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東京モーターショーは「ジャパンモビリティショー」に!4年ぶり開催の注目イベントはどんな内容に?気になるチケット購入方法も紹介

東京モーターショーは「ジャパンモビリティショー」に!4年ぶり開催の注目イベントはどんな内容に?気になるチケット購入方法も紹介

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2021年度の開催が中止となったため、2019年以来4年ぶりの開催となる東京モーターショーは「JAPAN MOBILITY SHOW 2023(ジャパンモビリティショー)」に名称を改め、2023年10月26日(木)から11月5日(日)まで、東京ビッグサイト全館(東/西/南展示棟)で開催されます。名称を変えただけでなく、内容も一新されているようですが、どのようなイベントへと変化するのでしょうか。

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東京モーターショー改めジャパンモビリティショーへ

《画像提供:Response》〈図版提供:日本自動車工業会〉ジャパンモビリティショー2023 テーマロゴ

ジャパンモビリティショー2023とは

2022年11月8日、豊田 章男氏が会長を務める一般社団法人 日本自動車工業会は、2019年以来4年ぶりの開催となる、次回の東京モーターショーを新たに「JAPAN MOBILITY SHOW 2023(ジャパンモビリティショー)」として、2023年10月26日(木)から11月5日(日)まで、東京ビッグサイト全館(東/西/南展示棟)を中心に開催することを発表しました。

コロナ禍の影響で、開催されなかった2021年の東京モーターショー。久しぶりのモーターショーは、なんと名称を変更して開催されることとなったのです。

もちろん、ただ名称が変わっただけというわけではありません。今までの東京モーターショーが、“車”の祭典だったのに対し、今回は、モビリティの枠を超えて他産業やスタートアップなどの新しい仲間も募り、一緒に作る企画として開催されるといいます。

キーワードは、「FUTURE」「GREEN」「DREAM」の3つ。日本自動車工業会は「各企業が目指したい未来を一方的にお見せするのではなく、皆さまと一緒に、本当に目指したい未来を考える場になるよう実施してまいります」と説明しています。

車は見られないの?実際何が行われるのか

《画像提供:Response》〈画像提供:自工会〉ジャパンモビリティショー2023

日本自動車工業会の発表だけ見ていると「車のイベントだったのに、何か全く違うモノになってしまうの?」とも感じてしまうかもしれません。

では実際、どのようなことが行われる予定なのでしょうか。

2023年8月31日現在で、参加社数は、東京モーターショー2019における192社の出展・参加を大きく上回る過去最高の400社を突破。自動車業界だけでなく、他産業やスタートアップも多く参加しているといいます。

日本自動車工業会は、具体的なイベント内容として、いくつかのシンボルコンテンツを公開しています。その1つが「Tokyo Future Tour(東京フューチャーツアー)」です。

「Tokyo Future Tour」は、自動車業界だけではないオールインダストリーの140社によるコンテンツで、来場者に「モビリティが実現する、明るく楽しくワクワクする未来」を届けるもの。Tokyo Future Tourは大きく分けて5つのコンテンツで構成されています。

未来の東京を没入映像体験できる「Immersive Theater(イマーシブシアター)」

大型のモニターに囲われた空間で、未来の東京の街を大迫力の音と映像で没入体験を提供。ここから始まるTokyo Future Tourの各コンテンツの入口として、来場者の期待感を高めます。

モビリティが変える未来を表現する 「体験型コンテンツ」

《画像提供:Response》〈画像提供:日本自動車工業会〉ジャパンモビリティショーの会場イメージ

LIFE/EMERGENCY/PLAY/FOOD 4つの切り口に分かれた「体験型コンテンツ」。

「LIFE & MOBILITY」では、モビリティが変える未来の移動シーンと街並みをミュージカル仕立てで構成。
「EMERGENCY & MOBILITY」では、災害大国日本の未来で、人と協調して活躍するモビリティを表現。単なる展示ではないショー演出が体験できます。

「PLAY & MOBILITY」では、モビリティが拡張するスポーツや遊びの楽しさを、モビリティを活用しながら体験するコンテンツ。お子様も体験可能で、幅広い層のユーザーが楽しめるエリアです。

「FOOD & MOBILITY」では、農作物の生産から配送、そして調理から配膳まで、食のあらゆるシーンで活躍するモビリティを体感し、移動のみならず拡張するモビリティの役割に期待感を膨らませることができます。

