータブル電源は、安全性を重視して作られているので安心です。日本製に比べると、外国製のものは安全基準が十分とはいえないものもありますので、口コミや評価などを参考に選ぶのがよいでしょう。
■その他確認しておきたい機能
その他確認しておきたい機能
その他にポータブル電源を選ぶ際に確認しておきたい機能を紹介します。
ソーラー充電機能
ソーラー充電機能があるポータブル電源であれば、急な停電が起こった時でも充電が可能です。アウトドアの時だけでなく、災害時の備えとして選ぶ方も増えています。
カーチャージ機能
カーチャージ機能があるポータブル電源もおすすめです。例えば、キャンプ場に行く途中、車の中で充電でき、目的地に着いたらすぐにキャンプの準備に取り掛かれるので、時間の節約にもなります。
パススルー充電機能
パススルー充電とは、ポータブル電源を充電しながら給電もできる機能のことです。野外キャンプでポータブル電源を使う場合、パススルー充電機能があれば、ポータブル電源の充電をしながらスマホの充電や電化製品を使うことも可能です。
防水機能
防水機能があれば、アウトドアで使用する際にも安心です。うっかり汚してしまったり急な雨のときでも、慌てなくてすみます。
LEDライト
LEDライトがあれば灯として使えるので、夜になっても明るい状態でいられます。例えば、本や新聞を読みたいときに最適です。
アプリ連携
メーカーにより異なる部分もありますが、ライトの明るさを変えるなど、用途によってさまざまなリモート操作ができます。ほしい機能を考えて、アプリとの連携ができるポータブル電源を選びましょう。
用途別おすすめポータブル電源 15選
用途別のおすすめポータブル電源を紹介します。ポータブル電源の選択に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
■DIY・庭作業やホームパーティーなどの日常使い
DIY・庭作業やホームパーティーなどの日常使い
まずはDIY・庭作業やホームパーティーなどの日常使いのポータブル電源です。
コンパクトでもパワーのあるAnker「PowerHouse II 400」(電池容量:389Wh)
コンパクトですが、パワーは十分。家の中だけでなく、アウトドアや車中泊でも使えます。
商品の特長と機能
・約4.6kg以下
・小型家電用純正弦波ACコンセント、USB-Cポート、シガーソケットなど8ポート
・合計最大516Wで同時充電・給電可能
・同時充電・給電でも、出力が落ちないので大人数で使える
大容量のJackery「ポータブル電源 400」(電池容量:400Wh)
コンパクトで家の中でも使いやすいですが、400whと大容量なので、アウトドアでも使える優れものです。
商品の特長と機能
・重さ4.1kg
・合計200W以下なら最大4デバイスに接続可能
・UN38.3認証のリチウムバッテリー搭載
・18Wのスマホは充電満タンで約22回、30Wのパソコンは充電満タンで約5回充電可能
さまざまな用途で使えるFlashFish「81000mAh/300Wh」(電池容量:300Wh)
家の中で気軽に使いたい方、お庭のお手入れなどに使いたい方向きです。スペースを取らずに使えるので、家庭内で使うときなど助かります。コンパクトサイズをお求めの方におすすめです。
商品の特長と機能
・ACコンセント、USB PD(Type-C)、DC出力の8つの出力ポート
・使いやすいタッチボタンを搭載
・AC110V 純正弦波330W(瞬間最大380W)
・充電しながら給電可能。
・自動停止機能など安全面強化の設計
使いやすいJVCケンウッド「BN-RK600-B」(電池容量:626Wh)
操作が簡単なので、初心者でも安心です。リアルタイムで電力とバッテリーの残量がわかるので使いやすさも問題なし。
商品の特長と機能
・500W(ピーク1,000W)のハイパワー設計
・39Wの小型冷蔵庫を約13時間使用可能、15Wのスマホを約35回充電可能
・AC、USB、シガーソケットポートを搭載した、3WAY出力
評判の良いポータブル電源SmartTap「PowerArQ-626Wh」(電池容量:626Wh)
懐中電灯が内蔵されているなど、口コミでも高評価を集めています。アウトドアでも安心して使えて、エコ充電も可能なのでソーラー発電を利用している方におすすめです。
商品の特長と機能
・3WのLEDライトLEDライトを約180時間、テレビ連続約6時間使用可能
・長期保管の時は3ヶ月に1回の充電でOK
