トヨタ ヴォクシー概要・走行性能
■概要・特徴
ヴォクシーは7人~8人乗りのファミリーに人気なミドルサイズミニバンです。ノア・エスクァイアと兄弟車種で、2車に比べてスタイリッシュなカッコイイ仕上がりになっています。
室内もとても広く、乗り降りもしやすいので子育て家族にはとても喜ばれる作りになっており、
また、運転席ではメーターパネルが低く設定されているので、視界も良好でとても運転がしやすくなっています。
グレードも様々用意されており、燃費性能が改善されたハイブリッド仕様車など広くて使いやすさを保ちながら常に進化をしていく車として高い人気を誇ります。
■デザイン・ボディーカラー
ヴォクシーのデザインはスポーティーな外観でとてもアクティブな印象です。カラーは全部で7種類。シックな色から爽やかな色まで幅広く取り揃えています。特にブラックとオーシャンミントメタリックとでは同じ車種とは思えないぐらいガラッと印象が変わり、好みに合わせて楽しめます。
また、その美しさを失わないようにセルフリストアリングコートを採用しており
洗車などで出来てしまう小さなすり傷を自己修復し、いつまでも新車の時の輝きを保つ貢献をしてくれます。
■エンジンシステム
ヴォクシーにはガソリンエンジンとハイブリッドの2タイプが用意されています。ハイブリッドでは研究を重ねた4つのシステムを組み、先進のハイブリッドシステムを搭載しています。
これによって多人数が乗車してもモーターのパワーで力強く加速ができミニバンにありがちな多人数になると速度が下がるといった事が解消されます。一方、ガソリンエンジンには2WDと4WDの設定があります。
アイドリングストップ機能やエコドライブモードなどがありスイッチひとつで低燃費とスムーズな走りをサポートしてくれる作りになっています。その為、走行性能に関してはどちらも充分満足した走りが期待出来るでしょう。
■燃費(JC08モード)
燃費の良さもヴォクシーの魅力のひとつです。ガソリンエンジン燃費は16.0km/Lというガソリン車にとって大幅な燃費向上を達成しました。ハイブリッド燃費にいたっては、23.8km/LというこのクラスNo.1の圧倒的な低燃費を実現。
お出かけ好きのご家族には嬉し過ぎる数値となっています。
もちろん環境性能・エコカー減税にも一役買っています。低燃費によるガソリン代節約だけでなく
走っている街並みにも配慮された開発者たちの環境への想いをヴォクシーを通じて思えるのではないでしょうか。
トヨタ ヴォクシー車内空間
■搭乗人数・室内空間
室内空間に関してはとにかく広いの一言につきます。小さなお子様を抱きかかえたままでも、ペットと車内で過ごすのもストレスなくおこなえます。また、シートの間の膝回りもかなりゆとりがあるのでゆったり座れ、高さもあるのでお子様の車内でのお着替えも簡単に出来ちゃいます。
さらにセカンドシートはロングスライドが可能なので、搭乗人数やお荷物の量によってアレンジが可能に。もちろん広々していながら静寂性はかなり高いので、お疲れの方も移動中にはごゆっくり安らげます。移動、くつろぎ、荷物の運搬など様々なシーンに大活躍の車です。
■シート
ヴォクシーはシートアレンジもお手の物。少人数の際にはサードシートを動かし大胆にリビングのように広々と使い、大きな荷物を乗せる時にはセカンドシートを前へスライドさせてサードシートを跳ね上げれば後列を荷室として使うことが可能です。
そして運転にお疲れの際にはシートをフラットにしベッドのようにしてお休みいただけます。
また、広々としているのでフロントシートから後部座席へのウォークスルー(7人乗り)も簡単に出来ます。
尚、シート材質はファブリックを採用しており安定して誰にでもゆったり過ごしてもらえる飽きの来ないシートになっています。
■ドア・乗降性
ヴォクシーの乗降性は今までに比べてかなり高くなっています。運転席や助手席はクラスNo.1の低床フロアになっており体格に関係なく乗り降りもスムーズに。後部座席に関しては従来のミニバンのような高いステップがなく、そのまま乗り降りが可能です。
また、スライドドアはパワースライドドアを採用しワンタッチで自動開閉ができ、さらにイージークローザー機能も付いているので半ドア状態から確実に閉まるのが便利です。
小さなお子様やお年寄りなどサポートが必要な方がいるご家族には非常に助かる機能です。
■ラゲッジスペース
ラゲッジスペースは広い開口部で出し入れしやすい作りになっているのが嬉しいです。また、先に述べたようにシートアレンジがかなり効くので、シートを倒しラゲージモード・ビッグラゲージモードとして使用できます。
ラゲージモードではサードシートのみ跳ね上げそこに荷物をおけばセカンドシートに人が乗っていても充分荷物を積むことが出来ます。
さらに大きな荷物を積む際にはビッグラゲージモードといい、セカンドシートを前へサードシートを跳ね上げれば自転車などの荷物もラクラク積んで運ぶことが可能です。
トヨタ ヴォクシー運転支援・安全性・装備
■安全装備(Toyota Safety Sense C)
安全装備には主に下記の3つの機能があります。
●プリクラッシュセーフティシステム
進路上の先行車をレーザーレーダーと単眼カメラで検出し、衝突が予測される場合には警報を発して回避操を促してくれます。
その際ブレーキを踏むと強力なアシストが作動し踏めなくても自動ブレーキが作動します。
●オートマチックハイビーム
夜間の歩行者などをいち早く発見出来るようハイビームとロービームを自動で切り替えてくれます。
●先行車発進告知機能
渋滞や信号待ちなどで先行車に続いて停止し、先行車の発信に気付かない場合にブザーとディスプレイで
お知らせをしてくれる機能です。
上記3つがヴォクシーに搭載されている主な安全装備です。
■運転支援・予防安全・衝突安全
予防安全の観点としてレーダークルーズコントロールという機能が搭載されており、ミリ波レーダーセンサーからの情報により先行車を認識し、適切な車間距離を保ちながら追従走行をサポートしてくれます。
また、万が一の為の衝突安全を考えサードシートまでしっかり守ってくれる7個のエアバッグシステムを搭載。外部には歩行者の安全も配慮し、歩行者障害軽減ボディによって少しでも歩行者に与える障害を軽減します。
このように様々な状況を想定し、車内にも車外にも安全に配慮し開発されています。
■試乗記
さて、実際に試乗してみた感想はどうなのでしょうか?
乗り心地については、
「クルマ酔いしにくい乗り味とも言えそう(青山氏)」
「高速走行でもボディが煽られない、安定感のある乗り味(島崎氏)」
と、普通に走行していてもスピードを出しても揺れをあまり感じる事なく
特に車酔いのするお子さんをお持ちの家族には特に貴重な意見になります。
さらに、
「お薦めは7人乗り2列目キャプテンシート仕様(青山氏)」
という事でペットを飼っていて移動中も足元にいさせたい場合や体格の大きな人には各席にゆとりのもてるキャプテンシート仕様にする事によって、より快適なカーライフがエンジョイ出来るということなのではないでしょうか。
■バリエーション・価格
価格帯に関しては、ガソリンエンジン車で220万円~280万円、ハイブリッドで300万円~330万円程で各パッケージとグレードによって値段は変わりますが、他社の同クラスのものと同じような価格帯です。
ただ、他と違うのがやはり燃費の良さなので、それを考えると日々乗っていくうえではヴォクシーの方が圧倒的にお得に感じる事でしょう。