福祉車両だって人気車種を選びたい ホンダ編
オデッセイ サイドリフトアップシート車
最近新しく発売される車種の価格表には、ほとんどといっていいほど、この福祉車両も並んで紹介されており、目にする機会も多いかと思います。家には関係ないからと、気にも留めない方が多いと思いますが、高齢者社会が叫ばれている現在、いつかは考えなくてはならないときが訪れます。また、自分自身がお世話になることも想定されます。
福祉車両とはいえ「愛車」であることに変わりはありません。人気のミニバンやカーライフを楽しむことも他の車となんら変わらないのです。人気のミニバンや軽自動車も、普通に車種やグレードを選ぶことが出来るのでしょうか?
そこで、話題の新型車をピックアップしてみたところ、ホンダ車を3車選ぶことになりましたので、福祉車両ホンダ編ということになります。
ホンダ オデッセイ 2017年11月16日発売
オデッセイ 助手席リフトアップシート車
今回のマイナーチェンジにおいて、先進の安全運転支援システム、Honda SENSINGの全8機能をガソリンモデル、ハイブリッドモデルともに全タイプに標準装備。エクステリアではフロントのバンパー、グリルのデザインを変更し、力強い印象のフロントマスクに仕上げたほか、LEDフォグライトを標準装備し、全タイプのエクステリアデザインを統一しました。
その新型オデッセイにも「サイドリフトアップシート車」と「助手席リフトアップシート車」が設定されています。
G・AERO Honda SENSING2.4L
サイドリフトアップシート車 車両価格:FF 3,220,000円
助手席リフトアップシート車 車両価格:FF 3,220,000円
助手席リフトアップシート車 車両価格:4WD 3,410,000円
(ベース車プラス240,000円)
ベースグレードの2.4L車のみで、ハイブリッド選べませんが、4WDも選べます。
ホンダ ステップワゴン 2017年09月28日発売
ステップワゴン 助手席リフトアップシート車SPADA・Honda SENSING
ステップワゴン 車いす仕様車G・Honda SENSING 3列目乗車タイプ
マイナーチェンジされたステップワゴンは、上級装備車のスパーダのエクステリアを変更し、2モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID(スポーツ ハイブリッド) i-MMD」搭載仕様を設定。さらに、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を全タイプに標準装備するビッグマイナーチェンジとなっています。
福祉車両はG・Honda SENSING1.5Lターボ車のみだが、標準車とスパーダを選ぶことができます。
G・Honda SENSING
車いす仕様車 車両価格:FF 3,153,000円
車いす仕様車 車両価格:4WD3,308,000円
サイドリフトアップシート車 車両価格:FF 2,979,000円
サイドリフトアップシート車 車両価格:4WD 3,134,000円
助手席リフトアップシート車 車両価格:FF 2,912,000円
助手席リフトアップシート車 車両価格:4WD3,112,000 円
SPADA・Honda SENSING
車いす仕様車 車両価格:FF 3,245,000円
サイドリフトアップシート車 車両価格:FF 3,111,000円
助手席リフトアップシート車 車両価格:FF 3,089,000円
N-BOX 2017年08月31日発売
N-BOX+車いす仕様車G・Lパッケージ
プラットフォーム、パワートレインを新たに開発。安全装備や新採用の助手席スーパースライドシートなどの充実した機能を備えた上で約80kg軽量化し、優れた走行性能・低燃費・乗り心地を実現しました新型 N-BOX。発売直後から大ヒットを続け、登録車を含む販売台数は月販2万台を超えています。
この N-BOXには N-BOX+というスロープ機能が最初から組み込まれており、大きな改良をせずに福祉車両として利用できるという特殊性があります。
アルミスロープとウインチベルトを引き出し、リモコンで電動ウインチを作動させて車内に引き上げます。その後は車いすを固定し、3点式ELRシートベルトを着用。アルミスロープを立ててロックすれば完了というように、操作法も簡単。一台で、介護はもちろん、普段の買い物や趣味にも便利に使えるというのが魅力です。人気の「カスタム」もあるのが決め手です。
N-BOX+車いす仕様車 車両価格
G・Lパッケージ FF:1,560,000円 4WD:1,690,000円
G 1,460,000円 FF:1,460,000円 4WD:1,590,000円
Custom G FF:1,730,000円 4WD:1,860,000円
ホンダのオレンジディーラーとは?
車いすの方も安心バリアフリーの店づくり
ホンダでは、福祉に関する一定の基準をクリアしたディーラーを「オレンジディーラー」とし、専門知識を備えたスタッフが、福祉車両選びをサポートする体制をとっています。その中でも、特に展示・試乗車、専門スタッフの充実したお店が「マスター店」と言われ、段差の無いエントランス、フロア、バリアフリートイレを備え、「サービス介助士」や「介助専門士」の資格取得スタッフが在籍。さらにホンダの福祉車両各タイプの展示・試乗車を常時用意しています。
まとめ
日産では「ライフケアビークル」、トヨタでは「ウェルキャブ」など、すべてのメーカーで、ホンダと同じような仕様をラインナップし、様々なグレードからも選択できます。まずは、福祉車両をと探す前に、気に入った車種を選び、グレードを決める段階で、これら福祉車両を選ぶことができるはずです。
また、障がいの程度によっては取得税や地方税が減免になるので、担当者とよく相談することも必要です。