・パススルー充電可能
・オートチャージ機能搭載
■キャンプ・車中泊
《画像提供:Response》〈写真提供:JVCケンウッド〉キャンプ・車中泊
キャンプや車中泊といったアウトドアでも安心できるものを紹介します。
屋内屋外OKのJQB「ポータブル電源 500」(電池容量:555Wh)
軽量なので、屋内外への持ち運びもラクラクです。
商品の特長と機能
・LEDライトで約100時間、ノートパソコンで約10回使用可能
・4.6kgと軽量
・ワイヤレス充電可能
・電源装置に冷却ファン搭載
・500mレンジハイライトLED照明付き
どんな時でも安心なAnker「PowerHouse ll 800」(電池容量:778Wh)
家族や友人とのキャンプはもちろん、災害時でも安心な容量です。用途を問わず幅広く使えるのがおすすめです。
商品の特長と機能
・停電時に安心な大型ライトを背面に搭載
・最大出力120Wの2つのUSB-Cポートなど、計11出力対応ポートを搭載
・残り時間が分かる大きな液晶ディスプレイ
・長期保管した場合でもバッテリーの自然消費を少なく抑える仕組みを搭載
冷蔵庫にも使えるSTEELITE(電池容量:1,110Wh)
大容量なので、キャンプや車中泊の他、災害時の備えにもおすすめです。冷蔵庫にも使えるので、停電時の食べ物の一時保管にも困りません。
商品の特長と機能
・1,200W(瞬間最大出力2,600W)の高出力
・電気自動車グレードのリチウムバッテリーを採用し、1,000回の充放電サイクル後も初期容量80%以上を維持
・5年間の長期保証
・2つのUSB、2つのType-C、2つのDC、1つのシガーソケット1つ、6つのACソケット出力を搭載
コンパクトサイズのEcoFlow「DELTA mini」(電池容量:882Wh)
こちらもコンパクトなサイズですが、パススルー充電機能やアプリ連動ができます。幅広く使いたい方、何にでも使えるポータブル電源を求めている方におすすめです。
商品の特長と機能
・全12ポート
・正弦波ACコンセントを5つ使用で出力
・1,400W(瞬間最大出力2,100W)の高出力でほとんどの電化製品に対応可能
・バッテリー管理システムにより常に最高のパフォーマンスを発揮
・アプリのダウンロードによりスマホとペアリングし、遠隔操作&確認が可能
・X-Streamテクノロジー搭載により、一般的なポータブル電源より3~4倍速い1.6時間でフル充電が可能
ソーラーパネルとセットのイーズワン「Ease SOLAR CHARGER E-700」(電池容量:640Wh)
ソーラーパネルがセットになっているポータブル電源で、持ち運びやすくてコンパクト。アウトドア、車中泊はもちろん、家庭用としても使えます。
商品の特長と機能
・ソーラーパネルと蓄電、電源が一体になったオールインワンタイプ
・高変換効率ソーラーパネルで狭い面積でもまとまった発電が可能
・熱安定性・安全性に優れたリン酸鉄リチウムバッテリー搭載
・長期間の保管にも耐えられる、自己放電率月に1%/月
■災害時の備えとして
災害時の備えとして
自然災害はいつ遭遇するかわかりません。そんな時の備えにもなる、おすすめのポータブル電源です。
アプリ操作ができるEcoFlow「EFDELTA」(電池容量:1260Wh)
アプリで遠隔操作ができる優れモノ。万が一の災害にも備えられるでしょう。遠隔操作ができれば、想定外の災害の時も役立つのではないでしょうか。
商品の特長と機能
・出力1,600W(瞬間最大出力3,100W)の高出力で、冷蔵庫や炊飯器などの家電の他、電動工具の使用も可能
・電量を1年保つので、緊急事態で停電になっても安心
・1時間80%までの高速充電が可能
・13台のデバイスに同時給電可能
・1時間以内で0%から80%に充電可能
大容量で大出力のASAGAO「AS2K-JP」(電池容量:2028Wh)
大容量で高出力なので、災害時の備えとしても十分。2時間内フル充電&ソーラー充電対応ができる優れたポータブル電源です。
商品の特長と機能
・最大出力2,000W(瞬間最大出力4,000W)なので、電子レンジやドライヤーの他、業務用電動工具や工事用掃除機のような高消費電力の製品にも対応可能
・家庭用コンセントから1,100Wでの急速充電が可能
・2時間以下でフル充電可能
・安全性の高いリン酸鉄リチウムイオンバッテリー採用
約6倍の長寿命Anker「757 Portable Power Station」(電池容量:1,229Wh)
