トップへ戻る

トヨタ グランエース|飛行機のビジネスクラスにいるような快適さ!

トヨタ グランエース|飛行機のビジネスクラスにいるような快適さ!

アルヴェルを上回るビッグボディに、エグゼクティブパワーシートと高い静粛性。トヨタが2019年にリリースしたフルサイズ高級ワゴンのグランエースには、ほかにはない魅力がいっぱいです。今回は、グランエースについてまとめました。

⏳この記事は約3~4分で読めます。


トヨタ グランエースって、どんなクルマ?

《写真提供:response》トヨタ グランエース プレミアム(ブラック)

近年、新型車というと、SUVやコンパクトカー、軽自動車が多数を占める中、トヨタ自動車が2019年11月に発表、同年12月に販売を開始したのが、フルサイズ高級ワゴンであるグランエースです。海外版となるH300系のハイエースをベースに開発されており、1度見たら忘れられないほどの存在感と迫力をもったクルマ。オセアニアや台湾では、グランビアという名前で販売されており、この車名を懐かしいと感じる方も少なくないでしょう。

とはいえ、発売開始から1年半以上が経過しているにもかかわらず、実際に走行しているのを見かけることは少ないかもしれません。グランエースの発売当初の年間販売目標は600台。同じトヨタ自動車から販売されているアルファードが、2020年1~12月で「90,748台(一般社団法人日本自動車販売協会連合会のデータに基づく)」も売れたことを考えると、かなり少ない数値設定に感じられます。それもそのはず、グランエースはプロユースのクルマなのです。

グランエースの特徴

とにかくビッグボディ!

《写真提供:response》トヨタ グランエース

グランエースのボディサイズは、「全長5,300mm・全幅1,970mm・全高1,990mm」で、とにかくビッグボディ。このワイドなサイズを活かした上質の移動空間が大きな特徴です。

日本では、「仕事のクルマ」「貨物用」といったイメージもあるハイエースですが、海外では『バスのような使われ方』が多いようです。そのハイエースをフルサイズワゴンとして使用するのですから、乗用車と聞いてイメージするサイズをはるかに超えたものになっています。

サイズをイメージするために、トヨタ アルファードと比較するとわかりやすいかもしれません。現行型アルファードのボディサイズは、「全長4,945~4,950mm・全幅1,850mm・全高1,935~1,950mm」です。つまり、ボディサイズを比較すると、グランエースのほうがアルファードよりも、350mm長く、120mm広く、40mmほど高いことが分かります。アルファードは、十分なボディサイズを持っていますが、それよりさらにひとまわり大きいと考えると、まさに海外基準のミニバンといえるでしょう。

Premiumグレードにおける3列目の優位性

《写真提供:response》トヨタ グランエース

グランエースには、3列シート6人乗り仕様の「Premium」グレードと、4列シート8人乗り仕様の「G」グレードがラインナップされています。そして、3列目の快適性が特に際立っているのはPremiumグレード。Premiumグレードでは、エグゼクティブパワーシートを2列目と3列目に採用(Gグレードでは2列目のみ)しています。

このエグゼクティブパワーシートには、パワーリクライニング・パワーオットマン・快適温熱シートなどの快適装備が搭載されており、アームレストには、木目調加飾とメッキ加飾が施された蓋つきカップホルダーが設定されています。また、2列目のエグゼクティブパワーシートには、折りたたみができるサイドテーブルもあり、まさに飛行機のビジネスクラスを思わせる作りとなっています。

ほかのミニバンでも、キャプテンシートやエグゼクティブパワーシートを備えた車種はあります。しかし、グランエースのような、2列目・3列目すべてで、ここまでのシート機能を備えていることは稀といえるでしょう。とくに3列目は、あまりゆとりが取れていなかったり、申し訳程度の作りになっていたりすることも多いものです。ところがグランエース Premiumグレードは、3列目を含む、リア4席すべてが上級シートです。VIP4人を同等にもてなす必要があるといった状況で、ほかにはない魅力となるでしょう。

なお、Gグレードの場合、3列目はレバー操作によるシート調整が可能なリラックスキャプテンシート。4列目は、ワンタッチで座面が跳ね上がる6:4分割チップアップシートが採用されていますから、Gグレードのシートも十分魅力的といえるでしょう。

走りの上質さと高い静粛性

《写真提供:response》トヨタ グランエース G(4列8人乗り)

ハイエースがベースのグランエースとはいえ、室内空間の上質さ同様、走りも洗練されています。パワートレーンは、「2.8Lクリーンディーゼルエンジン+6速オートマチックトランスミッション」で、低回転から強いトルクを持ち、丁寧で穏やかな走りを実現します。車両重量は2,740~2,770kgと、かなり重たいですが、それでも小気味よい発進・加速をおこなえるので、ストレスがありません。カーブを曲がる時には抜群の安定感です。

