便利な「スライドドア」、一度使うと離れられないかも!
ダイハツ タント ミラクルオープンドア
ミニバンはもちろん、今や軽自動車などでも見かけるスライドドア。
乗り降りのしやすさはもちろんですが、子どもがドアを開いたときに隣の車にドアをぶつけないというメリットや、開口部が広いためチャイルドシートの付け外しが便利であったり、何かと重宝するんですよね。
そのため、最近ではファミリー向けの車でなくても、スライドドア仕様にする車種が増えています。特に軽自動車では、スライドドアを備えるスーパーハイトワゴンへの人気集中が著しく、スライドドアの利便性を使いこなしている方も多いことがうかがえますよね。
本記事では、2022年11月現在に新車で買えるスライドドア搭載のコンパクトカーについてまとめています。また、中古車でもぜひ狙いたくなるほど魅力的なスライドドア搭載のコンパクトカーについても後ほどご紹介していますので、そちらもぜひチェックしてみてくださいね。
スライドドアのコンパクトカー、最新おすすめ車はこれだ
■ダイハツ トール:扱いやすい2列シート×スライドの実用性
トヨタ ルーミー カスタムG-T
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,700∼3705mm×1,670mm×1,735mm |
|
---|---|---|
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,080~1,100kg | |
WLTCモード燃費 | 16.8~18.4km/L |
日本カー・オブ・ザ・イヤー ノミネート車発表!今年は何が…?
https://matome.response.jp/articles/975日本カーオブザイヤー、トヨタのルーミー他もノミネートされていました。
ダイハツが製造・販売する「トール」をベースに、OEM供給されているモデルとして2016年の11月より販売開始したのが、トヨタ・ルーミー、トヨタ・タンク、そしてスバル・ジャスティです。その後2020年9月15日のマイナーチェンジにおいて、タンクはルーミーに統合されました。
現在販売されているトール、ルーミー、ジャスティは、車両のメーカーエンブレムと細かな装備差以外は同じ車両です。最小回転半径4.6mという取り回しの良いコンパクトいうサイズでありながらも、広々とした室内空間と、快適で多彩なシートアレンジが可能なスクエアで機能的なデザインが特徴です。
まるで軽のスーパーハイトワゴンを思わせる、車名通りに「トール」な印象のフォルムですが、搭載しているのは1.0リッターの自然吸気またはターボエンジンで、自動車税は普通車最安クラスながら、ターボ仕様なら荷物満載でも登り坂をグイグイ登るパンチが備わっています。
トールで電動スライドドアが備わるグレードはこれだ
ダイハツ トール
トールでは、ワンタッチオープン機能やタッチ&ゴーロック機能、ウェルカムオープン機能を備えた両側パワースライドドアは、最廉価仕様のXグレード以外で全車標準装備。Xでも助手席側パワースライドドアとワンタッチオープン機能・タッチ&ゴーロック機能が備わっていますので、普段使いにはこれで十分とお感じになる方も多いかもしれませんね。
ルーミーは最廉価のXグレードのみ助手席側のみ標準、その他のグレードで両側標準とトール同様ですが、モノグレード販売となっているジャスティでは両側標準のみの設定となっています。
ダイハツ トールの価格帯は?
2022年11月現在、ダイハツトールのメーカー希望小売価格(消費税抜)は、最も廉価なX 2WD仕様で約142.4万円から、最も高価なカスタムGターボの約186.9万円までとなっています。
普通車ながら、軽自動車のスーパーハイトワゴン系とガッチリ競合するような低価格設定となっており、それでいてトールのカスタム系では全車速追従機能付ACCが標準装備されるなど、先進安全装備や運転支援装備も最新車として見劣りしません。
■スズキ ソリオ:室内だけじゃなく荷室も余裕たっぷり!
