エスカレードの高級感を凝縮!キャデラック最新SUV、XT6
《画像提供:Response 》キャデラック XT6
米・ゼネラルモーターズの高級車ブランド キャデラックといえば、日本でも名の知れた高級車界の老舗。あまり車に詳しくない方でも、その名前だけは聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
もちろんキャデラックは高級セダンも得意で、時代に残る名車を数々発表してきましたが、実は初代エスカレードは1999年登場と現在の高級SUVブームに先行しており、SUVにも長い経験と深い造詣のあるブランドなのです。
そんなエスカレード、登場当初から大柄なボディだったものの、現行モデルでは全幅は優に2.0mを超えるなど、もはや日本国内ではやや持て余す大型ボディに成長しており、普段の使い勝手を考えて購入に二の足を踏む方も少なくないことでしょう。
2019年に本国で発売されたXT6は、そんなエスカレードの弟分たるSUV。3列シートや余裕のある室内空間などエスカレードの美点を引き継ぎつつ、より現実的なボディサイズに抑えられたことで日常の使い勝手も確保されています。
日本国内にもぴったりなSUV、XT6の魅力をご紹介していきます。
キャデラック XT6の魅力はここ!厳選5点をご紹介
■ジャストフィットのサイズ感!高級感のあるスタイル
《画像提供:Response 》キャデラック XT6
キャデラックらしいクリーンでシャープなスタイルにまとめられたXT6は、3列シートを備えるSUVながら鈍重なイメージはなく、引き締まった印象で好感が持てますね。
水平基調の伸びやかなデザインは高級感を感じさせますし、適度にメッキパーツのアクセントがあることで、ボリュームの大きめなボディながら間延びしていません。
20インチと大径のアルミホイールが装着されるためもあってむしろコンパクトにも見えるXT6ですが、実際には全長は約5.1m、全幅は2m近くとなっており、エスカレードよりコンパクトとはいえかなり大柄な部類に入るでしょう。
■クラス最大級、広々インテリアスペース
《画像提供:Response 》キャデラック XT6(海外仕様車) インテリア
高度なパッケージングによって、クラス最大級のインテリアスペースを備えるXT6は、3列すべてが落ち着きのゆとりを持っていることが特徴的です。
前席が快適なのは当たり前、2列目もキャプテンシートで極上空間、さらに3列シートのSUVでは軽視されがちな3列目でもゆとりの頭上空間と足元空間が確保されており、大人でも充分以上にくつろげる空間となっています。
エアコンがトライゾーン式だったり、2列目席にもシートヒーターが備わるなど、キャデラックらしいおもてなしを後席の乗員も体感できる点もあって、ご家族揃ってやご友人を誘ってのドライブ旅行にもぴったりですね。
■決め手は「CUE」!デジタル世代も大満足の先進性
《画像提供:Response 》キャデラック XT6 インテリア
XT6に備わるのは、キャデラック車でお馴染みの先進のインフォテインメントシステム、「キャデラックユーザーエクスペリエンス(CUE)」です。レスポンスに優れた高精細8インチタッチスクリーンで操作ができるCUEは、Apple CarPlayやAndroid Autoにもしっかり対応する先進性がうれしいところ。
スマホナビを使わずにぜひ利用したくなる高度なナビシステム、完全通信型DR(自律航法)クラウドストリーミングナビが備わる点もXT6の特徴で、最新の地図とVICS情報を常にストリーミングすることによる鮮度の高い情報を活かした経路案内が可能。
輸入車ながら日本の使用状況に完全対応したナビを装備することで、普段の使い勝手から長旅のサポートまで、快適性がワンランク上昇していますね。
■3.6リッターエンジンで走りは豪快!もちろんAWD装備
《画像提供:Response 》キャデラック XT6 エンジンルーム
XT6は同クラスのSUVとして近年では大排気量な3.6リッターエンジンを搭載するので、街乗りだけでなく高速道路のクルージングも大得意。分厚いトルクに身を任せて走る高級車らしい余裕が体感できるのがうれしいところです。
近年のターボ車ブームにも関わらず自然吸気ユニットとしている点もポイントで、アクセル操作に自然に追従してくれるレスポンスが特徴的。SUVながら走りの上質さもしっかり追求されている点は、キャデラックらしいこだわりですね。
また、同エンジンが組み合わされるのは9速ATとインテリジェントAWD。高効率なATと賢いAWDの組み合わせで、加速性能も燃費性能も悪路走破性も、すべてあきらめずに済みそうです。
■安全装備も充実!運転席が振動する?!