さらに、グランエースは高い静粛性能を持っています。これには、エンジンの搭載位置が大きく関係しています。グランエースのエンジンは、遮音性を高めたセミボンネットタイプ、つまりエンジン搭載位置が室内空間から独立した作りです。エンジンルームと室内を隔てるダッシュパネルには、サンドイッチ鋼板を使用して、さらなる静粛性も図りました。エンジンノイズやロードノイズの低減が工夫されているので、シートの上質さを損なわず、快適な走りも体感できます。

グランエースの詳細情報

グレード・価格

《写真提供:response》トヨタ グランエース G(ホワイトパールクリスタルシャイン)

グランエースのグレードは2種類です。

「Premium(プレミアム)」グレード

6人乗りで、全3列。2列目・3列目の4席がすべてエグゼクティブパワーシート仕様になります。価格は、2021年7月現在、税抜:590万9,091円です。

「G」グレード

8人乗りで、全4列。2列目がエグゼクティブパワーシート、3列目がレバー操作によるシート調整可能なリラックスキャプテンシート、4列目はワンタッチで座面がはね上がる6:4分割チップアックベンチシートとなります。価格は、2021年7月現在、税抜:563万6,364円です。

エクステリアデザイン

《写真提供:response》トヨタ グランエース プレミアム(シルバーメタリック)

兎にも角にも、まず目を引くのは、そのボディサイズでしょう。この大きさを活かした迫力のあるデザインがエクステリアの特徴です。

ヘッドランプには、2眼LED(ハイ・ロービーム/オートレベリング機能付)+LEDクリアランスランプ(デイライト機能付)を採用。フロントマスクには、ヘッドライトと連続する大型ラジエーターグリルを装着しています。これにより、見る人に精悍な印象を与えるでしょう。

足回りには、「235/60 R17 109/107T LTタイヤ&17×7Jアルミホイール(センターオーナメント)」を標準装備。削り出しの質感を備えるアルミホイールで、放射状のスポークデザインが、存在感とふさわしい高級感を演出してくれます。

コックピット

《写真提供:response》トヨタ グランエース プレミアム(内装色:ブラック)

コックピットは全体に、都会的でラグジュアリーな雰囲気になっています。

ハンドルには、オーディオ、マルチインフォメーションディスプレイの表示切替、音声認識、ハンズフリー、レーダークルーズコントロール、レーンディパーチャーアラートの操作に対応したステアリングスイッチを配置。ステアリングから手を離すことなく、操作が可能です。さらに、4.2インチTFT大型カラーディスプレイが配置され、車両のさまざまな情報を表示します。

オートエアコンは、前後独立温度コントロールタイプが装備され、コックピットとリア席における体感温度の違いにも対応。さらに運転席と助手席の間には、カップホルダーを2個備えたセンターコンソールボックスを用意し、ちょっとした荷物も置けるスペースとなります。

フロントシート助手席には、肩口にパワーシートスイッチ(シートスライド&リクライニング)を装備し、運転席や後席からも調整が可能。また、助手席ヘッドレストは可倒式で、リア席からも前方が見やすいよう前に倒せます。ちなみに、助手席は4ウェイパワーシート、運転席は8ウェイパワーシートです。

インテリアデザイン

《写真提供:response》トヨタ グランエース インテリアカラー(ブラックシート×フロマージュルーフ)

インテリアカラーは全車で本革シートの「ブラック」仕様となりますが、シート色がニュートラルベージュとブラックの2種類から選択できるほか、「Premium」グレードでは天井色もフロマージュとブラックの2種類から選択ができ、組み合わせは合計4タイプです。

・本革/ブラック(シート色:ニュートラルベージュ、天井色:フロマージュ)
・本革/ブラック(シート色:ブラック、天井色:フロマージュ)
・本革/ブラック(シート色:ニュートラルベージュ、天井色:ブラック)
・本革/ブラック(シート色:ブラック、天井色:ブラック)

いずれも、プラス料金なしに選択できますが、標準設定は天井色がフロマージュでシート色がニュートラルベージュの組み合わせで、指定がない場合は標準設定色が反映されます。購入時は、販売店の担当者が確かめてくれるとは思いますが、希望がある場合は念のため、注意しておいたほうがよいでしょう。

室内は、後席を包み込むように「LEDサイドカラーイルミネーション(色替え+調光機能付)」が備わり、スライドドアトリムとリヤクォータートリムに光のラインをもたらします。カラーは、ホワイト・クリアブルー・アンバーの3色から選べて、気分に合わせたカスタマイズも可能。高級感と先進性を同時に演出します。