スズキ ソリオ
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,790mm×1,645mm×1,745mm | |
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最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 960~1,040kg | |
WLTCモード燃費 | 17.8~19.6km/L |
ソリオは、全幅1,645mmという5ナンバーサイズの中でもナローな車幅を持つ、2列シートのコンパクトミニバンです。
ソリオとソリオバンディットの2種類があり、フロントフェイスとリアコンビネーションランプにデザイン上の違いがあります。2020年のフルモデルチェンジで標準仕様も眼差しがシャープでスポーティな印象の顔だちとなりました。
ライバル車だけでなく、使い勝手が近くなりがちな軽自動車のスーパーハイトワゴンとも差別化を進めるべく、ソリオはリヤオーバーハングを大幅に延長するなど全体にサイズアップを敢行。後席の余裕と荷室の余裕を同時に実現できるゆとりを手に入れました。
ソリオに搭載されるのは1.2リッターの直列4気筒と、パワー感や振動特性でライバルよりも有利。さらに上位グレードではマイルドハイブリッドシステムとも組み合わされており、燃費性能も上々です。
ソリオで電動スライドドアが備わるグレードはこれだ
《画像提供:Response 》スズキ ソリオバンディット 後席
ソリオでは、最廉価グレードのGでは両側手動スライドドアが標準で、パワースライドドアのメーカーオプション設定も助手席側のみと割り切った設定。一つ上位のハイブリッドMXでも助手席側のみ標準で、最上位のハイブリッドMZで初めて両側パワースライドドアが標準となります。運転席側パワースライドドアは、ハイブリッドMZ以外ではオプションでも選択できません。
ソリオバンディットはモノグレード販売となっていますが、標準装備は助手席側パワースライドドアのみで、運転席側パワースライドドアはメーカーオプション設定となっています。
スズキ ソリオの価格帯は?
2022年11月現在、バンディットも含めたソリオのメーカー希望小売価格(消費税抜)は、最も廉価なソリオ G 2WD仕様で143.8万円から、最も高価なソリオ ハイブリッドMZ 4WD仕様の195.3万円までとなっています。
バンディットのようなカスタム仕様が上級扱いになるのが一般的ながら、ソリオの場合は標準系のトップグレードの方が高額になるという変則的な価格設定となっています。とはいえ、軽自動車並みの低価格はライバルと同じ。コスパに非常に優れていると言えるでしょう。
■三菱 デリカD:2:安全運転をサポートする先進技術を搭載
《画像提供:Response》三菱 デリカ D:2 ハイブリッドMZ ナビパッケージ
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,790mm×1,645mm×1,745mm | |
---|---|---|
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,000kg <1,040kg> | |
WLTCモード燃費 | 19.6~21.1km/L <15.3~19.8km/L> |
※<>内は4WD
三菱車における運転支援機能は「e-Assist(イーアシスト)」と呼ばれ、デリカD:2には全グレードにこれら安全支援機能が標準装備されています。グレードによって装備されている内容が違う車種があるなか、安全機能に差をつけていない点は、ユーザーにとって嬉しいポイントではないでしょうか。
デリカD:2に標準装備されているe-Assistの内容は、
・衝突被害軽減ブレーキシステム
・ハイビームアシスト
・誤発進抑制機能
・後退時ブレーキサポート
・後方誤発進抑制機能
・アダプティブクルーズコントロール
・車線逸脱警報機能
・ふらつき警報機能
・先行車発進お知らせ機能
・標識認識機能
一昔前では高級車でもオプション装備だった機能が、今や標準装備になっています。
発進時の踏み間違えを抑制するブレーキ機能ももちろんついています。近年では、ニュースでよく見る事故ではありますが、それを車が制御してくれるというのは安心材料になりますね。
また、デリカD:2のアダプティブクルーズコントロールは、速度が約40km未満でも作動し、停止まで継続してくれるので、渋滞時までサポートしてくれるこの機能は、運転による負担をかなり軽減してくれるでしょう。
さらに、上位モデルになると「全方位カメラ」が装備され、フロント、リア、サイドに装着されたカメラの情報を元に自車を真上から見下ろす映像をモニターに出力します。見通しの悪い場所や駐車時など、見えにくい箇所を映し出してくれるので、安心して発進やバックができます。「左右確認サポート機能」も備わっており、見通しの悪い路地から大通りに出る際など歩行者や自転車を検知しドライバーに知らせてくれる大変助かる機能です。