モビリティ産業の未来を担うスタートアップを育成する場「Startup Future Factory(スタートアップフューチャーファクトリー)」

スタートアップと大企業が出会い、モビリティ産業の未来を担うスタートアップを育成する場である「Startup Future Factory」では、Pitch Contest & Awardとビジネスマッチングイベントを開催。事業開始初期のスタートアップ、この事業段階のニーズである資金調達だけではなく、投資家へのアピールや、自社をPRする面においてもスタートアップを支援するという観点で、スタートアップ権威の面々が厳選なる審査をします。

一般のユーザーからは縁遠そうなコンテンツですが、日本自動車工業会「これからの未来を担う起業家の斬新なアイデアや想いに触れることができ、みんなで“ワクワクする未来”を考える機会をご提供する予定です」と説明しています。

日本の未来をつくるトークショー「Japan Future Session(ジャパンフューチャーセッション)」

「モビリティと未来」という共通テーマを軸に、サステナビリティやAIといったテーマのセッションに加えて、アウトドア、モータースポーツ、おもちゃといった柔らかいテーマまで、 期間中、日替わりで実施。子供から大人まで楽しめる幅広いテーマでモビリティの未来にワクワクを感じられるようなコンテンツとなる予定です。

次世代モビリティを試乗体験できる「Personal Mobility Ride(パーソナルモビリティライド)」

実用フェーズにある“少し先”の次世代モビリティを試乗体験し、モビリティに乗る楽しさを感じることができるようです。

これらの他にも、車・バイクファンに向けた多彩なプログラムを実施。今回、初となるモータースポーツエリアも設置し、屋内展示エリアでは、レースカー展示に加え、e-Motorsportsの全日本大会の決勝やトークショーを開催します。

また、レースに携わるメカニック、エンジニア、レースクイーンの方々にも参加いただきイベントを実施。屋外では、プロドライバーによるレースカーのデモランやタイヤ交換デモなどモータースポーツの魅力を存分に味わうことができるようになるといいます。

さらに、日本RV協会との連携でキャンピングカーエリアも初めて設置。アウトドアシーンにおけるモビリティの楽しさを体験することができます。

そして、屋外無料エリアでも、軽トラ市、働くクルマ展示、スーパーカー展示など日替わりで様々なプログラムを実施するといいます。

Tokyo Future Tour以外にも、総合エンターテインメントとして魅力的なグルメコンテンツを提供する「フードコート」、水素をエネルギー源として使う環境に配慮したエンタメステージ「H2 Energy Festival(H2エナジーフェスティバル)」も展開されます。

このエンタメステージだけは、モビリティショーのチケットとは別料金となっているので注意が必要です。

総合して見てみると、東京モータショーよりSDGsやビジネス色の強そうな印象もありますが、大人から子供まで楽しめるという部分が強くアピールされており、“車を好きな人”だけでなく幅広い層が楽しめるイベントへと変化していると言えるのかもしれません。

現在のところ、各自動車メーカーから発表される車などの案内はありませんが、スーパーカーの展示や、レースカーの展示も行われ、完全に自動車のイベントではなくなってしまった、ということでもなさそうです。

ジャパンモビリティショー2023 企画コンテンツを動画で見る

ジャパンモビリティショー2023のチケット購入方法は?

《画像提供:Response》〈画像提供:日本自動車工業会〉ジャパンモビリティショーの会場イメージ

2023年8月30日(水)にチケットの販売がスタートしました。

チケットの種類は、当日購入する当日入場券、事前に購入する前売り入場券。一般公開日(日曜日を除く)の16:00から入場できるアフター4入場券、通常より早く入場できるアーリーエントリー(日付指定)、一般公開日前の10月27日(金)に先行体験できるプレビューデー入場券の5種類。

料金はそれぞれ、当日入場券が3,000円、前売入場券が2,700円、アフター4入場券が1,500円、アーリーエントリー(日付指定)が3,500円(1日5,000枚限定)、プレビューデー入場券が4,000円(20,000枚限定)となっています。

なお、高校生以下は、当日入場券、前売入場券、アフター4入場は無料ですが、アーリーエントリー(日付指定)とプレビューデー入場券は有料。小学生以下はすべてのチケットが無料(アーリーエントリー(日付指定)とプレビューデー入場券は保護者の同伴が必要)です。

購入方法は、オンライン販売のみ。会場での販売はないため、注意が必要です。ちなみに、利用可能なオンラインチケットサービスは、「イープラス」「イーティックスデータファーム」「セブンチケット」「ローソンチケット」「チケットぴあ」です。

