トップへ戻る

「教わるな、盗め」もはやパクリの殿堂!中国Zotyeの歩んだ軌跡!

「教わるな、盗め」もはやパクリの殿堂!中国Zotyeの歩んだ軌跡!

偽ランボルギーニ、偽マカン、偽アウディと本物そっくりのコピー車を発表し、注目を浴びている中国のZotye(衆泰汽車)。こちらの記事ではZotye(衆泰汽車・衆泰グループ)が発表した、歴代のコピー車をまとめて掲載しています。

[PR]本ページはプロモーションが含まれています
⏳この記事は約3~4分で読めます。


そもそもZotye(衆泰汽車)とは?

まず、Zotye(衆泰汽車)という会社からの紹介から始めます。

Zotye(衆泰汽車)は、2005年に設立された新興自動車メーカーで、設立当初から「ノマド」という車両がダイハツ「テリオス」に類似していることから話題を呼んだ自動車メーカー。

近年では、中国市場にいち早く超小型EVを投入し、中国においての小型EVの市場規模はまだ小さいものの、存在感を見せている自動車メーカーです。

ダイハツ テリオスに似ている…?Zotye「ノマド(2008)」

まずは、その「ノマド(2008)」からのご紹介です。こちらの画像は2006年の北京モーターショーにて。

フロントのエンブレムもダイハツの「D」に見えてくる…

ダイハツのテリオスをインスパイアしたような外観。というよりはほとんど同じに見えなくもない。

こちらがダイハツのテリオス

フロントのフォグランプが丸いか四角いか、グリル上部に若干の違いがあるという程度。コピーといわれてしまっても仕方のないレベルですね。

ダイハツのテリオスがコピー(インスパイア)された背景のひとつとして、小型SUVの市場が大きくなりつつあったというのもさることながら、2003年に中国の第一汽車グループ、一汽華利汽車有限公司に、ダイハツがテリオスの、技術ライセンスを提供したと。いうことが事の発端となりコピー(インスパイア)しやすい環境であったのではないかと考えられます。

ダイハツ、中国で『テリオス』を生産 | レスポンス(Response.jp)

https://response.jp/article/2003/01/24/22224.html

ダイハツ工業は24日、中国の第一汽車グループ、一汽華利汽車有限公司(天津市)に、小型SUV(スポーツユーティリティビークル)『テリオス』の、技術ライセンスを提供することを決め、同日、契約を締結した、と発表した。

※2003年当時の記事です。

もはや間違い探し?トヨタ アリオン激似の Zotye「Z300」

続いても日本車に類似したモデルのご紹介。こちらは、2012年の北京モーターショーにて初公開された「Z300」。

Zotye「Z300」

オーソドックスな4ドアセダンのスタイルで、ボディサイズは全長4565×全幅1765×全高1495mm。搭載エンジンは、三菱自動車製をルーツとする1.5リットル直列4気筒ガソリン。最大出力は120psという仕様。

ですが、ヘッドライトを含めたフロントマスク、テールランプなど、ビジュアルがトヨタの「アリオン」に酷似しているんです。

こちらはトヨタのアリオン

続いてリアビューの比較。

もはや間違い探しをしている錯覚に陥るような酷似具合。

また、こちらの「Z300」は現在もZotyeのラインナップとして、中国にて販売されているようです。(2017年4月現在)

アウディ「Q5」を思わせる…。Zotye「T600 」

続いても2012年の北京モーターショーにて、将来発売する中型SUVを示唆したコンセプトカーとして初公開されたZotyeの「T600」。

Zotye「T600」

ノマド(2008)、Z300のテリオス、アリオンと国産が続きましたが、今度はアウディに手を出しました。

さすがに、フロントグリルまでを丸々コピーするわけにはいかなかったようですが、全体的なフォルムもかなり似ているといえる仕上がりに。

全体的なフォルムは「似ている」で済ませれそうなものですが、テールランプの形まで一致してしまうと「パクリ」といわれてしまっても仕方ないですね。

ちなみにこちらの「T600」もZ300と同様、Zotyeのラインナップとして現行で販売されています(2017b年4月時点)。

そして、Zotyeの公式ホームページ内、「T600」のページには大きく「Outstanding Look」という文字が。直訳すると、優れた外観、卓越した見た目、という意味合いに。

なんともいえませんね。

スズキ アルトがEVに!?いいえ、これはZotye「雲100EV」です

続いてはまた国産車がインスパイア(コピー・もしくはパクリ)されます。こちらは、2015年の上海モーターショーにて発表された新型EV車両「雲100EV」。

Zotye「雲100EV」 雲なので上が白のツートンカラーなのでしょうか。

こちらの車両は、Zotyeが元々販売していた「Z100」という車両をベースに製作されたEVカー。前輪駆動で最高速度は80km/h、航続距離は150km。充電時間は、家庭用コンセント(220V)6~8時間、急速充電器なら1時間で80パーセントの充電が可能となってます。