《画像提供:Response 》キャデラック XT6
アメ車は先進装備が遅れてる、なんて先入観をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、XT6では国際水準の先進装備が盛り沢山。片側14個のLEDセグメントを消灯制御することで部分遮光を可能にした「インテリジェントマトリックスLEDヘッドライト」によるアダプティブヘッドライトシステムはそのひとつです。
また、予防安全装備や運転支援機能ももちろん搭載。歩行者にも対応するエマージェンシーブレーキなど、車がドライバーを常にサポートし続けてくれる安心感が備わっています。
興味深い装備としては、運転席座面左右にバイブレーターが内蔵されている「セーフティアラートドライバーシート」にも要注目でしょう。これは車が危険を感知した場合に、左右どちらか、または左右両方とものバイブレーターを作動させることで、瞬時にかつどちらの方向に危険が迫っているのか直感的にドライバーに伝える優れたシステムとなっています。
キャデラック XT6のスペック
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 5,060mm×1,960mm×1,775mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,860mm | |
最大乗車定員 | 6名 | |
車両重量 | 2,110kg | |
燃費 | WLTCモード:- | |
エンジン種類 | V型6気筒ガソリン 3,649cc | |
エンジン最高出力 | 231kW(314PS)/6,700rpm | |
エンジン最大トルク | 368N・m(37.5kg・m)/5,000rpm | |
駆動方式 | 全輪駆動(AWD) | |
トランスミッション | 9速AT | |
新車価格 | 8,850,000円(消費税込) |
充実のキャデラックSUV群、兄弟たちと比べてXT6はどうなの?
■【XT6 vs エスカレード】エスカレードはサイズも価格も全部デカい!
《画像提供:Response 》キャデラック エスカレード
キャデラックのフラッグシップSUVであるエスカレードは、2020年11月に国内導入が始まったばかりの新型車両。もちろん新型でも威風堂々のボディサイズは健在で、全長5,382mm、全幅2,060mm、全高1,948mmと桁違いの大きさです。
XT6と比較するとボディサイズの大きさもポイントではあるものの、価格帯の違いにも驚きます。エスカレードは税抜で1,300万円スタートと、こちらも桁が違う高価格。あらゆる部分でスケールの大きさを感じさせるエスカレードに並べると、XT6があらゆる部分で現実的な選択肢であることが実感できそうです。
■【XT6 vs XT4】コスパ良好な末っ子は装備充実で強敵!
《画像提供:Response 》キャデラック XT4
こちらは2021年1月に導入と、エスカレードよりもさらに最新モデルとなるのが、キャデラック随一のコンパクトSUVであるXT4。XT6やエスカレードが3列シートモデルなのに対して、XT4は2列シートという大きな違いがあります。
エンジンが2.0リッター 直列4気筒ターボとダウンサイズされていることもあり、走りは軽快ですし、「コンパクト」とはいうものの国産車でいえばトヨタ ハリアーと同等と余裕のあるボディサイズですので、室内も広々としていてキャデラックらしい高級感も感じられます。
さらにそのコンパクトさは価格や維持費の低減にもつながっています。税抜では約518.2万円スタートと、国産高級SUVとも競合できそうな価格設定となっており、3列シートが必要ない方にとってはXT6よりも魅力的に映るかもしれませんね。
【2021年最新】キャデラック XT6の新車・中古車価格まとめ
《画像提供:Response 》キャデラック XT6
2021年4月現在、XT6はプラチナムグレードのみのモノグレード販売となっており、税抜新車価格では約804.5万円となっています。
3列シートの大型高級SUVとはいえやや高めにも感じる価格設定ですが、国内に導入されているのがプラチナムという上級グレードのみということもあって、装備の充実っぷりを考慮に入れる必要があります。
また、エンジン出力的にもライバルSUVと比較すると上位グレード扱いとなる場合も多いですので、全体的にはクラス平均といった印象の価格なのではないでしょうか。
また中古車は現在18台しか確認できず、ほとんどが走行1万キロ以内か、未登録の新車となっていることもあって価格は新車価格同等となっています。まだデビューから間もないブランニューの新型車ですので当然の結果といえそうで、お買い得な中古車が出揃うまでにはまだまだ時間がかかりそうです。
まとめ
《画像提供:Response 》キャデラック XT6
キャデラックの大型SUV、XT6についてご紹介してきました。
キャデラックらしい洗練のスタイルと、3列シートのユーティリティ、最先端の安全装備に余裕の走行性能まで備わるXT6は、高級SUVのお手本のようなトータルパッケージ。
まだ発売から日が浅く街中で見かける機会も少なめとは思いますが、今後は輸入SUVの台風の目となりそうな予感もする、魅惑の一台ですね。