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ダイハツ トールの実際の評価は?車内空間や走行性能について詳しく紹介!

ダイハツ トールの実際の評価は?車内空間や走行性能について詳しく紹介!

広い車内空間によってさまざまなユーザーからの人気を集めているのがダイハツのトールです。しかし実際の評価なども気になるところ。そこで今回は車内空間の広さや内装、口コミなどをご紹介します。

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⏳この記事は約3~4分で読めます。


ダイハツトールとはどんな車?

≪写真提供:response≫ダイハツ トール

ダイハツは軽自動車のイメージの強いメーカーですが、普通車の開発、販売も行っています。特にダイハツは軽自動車のノウハウを活かすことができるコンパクトカーに強く、人気モデルをいくつか生み出しています。トールもそのひとつで、コンパクトカー市場で強い存在感を示しています。

トールはトヨタやスバルブランドでも姉妹車を販売しており、それらも含めると累計販売台数が発売からの約5年間で70万台を超える大ヒット車となっています。売り上げのデータを見るだけでも、日本を代表するコンパクトカーであるといえるでしょう。

ハッチバックのコンパクトカーは日本のみでなく世界的にも人気を集めているので各メーカーが積極的に開発を行っています。それだけにライバルもとても多く、ヒットモデルを開発するのは決して簡単なことではありません。実際のところ、軽自動車メーカーというイメージが強いダイハツということもあって、発売前は不安視する声も少なくありませんでした。

また、基本的なデザインも近年流行しているスーパーハイトワゴン系の軽自動車に近いイメージであったこともあり、普通車ながら「軽自動車みたい」と評価されるケースもありました。しかし、蓋を開けてみると大ヒットモデルとなっています。

そこで、今回はダイハツ トールがどんな車であるのかを紹介するとともに、ユーザーの評価などについてもご紹介していきたいと思います。トールをはじめとしたコンパクトカーの購入を検討している方は参考にしてみてください。

ダイハツトールとは

今日ではコンパクトカーにもさまざまなタイプのものが登場しています。コンパクトカーの人気が高まったのは2000年代のことで、トヨタ ヴィッツ(現ヤリス)やホンダ フィット、マツダ デミオ(現マツダ2)、スズキ スイフトといった数多くのヒットモデルが誕生しました。

それ以前は普通車といえばセダンが主流で、ハッチバックは営業車といったイメージを持たれることも少なくありませんでした。しかし、2000年代に立場は逆転し、ハッチバックタイプのコンパクトカーが市場を席巻することになったのです。

そんなコンパクトカーですが、車内空間の狭さが弱点として挙げられるケースも多く、ファミリーカーとしてはミニバンが選ばれる傾向にありました。しかし、ミニバンは広い車内空間を確保することができる一方でどうしても車体が大きくなってしまうことから、運転しにくいというデメリットがあります。

そこで、ミニバンから3列目シートを廃する代わりにサイズをコンパクトにしたモデルが登場しはじめました。スズキ ソリオなどがこのコンセプトで登場し、市場での支持を集めることに成功しています。

そんな中、2016年にダイハツから発売されたのがトールです。サイズはコンパクトですがハイトワゴンスタイルのボディを採用することで、非常に広い車内空間を実現しています。まさにコンパクトサイズのワゴンであると言えるでしょう。

このタイプのモデルとしてはダイハツトールは後発にあたりますが、前述の通り大ヒットし、同カテゴリー全体の販売台数も大幅に伸びたことからコンパクトミニバンというカテゴリー人気の牽引役となったモデルであるとも言えます。

トールのメインターゲットは現役の子育て世代ですが、すでに子育てが一段落した方の買い換え需要などにもマッチしたこともあって、幅広い層の方に愛される車となっています。

ダイハツの他モデルとの違いは?

