最強のハイブリッドシステムを搭載したLXが登場
《画像提供:Response》〈写真提供:レクサス〉レクサスLX700h
レクサス「LX」は、トヨタ「ランドクルーザー」のレクサス版として1996年に誕生した高級本格SUV。日本には1998年に誕生した2代目モデルがランドクルーザー”シグナス”として導入されている他、レクサスブランドのクルマとしては、2015年に3代目のマイナーチェンジモデルから導入も行われています。
現行モデルは2022年に誕生した4代目。「世界中のどんな道でも楽に・上質に」をコンセプトとして、世界中のあらゆる道での走行に耐えうる運動性能と、レクサスらしい上質な乗り心地を両立するフラッグシップSUVです。
そんなLXの一部改良モデルが、2025年3月6日に正式発表されました。
今回の一部改良では、剛性向上を実施。ステアリング操作に対するリニアな反応を実現すると共に、補強部材をパッチ形状とすることでホイールアーティキュレーションを維持、悪路走破性を犠牲にすることなく操舵応答性を向上させています。
また、フレームにボディをマウントするためのキャブマウントクッションについても構造を刷新、フレームとボディがこじる動きをする際の結合剛性を向上させることで、フレーム車特有のブルブルとした低周波の振動をより一層低減、フレーム車の利点である高い堅牢性やロードノイズ遮音性はそのままに、乗り心地を向上しました。
さらに、AVSアクチュエータ部のバルブ構造を見直し、路面の段差通過などでアブソーバーが急に縮む際の減衰力を滑らかにコントロールすることで、突き上げ感を抑えた滑らかな乗り心地を実現。トランスファーLoレンジにおいても、極低速から車両が停止する際の減衰力コントロールを改善、余分な車両の動きを抑え、悪路における安心感と上質さを高めています。
インテリアでは、12.3インチ大型フル液晶メーターを新採用。ドライバーが運転に集中できるよう、運転支援情報をわかりやすく表示可能で、LX伝統の補器バッテリー電圧とエンジン油圧計は勿論のこと、画面カスタマイズにより、ブーストメーターの表示やハイブリッドバッテリー充電状態(※ハイブリッドモデルのみ)の表示も選択できるほか、ドライブモードセレクトやマルチテレインセレクトの、モード切替え時の車両アニメーション表示も一新しています。
《画像提供:Response》〈写真提供:レクサス〉レクサスLX700h
このほか、フロント席リフレッシュシートを新たに採用し、フロント席乗員の疲労軽減の一助としたほか、センターコンソール上面の「置くだけ充電」の世代を更新し、急速充電に対応しました。
先進安全装備では、Lexus Safety System +のアップデートによる予防安全機能の刷新を実施。プロアクティブドライビングアシストや、プリクラッシュセーフティ、レーダークルーズコントロールなど様々な機能のアップデートを図っています。
そして、今回の一部改良に合わせ、専用装備と内外装色を施した”OVERTRAIL+”も追加設定。
《画像提供:Response》〈写真提供:レクサス〉レクサス LX700h OVERTRAIL+
エクステリアでは、専用の黒光輝塗装スピンドルグリルとマットグレー塗装アルミホイールをはじめ、各部品(フォグランプ、ルーフレール、ウィンドウモール、ホイールアーチモール、ドアハンドル、アウターミラー、リヤバンパーサイドメッキモール)を黒・ダーク系色でコーディネートすることにより、タフ感を演出。
カラーは、ソリッドのような色彩を持ちながら、メタリックの陰影により立体感を際立たせ、レクサスらしい上質さを感じさせる「ムーンデザート」を”OVERTRAIL+”専用色として設定しています。
インテリアでも、専用色“OVERTRAIL+”モノリスを設定。シート表皮のメイン部分とドアトリムに低彩度のモノリスを組合わせ、アッシュバール墨ブラックのオーナメント加飾をコーディネートしています。
《画像提供:Response》〈写真提供:レクサス〉レクサス LX700h OVERTRAIL+
このほか専用装備として、全車標準装備のセンターデフロックに加え、”OVERTRAIL+”用にフロント・リヤのディファレンシャルロックを設定しています。
また、LX初のハイブリッドモデルとなる「LX700h」もラインアップに追加されました。
LX700hでは、レクサス史上初のパラレルハイブリッドシステムを採用。LXの「信頼性」「耐久性」「悪路走破性」を支える駆動系、フルタイム4WD、トランスファーLoレンジ、トルクコンバータ付ATを電動化においても維持すべく、V6 3.5Lツインターボエンジンと10速ATの間に、クラッチを有する「モータージェネレーター(以下MG)」を配置したシステムとなっており、エンジン+モーターの高出力・大トルクを確実に路面に伝えると共に、シチュエーションに応じてエンジンのみ・モーターのみへの走行の切替をハイブリッド制御システムが最適にコントロールするように設計されました。
また従来のレクサスパラレルハイブリッド車には装備されないオルタネータとスタータを標準装備。万が一ハイブリッドシステムが停止した場合でもスタータでのエンジン始動が可能なほか、オルタネータで発電した電力を12V補器バッテリーへ供給することでエンジンのみでの退避走行を可能としており、安全対策に抜かりがありません。
退避走行中もトランスファーLoレンジの使用やアクティブハイトコントロールによる車高調整、A-TRACの作動は可能となっており、緊急時の悪路走破も確保されています。
さらに、リヤフロアに搭載したハイブリッドメインバッテリー本体を、上下に分割した防水トレイでパッキングする防水構造を採用し、深水路等での水の浸入を防ぐことで、ハイブリッド車ながらエンジン車同等の渡河性能700mmを確保しました。
また。万が一防水トレイ内に水が浸入した際にはトレイ内に配置した被水センサが検知、メーター表示によるドライバーへの注意喚起を行うようになっており、まさに最強のハイブリッドと呼べるシステムに仕上がっています。
走りの面でも、低速においてはアクセル低開度からレスポンスの良いリニアな発進・加速を、アクセル踏み込み時や高速域においては大トルクを活かした力強く伸びのある加速を実現しました。
オフロードでは、トランスファーHiレンジに留まらず、Loレンジでのモーター駆動をレクサスとして初めて採用、マルチテレインセレクトの各モードと組合わせ、繊細なアクセル操作が要求される岩場やダート・深雪路等においてはモーターのみでの走行も一部可能とし、高い走破性とコントロールのしやすさを両立しました。
このほか、採用されるGA-Fプラットフォームもハイブリッド化による重量増加と、全長が伸びたパワートレーンの搭載のために改良。専用のクロスメンバーを新設し、エンジンモデル同等の最低地上高を確保。
また、リヤエンジンマウントの材質もより耐久性の高いものに変更したほか、スペアタイヤ位置変更の為にスペアタイヤクロスを新設するなど、様々な専用の改良を実施しています。
このほか、センターコンソール下に配置したACインバータ(防水構造付)によって、1,500Wまでの給電を可能に。センターコンソール後部とデッキにコンセントを配置することで利便性も高めています。
価格は、通常モデルとなるLX600が1,450万円から、“OVERTRAIL+”が1,490万円から、ハイブリッドモデルとなるLX700hが1,590万円から。実際の発売は、3月24日を予定しています。
新車購入なら自動車ローンがおすすめ
新車購入なら自動車ローンがおすすめです。大きなメリットは、一括払いの重圧を感じず、お財布にやさしく車を手に入れられること。さらに、金利が低い場合、他の支払方法よりも賢い選択となることもあります。
自動車ローンを利用して車を購入する場合、まずはローン会社の比較が大切です。金利や手数料、審査のスピードなど、自分に合った会社を見つけましょう。