まだ「軽は狭い」と思ってる?人気の最新スライドドア軽が凄い
《画像提供:Response 》ダイハツ アトレー
小柄なボディで取り回しやすく、税額や保険料がお得で、価格も比較的低廉な軽自動車。昭和24年(1949年)に、自動車の種類として、従来の「小型自動車」が「小型自動車」と「軽自動車」に分割されたのが始まりで、幅広いユーザーに四輪車を普及させた立役者もあります。また、現代においても、その高い経済性から大人気の車種の一つとなっています。
ボディサイズと排気量に制限がある分、普通車よりもゆとりがないことが当然のように長年扱われてきた軽自動車ですが、近年では車内に普通車と同等かそれ以上のゆとりを持つ軽自動車も多数存在しているほか、燃費性能や安全機能などで一昔前の普通車を軽々と超えるような充実っぷりを示す軽自動車も多くなっています。
中でも、新車販売ランキングで上位常連となっているのが、後席用にスライドドアを備えるモデルたちで、特に高い全高を有する “スーパーハイトワゴン”が人気です。
さまざまな使い方にしっかり対応できる車内空間を備えている上、充実装備で豪華な仕立てのモデルも多いスライドドア付き軽自動車は非常に人気となっており、街中で見かけない日はないと思えるほどです。
スライドドア付き軽自動車なら、さまざまなシーンで活躍してくれること間違いなし。この記事では現行スライドドア付き軽自動車のラインアップをまとめて紹介します。
スライドドア軽はこの2種類!スーパーハイト系とキャブオーバー系
《画像提供:Response 》スーパーハイトワゴンの例(スズキ スペーシアギア)
スライドドア付きの軽自動車は、基本的にはどれも全高1,700mm以上で背が高めのモデルとなっています。多数のモデルが存在しますが、その中でもエンジンの搭載位置や駆動輪の違いで、「スーパーハイト系」と「キャブオーバー系」の大きく2種類に分けることもできます。
「スーパーハイト系」は、かつて軽乗用車で主流だったハイトワゴンよりも、さらに全高が高められたモデルを指します。こちらはフロントのノーズ部にエンジンがあり、前のタイヤを駆動するFFレイアウトが基本です。
対する「キャブオーバー系」は、主に商用バンとして発展した車型で、エンジンは前席の下に置かれ、後ろのタイヤを駆動するレイアウトとなっています。通常モデルよりもさらに全高が高い「ハイルーフ」仕様のものもあり、外見としてもより「箱っぽい」印象を受けるモデルが多くなっています。
この2種類の違いは、車を横から見てみるとよくわかります。スーパーハイト系でも短めのノーズ部に長めのキャビンが印象的ですが、キャブオーバー系はさらに短いノーズ部が特徴的。乗員空間と荷室空間を最優先した、ボクシーなフォルムが目印です。
■スーパーハイト系とキャブオーバー系、どこがどう違う?
《画像提供:Response 》キャブオーバーワゴンの例(スズキ エブリイワゴン)
キャブオーバー系は前席下にエンジンを持ち、そこから後輪へ向かって駆動系が配置されている都合上、フロア高が高めで、乗員の快適性としてはやや劣る印象も。具体的には、前席や後席の足元空間がやや窮屈な印象を受けることもあるかもしれません。その反面、乗員空間自体が車両の前方に寄せられたレイアウトとなっているので、定員乗車時でもかなり広々とした荷室空間が確保されています。
対するスーパーハイト系は、フロア高が車両全体を通して低めになっており、シートとフロアとの高低差もしっかりと取られていることでくつろぎやすいモデルがほとんどです。フロア高が低いので、キャブオーバー系と比べて全高が低めであっても、体感的な広さは同等以上の印象を感じる場合も。乗り心地や静粛性といった乗用車的な魅力も、スーパーハイト系が勝る場合がほとんどです。
乗り心地を重視したいのか、荷室の使い勝手を重視したいのか、どんな要素を重視するかでうまく選び分けたいところですね。
【2024年】スライドドア軽自動車 現行モデル全まとめ
《画像提供:Response》〈写真撮影:青山尚暉〉三菱 デリカミニ
ここからは、各自動車メーカーの現行スライドドア軽自動車を、メーカー名と車種名それぞれ50音順に1台ずつ詳しく紹介していきます。
人気のジャンルだけに、気合いの入った魅力的なモデルが目白押し。ぜひお気に入りのスライドドア軽自動車を探してみてください。
軽自動車は、「OEM販売」によって複数メーカーから車体の基本構造を共有した車種が販売されていることも多いため、この記事ではOEM車をまとめて紹介します。
■スズキ エブリイ/日産 クリッパーバン/マツダ スクラムバン/三菱 ミニキャブバン
《画像提供:Response》〈写真提供:スズキ〉スズキ エブリイ(ホワイト:PAリミテッド LEDヘッドランプ装着車)
軽商用車の定番モデルとして、長年にわたり国内のさまざまなビジネスを支えてきたスズキ エブリイ。あらゆる荷物を飲み込めるフラットで広大な荷室空間が見どころです。上位グレードではスズキセーフティサポートを標準装備、それ以外のグレードでもメーカーオプション設定がされるなど、商用バンながら安全性能も抜かりがありません。
業務車両のイメージも強いエブリイですが、全車でエアコンやパワーステアリングなどを標準装備するなど快適性は確保されているほか、上位グレードではターボエンジン搭載車も用意されているなど、乗用車的な使い方にもしっかり対応。幅広いユーザーが満足できる1台となっています。
スズキ エブリイは、日産 NV100クリッパー、マツダ スクラムバン、三菱 ミニキャブバンとしてもOEMモデルの販売がされており、基本的に同一の車種が4ブランドから併売されるという、珍しいモデルとなっています。
スズキ エブリイのスペックはこちら
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,395mm×1,475mm×1,895mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,430mm | |
最大乗車定員 | 4名 | |
車両重量 | 870kg | |
燃費 | WLTCモード:17.2km/L | |
エンジン種類 | 水冷4サイクル直列3気筒 ガソリン 658cc | |
エンジン最高出力 | 36kW(49ps)/6,200rpm | |
エンジン最大トルク | 60N・m(6.1kg・m)/4,000rpm | |
駆動方式 | 2WD | |
トランスミッション | 5MT | |
新車価格 | 901,000円(消費税抜) | |
税込中古車本体価格帯 | 8.5〜438.0万円 |
■スズキ エブリイワゴン/日産 クリッパーリオ/マツダ スクラムワゴン/三菱 タウンボックス
《画像提供:Response 》スズキ エブリイワゴン
先ほど紹介したエブリイの乗用モデルとなるのがこちらのスズキ エブリイワゴン。全車ターボエンジン仕様でパワフルなほか、スズキセーフティサポートは全車で標準装備されるなど、豪華装備が揃って普段使いのしやすさが光ります。
