日産を代表する小型ハッチバック「ノート」
■ノート基本情報
日産ノートは、2005年1月に初代が発表された小型ハッチバックです。
2012年9月にフルモデルチェンジを受け現在第2世代となっています。
初代は1.5Lを中心としたライナップでしたが、第2世代は1.2Lスーパーチャージャーにダウンサイジングされ燃費向上を狙いました。
思惑通り発売開始から月間販売目標を2倍以上上回る2万台以上を受注し、ハイブリッド車を除くガソリン車登録台数No.1を数ヶ月に渡り維持しました。
2016年11月のマイナーチェンジの際、コンパクトカー初のシリーズ方式(エンジンで発電した電力をバッテリーに一旦蓄え、その電力でモーターを駆動して走行する方式)のハイブリッドシステムを採用した「e-POWER」搭載車が追加されました。
値段は2WD の1,393,200円からe-POWER MEDALIST の2,244,240円まで。
多くのグレードを用意しています。
■カタログ掲載燃費と実際の燃費の差は?
「e-POWER」の実力についてです。
ノートe-POWERは他社のハイブリッドと違い、エンジンは基本的に発電だけを担当し、充電が十分な場合はモーターのみで走行を行ういわゆるシリーズ方式のハイブリッド車です。
燃費についてはJC08モード37.2km/Lを叩き出すe-POWER(Sグレード)ですが、実走行では2割程度落ちるのが通例ですので、30Km/Lが目標となるでしょう。
まだ発売開始から間もないので、データはこれからですが期待したいところです。
更に、このグレードはエアコンがオプションとなっているので、実際はもっと落ちるかもしれないです。
1.2Lスーパーチャージャー搭載の実燃費は、2WDでカタログ燃費23.4km/Lに比較し15km/L程度の実績が確認されています。カタログ値の7割程度となっています。
■燃費計測ユーザーの声
2014年4月に納車された、X DIG-Sエマージェンシーブレーキ パッケージに乗ってます。
前に乗っていた10年近く乗ったK11マーチがマフラーぼろぼろ、またエンジンからはオイル漏れが見つかり、買い換えました。
1200ccとはいえ、SC付なので踏めばトルクが盛り上がり、気持ちよく加速してくれます。
燃費的には大体以下のようです。
・ノロノロ渋滞での通勤では・・・9km/L~11km/L
・市街地では・・・・・・・・・・13km/L~16km/L
・郊外では・・・・・・・・・・・15km/L~20km/L
・高速では・・・・・・・・・・・18km/L~23km/L
※エアコンOFFで1km/L~2km/L程伸びるようです。
最高は山形県山形市から宮城県黒川郡約92km(一般道12km、高速道80km)で記録した23.2km/Lです。
マーチ(1000cc)が平均12km/L、高速で14km/L~15km/Lぐらいでしたので、技術の進歩を感じます。
今年(2016年)9月に福井県福井市に単身赴任することになり、山形市から福井市までおよそ560kmを気温30度以上でエアコン全開、かつアルミホイール付スタッドレスタイヤ4本を積み、高速道路区間は制限速度+αであるにもかかわらず無給油で走りきってくれました。
メーター内の平均燃費は20.4km/L。ガソリン満タン法でも19.5km/Lぐらいでした。
福井でも通勤・遊びに大事な相棒で居てくれそうです。
平場と高速を織り交ぜて150kmほど走行しました。アベレージ21km/lでした。普段の通勤で15km/lといったところ。ほぼ満足してます。
■日産の最量販車種だからこそ
ノートは、日産の最量販2BOXです。
e-POWERの追加により、日産自動車では6代目(B12型)前期型サニー以来、30年ぶりの月間販売台数で第1位を獲得しています。
e-POWERばかりに目が行きがちですが、1.2Lスーパーチャージャーモデルも元々人気がありました。
その人気の秘密は、他社同クラスの2BOXコンパクトカーに比較し室内が広い、静かで安全性能が高いというユーザーの評価があります。
また日産ブランドの安心感も当然あるかと思います。
更には価格設定が、装備や性能費比較し低めに設定されているということも大きなポイントかと思います。
今まで日産自動車はハイブリッドより電気自動車を優先してきましたが、e-POWERの登場により他社に追いついたというより、他社に先駆けた新しい価値の創造ができたのではないでしょうか。
日産人気ファミリーカー「セレナ」
■セレナの基本情報
日産の人気車種になっているセレナの人気1位は、ハイウェイスター プロパイロット エディションで燃費は15.0〜17.2km/L(JC08モード)、メーカー希望小売価格の値段は2,435,400円〜(消費税込み)です。
セレナの中古車の値段は、230万円前後からとなっています。
一番気になる燃費については、エンジンを高圧縮化し効率化させており、先代のSハイブリッドよりも、おおよそ2km/L向上しています。
これは商品カタログに記載されている燃費で、実際とは違いますが日産自動車の企業努力を伺えます。値段的にも納得がいく価格という印象を与えることに成功し、全体的にファミリーカーとして便利な機能をかね備えている自動車に仕上がっています。
2016-2017年日本カー・オブ・ザ・イヤー・イノベーション部門賞を受賞しています。
■カタログ掲載燃費と実際の燃費の差は?
ファミリーカーとしての利用が多いだけに、購入の際セレナの実燃費が気になるのではないでしょうか?