このように、デリカD:2は、かなり多くの安全機能を有するコンパクトカーなので、全方位カメラが必要ないのであれば、エントリーグレードでも機能は十分ではないでしょうか。
三菱 デリカD:2で電動スライドドアが備わるグレードはこれだ
スライドドアを有する三菱デリカD:2ですが、グレードによっては両側パワースライドではなく、片側のみがパワースライドドアとなっています。
グレード別にパワースライドドアの設定を一覧にしました。
HYBRID MX | HYBRID MZ | COSTOM HYBRID MV | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
- | - | 全方位カメラ パッケージ |
全方位カメラ付 ナビパッケージ |
全方位カメラ パッケージ |
全方位カメラ付 ナビパッケージ |
|
後席左側ワンアクション パワースライドドア (予約ロック機能/挟み込み防止機能付) |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
後席右側ワンアクション パワースライドドア (予約ロック機能/挟み込み防止機能付) |
× | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
デリカD:2は全グレードにおいて後席左側のパワースライドドアが標準装備ですが、両側のパワースライドドアにおいてはMZ以上のグレードなので、両側パワースライドドアが欲しい方はグレード選定時に注意が必要です。
また、搭載されているパワースライドドアには予約ロック機能が組み込まれています。この機能は、降車後、ドアを閉めている最中にロックをするとドアが閉まった時に自動でロックしてくれるものとなっています。そのため、ドアが閉まりきるまでキーロックを待つ必要がない便利機能です。
デリカD:2のグレードで悩む場合は、パワースライドドアの設定でまずは考えるとよいでしょう。
三菱 デリカD:2の価格帯は?
デリカD:2の各グレードの価格は次のようになっています。
HYBRID MX | HYBRID MZ | COSTOM HYBRID MV | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
- | - | 全方位カメラ パッケージ |
全方位カメラ付 ナビパッケージ |
全方位カメラ パッケージ |
全方位カメラ付 ナビパッケージ |
|
メーカー希望小売価格 (消費税抜き) |
1,712,000円 | 1,869,000円 | 1,919,000円 | 2,039,000円 | 1,947,000円 | 2,067,000円 |
中古相場だと、現行モデルでおよそ100〜315万円ほど、新車価格だと、MXとMV(全方位カメラ付ナビパッケージ)で約35万円差となっています。
※2022年11月現在 レスポンス中古車より
MVだと、スライドドアが両側パワースライドドア、全方位カメラ、ヘッドランプがLEDヘッドランプなど標準搭載装備がフル仕様になるので、上級グレードを検討するのも良いかもしれません。
■ホンダ フリード:この大きさで3列、ちょうどいい!
ホンダ フリード クロスター
フリード・フリード+は、本田技研工業が開発し、販売しているミニバン型の小型乗用車です。今回はこの2台に焦点を当てて見ていきます。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,265~4,295mm×1,695mm×1,710~1,735mm | |
---|---|---|
最大乗車定員 | 4/5/6/7名 | |
車両重量 | 1,350~1,510kg | |
WLTCモード燃費 | 15.6~20.9km/L |
フリードは3列シート車のノーマルグレードと、2列シート車のフリード+ (フリードプラス)が設定されています。また、クロスオーバースタイルに仕上げたクロスターと、 専用のカスタマイズパーツを量産過程で装着したコンプリートモデルの「Modulo X」も追加設定されています。
そして、それぞれに、1.5L直噴DOHCエンジン車と、「SPORT HYBRID i-DCD」を採用したハイブリッド車が用意され、安全運転支援システム「Honda SENSING」は全タイプ標準装備されています。
フリードで電動スライドドアが備わるグレードはこれだ
665mmの大開口スライドドアはステップまでの高さも390mmと低く、乗り降りのしやすさにも配慮されています。
フリードでは、最廉価グレードとなるB・Honda SENSINGグレード以外の全車で両側パワースライドドアを標準装備。他社で採用が進むウェルカムオープン機能などの設定はなく、シンプルな電動スライドドアとなっています。B・Honda SENSINGでは両側ともに手動タイプとなる点には注意が必要です。
ホンダ フリードの価格帯は?