ダイハツでは数多くの軽自動車を開発、販売しています。そんな中、近年のダイハツの普通車の中で大ヒットしたモデルとしてはロッキーが挙げられます。世界的に人気が高まっているクロスオーバーSUVで、コンパクトな5ナンバーサイズに収められていることもあって2019年末の発売以来、売れ続けているモデルのひとつです。

トールとはまったくコンセプトが異なっていますが、いくつか共通するポイントがあります。それは、同じカテゴリー内でもよりコンパクトさを意識しているという点です。SUVは3ナンバーサイズのやや大きめのものが多いなか、ロッキーは5ナンバーサイズにおさめられています。結果として日本市場で高い人気を誇るコンパクトSUVの中でもよりスマートで運転しやすいサイズに仕上がりました。

トールもミニバンスタイルながらコンパクトカーのサイズを実現したことによって、広い車内空間を確保しながらとても運転しやすい車に仕上げられています。

コンパクトサイズの車体をフルに活かして広い車内空間を確保するという点は近年の軽自動車のコンセプトに近いものがあります。なので、数多くの軽自動車を開発してきたダイハツならではのノウハウが活かされたと考えることもできるでしょう。

【ダイハツ トール G 2WD】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高)3,700mm×1,670mm×1,735mm
ホイールベース2,490mm
最大乗車定員5名
車両重量1,080kg
燃費WLTCモード:18.4km/L
エンジン種類直列3気筒ガソリン  996cc
エンジン最高出力51kW(69PS)/6,000rpm
エンジン最大トルク92N・m(9.4kg・m)/4,400rpm
駆動方式二輪駆動(FF)
トランスミッションCVT
(2021年月5現在 ダイハツ公式サイトより)

トールの良いところはここ!

≪写真提供:response≫ダイハツ トール

車内空間の広さ

トールの最大の魅力といえば車内空間の広さです。全高が高い分だけ当然車内高も高く確保されているので、とても開放感があってサイズ以上に車内空間が広く感じられるという声も聞かれます。また、天井が高いことによって視界が広く運転しやすいと評価する方も少なくありません。

ラゲッジスペースの広さも高く評価されており、カラーボックスなどのある程度の大きさのある家具でも後部座席のシートを倒すことなく、そのまま積載することが可能です。

トールの良い評判の多くがこの車内空間に関するものであり、このモデルの最大の魅力であるといえるでしょう。

豊富なシートレイアウト

シートレイアウトの豊富さも、トールで評価されているポイントのひとつです。特に高く評価されているのが後部座席のみを簡単にフラットにすることができるという点です。運転席と助手席はそのままの状態でも後部のみで154cm長ほどのスペースを確保することができるので、子供であれば十分に足を伸ばして寝ることができます。

また、フルフラットにすることもできるので、車中泊などを楽しんでいる方も多いようです。

ワイド開口&低床で乗り降りしやすい

トールでは両側にスライドドアを採用しており、非常に開口がワイドです。また低床設計なので乗り降りがしやすいという点も評価されています。

また、後部座席には手すりなどが装備されているので、足腰の弱い方や小さな子供でも安心して乗り降りができるという声も聞かれます。

キーフリーシステムやウェルカムドアロックが便利

ウェルカムドアロックも搭載されていて、実際に使用してみると便利という声が多く聞かれました。これは両手が塞がっている時なども、車に近づくだけでロックが解除されるといった機能です。

ちょっとした機能ではありますが、子育て世代にとっては嬉しいポイントであるといえるでしょう。

トールの残念なところはここ!

≪写真提供:response≫ダイハツ トール

大ヒットモデルということもあって、良い評価が多い一方で残念なポイントもいくつか挙げられています。

そこで、ここではトールの残念な評価をピックアップしてご紹介しましょう。

走行・加速性能はやや不満?

トールの残念なポイントとして、もっとも多く挙げられているのが走行や加速性能についてです。特に、発進時や加速時の出足が悪いという声が多く聞かれました。アクセルをしっかりと踏み込んでもすぐに加速してくれないので、コンパクトカーにはキビキビとした走りを求めているという方にとっては残念に感じられるのかもしれません。

トールの搭載する2種類のエンジンのなかで、1L直列3気筒自然吸気エンジンの最高出力は 51kW(69PS)/6,000rpmとなっています。トールは、2WDモデルでも車重が1,080kgあるので、自然吸気エンジンでは動力性能にそれほど余裕があるとは言えないでしょう。