そこでセレナの燃費と実燃費を比較してみました。
実燃費は、街乗り7~10km/Lで高速12~14km/Lの場合、平均燃費は11km/Lとなっています。
カタログ記載は、ハイウェイスター プロパイロット エディションで、燃費15.0〜17.2km/L(JC08モード)なので、実際は約4~6km/L落ちます。
ですが、運転方法を工夫することでよりよい結果が得られるようです。
例えば、20km/h位の速度の感じでアクセルを踏み込む、走行中加減速を少なくしてみるなどです。
運転してみて、自分で確かめながら走ってみると良いでしょう。
人や荷物を載せている状態でも変わってくるため、様々なパターンで確認してみることをおすすめします。
■燃費計測ユーザーの声
2015年1月に登録して10,000kmの走行です。
とりあえずアクセルワークに気配りしながらの運転でカタログ値に近い15.3km/Lくらいです。主に週末の50~100kmの距離を走るせいかと思います。
高速道路通勤を使用することが多いので、90から100km/hで走行し、14km/l台の燃費でしたが、購入したディーラーの店長から、「80km/hで走行すると燃費が伸びますよ」とアドバイスをいただきました。
実際には、80km/hでの高速道路走行は、車の流れを妨げないようにすると難しいものがありますが、オートクルーズをONにして、下りで瞬間燃費を見ながら加速し、登りでやや減速しながら走行すると15km/l台になりました。
市街地では、加速を短時間に行い、一定速度走行を心がけています。
■セレナ最大のオススメポイントは?
セレナのおススメの特徴は、なんと言っても「乗り心地の良さ」と言えるでしょう。
どこのシート席に座っても、広くて開放感があります。
子どもを抱えた状態でも、着席することができるので、乗り降りに不便さを感じさせません。
シートは3列席になっているため、とてもゆったりした空間と窮屈感が無い乗り心地です。
シートを倒して、お昼寝やキャンプなどのアウトドアでの仮眠などにも、便利に機能してくれます。
勿論、荷物もたっぷり乗せることが出来ます。
ロングドライブでも、疲れを軽減してくれる乗り心地に満足することでしょう。
足だけでも開閉できる「ハンズフリーオートスライドドアー」になっているので、荷物で手がふさがっていても、手や腕を痛めて介護している方でも、楽にドアを開閉でき乗り降りに不自由さがありません。
シンプルプレーンなSUV「エクストレイル」
■エクストレイル基本情報
日産エクストレイルは、2000年から販売されているSUVで現在は第3世代になっています。
当初からシンプルなデザインで人気の車種です。
現行車は2013年に発表されたもので、過去2世代とはかなりテイストが異なっており、タフさよりクロスオーバー型のおしゃれなイメージになりました。
発売当初はクリーンディーゼルエンジン搭載車を前面に出しましたが、ハイブリッド追加で更にパワーアップしました。
ディーゼル車の燃費は、実燃費は街乗りで9から11km/L、高速で13から15km/L程度ですが、サイズと重量を考慮すれば十分な値と思われます。
値段は2WD20S “エマージェンシーブレーキ パッケージ” [2列]の2,238,840円 から
4WDモード・プレミア HYBRID “エマージェンシーブレーキ パッケージ” [2列]の3,513,240円まで、幅広く設定されています。
■カタログ掲載燃費と実際の燃費の差は?
SUVはそのサイズ、重量から燃費ははなから期待できないカテゴリーです。
しかし、エクストレイルに関してはトヨタプリウスを緒としたエコカーブームはユーザーの心をがっちり掴みました。
SUVというボディタイプであっても燃費はセールス上とても重要なファクターになったのです。
特にエクストレイルはミドルクラスのSUVとして大変人気があります。
クリーンディゼルだけでは他社を引き離せないと考えた日産はハイブリッドの投入を決めました。
他社との比較はできないポジションにあるエクストレイルハイブリッドの実燃費は、実に18km/L近くの数値を叩き出すのです。
これは、SUVとしてはかなりの数値ではないでしょうか。
使用状況により大きく数値はアップダウンするかもしれませんが、街乗りが多い方には朗報です。
エクストレイルハイブリッド、侮れません。
■燃費計測ユーザーの声
現在の走行距離約5万km、平均燃費19.08km/L、過去最高燃費20.67km/L、過去最低燃費16.69km/L、確実にモード燃費以上を叩き出しています。秘訣は、回転を上げないこと、アクセルを踏みすぎないこと、普通に流れに乗る走りでも、リーンバーンを多用できるので、燃費が稼げます。モード燃費はエミッションを通すために回転を上げざるを得ませんが、実用走行ではシフトアップすれば良いのです。ただし、その場合、エミッションは基準をクリアできませんが、燃費は良いです。皆さんは燃費とエミッションのどちらを選びますか?マニュアルならではの選択ですね。これからも、低燃費走行をします
燃費は街乗り大きな幹線道路で、13~4KM/Lで高速はクルコン使用100KM以内の設定で16~7KM/L(メーター読み)ぐらいです。高速でもEV走行にはなりますが直ぐにエンジン始動しますが加速や、登り坂等結構トルク感があってなかなかの走りです、燃費稼ぎより走り重視設定だと思います。
クラッチの不具合は現在走行距離10800KMで全く発生しておりません。
■SUVミドルクラスの雄
街乗りSUVは、スズキエスクードが先鞭をつけ、三菱パジェロが市場を開拓した市場です。
一時期、街なかににパジェロが溢れかえっていた時期を皆さんは覚えているでしょうか。
日産のオフロード車は、パトロール、サファリという硬派なものでしたが、なかなか市場では受け入れられませんでしたが、日産テラノはブームに乗り大きなヒット商品となりました。
その後下火となったSUV市場を支えたのが日産 テラノやトヨタ ハイラックスサーフでした。
アウトドアブームも相まってSUVは市場で確固たる地位を築きました。
その後、エコカーブームの到来で縮小していた市場に活を入れたのが、シンプル、プレーンな初代エクストレイルです。
タフギアとしての性能を十分残しながら、街乗りの機能を最大限追求した日産エクストレイル、買いだと思いませんか。