2022年11月現在、フリードのメーカー希望小売価格(消費税抜)は、最も廉価な「X」で206.9万円から、最も高価な「ハイブリッド モデューロX」 7人乗り仕様の298.0万円までとなっています。
2列シートのコンパクトカーと比べると一気にジャンプアップした感もある価格帯ですが、その分3列目シートを備えるなど使い勝手が上昇していますので、納得できる価格設定ではないでしょうか。トップモデルとなる本格スポーツ仕様のモデューロXにも注目ですが、アウトドア感覚のクロスターなら大きな価格差なく選べますので、おすすめです。
■トヨタ シエンタ:クレバーなシートアレンジに注目
トヨタ シエンタ
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,260mm×1,695mm×1,675~1,695mm | |
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最大乗車定員 | 5/6/7名 | |
車両重量 | 1,320~1,380kg | |
WLTCモード燃費 | 14.0~22.8km/L |
使い勝手が良いコンパクトなサイズながらも、3列シートを持つミニバンであるシエンタには、3列目シートを取り除いて、アウトドアグッズなどを大量に積み込めるように荷室容量を増やした2列シートタイプの「ファンベース」も設定されています。
シエンタの特徴は、ミニバンで定番の荷室左右に跳ね上げて3列目シートを格納するタイプではなく、2列目シートの座面下に3列目シートが格納できるというクレバーなシートアレンジ。3列目を使わない時には、フラットな荷室床面とワイドな荷室幅が実現できます。
かわいいのにかっこいいシエンタ!スペックも高いトヨタの最小ミニバンです。
シエンタで電動スライドドアが備わるグレードはこれだ
スマートキーを携帯していればワンタッチでオープン可能なスライドドアは、665mmの開口幅があり、ノアやヴォクシーに負けない乗り降りの良さを実現しています。
シエンタでは、XおよびファンベースXでは助手席側のパワースライドドアが標準装備、それ以外のグレードでは両側パワースライドドアが標準装備となっています。両側パワースライドドア車ではウェルカムパワースライドドア機能やフロントドアリクエストスイッチでの予約ロックに対応しますが、助手席側パワースライドドア車でもキーロック操作による予約ロックに対応しています。
トヨタ シエンタの価格帯は?
2022年11月現在、シエンタのメーカー希望小売価格(消費税抜)は、最も廉価な「X」で約177.2万円から、最も高価な「HYBRID Z E-Four」の約282.5万円までとなっています。
直接のライバルとなるフリードよりも全体的に安めの価格設定となっているシエンタですが、同等グレード同士で比較すると、フリードと大きく変わらない印象もあります。フリードのようにグレードのバリエーションがあまりないので、迷わずに選びやすい点はシエンタのポイントです。
中古でも狙いたい、スライドドアの個性派コンパクト4選
ここからは、残念ながら新車販売は終了してしまっていますが、魅力がいっぱいなので中古車でもぜひ探したいスライドドアのコンパクトカーを4台ご紹介します。
■スライドドアの可能性を広げた「トヨタ ポルテ/スペイド」
トヨタ ポルテ
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,995mm×1,695mm×1,690~1,720mm | |
---|---|---|
最大乗車定員 | 5名 | |
WLTCモード燃費 | 14.8~19.0km/L |
オンリーワン!助手席電動スライドドアで快適
トヨタ スペイド
ポルテと姉妹車のスペイドは、大開口ワイヤレス電動スライドドアを特長や広い室内空間といったミニバン的要素を持つプチバンとも呼ばれるコンパクトカーです。
最大の特徴は助手席側に、開口幅1,020mm×開口高1,250mmの大開口ワイヤレス電動スライドドアを標準装備していることです。世界を見渡してみても、このように助手席にスライドドアから乗降できる車は稀でした。
初代ポルテでは運転席側は運転席横のスイングドア1枚だけでしたが、2代目ポルテ/初代スペイドでは運転席と後席用にそれぞれスイングドアを装備するなど使いやすさにさらに磨きをかけていました。
トヨタ ポルテ/スペイドの中古車価格は?
