トヨタ ハリアー、特別仕様車「スタイルアッシュ」発売
大人気の『ハリアー』ですが、特別仕様車「プレミアム スタイルアッシュ」および「プレミアム アドバンスパッケージ スタイルアッシュ」を設定し、2016年の6月1日より発売しています。
気になる内装は、グレーを基調とし、滑らかな風合いのウルトラスエードのシート表皮と合成皮革を組み合わせた専用シート、インストルメントパネル、ドアトリムなどに専用内装色ウォームグレーを採用したほか、随所にライトグレーのステッチを施しています。
また、ピアノブラック調の本革巻き3本スポークステアリング、ブルーの輝きを持たせたヘアライン調加飾のシフトパネルを採用するなど、スタイリッシュな仕様としました。
さらに、運転席8ウェイ&助手席4ウェイパワーシート&マイコンプリセットドライビングポジションシステムや快適温熱シート(運転席・助手席)など、より魅力的な機能を特別装備。
そのほか、ブラック塗装に切削光輝を施した専用18インチアルミを特別装備するとともに、外板色には特別設定色ブルーメタリックを含む全5色を設定しました。
価格はスタイルアッシュが323万7055円から413万2473円、
プレミアム アドバンスパッケージ スタイルアッシュが379万7673円から469万2109円です。
少しお高目ですが、金額分の値打ちのある、特別仕様車です。
トヨタ ハリアー、特別仕様車「スタイルアッシュ」発売…グレー基調の内装 | レスポンス(Response.jp)
https://response.jp/article/2016/05/23/275621.htmlトヨタ自動車は、『ハリアー』に特別仕様車「プレミアム スタイルアッシュ」および「プレミアム アドバンスパッケージ スタイルアッシュ」を設定し、6月1日より発売する。
トヨタ ハリアーの試乗記をしらべてみたよ
2リットルエンジンによる軽快な走りとSUVにして泥臭いクロカンとは一線を画す、ラグジュアリーな都会派高級クロスオーバーSUV路線を貫くのがハリアーだ。
多くの国産SUVがメインマーケットの北米市場をターゲットに肥大していく中、ハリアーの新型は国内専用車として復活。日本の路上に合わせたというボディサイズは全長4720×全幅1835×全高1690mm。ホイールベース2660mm。「えっ、ぜんぜんまだ大きいじゃん」という声が聞こえてきそうだが、先代は全長4735×全幅1845×全高1680mm。ホイールベース2715mm。ホイールベースを除き10~15mmのダウンサイズということで、実は、あまり変わらない?とも言える。
もっとも、ダウンサイズのハイライトはエンジン。先代後期のガソリン車は2.4リットル直4、160psというスペックだった。しかし新型は何と2リットル直4!! 151psで勝負。が、ガッカリすることはない。新型はFFで20kg、4WDで70kg前後の軽量化を果たしているからだ。
それは燃費性能に直結。新型はFFで最高16.0km/リットル、4WDで最高15.2km/リットルを誇る。ちなみに先代は同11.0km/リットル、10.6km/リットルだったから、燃費向上度は極めて大きいと言えるだろう。
きらめき感あるエクステリアはインパクトと先進感、新鮮味あるものだ。インテリアにしてもソフトパッドを奢るインパネ回り、8インチディスプレーを含む艶やかなフラットパネルが美しいセンターコンソール、シートデザインなど、高級感と先進性が見事。ガソリン車でも十分に新型らしさを味わえる。
ハリアーが「H.H.(Hybrid Harrer)」というキャッチフレーズを使っていることから、主力機種は1.8リットルエンジン+2モーターのE-Four(電気式4WD)となるハイブリッドモデルということになるのだろうが、ガソリン車の走りもなかなかあなどれないものだった。
■トヨタ ハリアー 走りの感想はいかに
走り出せば、加速感は実に軽快。17インチタイヤ装着車であれば乗り心地も滑らかで快適そのもの。操縦性は自然でクセがなく、始めてステアリングを握ったとしても、すぐにクルマを手足のように操れる感覚だ。ホイールベースの短縮が功を奏し、最小回転半径は先代の5.7mに対してウィッシュ並みの5.3mに。これならUターンの容易性だけでなく駐車のしやすさも抜群だ。
期待してなかった動力性能はしかし、長い登坂路、高速走行中にドッカーンと追い越しをかけたいシーンを除けば十分以上だった。たしかにありあまるパワーを持っているわけではないが、エンジンを高回転まで回しても不快なノイズ、振動が高まらず、いや、むしろ爽快な回転フィールが気持ちよく、中高回転域を自然と使いやすいのがそう感じさせる理由である。
実燃費は市街地30%、高速70%で13km/リットル前後を記録(同条件でHVは15km/リットル程度)。ミッドサイズのラグジュアリーなSUVとしてはなかなかの燃費性能と言えそうだ。
もちろん、ハイブリッドも魅力的だが、価格差はエレガンス・グレード基準でハイブリッドとガソリン4WD同士では約70万円、ガソリンFFになれば約90万円に広がる。このクルマのオンロード&都会派のキャラクターからすれば、走行性能は200万円台後半から手に入るガソリン車のFFで十分とも思える。
ちょっと気になるのが北京モーターショーで初公開されたレクサスのコンパクトクロスオーバー『NX』だろう。新開発の2リットルターボエンジンが搭載され、今後、ハリアーにも…という期待感もある。同エンジン搭載車でもトヨタとレクサスの価格差はそれなりにあるはずだが、基本的にレクサスはナビ込みだから、そのあたりを含めた実質的な価格差を見極めたい。
ところでハリアーのドッグフレンドリー度はどうか。後席は座面長50cm、幅124cmとゆとりのスペースを備え、中大型犬ならいったん地上45cmの高さにあるサイドシルから段差約3cmでしかないフロアに乗り込み、そこから34cmの高さにあるシートに飛び乗ることも容易。6:4分割の4側を畳むことで幅49.5cm、奥行き158cmもの愛犬スペース?が出現し、飼い主のとなりで安心してドライブを楽しむこともできたりする。
また、荷室はフロア地上高74.5cmとやや高めではあるものの、フロアには4本のレールが備わり、中型ケージなどをズルズル出し入れしやすいのが特徴だ。
後席用エアコン吹き出し口、アイドリングストップ中でも一定時間冷たい風が出る蓄冷式エアコンも、後席~荷室部分に乗った暑がりの犬にとって歓迎すべき装備、機能だろう(もちろん人間にとっても!)。なお、荷室に中大型犬を自身で乗せるなら、トヨタの通販サイト「ハピカラ」で販売されているイージーステップ(3万8800円)という犬用の伸縮式ステップがある。