また、前述のエンタメステージ「H2 Energy Festival(H2エナジーフェスティバル)」の料金は、別途必要で、平日2,000円~3,000円、土日祝3,000円~4,000円で、10月30日(月)は終日無料です。

TOKYO MOTOR SHOW WEB SITE

https://www.japan-mobility-show.com/ticket/

東京モーターショー,TOKYO MOTOR SHOW,TMS

名古屋モーターショーも「名古屋モビリティショー」に

《画像提供:Response》〈画像提供:中部経済新聞社〉名古屋モビリティショー2023(メインデザイン)

名古屋モビリティショー2023とは

東京モーターショーの開催年と同じ年に、中部経済新聞社が主催する「名古屋モーターショー」が開催されていました。直近の開催は2019年で、2021年時は、東京モーターショーと同様に中止となっていました。

そして2023年は東京モーターショーと同様に、「名古屋モビリティショー」に名称を変更して開催されることになったと中部経済新聞社が発表しました。

開催日は、東京モーターショーの少し後、2023年11月23日(木)から26日(日)までの4日間の予定で、場所はポートメッセなごや(名古屋市港区)全館です。

ジャパンモビリティショー2023と何が違う?

東京モーターショーと同様に、「名古屋モビリティショー」となった同イベントですが、その内容にジャパンモビリティショーとの差はあるのでしょうか。

名古屋モビリティショーについて出展社など、詳しい出展詳細は2023年8月現在は公開されていませんが、中部経済新聞社は、同ショーでの出展物について「ジャパンモビリティショー2023に出品された国内外の四輪・二輪車メーカーのコンセプトカーや最新市販車に加えて次世代モビリティに関する展示のほか、各種試乗会などの体験型催事など各種イベントの開催を予定します」としており、ジャパンモビリティショーと同様の出展をすることを明らかにしています。

また「4年ぶりの名古屋モーターショーが進化し、生まれ変わる名古屋モビリティショーでは、クルマの魅力発信だけでなく、モビリティが意味する移動の楽しさやワクワク感を感じてもらえる機会としていくことで、モーターファンだけでなく、お子さま・女性・家族みんなが次世代モビリティを通じて未来のライフスタイルを考え、体感する場を目指して開催してまいります」とも続けており、これもジャパンモビリティショーと同じような説明で、実際の内容はほぼ同じ可能性も否定できません。

名古屋モビリティショー2023のチケット購入方法は?

2023年8月現在、名古屋モビリティショーのチケット購入方法や価格については明らかになっておらず、「未定(決定次第、お知らせします)」とされているため、続報を待つほかありません。

2019年の名古屋モーターショーでは、前売り券は1,400円、当日券は1,700円に設定され、東京モーターショーよりも抑えられた価格となっていました。

購入方法は、コンピューター券がセブン‐イレブンやローソン、ミニストップ、ファミリーマートといったコンビニと中日新聞販売店(一部地域の店舗除く)で購入可能で、実券販売は名鉄ホールチケットセンターや、栄プレチケ92、ユニモールプレイガイド、CBCラヴァースショップ、緑2りんかん、バイクワールド名古屋みなと店(港区)、バイクワールド岐阜店、アピタ、主な名鉄観光サービス各店頭で購入可能でした。

運営会社に変更はないため、同様の購入方法になる可能性があります。

東京モーターショー2019は何があった?注目車種を紹介

コロナ禍の影響で2年前の2021年に開催されるはずだった東京モーターショーが中止となってしまったため、前回の開催は2019年と実に4年前となってしまうため、当時展示され注目されたクルマに対し、少しありふれたものと見えるかもしれません。

どのようなクルマが出展され注目されていたのか、改めて振り返ります。

東京モーターショー2019の注目車種トヨタ編

MIRAI Concept

《画像提供:Response》《撮影 平川 亮》 トヨタ MIRAI(ミライ)コンセプト(東京モーターショー2019出品車)

トヨタのMIRAIといえば水素を電気に変えてモーターで走る“燃料電池車”ですが、その2代目となるモデルの開発最終段階モデルが、東京モーターショーで「MIRAI Concept」として公開されていました。

エコカーの枠を超えた、走りを予感させるダイナミックさと誰もが思わず振り返るエモーショナルな美しさを併せ持つスタイリングが追求されるほか、エコカーながら走る楽しさを持つクルマづくりに徹底的にこだわられ、今までにない気持ちの良い走行フィーリングの実現を目指し、開発が進められていました。

