トップへ戻る

大型ドライバー不足対策「ダブル連結トラック」「隊列走行」

大型ドライバー不足対策「ダブル連結トラック」「隊列走行」

物流業界は深刻なドライバー不足に陥っています。国土交通省は少ない人数で大量の貨物を輸送するための技術として「ダブル連結トラック」や「隊列走行」など様々な実験を行っています。

⏳この記事は約3~4分で読めます。


物流業界における深刻な人材不足

現在、物流業界では深刻なドライバー不足と高齢化という問題が発生しています。

背景にはガソリン価格の高騰による物流業界の業績悪化や法改正による規制強化や、インターネット通販などによる少量多品種化、対照的に好景気な建築業界への若年労働者が流出していること等が上げられています。

石井啓一国土交通相

この状況を受け石井啓一国土交通相も「今後とも物流業界がきちっと役割を果たしていくためには担い手を確保する」ことが必要だと語り、危機感を表している。

日本の物流をめぐる環境は、人口減少・少子高齢化に伴う労働力不足の顕在化、国際競争激化、情報通信技術(ICT)などの技術革新など、様々な変化が生じているため、国土交通省は新たに今後の物流施策の在り方について検討を行っている。

ダブル連結トラック

その対策のひとつとして、トラック輸送の省人化を促進し生産性向上を図るために、国交省が検討を進めているのが、1台で通常の大型トラック2台分の輸送が可能な「ダブル連結トラック」の導入です。

ダブル連結トラックは2016年11月22日から、新東名を中心とするフィールドで実証実験を実施されている。

現在試験に参加しているのは「日本梱包運輸倉庫」で、長さ21mのダブル連結トラック6台を、埼玉県狭山市~愛知県豊田市間、群馬県太田市~三重県鈴鹿市間で走行させている。

「ヤマト運輸」と「福山通運」も3月17日から実験に参加します。ヤマト運輸は、車両長21mのダブル連結トラック2台を使って、神奈川県愛甲郡愛川町~愛知県豊田市で実験する。福山通運は車両長21mのダブル連結トラック1台を、静岡県裾野市~愛知県北名古屋市(岐阜県岐阜市経由)に走行させる。

国交省は実験により、将来の自動運転・隊列走行も見据えつつ、省人化の効果、安全性などを検証した上で、2018年度以降の本格導入を目指す。

実験に際して、特殊車両通行許可の基準について安全性を十分確保しながら現行21mの車両長を25mまで緩和する特例を設けることも検討しています。

大型トラックの隊列走行

トラックの隊列走行は、先頭車両をドライバーが運転し、後続のトラックを電子的に連結して隊列を形成する。3台目以降も電子的に連結し、2台目以降の後続車両は自動走行システムを使って無人走行するもの。国土交通省や経済産業省、警察庁、民間などが協調して実現を目指しています。

2020年度に新東名高速道路での後続無人隊列走行の実現に向けて、2018年1月から後続のトラックにドライバーが乗車した状態で実証実験を行う。協調型車間距離維持支援システムや社会的な受容性を検証する。2019年度1月からはドライバーが乗車した状態で、後続車両無人隊列システムの実証実験を行う。

政府は2022年度以降、東京=大阪間での後続無人隊列走行の実現を目指している。

関連する投稿


さらば、農道のNSX!ホンダ・アクティ トラックを徹底解説!

さらば、農道のNSX!ホンダ・アクティ トラックを徹底解説!

農村のNSX、ホンダ・アクティ トラックが、2021年6月で生産停止になってしまいます。今回は、エンジンをミッドシップに積んだ軽トラ、と言う独特なメカニズムを持ったアクティ トラックを、詳しく見ていきましょう!