アウトドア向けのオプション設定が豊富に用意されている点もエブリイワゴンの特徴で、アウトドアグッズを細かく収納しやすいユーティリティーナット対応のアクセサリーがたくさん用意されているほか、ハイルーフ車に展開される「2段ベッドセット」を使えば上下2段で4人がゆったりと横になれるなど、定員分の車中泊にもしっかり対応できる点に注目です。
スズキ エブリイワゴンもエブリイ同様に、日産 クリッパーリオ、マツダ スクラムワゴン、三菱 タウンボックスとしてもOEMモデルの販売がされています。
スズキ エブリイワゴンのスペックはこちら
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,395mm×1,475mm×1,910mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,430mm | |
最大乗車定員 | 4名 | |
車両重量 | 950kg | |
燃費 | WLTCモード:13.3km/L | |
エンジン種類 | 水冷4サイクル直列3気筒インタークーラーターボ ガソリン 658cc | |
エンジン最高出力 | 47kW(64ps)/6,000rpm | |
エンジン最大トルク | 95N・m(9.7kg・m)/3,000rpm | |
駆動方式 | 2WD(後2輪駆動) | |
トランスミッション | 4AT | |
新車価格 | 1,427,000円(消費税抜) | |
税込中古車本体価格帯 | 14.5〜400.6万円 |
■スズキ スペーシア/スペーシア カスタム/マツダ フレアワゴン
《画像提供:Response》〈写真提供:スズキ〉スズキ スペーシア
スペーシアは2013年3月に「広くて便利、軽くて低燃費の軽ハイトワゴン」をコンセプトに登場したモデル。広く開放的な室内空間、使いやすく乗り降りしやすい設計、充実した安全装備、優れた燃費性能などが好評で、2021年4月2日には、国内累計販売台数100万台を達成するほどの人気ぶりです。
現行モデルは2023年11月9日に登場した3代目、初代と同様、通常モデルとなるスペーシアと内外装をより上質としたスペーシア カスタムの2種類が用意されます。
エクステリアは、「もっと自由に」「もっと使いやすく」という想いをもとに、頑丈で大容量のコンテナをモチーフとしたといいます。
頑丈なコンテナのプレス面を連想させるボディーサイドのビード形状や、工業製品に用いられる角を面取りしたような造形を取り入れたデザインとなっているほか、Dピラーとボディーを同色とすることで、コンテナのような大きさと丈夫さを表現しています。
インテリアでは、インパネや前席ドアのアッパー部分を立体的な造形とすることで、充実感や広さを演出。カップホルダーやインパネボックス、前席ドアトリムにビード形状を施すことで、エクステリア同様頑丈で大容量のコンテナを表現しています。
また、広い室内をより使いやすく快適な空間へと進化、リヤシートにはマルチユースフラップをスズキで初めて採用しています。
このフラップは、位置や角度を調整することで3つのモードを選べ、使用シーンやライフスタイルに合わせた利用が可能です。
さらに、より使いやすく進化したパーソナルテーブルや静粛性を高めたスリムサーキュレーターを採用しています。
パワートレインは、燃焼効率を高めたR06D型エンジン(NA車)と、軽量で高効率な新CVT、マイルドハイブリッドの組み合わせにより、軽ハイトワゴンクラストップの25.1km/Lの低燃費を実現。
また、環状骨格構造や構造用接着材の採用により、ボディー剛性や操縦安定性を高めています。
スペーシアは、マツダからOEM車として、フレアワゴンが販売されています。こちらも通常のフレアワゴンと、フレアワゴン カスタムスタイルの2種類が展開されています。
スズキ スペーシアのスペックはこちら
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,395mm×1,475mm×1,785mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,460mm | |
最大乗車定員 | 4名 | |
車両重量 | 850kg | |
燃費 | WLTCモード:25.1km/L | |
エンジン種類 | 水冷4サイクル直列3気筒 ガソリン 657cc | |
エンジン最高出力 | 36kW(49ps)/6,500rpm | |
エンジン最大トルク | 58N・m(5.9kg・m)/5,000rpm | |
モーター種類 | 直流同期電動機 | |
モーター最高出力 | 1.9kW(2.6ps)/1,500rpm | |
モーター最大トルク | 40N・m(4.1kg・m)/100rpm | |
駆動方式 | 2WD(前2輪駆動) | |
トランスミッション | CVT | |
新車価格 | 1,391,000円(消費税抜) | |
税込中古車本体価格帯 | 7.8〜294.0万円 |
■スズキ スペーシア ギア/スペーシア ギア マイスタイル/マツダ フレアワゴン タフスタイル
《画像提供:Response》〈写真撮影:中村孝仁〉スズキ スペーシアギア
「広い室内空間とアクティブスタイルを融合したSUVな軽ハイトワゴン」をコンセプトとして、スズキの軽スーパーハイトワゴン スペーシアをベースに、タフでアクティブなSUVテイストを加えたモデルがスペーシア ギアです。
そのエクステリアは、丸型のヘッドランプや、ガンメタリック色のフロントグリル、フロント・リヤバンパー、サイドドアガーニッシュ、ルーフ、さらに積載に便利なルーフレールを標準装備し、SUVのようなタフでアクティブな印象を与えています。
インテリアでも、ブラックを基調とし、メーターやシートステッチなどにオレンジのアクセントカラーを施すほか、ツールボックスをモチーフにしたインパネアッパーボックスを採用。遊び心があふれる車室空間を実現しています。
パワートレインでは、発進時にモーターのみで走行できるマイルドハイブリッドシステムを全車に搭載。上位グレードにはターボも加わり、省燃費性だけでなく、パワフルな走りも楽しめます。
スリムサーキュレーター、後席両側ワンアクションパワースライドドアなど快適装備も充実しており、日常的な用途でも活躍するほか、水濡れや汚れを気にせず使える、撥水加工を施した専用ファブリックシート、防汚タイプのラゲッジフロアやシートバック背面を採用しており、アウトドアでの使い勝手も追求されています。
2020年、2021年に一部改良が実施され、デュアルカメラブレーキサポート、SRSカーテンエアバッグを標準装備とし安全性が高められたたほか、アダプティブクルーズコントロールやコネクテッドサービス「スズキコネクト」に対応した車載通信機も搭載し、便利で先進的な装備が満載になりました。
さらに2021年の改良の際には、フロントフェイス周りのパーツをボディ同色とするなど、“ゴツい”イメージのスペーシア ギアを少しマイルドで可愛らしくオシャレな印象としたスペーシア ギア マイスタイルもラインアップに追加。個性を発揮する選択肢が増えました。