なお、室内サイズは「室内長3,290~3,365mm・室内幅1,735mm・室内高1,290mm」です。室内長の違いは、6名乗りの「Premium」を選択した場合が3,290mmで、8名乗りの「G」を選択した場合が3,365mmとなります。

エンジン・燃費

《写真提供:response》トヨタ グランエース 2.8リットル直列4気筒ディーゼルターボエンジン

エンジンは、パワフルな動力と、クリーンな環境性能を合わせ持つ「直列4気筒2.8L 1GD-FTV(ディーゼルターボエンジン)」を搭載。

パワーや操作性だけでなく、静粛性などのVIPの送迎に求められる、あらゆる機能を高次元で実現しています。DPR(排出ガス浄化装置)や尿素SCRシステムにより、排出ガスのクリーン化も問題ありません。燃費は、WLTCモードで「10.0km/L」です。

安全装備

《写真提供:response》トヨタ グランエース デジタルインナーミラー(デジタルモード)

グランエースは「セーフティ・サポートカーS<ワイド>」で、レーンディパーチャーアラート(ヨーアシスト機能付)、プリクラッシュセーフティ、レーダークルーズコントロール、オートマチックハイビーム、ロードサインアシスト、インテリジェントクリアランスソナーなどを装備しています。

また、駐車場などで周囲の安全確認をサポートしてくれるパノラミックビューモニターを搭載し、大きな車体で確認しにくい状況でも、リアルタイムで支援してくれます。

さらに、デジタルインナーミラーがあるので、車両後方カメラの映像をインナーミラーに映すことが可能。これで、駐車場におけるバックによる駐車も安心でしょう。もちろん、切り替えレバーの操作で、通常の鏡面ミラーモードにも切り替えられます。

サスペンション

《写真提供:response》トヨタ グランエース トレーリングリンク車軸式リアサスペンション

VIPを送迎することを想定したクルマだけあって、路面の状況に左右されない安定性を目指したサスペンションを装備。とくに、リアサスペンションにはトレーリングリンク車軸式が採用されています。

路面状況がよくない中でも、乗員にストレスを感じさせないように、ショックアブソーバーも設定を吟味。たとえ長時間の移動となった場合でも快適に過ごせるでしょう。

乗降口

《写真提供:response》トヨタ グランエース G(4列8人乗り)

大きなボディには、それに見合った乗り降りしやすい乗降口も備えられています。

後部座席のお客様をお迎えするスライドドアは、間口幅が1,000mm、間口高が1,420mmもあり、両手に荷物を抱えていても問題なく乗り降りできるレベルです。3列目にもアクセスしやすい作りは、おもてなしのポイントともなるでしょう。

足元には、「スライドドアスカッフイルミネーション&ステップランプ(スライドドア付)」を装備し、夜間の乗降にも安心です。

2列目には、マニュアルウォークイン機構を備え、リクライニングとスライドを素早くおこなえるよう、シートサイドとシートバックに手動レバーを備えています。これにより、3列目以降のシートに素早いアクセスも可能。また、乗降口横には乗り降りの安全をサポートするアシストグリップも装備しています。

グランエースとアルヴェル(アルファード、ヴェルファイア)との比較

《写真提供:response》トヨタ グランエース(右)とアルファード(左)

グランエースとアルヴェルの単純な比較であれば、大きさはグランエース、価格はアルファードのエグゼクティブラウンジを加えるとアルファード、といった具合に、切り分けは簡単です。ただし、調べていくと、グランエースとアルヴェルには、単純な比較では片づけられない「方向性の違い」が感じられます。

グランエースはそもそもハイエースがベースとなっており、『商用』をイメージさせるクルマです。実際、サスペンションはフロントがストラット、リアが車軸式です。また、パワーユニットも、「2.8Lクリーンディーゼルエンジン+6速オートマチックトランスミッション」の一択で、アルヴェルのように、「2.5Lエンジン+2モーター」のハイブリッドや「3.5L V6+8速AT」などの用意がありません。

ですから、記事の冒頭でもふれた通り、グランエースの主な位置づけは、『プロユース』『上級送迎車』『法人利用』といった形になると思われます。発売当初に示された年間販売目標が600台というのも、一般ユーザーに広く販売したいというわけではないことの証左となるでしょう。一方、アルヴェルは、一般ユーザーがターゲットであり、より広い用途に対応できるクルマといえるかもしれません。

それで、グランエース、とくにPremiumグレードは2列目・3列目の居住性と豪華さを重視したい方に向いています。一方、アルヴェルは、ハイブリッド車や、ファミリーミニバンとしての利用を考えている方におすすめです。

