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【新車販売台数ランキング】3月はどんなクルマが売れた? トヨタ「カローラ」「シエンタ」を抑えて1位に輝いたのは?

【新車販売台数ランキング】3月はどんなクルマが売れた? トヨタ「カローラ」「シエンタ」を抑えて1位に輝いたのは?

自販連(日本自動車販売協会連合会)が発表した2025年3月の新車販売台数ランキングによると、1〜5位までは変化がなく、いつも通りの力強さを見せつけましたが、6位以下ではトヨタ「アクア」やホンダ「フィット」などコンパクトハッチ勢の躍進がみられるなど、ランキングに変化がありました。

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トヨタ新型「クラウン エステート」ついに登場! 人気すぎて買えない「ランクル」にも改良モデル

《画像提供:Response》〈写真撮影:雪岡直樹〉トヨタ クラウンエステート(HEV)

2025年3月は、現在公開されている16代目クラウンシリーズの4番目にして最後のモデルとなるトヨタ「クラウン エステート」がついに発売となったほか、あらゆる安全対策を施したハイブリッドシステムを搭載する“最強のハイブリッドモデル”レクサス「LX700h」が新登場。

また、ホンダ「WR-V」や「アコード」「フリード」の一部改良モデルも発表されました。さらに、受注停止が続く「ランドクルーザー(300系)」にも一部改良モデルが登場、盗難対策などが強化されるも、依然受注停止は継続しており、用意には入手できない状況が続きます。

このほか、レクサス「RX」やトヨタ「スープラ」の一部改良モデル、光岡「M55ファーストエディション」などの新モデルも登場し、市場を盛り上げています。

販売台数に大きな影響を与えそうなクルマは登場していませんが、かなり多くの新モデルが登場した2025年3月のランキングは、どのような展開を迎えたのか、確認してみましょう。

6位以下が熾烈な争い!年度末の3月ランキングはどうなった?

《画像提供:Response》〈写真提供:トヨタ自動車〉トヨタ『ヤリス』の一部改良モデルの特別仕様車「URBANO(ウルバーノ)」

2024年度最後の月となる会社も多い3月のランキングでもやはりトヨタ「ヤリス(ヤリスやヤリス クロスといったヤリスシリーズの合算値)」が1位。直近では、一部改良や特別仕様車は出現しましたが、大きな影響はなく前年比は93.2%まで低下しています。

続く2位もトヨタ「カローラ(カローラ クロスやカローラ ツーリング等を含むカローラシリーズ)」と相変わらずの人気ぶり。一方、前年比は86.8%と少し厳しい展開が続いており、今後の商品力強化が待たれます。

3位にはトヨタ「シエンタ」が、4位にはホンダ「フリード」が先月に引き続きランクイン。コンパクトミニバン勢が不動となりつつあり、逆転も難しい代わりに安定的な人気ぶりを誇るようです。前年比もともに100%を超えており、シエンタに至っては139.2%と、フリードより前にフルモデルチェンジしているにも関わらず依然としてその強さを誇示しています。

5位には着々と順位をあげてきた日産「ノート」が先月同様にランクイン。踊り場となってしまったようですが、フリードとともにトヨタだらけのトップ5に食い込む貴重なと“トヨタ車以外のクルマ”となっています。前年比は78.6%と引き続き好調とは言えない状況ですが、日産車で最も売れているクルマであることは言うまでもありません。

6位には8位から上昇したトヨタ「プリウス」がランクイン。ここ最近下落が続きましたが、大幅にデザイン力を高めた現行モデルは、やはり人気が高いようです。しかし前年比は86.1%ほどで好調とは言い難い状況が続きます。

7位には、10位から上昇したトヨタ「アクア」がランクイン。SUVが主流になってきた現在では、厳しい状況が続いていたコンパクトハッチですが、ここに来て前年比も196.5%となり、底力の強さを見せつけています。

8位には12位から順位をあげた日産「セレナ」が登場。ベスト10の中では、フリードと、ノートと合わせてこの3台しかトヨタ車以外のクルマがなく、トヨタに一矢報いる貴重なモデルたちとなっています。前年比は100.1%となんとか“現状維持”という状況。このままこらえてもらいたいところです。