“アウトドア映え”間違いなしの軽SUV、スペーシア ギア/スペーシア ギア マイスタイルは、軽スーパーハイトワゴンならではの広い車室空間が必要で、ゆるくアウトドアを楽しみたい方にぴったりな1台です。
マツダからもOEM車として、フレアワゴン タフスタイルが展開されています。一部仕様が制限され、選択肢がスペーシア ギアと比べると少なくなるため、マツダディーラーから車を買いたいなど、自分の都合に合わせて選択すると良いでしょう。
スズキ スペーシア ギアのスペックはこちら
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,395mm×1,475mm×1,800mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,460mm | |
最大乗車定員 | 4名 | |
車両重量 | 2WD:880kg | |
燃費 | WLTCモード:21.2km/L | |
エンジン種類 | 水冷4サイクル直列3気筒 ガソリン 658cc | |
エンジン最高出力 | 38kW(52ps)/6,500rpm | |
エンジン最大トルク | 60N・m(6.1kg・m)/4,000rpm | |
モーター種類 | 直流同期電動機 | |
モーター最高出力 | 2.3kW(3.1ps)/1,000rpm | |
モーター最大トルク | 50N・m(5.1kg・m)/100rpm | |
駆動方式 | 2WD(前2輪駆動) | |
トランスミッション | CVT | |
新車価格 | 1,569,000円(消費税抜) | |
税込中古車本体価格帯 | 7.8〜294.0万円 |
■スズキ スペーシア ベース
《画像提供:Response》〈写真撮影:中野英幸〉スズキ・スペーシアベース
「遊びに仕事に空間自由自在。新しい使い方を実現する軽商用バン」をコンセプトに、スペーシアの派生車種として2022年8月26日に誕生したのがスペーシア ベースです。
商用車の積載性や広い荷室空間、使い勝手のよさと、乗用車のデザインや快適性、運転のしやすさを両立。仕事からアウトドアまで、何でもこなす車に仕上がっています。
エクステリアは、姉妹車であるスペーシアカスタムを基本としながらも、フロントグリルやドアハンドル、ドアミラー、バックドアガーニッシュなどの加飾を全てブラックで統一することで、タフなギア感を演出しています。また、車体色でもデニムブルーメタリックや新色「モスグレーメタリック」など、全5色を用意、商用車らしからぬ個性を発揮できます。
インテリアでも、インパネカラーパネルやリヤクォーターポケットなどのアクセントカラーにグレーイッシュブルーを採用し、オシャレな仕上がりに。
また、隙間のないフルフラットなフロアや低い荷室開口地上高で、荷物が出し入れしやすく広い荷室空間を実現した上に、乗用車であるスペーシアと同等の乗り降りしやすいシート高や乗り心地のよいフロントシートによる、快適な前席空間も確保されています。
さらに、全車標準装備のマルチボードを使い、目的に合わせて室内空間を自由にアレンジすることが可能。車中泊やワーケーションなどで活躍します。
オーバーヘッドシェルフやリヤクォーターポケット、フロアコンソールトレーなど多くの収納スペースが確保されているほか、ユーティリティーナットやLEDルームランプ、運転席&助手席シートヒーター、助手席シートバックテーブル、防汚タイプラゲッジフロア、USB電源ソケット(Type-A/Type-C)など、利便性の高い装備が設置されています。
先進安全装備は、夜間の歩行者も検知するデュアルカメラブレーキサポートなどを含むスズキ セーフティ サポートを全車に標準装備。上位グレードとなるXFには全車速追従機能付きのアダプティブクルーズコントロール(ACC)も装備されます。
パワートレインでは、全車CVTとアイドリングストップを採用することにより、軽商用車トップの21.2km/Lの低燃費を実現しています。
乗用車ベースの商用車であるスペーシアベースは、快適性と利便性が両立された上に、安全装備や省燃費性能も高くにスキのない仕上がり。「1台で仕事も私生活もすべてこなさせたい!」そんな方におすすめの1台です。
スペーシア ベースのスペックはこちら
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,395mm×1,475mm×1,785mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,460mm | |
最大乗車定員 | 4名 | |
車両重量 | 2WD:860kg | |
燃費 | WLTCモード:21.2km/L | |
エンジン種類 | 水冷4サイクル直列3気筒 ガソリン 658cc | |
エンジン最高出力 | 38kW(52ps)/6,500rpm | |
エンジン最大トルク | 60N・m(6.1kg・m)/4,000rpm | |
駆動方式 | 2WD(前2輪駆動) | |
トランスミッション | CVT | |
新車価格 | 1,268,000円(消費税抜) | |
税込中古車本体価格帯 | 100.0〜219.7万円 |
■スズキ ワゴンR スマイル
《画像提供:Response 》スズキ ワゴンR スマイル
2021年に突如登場したスライドドア軽のニューカマーが、こちらのスズキ ワゴンR スマイル。ハイトワゴンであるワゴンRの名前が付けられてはいますが、スライドドアを備えていたり、やや高めの全高を持っていたりと、ワゴンRとスペーシアの中間的な位置付けの車となっています。
色使いやディテールはキュートさも感じさせながら、全体の雰囲気としては老若男女が違和感なく使いこなせる親しみやすさが感じられますね。人気ゆえに納期待ち期間もやや長引いているようですが、順次ユーザーへのデリバリーも進んでいるようですので、これから街中で見かける頻度が高くなっていくことでしょう。
スズキ ワゴンR スマイルのスペックはこちら
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,395mm×1,475mm×1,695mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,460mm | |
最大乗車定員 | 4名 | |
車両重量 | 840kg | |
燃費 | WLTCモード:23.9km/L | |
エンジン種類 | 水冷4サイクル直列3気筒 ガソリン 657cc | |
エンジン最高出力 | 36kW(49ps)/6,500rpm | |
エンジン最大トルク | 58N・m(5.9kg・m)/5,000rpm | |
駆動方式 | 2WD(前2輪駆動) | |
トランスミッション | CVT | |
新車価格 | 1,179,000円(消費税抜) | |