一般的なポータブル電源の約6倍の長寿命バッテリー。ダブルグリップなので、2人での持ち運びにももってこい。
商品の特長と機能
・業界トップクラスの5年保証
・安全性の高いリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを採用
・UPS(無停電電源装置)搭載で、停電時もバッテリー給電に自動切換え
・高耐久・耐衝撃アルミ合金フレーム構造
コンパクトだけど優秀なEcoFlow「DELTA Max1600(電池容量:1,612Wh)
コンパクトで大容量、幅広いシーンで使えます。太陽エネルギーも活用しているので、エコにこだわりたい方にもおすすめです。
商品の特長と機能
・1,612Whの大容量で、ほとんどの電化製品に対応可能
・1.7時間でフル充電可能
・15台のデバイスを同時に作動可能
・最大800Wのソーラー充電が可能
・外付けのエクストラバッテリーの取り付けで、容量のカスタマイズが可能
大きな冷蔵庫が使えるGOAL ZERO「Yeti 6000X (120V) Power Station」(電池容量:6,071Wh)
これまで紹介してきたポータブル電源より、かなり高額になりますが、たとえ停電になっても大きな冷蔵庫にも使える大容量です。専用アプリによるリモート操作も可能で、あらゆる面で安心したい方におすすめです。
商品の特長と機能
・ACコンセントを2つ、USB2つ、12V4つの出力端子を搭載
・最大60W/3Aに対応したUSB Type-C PDポート搭載
・2,000W(瞬間最大出力3,500W)ACインバータを内蔵
・持ち運びしやすいキャリーカート付
ポータブル電源の寿命と長く使うためのコツ
ポータブル電源の寿命と長く使うためのコツ
ポータブル電源には寿命がありますが、使い方次第で寿命を延ばすことができます。長く利用するために、以下の選び方と使い方を参考にしてください。
■耐久性の高いものを選ぶ
耐久性の高いポータブル電源を選ぶと、頻繁に買い替えなくて済むの結果的に費用を抑えることができます。繰り返しの充電・放電にも強いリチウムイオンバッテリーが内蔵されているものを選びましょう。
■パススルー充電を避ける
ポータブル電源を充電しながら他のデバイスを給電することをパススルー充電といいます。いざという時に便利なパススルー充電ですが、リチウムバッテリーに負荷がかかり、ポータブル電源の劣化が早まる可能性があります。
せっかくなので利用したい機能ですが、長持ちさせるためにはパススルー充電は最小限にするように意識しましょう。
■充電回数を最小限にする
充電を繰り返すことで、ポータブル電源の寿命は短くなります。できるだけ少なくするように心掛けるだけでも違います。
回数を抑えるためには、電池の残量を最小限にしてから充電するのがいいでしょう。
■フル充電・充電ゼロで保管しない
フル充電・充電ゼロでの保管は、どちらもポータブル電源に負荷がかかります。
フル充電の場合は高い電圧で負荷がかかり、逆に充電ゼロだとリチウムイオンバッテリーはそのままでも放電するため、劣化の原因になります。長持ちさせたいのであれば、フル充電や充電ゼロの保管は避けましょう。
■過酷な環境で使用・保管しない
炎天下や氷点下での使用、野ざらしでの保管はやめましょう。ポータブル電源のエネルギーを必要以上に使用してしまうため、劣化を早めます。
暑さによる劣化、湿度による腐食といった危険性もあります。また、寒すぎる状況だと電池内で内部抵抗が起こり、過電圧になる恐れがあります。
ポータブル電源初心者はレンタルもおすすめ
ポータブル電源はレンタルもあります。どれを購入するか絞れず迷っている方は、まずレンタルで試してみてはいかがでしょう。
3泊4日からレンタル可能な家電レンタルショップなどがあります。使ってみて気に入ったら買取ができるお店もあります。
EcoFlowは安全性と利便性に焦点を当て、人々の生活をより良いものにするためのクリーンな電力技術を開発する事を目的とするポータブル電源ブランドです。
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まとめ
まとめ
ポータブル電源は、普段の生活やホームパーティーでも使えますが、キャンプなどのアウトドア、車中泊でも活躍しますが、それだけではありません。
突然起こる災害や停電時にも役立ちます。これは命にも関わる重要な場面ですので、日常的に使いつつ災害にも備えるなど、ポータブル電源を上手に活用しましょう。