2022年11月現在、中古車市場ではポルテが1,004台、スペイドが1,008台の中古車在庫が確認できます。税込中古車本体価格では、2代目ポルテが18.5万円~189.2万円、スペイドが18万円~179.8万円とこちらも拮抗。生産終了は2020年末とまだまだ新しい車も選べますし、色や仕様などもお好みの仕様が選びやすいでしょう。
よりお安く助手席スライドドアの便利さを体感したいなら、初代ポルテの中古車を狙ってみてもよいでしょう。平均価格では23.7万円とさらに低価格な初代ポルテは、生産終了が2012年6月とやや古めではありますが、スライドドアの使い勝手の良さは2代目同様ですので、お買い得感が高めです。
トヨタスペイド 乗り心地、走行性能、装備などについて詳しく解説!
https://matome.response.jp/articles/597誰でもどんなシチュエーションにも使いこなせるデザイン!それがトヨタスペイドです。
■ピラーレスの大開口!乗り降り楽々「トヨタ ラウム」
《画像提供:Response 》トヨタ ラウム(2代目)
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,045mm×1,690mm×1,535~1,545mm | |
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最大乗車定員 | 5名 | |
10・15モード燃費 | 15〜16.2km/L |
あらゆる人が使いやすいユニバーサルデザインを車にも
《画像提供:Response 》トヨタ ラウム(2代目)
3列シートのコンパクトミニバンを思わせるフォルムながら、室内広々の2列シート仕様となっている「トヨタ ラウム」は、現在のトールワゴンのはしりとも言えるかもしれませんね。立体駐車場対応の全高ながら驚きの室内高というユーティリティ性能の高さが魅力的です。
特に2代目ラウムでは、助手席側のセンターピラーレス構造が大きな話題を呼びました。助手席側のドアとスライドドアを開けた際には、1,500mmにもなる開口幅が確保でき、乗り降りだけでなくかさばる荷物の積み下ろしも楽々でした。
2代目ラウムでは、あらゆる人が使いやすいユニバーサルデザインが開発時に追求された点も特徴的。具体的には、ドライバーが操作しやすく視認しやすい運転環境があげられます。見やすい位置のセンターメーターと警告灯類の表示スペースを分け、さらに警告灯には日本語で文字が併記されているなど、あらゆる人が安心して運転できる環境が整えられていました。
トヨタ ラウムの中古車価格は?