税込中古車本体価格帯 | 77.6〜236.0万円 |
■ダイハツ アトレー/スバル サンバーディアス
《画像提供:Response 》ダイハツ アトレー
2021年12月にフルモデルチェンジを受けたダイハツ アトレー。先代モデルまでは、アトレーは5ナンバーの乗用モデル、車体を共有するハイゼットカーゴが4ナンバーの商用モデルと分けられていましたが、どちらも4ナンバーモデルに統一されています。
16年ぶりのフルモデルチェンジだけあって当時の新技術が満載となっており、新開発のCVTや、夜間の歩行者検知にも対応したスマートアシストを搭載するなど、現代の軽として不足のない仕上がり。上位グレードにはなんと全車速追従機能付ACCも装備されます。
スライドドアを持ちつつ後部にトラックのような荷台を持つユニークさが話題の「デッキバン」が、新型モデルからはハイゼットカーゴだけでなくアトレーにも設定された点も注目。充実装備とターボエンジンの組み合わせで、これまで以上に日常ユースでの選びやすさが光ります。
ダイハツ アトレーは、スバル サンバーディアスとしてもOEMモデルの販売がされています。
ダイハツ アトレーのスペックはこちら
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,395mm×1,475mm×1,890mm | |
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ホイールベース | 2,450mm | |
最大乗車定員 | 4名 | |
車両重量 | 960kg | |
燃費 | WLTCモード:14.7km/L | |
エンジン種類 | 水冷直列3気筒12バルブDOHCインタークーラーターボ ガソリン 658cc | |
エンジン最高出力 | 47kW(64ps)/5,700rpm | |
エンジン最大トルク | 91N・m(9.3kgf・m)/2,800rpm | |
駆動方式 | FR(後2輪駆動) | |
トランスミッション | CVT | |
新車価格 | 1,490,000円(消費税抜)※2023年7月生産分より | |
税込中古車本体価格帯 | 14.9〜428.0万円 |
■ダイハツ タント/タント カスタム/スバル シフォン
《画像提供:Response》〈写真撮影:中野英幸〉ダイハツ・タントカスタム
ダイハツ タントは、その初代モデルが、2003年に登場し、当時としては珍しかった圧倒的な室内空間の広さと使い勝手の良さを併せ持つ、スーパーハイトワゴンという新市場を作り上げた車です。
現行モデルは2019年に登場した4代目で、ダイハツの新世代の車づくり「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」によって構築された第一号であり、「新時代のライフパートナー」として、すべての世代のニーズに応えうる良品廉価に仕上がっています。
さらに、2022年10月3日には、マイナーチェンジが実施されたほか、SUVテイストを加えたダイハツ タントファンクロスもデビューしています。
マイナーチェンジモデルでは、主にカスタムグレードである、タント カスタムの外装を大幅に変更。砂時計型の巨大なフロントグリルをはじめ、エンジンフード、フロントフェンダー、ヘッドランプ、フロントバンパーなどのフロント周りを中心に、立体感と車両のワイド感を強調、より高級感のある華やかな印象へと変化しています。
インテリアでも、ブラック基調の室内に深みのあるブルーを配色し、レザー面積を増やしたシート表皮やメッキ加飾により高級感を高めています。
また、タント・タントカスタムの両方で、広々とした車室空間とピラーインドアを採用し巨大な開口部を持つミラクルオープンドアによる利便性と解放感はそのままに、荷室のデッキボードや、進化した9インチスマホ連携ディスプレイオーディオを採用し、使い勝手の良さも向上しています。
さらに、タントには、サンドベージュメタリック、2トーンカラーのホワイト×アイスグリーン、ホワイト×サンドベージュメタリックを、タント カスタムにはクールバイオレットクリスタルシャインとクロムグレーメタリックのカラーを新設定。それぞれより個性を発揮できるようになりました。
そんなタントのOEM車がスバル シフォン。タントと比較すると、限られた仕様での展開ですが、スバルディーラーでの購入が可能です。
変わらぬ愛くるしさで親しみやすいタント、より高級感を高めた豪華な印象のタントカスタム。スーパーハイトワゴンの先駆者ならではの利便性を誇り、自分の好みに合わせて選択できる1台です。
ダイハツ タントのスペックはこちら
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,395mm×1,475mm×1,755mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,460mm | |
最大乗車定員 | 4名 | |
車両重量 | 880kg | |
燃費 | WLTCモード:22.7km/L | |
エンジン種類 | 水冷直列3気筒12バルブDOHC横置 ガソリン 658cc | |
エンジン最高出力 | 38kW(52ps)/6,900rpm | |
エンジン最大トルク | 60N・m(6.1kgf・m)/3,600rpm | |
駆動方式 | FF(前2輪駆動) | |
トランスミッション | CVT | |
新車価格 | 1,260,000円(消費税抜) | |
税込中古車本体価格帯 | 1.0〜275.0万円 |
■ダイハツ タント ファンクロス
《画像提供:Response》〈写真撮影:中野英幸〉ダイハツ・タントファンクロス
2003年に登場して以来、圧倒的な室内空間の広さと使い勝手の良さで、スーパーハイトワゴンという新市場を作り上げたと言っても過言ではないダイハツ タントをベースに、タフな印象の“SUV”要素を加えたのがタント ファンクロスです。
そのエクステリアは、タントとは全く違った、“ゴツイ”デザイン。各所に樹脂パーツがあしらわれるほか、スキッドプレート風のバンパーやドアのサイドプロテクション、ルーフレールなどがSUV感を演出しています。
インテリアでも、オレンジのアクセントや、汚れた荷物や濡れた道具を置いても手入れのしやすい撥水シート、防水加工シートバックが採用され、使い勝手と遊び心が加えられています。
また、タントと同様に、ピラーインドアとなる「ミラクルオープンドア」が採用されており、開放的で乗降のしやすい大きな開口部となっているほか、多彩なシートアレンジが可能で、車中泊や多くの荷物を積んで、アウトドアレジャーを楽しむことも。
タント ファンクロス専用装備としては、夜間の積み下ろしで役立つ荷室のランプやUSBソケットも装備、アウトドアでの使い勝手が追求されています。
車名には、「楽しい(FUN)」と、「クロス(CROSS)」から、日常を超えて楽しい時間を過ごせるアクティブな車でありたいとの意を込められたというタント ファンクロス。通常のタントと比較すると約30万円程高くなりますが、アウトドアを楽しみたい家族やカップルにとっては最適な1台となるでしょう。
