日本で最も売れてる車「N-BOX」が6年ぶりのフルモデルチェンジ
《画像提供:Response》〈写真提供:本田技研工業〉ホンダ N-BOX(左)/N-BOXカスタム(右)
ホンダ「N-BOX」は、軽乗用車最大級の室内空間や質感の高いデザインに加え、全タイプに標準装備とした先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」や、優れた走行性能・燃費性能などが、幅広い層に評価されている軽スーパーハイトワゴン。
2011年に初代モデルが登場、2015年に軽自動車販売台数No.1に輝き、以降9年連続でNo.1を取得、普通車を含めた四輪総合順位でも、2017年から2023年まで、2021年以外ずっと1位と、もはや日本の“国民車”といっても過言ではないほどの販売台数を誇る車です。
そんなN-BOXですが、2023年8月3日、6年ぶりのフルモデルチェンジを遂げた3代目となる「新型N-BOX」が先行公開されました。先行公開されたのは、主に内外装デザインや、パッケージングについてです。
新型N-BOXでは、自分や家族のため、友人のためにしたいことなど、使う人のさまざまな目的に応えることで、N-BOXに乗る全ての人にとって幸せな時間を提供できる存在となることを目指して開発されたといいます。
エクステリアは、基本的な安定感のある四角いフォルムは変わらず、造形そのものから上質さが感じられるデザイン。人によってはどこが変わったのかわからないくらい、フルモデルチェンジとは思えない“キープコンセプト”ぶりです。
《画像提供:Response》〈写真提供:本田技研工業〉ホンダ N-BOX
インテリアは、開放感のあるすっきりとした視界にすることで運転しやすく、居心地の良い空間を実現。後席のトランクサイドライニングの一部にグリップ形状のくぼみを設けることで、小さいお子様や高齢の方がしっかりグリップを握ることができ、乗り降りしやすくなるなど、細やかな配慮が加えられています。
《画像提供:Response》〈写真提供:本田技研工業〉ホンダ N-BOXカスタム コーディネートスタイル
また、Honda SENSINGの機能や各種情報を見やすく、分かりやすく表示する7インチTFT液晶メーターや荷物をひとまとめにしまえる大型のグローブボックス、後席の大型のサイドポケットなどを新たに採用し、使い勝手を向上させています。
さらに、左側フロントピラーの内側に設置していた2つのミラーのうち、サイドアンダーミラーをドアミラーに移設。左前方の視界や後退駐車時の安心感を高めています。
そして、これまでと同様、外装や内装のカラーなどが異なる、N-BOXとN-BOX CUSTOMの二種類を用意。
N-BOXは、シンプルで街になじむ、親しみを感じさせるデザイン、N-BOX CUSTOMは、品格のある佇まいと高性能を感じさせるデザインとなっています。
新型N-BOXの発売は2023年秋を予定しており、8月から先行予約が開始されます。
前述の通り日本の国民車とも言えるほどの販売台数を誇るだけに、激しい変化は望まれずかなり保守的なフルモデルチェンジになりそうですが、ゆえに人気も衰えないはずで、発売されればあっという間に普及し、町中で見かける機会も多くなることでしょう。