2022年11月現在、ラウムは年式が古めということもあって、わずか64台しか中古車在庫が確認できません。そのうち63台を占める2代目モデルでは、税込中古車本体価格が8.9万円~73万円とかなりお手頃価格となっており、使い勝手の良いスライドドアのコンパクトカーをお探しならぜひ一度チェックしてほしいところです。
初代ラウムはかなりの稀少性ですが、探せばなんとか手に入れられそう。価格帯としては2代目の方が割安になる場合もありますので、スタイルがお好みならばじっくり探してみてもよいでしょう。
■燃費性能抜群!「スズキ ソリオ(3代目)」
《画像提供:Response》小型ステレオカメラでACCを実現した新型ソリオ
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,710mm×1,625mm×1,745mm | |
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最大乗車定員 | 5名 | |
JC08モード燃費 | 27.8km/L |
現在販売中のソリオは4代目ですが、今回紹介する3代目と4代目の2モデルにおける大きな違いは、ハイブリッドシステムにあります。
現行ソリオには「マイルドハイブリッド」とよばれるモーター機能付発電機で走行をアシストしており、それにより燃料消費を抑えるという機構なのに対して、3代目ソリオは「ハイブリッド」で、こちらは駆動用モーターが用意され、エンジン+モーターでの走行、モーターのみでの走行(EV走行)が可能です。
燃費性能は、後者の「ハイブリッド」に軍配が上がります。実際、現行ソリオの燃費はJC08モードで22.4km/L、3代目ソリオの燃費はJC08モードで32.0km/Lと、圧倒的な燃費の良さです。
3代目ソリオには、ハイブリッド車とガソリン車が用意されており、ガソリン車の燃費は24.8km/Lと、こちらもかなりの燃費の良さです。重量も、3代目ソリオは1,000kgを下回る軽量ボディということも、燃費の良さの理由でしょう。近年はガソリン価格も高騰しているので、こういった省燃費モデルは家計にも助かりますね。
ハイブリッドモデルが狙い目
ソリオには「ガソリン」と「ハイブリッド(マイルドハイブリッド含む)」の2つのモデルがあり、5つのグレード構成で、ガソリン車が「G」、マイルドハイブリッド車が「MZ」と「MX」、そしてハイブリッド車が「SZ」と「SX」です。
ガソリン車は、グレード構成としては最下位に位置付けられていることもあり、搭載装備が簡略化されていることから、ガソリン車にこだわる方でない限りは、マイルドハイブリッド車・ハイブリッド車がおすすめです。。
両車とも装備にほとんど違いがないので、それぞれのモデル内のグレードで判断することになります。
ハイブリッド車は、「SZ」が上位グレードです。「SX」との大きな装備の違いとしては、やはり両側パワースライドドアでしょう。他に、ナノイー搭載エアコンやディスチャージヘッドランプ、フロントガラスのIR&UVカット機能などが標準装備。マイルドハイブリッド車も同じように、「MZ」と「MX」でハイブリッド車のような差があります。
燃費については、マイルドハイブリッド車で27.8km/Lのところ、ハイブリッド車では32.0km/L。5人乗りのスライドドア付きコンパクトカーで、この燃費の良さは、ハイブリッド車を選ぶ大きなメリットではないでしょうか。
搭載されている装備、燃費を考慮するとやはりソリオはガソリン車よりハイブリッド車の購入がおすすめです。
スズキ ソリオ(3代目)の中古車価格は?
ソリオの現行車は4代目なので、3代目の購入は中古車からになります。
2022年11月時点での中古車相場は、最安値約34万円から最高値235万円で、走行距離や年式、グレードによってかなり差がある価格でした。
グレード毎に中古車相場は、以下をご覧ください。
ガソリン | マイルドハイブリッド | ハイブリッド | |||
---|---|---|---|---|---|
G | MX | MZ | SX | SZ | |
中古車価格帯 | 34~160万円 | 65~195万円 | 66~210万円 | 50~187万円 | 90~189万円 |
マイルドハイブリッド車が、中古車としては台数も280台近くあり豊富なようです。
状態の良ければ価格も上がりますが、100〜150万円の中間価格帯においても走行距離3万km以下の車両も多いので、予算に合わせて検討できそうです。
■ミニバンの持つ魅力を凝縮した「トヨタ タンク」
《画像提供:Response》トヨタ タンク カスタムG-T
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,715mm×1,670mm×1,735mm | |