トラック運転手の仕事はきつい?必要な免許や仕事内容をご紹介

トラック運転手の仕事はきつい?必要な免許や仕事内容をご紹介

トラック運転手は、男女問わずできる職種です。しかし、車の免許があるだけトラックをすぐに運転できると思っていませんか?今回ご紹介する記事では、「トラック運転手」を始めるのに必要な免許やその仕事内容もご紹介します。


 プロパイロットの運転はどこまで自動?自動運転機能や最新情報を紹介

プロパイロットの運転はどこまで自動?自動運転機能や最新情報を紹介

日産の自動運転技術である「プロパイロット」は、ドライバーの運転の負担を軽減してくれる利便性の高いシステムです。とはいえ、自動運転にはレベルがあるため、プロパイロットがどのくらい自動で運転してくれるのか知りたいと思っている方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、プロパイロットの自動運転機能や搭載されている車種、今後の展開などを含めた最新情報を紹介します。プロパイロットの搭載車を購入したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。


自動運転のレベルとは?レベル別にできることを徹底解説

自動運転のレベルとは?レベル別にできることを徹底解説

自動運転にはレベル0~5の6段階が設定されており、各レベルでできることは大きく異なります。自動運転技術が日に日に進歩を続ける中、各レベルでどのような運転が可能になるのか気になっている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、自動運転のレベルについて詳しく解説します。レベル別にできることや海外における自動運転の現状、今後の展望などについてまとめましたので、自動運転について知りたい方はぜひ参考にしてみてください。


2020年にレベル3解禁!各社の自動運転の最新情報を紹介

2020年にレベル3解禁!各社の自動運転の最新情報を紹介

2020年現在、日本国内ではレベル3までの自動運転を搭載した車を公道を走らせることが可能になりました。自動運転の技術は年々進化しており、各自動車メーカーが自動運転にどの程度対応しているのかなど、詳しい情報が気になっている方も多いでしょう。そこで今回は、自動運転の基礎知識や各社の自動運転に関する最新情報を紹介します。国内外のメーカーの取り組みや今後の自動運転技術の展望なども紹介しますので、自動運転の現状を知りたい方はぜひ参考にしてみてください。


最新の投稿


【カーリースと中古車、どっちがおトク?】支払い額近し!メリット・デメリットで見極めよう

【カーリースと中古車、どっちがおトク?】支払い額近し!メリット・デメリットで見極めよう

近年人気上昇中のカーリースですが、メリットばかり宣伝で見るけど何か裏があるんじゃないの?と気になっている方も多いのでは。新車は手が届かないけど、カーリースならなんとかなるかも!とお思いの方でも、中古車もきっと一度は検討してみたはず。カーリースと中古車、どちらがどんなカーライフにぴったりなのか、メリットとデメリットを分析することでしっかり見極めていきましょう。


【カーリース会社を比較】おトクなのはどのカーリース?人気会社を調査

【カーリース会社を比較】おトクなのはどのカーリース?人気会社を調査

近年急速に広がりを見せている車の持ち方が「カーリース」です。あらゆる分野で所有しない使用というスタイルが人気を得る中、車に対する出費を月々定額の支払いでまとめることのできるカーリースもお手軽感が人気の様子。そこで、人気のカーリース会社の特徴をまとめて比較してみました。ご自分に合ったカーリース会社はどれなのか、きっとぴったりのサービスが見つかるはずです。


世界で愛されるマツダの「顔」!マツダ3へと生まれ変わったアクセラの魅力を徹底解剖

世界で愛されるマツダの「顔」!マツダ3へと生まれ変わったアクセラの魅力を徹底解剖

マツダの世界戦略車として開発され、国内のみでなく欧米諸国でも高い人気を誇るマツダのアクセラ(現マツダ3)の特徴や魅力をご紹介します。セダンやハッチバックなどモデルラインナップも多いので、それぞれの特徴、そして新車価格・中古車価格などについても解説していきます。


広い室内が魅力の「スズキ エブリイワゴン」を徹底解剖!

広い室内が魅力の「スズキ エブリイワゴン」を徹底解剖!

スズキのエブリイワゴンは広々としたインテリアが特徴で、車中泊もできるアウトドアにぴったりの一台です。価格も比較的安価に購入できるので、高いコストパフォーマンスも魅力のひとつです。そこで今回は、エブリイワゴンの魅力を詳しく紹介します。


国内で人気のコンパクトカーの魅力は?室内は広い?徹底解説

国内で人気のコンパクトカーの魅力は?室内は広い?徹底解説

日本の入り組んだ道でも運転しやすく、人気の高いコンパクトカー。最近では、燃費性能の高い車種もたくさん販売されていて、メーカーがこぞって力を入れる車種となっています。今回はそんなコンパクトカーについて魅力を解説していきます。