ダイハツ タント ファンクロスのスペックはこちら
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,395mm×1,475mm×1,785mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,460mm | |
最大乗車定員 | 4名 | |
車両重量 | 920kg | |
燃費 | WLTCモード:22.7km/L | |
エンジン種類 | 水冷直列3気筒12バルブDOHC横置 ガソリン 658cc | |
エンジン最高出力 | 38kW(52ps)/6,900rpm | |
エンジン最大トルク | 60N・m(6.1kgf・m)/3,600rpm | |
駆動方式 | FF(前2輪駆動) | |
トランスミッション | CVT | |
新車価格 | 1,565,000円(消費税抜) | |
税込中古車本体価格帯 | 1.0〜275.0万円 |
■ダイハツ ハイゼットカーゴ/トヨタ ピクシスバン/スバル サンバーバン
《画像提供:Response 》ダイハツ ハイゼットカーゴ
先ほど紹介したアトレーが乗用用途も重視しているのに対し、こちらのダイハツ ハイゼットカーゴはビジネス用途を徹底重視。軽キャブオーバーバンでNo.1の荷室広さを持つハイゼットカーゴは、新型モデルではルーフ幅がよりワイドなフォルムとなったことで、荷物の積みやすさだけでなく乗員も頭上の広々感をしっかり感じられます。
商用モデルとはいえ、安全機能や先進機能も充実。上位グレードでは前走車や対向車に対して部分的に遮光できるハイビーム「アダプティブドライビングビーム」がオプション装着できるなど、ビジネスの相棒として長く付き合える先進性がうれしいポイントです。
ダイハツ ハイゼットカーゴは、トヨタ ピクシスバン、スバル サンバーバンとしてもOEMモデルの販売がされています。
ダイハツ ハイゼットカーゴのスペックはこちら
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,395mm×1,475mm×1,890mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,450mm | |
最大乗車定員 | 4名 | |
車両重量 | 910kg | |
燃費 | WLTCモード:15.6km/L | |
エンジン種類 | 水冷直列3気筒12バルブDOHC ガソリン 658cc | |
エンジン最高出力 | 39kW(53ps)/7,200rpm | |
エンジン最大トルク | 60N・m(6.1kgf・m)/4,000rpm | |
駆動方式 | FR(後2輪駆動) | |
トランスミッション | CVT | |
新車価格 | 1,050,000円(消費税抜)※2023年7月生産分より | |
税込中古車本体価格帯 | 7.7〜352.3万円 |
■ダイハツ ムーブ キャンバス
《画像提供:Response》〈写真撮影:中野英幸〉ダイハツ ムーヴキャンバス ストライプス
ダイハツ ムーブ キャンバスは、2016年にデザイン性と機能性を両立した新感覚のスタイルワゴンとして誕生しました。
その全高は軽ハイトワゴンよりは高く、軽スーパーハイトワゴンよりは低いという“丁度いい”サイズ感に設計され、自身のライフスタイルを楽しむ女性を中心に幅広い世代へ普及。初代モデルは累計販売台数38万台を超え、新たな市場を開拓した1台といえるでしょう。
現行モデルは、2022年7月5日に公開された2代目。初代モデルの可愛らしさを継承しながら、すっきりと洗練させた“新キャンバス”「ストライプス」と、上質で落ち着いた世界観の「セオリー」の2種類を設定しています。
エクステリアは、ストライプスではムーヴ キャンバスの特長であるスマイルフェイスをベースに、すっきりさせたフロントデザインに。全体的に丸みが強調され、そのボディラインは艶やかさが表現されています。一方セオリーでは、シックなカラーにさりげなくアクセントとして輝くメッキ加飾を随所に配置し、上質感を高めています。
インテリアでは、ストライプスは、ホワイトを基調としたインパネを採用し、シンプルですっきりとした明るい印象に、セオリーは深みのあるブラウンとネイビーを組み合わせ、落ち着いた室内空間を実現しました。
さらに、先代モデルからの進化として、女性ユーザーやスマホネイティブ世代を意識した使い勝手の良い機能や装備を採用。タッチ&ゴーロック機能が追加されるほか、両側パワースライドドアにウェルカムオープン機能を新設定、シートバックユーティリティフックの追加や置きラクボックスの操作性向上が図られています。
DNGAの展開やターボの新設定などプラットフォームやパワートレインも強化され、走りの良さや燃費性能も向上させています。
近年人気を博す軽自動車なだけに、周囲とかぶりがちですが、ムーブ キャンバスは、様々なスタイルが設定されており、自分だけの個性的な1台を選ぶことができます。
ダイハツ ムーヴキャンバスのスペックはこちら
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,395mm×1,475mm×1,655mm | |
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ホイールベース | 2,460mm | |
最大乗車定員 | 4名 | |
車両重量 | 870kg | |
燃費 | WLTCモード:25.7km/L | |
エンジン種類 | 水冷直列3気筒12バルブDOHC横置 ガソリン 658cc | |
エンジン最高出力 | 38kW(52ps)/6,900rpm | |
エンジン最大トルク | 60N・m(6.1kgf・m)/3,600rpm | |
駆動方式 | FF(前2輪駆動) | |
トランスミッション | CVT | |
新車価格 | 1,360,000円(消費税抜) | |
税込中古車本体価格帯 | 1.0〜214.5万円 |
■日産 ルークス
《画像提供:Response》〈写真提供:日産自動車〉日産 ルークス ハイウェイスター
ルークスは日産の軽スーパーハイトワゴンですが、その歴史はやや複雑です。初代モデルはスズキ パレットのOEM車として2009年に登場、2014年に登場した2代目モデルは三菱との共同開発車ですが、車名がデイズ ルークスに変更されて販売されました。
現在販売されている現行モデルは3代目で、今度は日産が主体となり開発され、初代モデルで採用されていたルークスの車名が復活することになりました。
2020年に登場した3代目ルークスは、日産が家族のために、広い室内、便利で快適な使い勝手、誰もが楽しい移動空間、そして安全性を考え抜いて、企画、開発されたといいます。
そんな3代目ルークスのマイナーチェンジモデルが、2023年4月17日に発表されました。