9位には11位から上昇した「ノア」がランクイン。14位まで下洛してしまっている兄弟車のトヨタ「ヴォクシー」と合わせれば販売台数は一気に1万5000台を超えることになり、8位にいるセレナを軽く超え一気に3位の地位につくことに…。Mクラスミニバンで最も売れていると言えるのは、本当はノア/ヴォクシーなのかもしれません。

10位には6位から下落したトヨタ「アルファード」がランクイン。ここ最近下落が続いていますが、前年比は127.3%と伸び続けており、依然と納車が順調な様子が見られます。500万円を超える高級車ながらトヨタ「ヴォクシー」やホンダ「ステップワゴン」といったMクラスミニバンより販売台数が多いという異次元の人気ぶりです。

このほか、ホンダ「ヴェゼル」が15位から11位に、ホンダ「フィット」が19位から16位にランクを上げており、比較的変化に富んだ3月のランキングとなりました。

ダイハツのOEMがここにきて失速

《画像提供:Response》〈写真提供:トヨタ自動車〉トヨタ ライズ(左 Z:ハイブリッド・2WD、右 Z:ガソリン・2WD)

3月のランキングでは、いつもと変わらずトヨタ車の人気ぶりが確認できますが、6位以下のランキングが多く入れ替わり、様々なクルマが順位をあげました。

一方、ここ最近その順位を高めていたトヨタ「ルーミー」や「ライズ」といったダイハツのOEM車が、順位を下落させています。具体的には、ルーミーは9位から12位に、ライズは7位から13位に一気に降格しています。しかし前年比はともに100%を超えており、ライズに至っては400%近い状態となっており、依然と回復傾向をキープしています。

15位には14位から降格したトヨタ「ハリアー」が、17位には16位から降格したホンダ「ステップワゴン」がランクイン。他のクルマの昇格に合わせ、それぞれ1つずつ順位を落としています。

そして19位にランクインしたのは17位から降格したスズキ「ソリオ」です。ここ最近ランキングを落とし続けており、直近で大幅な改良が加わっていますが、あまり功を奏してないのかもしれません。

20位にはランク外からホンダ「WR-V」が。直近で一部改良や特別仕様車の追加が行われており、これが影響しているのかもしれません。

上位5位が固定化されてきた?

《画像提供:Response》〈APOLLO NEWS SERVICE〉日産 エルグランド 次期型の予想CG

2025年3月のランキングでは、やはりトヨタ勢の占有率が高く他のメーカーにとっては厳しい状況が続きます。また、ダイハツのOEM車の上昇が止まり、一気に順位を下げました。

上位5位にも入れ替わりがなく、固定化されてきたような雰囲気もあります。なかなかランキングに車を残せない日産・ホンダの巻き返しに期待したいところです。

日産は特に、新型エルグランドの投入なども噂されているなど、今後の展開が期待されており、これらによって巻き返しが図れるのか、今後の展開に期待です。

2025年3月 乗用車ブランド通称名別順位

順位 前月順位 ブランド通称名 メーカー 台数 前年比
1(ー) 1 ヤリス トヨタ 16,483 93.2
2(ー) 2 カローラ トヨタ 16,353 86.8
3(ー)   3 シエンタ トヨタ 12,644 139.2
4(ー) 4 フリード ホンダ 11,107 116.5
5(ー) 5 ノート 日産 10,011 78.6
6(↑) 8 プリウス トヨタ 9,744 86.1
7(↑) 10 アクア トヨタ 9,527 196.5
8(↑) 12 セレナ 日産 9,497 100.1
9(↑) 11 ノア トヨタ 8,496 113.9
10(↓) 6 アルファード トヨタ 8,230 127.3
11(↑) 15 ヴェゼル ホンダ 8,149 92.0
12(↓) 9 ルーミー トヨタ 7,477 1152.1
13(↓) 7 ライズ トヨタ 7,399 394.8
14(↓) 13 ヴォクシー トヨタ 7,357 104.2
15(↓) 14 ハリアー トヨタ 7,156 94.7
16(↑) 19 フィット ホンダ 7,013 95.3
17(↓) 16 ステップワゴン ホンダ 6,921 81.5
18(ー)  18 クラウン トヨタ 5,889 79.2
19(↓) 17 ソリオ スズキ 5,044 76.0
20(↑) WR-V ホンダ 4,892 223.9
出典:https://www.jada.or.jp/pages/340/

※軽自動車および海外ブランドの車種を除きます
※車種名は国産メーカーの同一車名を合算したものであり、海外生産車を含みます

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