東京モーターショー2019の1年と少し後、2020年12月に、このときの宣言通り、6年ぶりのフルモデルチェンジを果たした2代目MIRAIが発売。開発最終段階モデルというだけあって、デザインなどはほぼそのまま登場しました。

LQ

《画像提供:Response》《撮影 小松哲也》 トヨタLQコンセプトカー

人工知能や自動運転など、人に寄り添う新しいテクノロジーにより「新しい時代の愛車」を具現化したコンセプトカーが「LQ」です。

同車は、2017年1月の2017International CESに出展した「TOYOTA Concept-愛i」で表現した未来の愛車体験コンセプトを忠実に実現しており、米国で人工知能や自動運転・ロボティクスなどの研究開発を行うToyota Research Instituteと共同開発したAIエージェント「YUI」や自動運転機能を搭載したコンセプトカーとして登場しました。

奇抜なデザインはいかにも“コンセプトカー”といった風体ですが、実はナンバー取得され、公道も走れる状態に仕上げられていました。今見ても近未来的なデザインと機能を持つLQですが、その後市販化の報道などはありません。

超小型EV

《画像提供:Response》《撮影 平川亮》 トヨタ 超小型EV

東京モーターショー2019の後、2020年に「C+pod」として販売開始される「超小型EV」が、この場で展示されていました。

免許を取りたての人や、高齢者などが、買い物など日常の近距離移動に使うことを想定して開発されており、小回りが利き、1回の充電で約100kmの走行が可能という設定になっていました。2020年の販売開始は、一部法人ユーザー向けのみでしたが、その後2021年には一般向けの販売もスタートしています。

東京モーターショー2019の注目車種レクサス編

LF-30 Electrified

《画像提供:Response》《撮影 野口岳彦》 レクサス LF-30 Electrified(東京モーターショー2019)

レクサスは、東京モーターショー2019で、次世代の電動化戦略「Lexus Electrified」を発表するとともに、その電動化ビジョンを象徴するEVのコンセプトカー「LF-30 Electrified」を世界初公開していました。

エクステリアは、全長5mを超える巨大なボディに、2ドアのガルウィングを装備した、斬新なデザイン。インテリアでは、EVに期待される先進イメージを、アーティスティックな質感まで昇華した未来的な造形や、自動運転を初めとする新技術を積極的に織り込まれており、LEXUS独自の世界観確立が目指されていました。

パフォーマンスにおいてもLEXUSが培ってきた電動化技術と運動制御技術が融合した新テクノロジー「Lexus Advanced Posture Control」を採用。緻密なモーター制御で従来のガソリン車では不可能な高度かつ自由度の高い姿勢制御を実現していました。

また、人間中心の設計思想に基づく新コンセプトのコックピットやステアバイワイヤなど、「電動化技術を用いた車両基本性能の大幅な進化」を実現するため、2030年を見据えた先進技術を数多く採用していたといいます。

実際ステアバイワイヤなどはレクサスRZで採用され、未だ市販化はされていませんが、異型ハンドル採用モデルが、すでに実車として存在しており、後々販売もされる予定となっています。LF-30 Electrifiedに採用された技術は、今やっと市販化に落ちてきていると言えるかもしれません。

東京モーターショー2019の注目車種日産編

ニッサン IMk

《画像提供:Response》〈撮影:平原克彦〉ニッサンIMk(東京モーターショー2019)

「ニッサン IMk」は都市部の洗練された景観から日本らしい伝統的な街並みにも自然に溶け込む上質なデザインを取り入れた新しい時代の“軽EV”として東京モーターショー2019で初披露されました。

新たなEVプラットフォームに低重心のパッケージを採用、軽自動車規格のコンパクトなボディサイズでありながら、EVならではの力強くスムーズな走りと驚きの静粛性を実現することを想定されていました。

また、ニッサン IMkには運転支援技術「プロパイロット 2.0」を進化させた次世代の運転支援技術を搭載。高速道路での運転支援から主要幹線道路に利用範囲を拡大し幅広いシーンで運転をサポートするほか、クルマが無人の状態で自ら駐車スペースを探して自動で駐車し、必要な時にドライバーがスマートフォンで呼ぶと迎えに来てくれる、バレーパーキング機能など数々の先進技術の搭載が構想されていました。