エクステリアでは、フロントグリルに新時代のVモーショングリルを採用、「躍動感」と「高級感」が向上しています。上位グレードとなるハイウェイスターでは、車幅いっぱいにホロがる巨大なグリルを装備、通常グレードと比較してより堂々とし、より大きく見えるワイド感と高い存在感を放ちます。
ボディカラーは、カシスジュレをイメージした赤い新色「カンジュクカシス」をはじめとして、ルークスハイウェイスターシリーズは2トーン5色とモノトーン7色、ルークスシリーズは2トーン2色とモノトーン7色がラインアップされ、全19色の多彩なバリエーションが用意されます。
インテリアでは、大人4人がゆったりと過ごせるクラストップレベルの広い室内を実現。後席ニールームは795mmもあり、ゆったりと座ることができるほか、後席の室内高は1,400mmと高く確保されています。
マイナーチェンジで、インストルメントパネル、ドアトリム、シート地のカラーが新しくなり、より高級感のある内装へと進化しています。
さらに、荷室も床面の長さが675mmと広いスペースを確保したことで、48Lのスーツケースを同時に4個積載することも可能です。
そして、後席のスライドドアの開口幅は650mmを確保。乗降がしやすくなっている上に、片足を車体の下にかざすだけで、自動で開閉する「ハンズフリーオートスライドドア」を両側に採用。荷物で両手が塞がっていても楽にドアを開閉することができる便利な機能です。
先進安全装備として、運転支援技術「プロパイロット」を搭載。高速道路での「長距離運転」の披露が軽減され、「渋滞」も非常に楽に乗り切れます。このほか、アダプティブLEDヘッドライトシステム、標識検知機能、インテリジェント エマージェンシーブレーキなど多数の安産装備が搭載されています。
パワートレインでは、パワフルなBR06エンジンを、ルークスに最適なチューニングを施し搭載。軽自動車を超える、力強い「走り」が実現され、高速の合流も安心です。
日産 ルークスのスペックはこちら
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,395mm×1,475mm×1,780mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,495mm | |
最大乗車定員 | 4名 | |
車両重量 | 950kg | |
燃費 | WLTCモード:20.9km/L | |
エンジン種類 | DOHC水冷直列3気筒 ガソリン 659cc | |
エンジン最高出力 | 38kW(52ps)/6,400rpm | |
エンジン最大トルク | 60N・m(6.1kgf・m)/3,600rpm | |
モーター種類 | 交流同期電動機 | |
モーター最高出力 | 2.0kW/1,200rpm | |
モーター最大トルク | 40N・m/100rpm | |
駆動方式 | 前輪駆動 | |
トランスミッション | エクストロニックCVT | |
新車価格 | 1,489,000円(消費税抜) | |
税込中古車本体価格帯 | 1.0〜258.0万円 |
■三菱 ミニキャブ EV/日産 クリッパーEV
《画像提供:Response》〈写真撮影:豊崎淳》 三菱 ミニキャブ EV
新型ミニキャブEVは、軽商用EVとして12年間で、約13千台(2023年10月末時点)の販売実績を持つ『ミニキャブ・ミーブ』をベースに、同車の開発・メンテナンスで得られたノウハウを最大限に活かして大幅改良が施されたモデルです。
主に航続距離の向上と、安全装備・機能装備の拡充を図られています。
エクステリアやインテリアにほとんど変更はありません。一方、モーターや駆動用バッテリーなど電動系コンポーネントを新世代化、一充電あたりの航続距離をミニキャブ・ミーブに対し約35%増となる180km(WLTCモード)に延長しています。
また、新採用のモーターは走り出しから最大トルクの195N・mを発生するため、荷物をたくさん積んで重くなった状態でも、電気自動車ならではのスムーズかつ力強い走りでストレスなくキビキビと走行することが可能です。
AC200V(15A)での普通充電では約7.5時間で満充電となり、急速充電の場合は、約42分で80%までの充電が可能となっています。
先進安全装備には、進抑制機能(前進時)などの予防安全技術「三菱e-Assist」を採用。安全機能を向上しサポカーSワイドに対応させています。
OEM車両として、日産版となる『クリッパーEV』も存在しています。
三菱 ミニキャブ EVのスペックはこちら
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,395mm×1,475mm×1,915mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,390mm | |
最大乗車定員 | 4名 | |
車両重量 | 1,100kg | |
一充電走行距離 | WLTCモード:180km | |
原動機型式 | YA1 | |
最高出力 | 31kW(42ps) | |
最大トルク | 195N・m(20kgf・m) | |
駆動方式 | 2WD(後輪駆動) | |
トランスミッション | - | |
新車価格 | 2,210,000円(消費税抜) | |
税込中古車本体価格帯 | 19.3〜185.0万円 |
■三菱 ekスペース
《画像提供:Response》〈写真提供:三菱自動車〉三菱 eKスペース
eKスペースは、三菱の軽スーパーハイトワゴン。日産と共同開発された車で、2014年に登場した初代モデルは、日産ではデイズルークスとして、現行モデルとなる2020年に登場した2代目モデルは、日産ではルークスとして展開しました。
スタイリッシュで親しみやすい個性的なデザインや、使い勝手が良く広々とした快適な室内空間、先進の運転支援技術・予防安全技術などが人気の1台です。
2023年4月6日に発表された改良で、エクステリアカラーが追加。モノトーンに新色のアッシュグリーンメタリックとミストブルーパールを設定するほか、2トーンではナチュラルアイボリーメタリック×ブラックマイカ、ホワイトパール×ブラックマイカ、ミストブルーパール×ホワイトソリッドを新たに採用、モノトーン7色、2トーン4色の、全11色から選択可能となりました。
インテリアは、シート表皮に幾何学的でモダンなパターンを採用、内装色には汚れの目立ちにくいグレージュ(グレーとベージュの中間色)が採用されるなど、家族やアウトドアでの使用に対する利便性が高められています。
後部スライドドアは、開口幅650mmと大きく開くため、お子さんを抱いたまま乗り込むときにも肩がぶつかりにくい構造に。室内高も1400mmあるため、小さなお子さんが立って着替えができるほどゆとりがあり、背の高い荷物も楽に積み込めます。
また、リアシートのスライド幅は320mmと軽スーパーハイトワゴンクラスでNo.1の後席スライド量。前方にスライドして荷物をたくさん載せたり、後方にスライドして後席の足元が広げたり、居心地の良い広々とした空間が実現されています。