ただ、一旦加速してしまえば、高速道路などでもしっかりと流れに乗ることができるので、致命的な欠点というわけではありません。

普通車らしい余裕のある動力性能が欲しい方は。ターボモデルを選択すると言う手もあります。ターボエンジンは7最高出力が72kW(98PS)/6,000rpmと大幅に向上するので、市街地でも高速道路でも余裕を持って交通の流れをリードできます。また、燃費もWLTCモード走行燃費で16.8km/Lと、十分に良好な値となっています。

また、走行時の安定性に不満を抱いているという声もいくつか見られます。この点はハイトボディを採用した車の宿命とも言えます。どうしても横風などの影響を受けやすいので注意が必要です。

そもそもトールはスポーティな走りを楽しむことを目的としたモデルというわけではありません。そのため、やはり走行の面ではやや不満を抱いてしまう方も多いのかもしれません。

エンジンの種類

ターボ

自然吸気

エンジン型式

直列3気筒ガソリン+ターボ

直列3気筒ガソリン

排気量

996cc

996cc

最高出力

72kW(98PS)/6,000rpm

 51kW(69PS)/6,000rpm

最大トルク

 140N・m/2,400〜4,400rpm

92N・m/4,400rpm

モーター最高出力

モーター最大トルク

 無

WLTCモード走行燃費

 16.8km/L

18.4km/L

ダイハツ トール 搭載のエンジン種類

(2021年5月現在 ダイハツ公式サイトより)

維持費にやや不満?

コスパにやや不満を抱いてしまうという声もありました。ダイハツでは軽自動車ながら広い車内空間を実現したタントやムーヴキャンバスなどもモデルが数多くラインナップされています。トールも価格としてはそれほど高いわけではなく、他メーカーの同カテゴリーのモデルと比較するとコストパフォーマンスに優れているといえます。

しかし、維持費などの面を考えるとやはり、トールは軽自動車と比較してコストがかかってしまいます。

当然、規格が違うので軽自動車よりも車体が大きく、車内空間も広く確保することができます。フルフラットにすれば2m以上の車内長を確保することができるという点は普通車規格ならではの魅力です。なので、トールの購入を検討する際には、コストと軽自動車を超える車内空間の広さを天秤にかけてしっかりと検討することが重要です。

ダイハツ トール 価格表(税抜)
X 2WD 
1,415,000円
X 4WD 
1,575,000円
G 2WD 
1,585,000円
G 4WD 
1,745,000円
G ターボ 2WD 
1,695,000円
カスタム G 2WD 1,740,000円

カスタム G 4WD 

1,900,000円

カスタム G ターボ 2WD 

1,860,000円
(2021年5月現在 ダイハツ公式サイトより)
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まとめ

≪写真提供:response≫ダイハツ トール

トールは広い車内空間を武器とした魅力的なコンパクトカーです。大ヒットしたモデルであることもあって、良い評価が多い一方で、悪い評価もまったくないわけではありません。そのため、この記事ではそれぞれの面の評価をご紹介しました。

自動車を購入する際には、実際に乗っているユーザーの口コミをチェックすることも重要です。今回ご紹介した評価も参考にして購入検討の材料にしてみてください。

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よくある質問

トールのどんなトコロをユーザーは気に入っているの?

車中泊も出来る広大な室内空間や、フルフラットに出来る多彩なシートレイアウト等への満足度が高くなっています。また、リアスライドドアが大きく開き、床が低ため乗り降りがしやすいという点も評価されています。

ユーザーは、トールのコスパには満足しているの?

維持費の面で不満があるようです。これは、トールが悪いという訳ではなく、ダイハツのラインナップの多数を占める軽自動車に比べると、トールは普通車になりますので、自動車税等の税金が高くなってしまう、という状況にあります。

ユーザーは、トールのどんなトコロが不満?

動力性能に関する不満が多いようです。トールの自然吸気エンジンモデルは、最高出力がそれほど高くないため、車重の思いトールでは加速性能等に物足りなさを感じているようです。ただし、トールにはターボエンジンモデルもありますので、こちらを選択すれば動力性能への不満は解消できます。

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