ご存じの方も多いと思いますが、このニッサン IMkは、約3年後の2022年5月に市販版となる軽EV「SAKURA」がデビュー。EVながら販売台数ランキング上位に食い込むなど快進撃をみせています。バレーパーキング機能など、実現しなかったものもありますが、デザイン含め、ほとんど“コンセプト通り”で登場した日産の力を見せつける1台となりました。

ニッサン アリア コンセプト

《画像提供:Response》〈撮影:平原克彦〉ニッサン アリア コンセプト(東京モーターショー2019)

「ニッサン アリア コンセプト」は、電気自動車(EV)のクロスオーバーコンセプトカーとして、東京モーターショー2019で世界初公開されました。

このクルマについて日産は当時、「ニッサンブランドを再定義し、日産を新しい時代へと導き、クルマの電動化や知能化によって交通事故や交通渋滞、排出ガスなどの問題を解決し、あらゆる人にシームレスな移動体験を提供するという日産のビジョン「ニッサン インテリジェント モビリティ」を実現するモデル」としていました。

コンセプトカーながら、デザインや、パワートレイン、先進安全装備の詳細などかなり具体的に決められていたモデルで、実際この2年後の2021年に日産発の電動クロスオーバーSUVとして市販版となる「アリア」がデビューしました。

「ニッサン IMk」もしっかりと市販化されているため、日産は東京モーターショー2019から3年以内で、ここで披露したコンセプトカーを2台共きちんと市販化したことになります。

東京モーターショー2019の注目車種ホンダ編

4代目 FIT

《画像提供:Response》〈撮影:愛甲武司〉ホンダ フィット 新型「HOME」(東京モーターショー2019)

「FIT」は2001年、コンパクトカーの新たなベンチマークを目指して誕生したモデルです。そんなフィットの現行モデル“4代目”FITが東京モーターショー2019で世界初公開されていました。

4代目FITは、歴代のモデルで継承されている広い室内空間や使い勝手のよさはそのままに、グローバルで通用する新しい時代のコンパクトカーのスタンダードが目指されていました。

新しいクルマづくりの考え方として、数値では表せない「感性価値」を追求し、ユーザーの生活に寄り添うような「心地よい視界」「座り心地」「乗り心地」「使い心地」の4つの心地よさを具現化。更にライフスタイル・ライフステージに合わせて選択できる「ベーシック」「ホーム」「ネス」「クロスター」「リュクス」の5つのタイプを用意、豊富な選択肢から自分にあった1台を選択できる車となっていました。

先進安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を前者標準装備とするほか、ホンダ車専用車載通信モジュール「Honda CONNECT(ホンダ コネクト)」を日本初搭載、コンパクトカーながら先進装備も充実させた意欲的な車でもありました。

FITの他、ホンダは東京モーターショー2019で、10代目となる「アコード」や、「Honda e」の日本仕様車も初公開。ホンダはコンセプトカーなどではなく、近々に投入されるクルマを展開していました。

CT125

《画像提供:Response》〈撮影:愛甲武司〉ホンダ CT125(東京モーターショー2019)

ホンダが世界に誇るバイク「スーパーカブ」をベースとしたコンセプトモデル「CT125」が東京モーターショー2019で世界初公開されていました。

オフロードの走破性に配慮したつくりと冒険心をくすぐるデザインを採用、かつての“CT”のコンセプトを受け継ぎ、スチール製フロントフェンダーやアップマフラー、幅広大型キャリア、ハイマウント吸気ダクト&サイドエアクリーナーなどを装備しながらシンプルで他にないスタイリングを実現しています。

ハンターカブの再来と言われた同車は、ユーザーの要望を受け、約1年後の2022年6月に市販版となる「CT125・ハンターカブ」として発売。ほぼそのままの姿で登場し、人気を博しました。

BENLY e:/GYRO e:

《画像提供:Response》〈撮影:愛甲武司〉ホンダの電動バイク、BENLY e:(ベンリィ イー)とGYRO e:(ジャイロ イー)

バッテリー交換式のHonda Mobile Power Packを搭載した、ビジネス用の電動コミューターとして、BENLY e:/GYRO e:の2モデルが、東京モーターショー2019で世界初公開されていました。

ガソリンエンジンのモデルで培った、優れた積載性や耐久性、さまざまな場面で取り回しの良いボディーサイズ、配達ボックスの装着を考慮した広く平らなリアデッキなど、業務用車両に求められる商品魅力はそのままに、電動化によって環境性能と静粛性が高められていました。

両モデルとも2020年に市販化が実現しており、現在もラインアップされています。

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