両手がふさがっていても足先一つでオープン可能なハンズフリーオートスライドドアが採用されているのもうれしいポイント。
基本的な部分はルークスと共通のため、デザインを気に入ったほうを選ぶと良いでしょう。
三菱 ekスペースのスペックはこちら
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,395mm×1,475mm×1,780mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,495mm | |
最大乗車定員 | 4名 | |
車両重量 | 950kg | |
燃費 | WLTCモード:20.9km/L | |
エンジン種類 | DOHC12バルブ3気筒 ガソリン 659cc | |
エンジン最高出力 | 38kW(52ps)/6,400rpm | |
エンジン最大トルク | 60N・m(6.1kgf・m)/3,600rpm | |
モーター種類 | 交流同期電動機 | |
モーター最高出力 | 2.0kW(2.7ps)/1,200rpm | |
モーター最大トルク | 40N・m(4.1kgf・m)/100rpm | |
駆動方式 | 2WD | |
トランスミッション | CVT(自動無段変速機) | |
新車価格 | 1,407,000円(消費税抜) | |
税込中古車本体価格帯 | 15.0〜199.0万円 |
■三菱 デリカミニ
《画像提供:Response》〈写真提供:三菱自動車〉デリカミニ Tプレミアム
数ある三菱車の中でも長年愛されてきた、広々とした室内空間と力強い走りを融合させたミニバン“デリカ”の名前を持ったデリカミニは、「Reliable & Active Super Height Wagon(頼れるアクティブな軽スーパーハイトワゴン)」をコンセプトに仕上げられた、軽スーパーハイトワゴンです。これまでに販売されていたeKクロス スペースの後継モデルとも言えます。
内外装は、「DAILY ADVENTURE(日常に冒険を)」をデザインテーマとして設計されています。
エクステリアは、スキッドプレート風のデザインが取り入れられた前後バンパーや、フロントバンパーとテールゲートガーニッシュに配された「DELICA」ロゴ、ダイナミックシールド、半月型のヘッドランプが装備され、“デリカ”らしくタフでギア感のあるSUVスタイリングに仕上がっています。
インテリアでは、ブラックを基調色とした水平基調のインストルメントパネルに、アクティブで明るい印象を与えるライトグレーをアクセントカラーとして組み合わせることで、ワイド感を強調するとともにトレイやドリンクホルダーを見やすくし、使いやすいインテリアとなっています。
また、シート表皮には、汚れがつきにくく、通気性の良い撥水シート生地を採用するほか、荷室にも、簡単に汚れをふき取ることができる素材のラゲッジボードと後席シートバックを装備し、小さなお子さんがいる家族での使用やアウトドアでの使い勝手も良好です。
さらに、リヤシートは320mmの前後スライド量を確保、後席の足元空間は前席を一番後ろに下げた状態でも余裕を持って座れるほど、広大な空間を有しています。
片側ずつスライドや背もたれを倒すこともでき、乗車人数や荷物の量に応じた多彩なシートアレンジが可能です。
後席のスライドドアは、650mmと大きな開口幅を確保した上で、足元をフラットにすることで、乗降性能も確保。
加えて、たくさんの荷物で両手がふさがっている時などに効力を発揮するハンズフリーオートスライドドアも搭載、利便性を高めています。
そして、“デリカ”と名前がついているからには気になる走破性についても、しっかり担保されています。
安定性と快適性を高める大径タイヤと専用ショックアブソーバー、安心感を高めるグリップコントロールとヒルディセントコントロールも採用されており、砂利道や未舗装路といった多少の悪路であれば難なく走行できるでしょう。
先進安全装備面でも抜かりはありません。高速道路同一車線運転支援機能「マイパイロット」や運転支援機能「三菱 e-Assist」を搭載しており、軽自動車ながら長いドライブでも安心です。
三菱 デリカミニのスペックはこちら
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,395mm×1,475mm×1,800-1,830mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,495mm | |
最大乗車定員 | 4名 | |
車両重量 | 2WD:970kg 4WD:1,030kg | |
燃費 | 2WD:WLTCモード:20.9km/L 4WD:WLTCモード:19.0km/L | |
エンジン種類 | DOHC12バルブ3気筒 ガソリン 659cc | |
エンジン最高出力 | 38kW(52ps)/6,400rpm | |
エンジン最大トルク | 60N・m(6.1kgf・m)/3,600rpm | |
モーター種類 | 交流同期電動機 | |
モーター最高出力 | 2.0kW(2.7ps)/1,200rpm | |
モーター最大トルク | 40N・m(4.1kgf・m)/100rpm | |
駆動方式 | 2WD/4WD | |
トランスミッション | CVT(自動無段変速機) | |
新車価格 | 2WD:1,640,000円(消費税抜) 4WD:1,832,000円(消費税抜) | |
税込中古車本体価格帯 | 161.0~356.0万円 |
■ホンダ N-VAN
《画像提供:Response 》ホンダ N-VAN +STYLE FUN
4ナンバーの商用バンながらスーパーハイト系のレイアウトを採用したユニークなモデルが、ホンダ N-VANです。キャブオーバー系に比べて荷室長が不足する欠点を克服するべく、後席だけでなく助手席までフロアにフラットに収納でき、最大2,635mmものスペース長が確保できる点がユニークなポイントです。
FFレイアウトの恩恵でフロア高が低いので、荷室高は1,365mmと、ライバルを圧倒する荷室高を実現。助手席側にセンターピラーレスのワイドな開口部を持っていたり、全車でHonda SENSINGが標準装備されたりと、独創的な商用バンとなっています。
ホンダ N-VANのスペックはこちら
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,395mm×1,475mm×1,945mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,520mm | |
最大乗車定員 | 4名 | |
車両重量 | CVT:940kg 6MT:930kg | |
燃費 | WLTCモード:CVT:19.2km/L WLTCモード:6MT:19.8km/L | |