まとめ

《写真提供:response》トヨタ グランエース プレミアム エグゼクティブパワーシート

今回は、トヨタ グランエースについてまとめました。高級感あふれるリア席は、まるで飛行機のビジネスクラスにいるようです。高級セダンにはない、広い空間を存分に利用した、おもてなしはいかがでしょうか。

関連するキーワード


グランエース アルヴェル

関連する投稿


【今こそ買いたい】自慢したくなるミニバン3選!アルヴェルに負けるな

【今こそ買いたい】自慢したくなるミニバン3選!アルヴェルに負けるな

ご家族揃ってゆとりのドライブが可能、荷物もしっかり積めてアウトドアにもぴったりなミニバンは、ファミリーカーとして定番の選択肢の一つですね。小さなサイズから大きなサイズまでたくさんの種類があるミニバンだけに、選びかたに迷ってしまうという方もいらっしゃるのでは。そこで、数あるミニバンの中でも、オーナーとして誇りの持てる、自慢したくなってしまう車を3台ご紹介します。


トヨタのディーゼル車一覧

トヨタのディーゼル車一覧

トヨタにもディーゼル車は存在し、バンタイプなどを中心に展開しています。今回は、トヨタが開発・製造したディーゼル車についてご紹介したいと思います。


最新の投稿


【2021年最新】レクサス最新SUVラインナップまとめ!新型NXや未発表モデルも詳細予測

【2021年最新】レクサス最新SUVラインナップまとめ!新型NXや未発表モデルも詳細予測

世界的に需要の高い状態が続いているSUVジャンル。国産車の中でもズバ抜けた高級感と走行性能で高いステータス性を誇る高級車ブランド「レクサス」でも、バリエーション豊富にSUVをラインナップしています。2021年には人気のミドルクラスSUV「NX」の新型モデルも登場予定で、これからさらに盛り上がること間違いなしの、レクサスの最新SUV情報をまとめてみました。


原付二種免許取得の費用や期間目安は?1台でなんでもできる神コスパ

原付二種免許取得の費用や期間目安は?1台でなんでもできる神コスパ

新車販売台数の陰りが囁かれる二輪車の世界でも、ここ最近密かにブームなのが「原付二種」ジャンル。通勤通学からお買い物まで普段使いにぴったりな原付二種は、性能と価格のバランスが取れており、ラインナップ拡大中の今こそ選びたい旬のバイクです。これから原付二種デビューしたい方のために、原付二種を運転するには必要な免許、その取得費用や期間はどれくらいかまで、詳しくまとめてみました。


【2021年最新】中型バイクの人気車種はコレ!最新普通二輪でニッポンを走り倒そう

【2021年最新】中型バイクの人気車種はコレ!最新普通二輪でニッポンを走り倒そう

原付とは段違いの安定感と余裕のパワー、大型二輪よりも格段に扱いやすい車格とリーズナブルな価格で、人気の中型バイク。ひと昔前と比べるとバイク需要の縮小も囁かれますが、最新の中型バイクなら、乗用車さながらの高級装備も多数揃っているモデルも多く、満足度も満点です。毎日の生活にちょうどよい刺激をもたらしてくれるバイクデビューを、この記事でご紹介する中型バイクでしてみてはいかがでしょう。


【2021年最新】ホンダの現行軽自動車全車種まとめ!上質感が光るNシリーズをイッキ見

【2021年最新】ホンダの現行軽自動車全車種まとめ!上質感が光るNシリーズをイッキ見

近年さらに人気が高まり続けている激戦の軽自動車業界で、軽自動車メーカーとして二大巨頭のスズキとダイハツに負けることなく、普通車思考の上質感を備えた魅力的な軽自動車の数々で大いにヒットを飛ばしているのがホンダです。初代N~BOXの登場から風向きの変わったホンダの軽自動車、人気の秘訣はどんなところにあるのでしょうか?ラインナップ全体をまとめましたので、ぜひ確認してみてください。


【2021年最新】ホンダの現行スライドドア車まとめ!人気のミニバン3兄弟と軽に注目

【2021年最新】ホンダの現行スライドドア車まとめ!人気のミニバン3兄弟と軽に注目

日々のカーライフで便利に使えるスライドドア。ファミリーだけでなくビジネス向けの車でも人気の装備となっており、その便利さはお墨付きです。ホンダのスライドドア車は、乗り降りのしやすさや荷物の積み下ろしのしやすさはもちろんながら、ホンダらしい細やかな工夫もたくさん詰まっています。魅力的なホンダの現行スライドドア車を一堂にまとめてみましたので、ぜひ車選びの参考にしてみてください。