そしてこちらがスズキ「アルト」

もう、これは…。というレベルの仕上がり。ヘッドライト等を含めたフォルムだけでなく色まで寄せてくる傾向に。

「テールランプが少し違うからパクリじゃないよ」と思っていそうなこの偽アルトEV、ベースとなっているZ100もZotyeのラインナップとして現行で販売されています。(2017年4月現在)

T600と同様、Z100のページ内には「Innate fashion」という文字が。そのまま訳すと「先進的なファッション」。

フロントから見たらアルトとほぼ見分けのつかないデザインで「先進的ファッション」という文言。すごい根性をしているな、というのが率直な感想ですね。

最新のZotye、コピー車情報はこちら

ポルシェ激おこ?中国メーカー“にせマカン”登場!?

https://matome.response.jp/articles/324

アウディ「Q3」などのコピー車を公開してきた中国メーカー「Zotye」が、ポルシェ「マカン」のコピー車「SR9」のピンクバージョンを、4月の上海オートショーで初公開する準備をしていることがわかりました。

ランボルギーニのSUV、ほぼ完コピ!「Zotye」のパクリ根性がスゴイ…

https://matome.response.jp/articles/424

アウディのQ3、ポルシェのマカンなどをコピーし話題を呼んでいる中国の「Zotye」から、今度はランボルギーニのSUV、ウルスそっくりな車が発表されました。

いずれの車両も「ホンモノ」よりは安い価格設定のようですが、「パクられる」側としては、たまらない話ですね。

関連するキーワード


Zotye

関連する投稿


ランボルギーニのSUV、ほぼ完コピ!「Zotye」のパクリ根性がスゴイ…

ランボルギーニのSUV、ほぼ完コピ!「Zotye」のパクリ根性がスゴイ…

アウディのQ3、ポルシェのマカンなどをコピーし話題を呼んでいる中国の「Zotye」から、今度はランボルギーニのSUV、ウルスそっくりな車が発表されました。


ポルシェ激おこ?中国メーカー“にせマカン”登場!?

ポルシェ激おこ?中国メーカー“にせマカン”登場!?

アウディ「Q3」などのコピー車を公開してきた中国メーカー「Zotye」が、ポルシェ「マカン」のコピー車「SR9」のピンクバージョンを、4月の上海オートショーで初公開する準備をしていることがわかりました。


最新の投稿


ダイハツ新型「ロッキー」発表!安全性の向上と価格改定を実施

ダイハツ新型「ロッキー」発表!安全性の向上と価格改定を実施

ダイハツは2024年11月5日に、コンパクトSUV「ロッキー」の一部改良モデルを発表しました。安全性を高めたほか、価格を改定したといいます。


車の雪対策に!準備しておきたいグッズや降雪時の運転前・運転中・駐車時に気を付けるべきポイントを徹底解説

車の雪対策に!準備しておきたいグッズや降雪時の運転前・運転中・駐車時に気を付けるべきポイントを徹底解説

突然の積雪に見舞われると、準備不足から大きなトラブルにつながることもあります。雪による交通事故や車の故障を防ぐためには、事前の準備と適切な対策が欠かせません。この記事では、車の雪対策として、事前に揃えておきたいグッズや雪道での運転時の注意点、駐車時の積雪への対策などを詳しく解説します。これから始まる寒い季節に備え、この記事を参考に雪対策の準備を整えておきましょう。


MOTA(モータ)の新車見積は超便利!自宅で簡単比較見積

MOTA(モータ)の新車見積は超便利!自宅で簡単比較見積

MOTA(モータ)が提供する新車見積は、これから新車を購入する人にオススメのサービスです。通常、新車を購入するには、ディーラーや販売店へ足を運んで見積りや商談を直接やり取りしたり、比較検討するために複数のディーラーや販売店へ出向かなければならなかったりと大変です。しかし、MOTA(モータ)の新車見積は自宅に居ながらWEBだけで、気になる新車を簡単に複数のディーラーや販売店から見積りをしてもらうことが可能です。そこで本記事では、MOTA(モータ)の新車見積サービスについて、特徴からメリット・デメリット、そして利用方法についても詳しく解説していきます。新車購入を検討している方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。


スバル新型「サンバーバン」発表!安全性高めた「軽バン」登場

スバル新型「サンバーバン」発表!安全性高めた「軽バン」登場

スバルは2024年11月7日に、軽バン「サンバーバン」の一部改良モデルを発表しました。側面衝突時の乗員保護を高めたといいます。


オートウェイのタイヤは安い?特徴・注意点や購入の流れを解説

オートウェイのタイヤは安い?特徴・注意点や購入の流れを解説

タイヤが安く買えることをテレビCMなどでアピールしている「オートウェイ」。本当に安く買えるのでしょうか。また、安く買えたとしても品質に問題はないのか不安に思われる方もいるでしょう。さらに、オートウェイはネットで簡単にタイヤが買えますが、取り付けはどうすればいいのか気になるところです。そこで本記事では、オートウェイの特徴や注意点をはじめ、本当に安いのか、品質は大丈夫なのかということや、購入して取り付けするまでの流れも解説します。そろそろタイヤ交換を考えている方は、この記事を読んで参考にしてください。