---|---|---|
最大乗車定員 | 5名 | |
JC08モード燃費 | 21.8~24.6km/L |
トヨタ タンクは、2016年に発売され現在は、姉妹車であるルーミーに統合されたことで、2020年に惜しまれつつ販売終了となってしまった車です。
そんなタンクは、ミニバンの魅力をコンパクトカーに凝縮したような、広々とした車内空間が特徴で、広々とした空間「Living」と余裕の走り「Driving」を掛け合わせた「1LD-CAR」をコンセプトにした、新しいタイプのトール2BOXです。
1BOXをコンパクトにしたことで、ミニバンのような大きい車の運転が苦手な方でも、タンクなら安心して運転できそうですね。天井高が高いので視認性も良く、後席シートを倒せば自転車も楽々積載できる、ファミリーカーとしての機能が十分詰まった一台となっています。
また、細々とした荷物が多くなりがちなファミリーユーザーには、室内に小物入れが多いタンクは、日常使いをかなり意識して造られていることが伺えます。
コンパクトでありながら広い室内空間
タンクのボディサイズは、全長3,700~3,715mm×全幅1,670mm×全高1,735mmで、全高が高いこともあり、車室内は驚くほど広く、大人5人乗車してもストレスのない室内空間が一番の特徴です。
また、荷室幅が1,300mmあるため荷室の使い勝手も良く、後席シートのアレンジにより、大容量の荷室を確保でき後席シートを倒せば自転車の積載も可能になります。
さらに、全席フラットにシートアレンジすれば車中泊も可能なので、日常使いからレジャーまで幅広く使えるコンパクトカーです。
ミニバンのような大きい車はいらないけど、ゆったり乗れて趣味やレジャーにも使える車を探している方にはもってこいの車でしょう。
トヨタ タンクの中古価格は?
タンクは、すでに販売終了している車なので、購入する場合は中古車になります。その前にタンクのグレードについておさらいしましょう。
タンクは、パワートレインに1.0Lガソリンエンジンと1.0Lターボエンジンがあります。
ガソリン車は、「X」「X S」「G」「カスタムG」の4つのグレード構成、ターボ車は、「G-T」「カスタムG-T」のグレード構成です。
タンクの中古価格帯は、2022年11月時点で55万円〜215万円ほどとなっています。もちろん、グレードや年式、走行距離などによって価格も異なってくるため、ここでは各グレード毎の価格帯を一覧にしたのでご参考にしていただければ幸いです。
1.0Lガソリンエンジン | 1.0Lターボエンジン | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
X | XS | G | カスタムG | G-T | カスタムG-T | |
中古車価格帯 | 63~175万円 | 55~160万円 | 65~180万円 | 78~195万円 | 90~180万円 | 75~210万円 |
タンク販売当時の新車価格は、166万円〜202万円だったので、オプション等を考慮しても中古車は走行距離1万km〜3万km程度の低走行車も多く、価格も最安値で75万円程度とかなりお得なようです。
今となっては中古車でしか選べなくなってしまったタンクですが、オプションが多くついた良質な車両も多いので、購入検討している方はぜひチェックしてみてください。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、コンパクトカーにもかかわらず、スライドドアを採用する車種をまとめてみました。
お子さんがドアを隣の車にぶつけないよう、ヒヤヒヤするよりも、スライドドア仕様の車に買い替えるのも良いかもしれませんね。
コンパクトカーであれば、価格も200万円以下から選べるのでお財布にも優しいですよ。
また、ファミリーカーをもっと見たい、という方は下記記事も併せてご覧ください。
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よくある質問
■スライドドアってどうして乗り降りしやすいの?
車両前側に回転するように開くスイングドアと比べて、スライドドアはスクエアな開口部へ乗り込む際にドアが邪魔になりにくく、さらに頭をぶつけにくい開口部形状な点もポイント。スライドドア車には使いやすい位置にアシストグリップが備えられた車も多く、足腰が弱いご年配の方やお子様でも安心して乗り降りできます。
■スライドドアって開け閉めが大変じゃないの?
近年では多くのスライドドアが電動タイプとなっており、開け閉めはスイッチ操作ひとつと非常に簡単なものがほとんどです。この記事では、どの車のどのグレードに電動スライドドアが標準装備されているかもご紹介しています。