エンジン種類 | 水冷直列3気筒横置 ガソリン 658cc | |
エンジン最高出力 | 39kW(53ps)/6,800rpm | |
エンジン最大トルク | 64N・m(6.5kgf・m)/4,800rpm | |
駆動方式 | FF | |
トランスミッション | 無段変速オートマチック(トルクコンバーター付) 6速マニュアル | |
新車価格 | 1,160,000円(消費税抜) | |
税込中古車本体価格帯 | 37.0〜289.0万円 |
■ホンダ N-BOX
《画像提供:Response》〈写真提供:ホンダ〉ホンダ N-BOX(左)/N-BOXカスタム(右)
N-BOXは、ホンダの軽スーパーハイトワゴンです。2011年に初代モデルが登場、2015年に軽自動車販売台数No.1に輝き、以降9年連続でNo.1を取得するなど、現在では日本の“国民車”といっても過言ではないほどの販売台数を誇る人気車種です。
現行モデルは、2023年10月6日に、6年ぶりのフルモデルチェンジをうけた、3代目となるモデル。
新型N-BOX/N-BOX CUSTOMは、自分や家族だけでなく、使う人全員のさまざまな目的に応えることで、同車に乗るすべての人にとって幸せな時間を提供できる存在となることを目指し、開発。上質さが感じられるデザインに磨き上げられるとともに、広い室内空間はそのままに、開放感のあるすっきりとした視界にすることで運転がしやすく、居心地の良い空間を実現しています。
また、新世代コネクテッド技術を搭載した車載通信モジュール「Honda CONNECT(ホンダコネクト)」をホンダの軽自動車として初めて採用するほか、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」を標準装備。従来機能の他、近距離衝突軽減ブレーキ、急アクセル抑制機能を新たに追加しています。
ホンダ N-BOXのスペックはこちら
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,395mm×1,475mm×1,790mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,520mm | |
最大乗車定員 | 4名 | |
車両重量 | 910kg | |
燃費 | WLTCモード:21.6km/L | |
エンジン種類 | 水冷直列3気筒横置 ガソリン 658cc | |
エンジン最高出力 | 43kW(58ps)/7,300rpm | |
エンジン最大トルク | 65N・m(6.6kgf・m)/4,800rpm | |
駆動方式 | FF | |
トランスミッション | 無段変速オートマチック(トルクコンバーター付) | |
新車価格 | 1,499,000円(消費税抜) | |
税込中古車本体価格帯 | 10.8〜299.0万円 |
■ホンダ N-VAN e:
《画像提供:Response》〈写真撮影:高木啓〉ホンダ N-VAN e:
ホンダ『N-VAN e:(エヌバン イー)』は2024年6月13日に発表された新型軽商用EV(電気自動車)。
同車は、商用からホビー用途まで、幅広いニーズに対応するクルマとして人気のガソリンモデル『N-VAN』をベースに、EVならではの使い勝手を加えたモデルです。
フラットで低い床と高い天井がもたらす広く大容量な荷室空間、助手席側のセンターピラーをなくした大開口部などの特長はそのままに、N-VAN e:には給電機能や静粛性など、EVならではの価値が加わっています。
一充電走行距離として、WLTCモードで245kmを実現したほか、充電時間は普通充電(6.0kW出力)で約4.5時間、急速充電(50kW)で約30分と、利便性も追求。
外装では、使用済み自動車のバンパーをリサイクルした「バンパーリサイクル材」をフロントグリルなどに使用。内装では、使いやすいスクエアな空間やニーズに合わせてフレキシブルに使える収納、エアコン操作部やシフトポジションスイッチなどの機能をドライバー席側に集中配置するなど、ガソリンモデルよりもさらに利便性を高めています。
N-VAN e:では、それぞれの目的に合わせ4つのタイプを用意しています。商用から個人ユースまで幅広く活用できる、4席のシートを配置したスタンダードタイプ「e: L4:」。e: L4をベースに、趣味やレジャーシーンにもなじむスタイリングを採用した最上級グレード「e: FUN:」。商用ユースに特化し、機能性を追求したタイプ「e: G:」。シートは運転席と運転席側後席の2席の前後タンデム仕様を採用した「e: L2:」です。
ホンダ N-VAN e:のスペックはこちら
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,395mm×1,475mm×1,960mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,520mm | |
最大乗車定員 | 2(4)名 | |
車両重量 | 1,130kg | |
一充電走行距離 | WLTCモード:245km | |
モーター種類 | 交流同期電動機 | |
モーター最高出力 | 47kW(6.4ps) | |
モーター最大トルク | 162N・m(16.5kgf・m) | |
駆動方式 | FF | |
トランスミッション | - | |
新車価格 | 2,454,000円(消費税抜 | |
税込中古車本体価格帯 | - |
まとめ
《画像提供:Response 》ダイハツ タント ミラクルオープンドア
スライドドア付き軽自動車の現行モデルを紹介してきました。どの車種もスライドドアを備える軽自動車という点は共通ながら、それぞれ個性的な仕上がりのモデルが勢揃いしていることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
軽自動車としてはやや価格帯が高めなモデルも少なくないスライドドア車ですが、一度使ってみるとその便利さに病みつきになってしまうこと間違いなし。気になったモデルがあったら、ぜひ実車を確認してみてくださいね。
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よくある質問
■軽自動車の売れ筋はスライドドア付きって本当?
本当です。軽乗用車の新車販売台数ランキングを見ると、上位にスライドドア付きの車、もしくはスライドドア付きの車を含むシリーズが占めています。軽乗用車では後部座席用にスイングドアを備えるモデルも多いことを考えると、スライドドア付きの車の圧倒的な人気が見て取れます。
■軽自動車のスーパーハイトワゴンって、どういう特徴があるの?
「スーパーハイトワゴン」は、以前に主流だった「ハイトワゴン」よりも全高を高めたことで、より室内の使い勝手や広々感が向上したモデルを指します。厳密な定義はないものの、全高が1,800mm前後のモデルがそう呼ばれることが多く、大型ミニバンを思わせるような乗員の足元と頭上の余裕と、充実の装備内容が見どころです。