ハイパフォーマンスな小型EV 「スーパーワン」登場へ
《画像提供:Response》〈写真撮影:望月勇輝〉ホンダ Super-ONE Prototype(ジャパンモビリティショー2025)
ホンダ「N-ONE」は、2012年に登場したセミトールワゴンタイプの軽乗用車。現行モデルは、2020年に誕生した2代目でNシリーズの提案する“Nのある豊かな生活”という想いのもとに日本の生活と時間を見つめて、日々の生活に寄り添いながら長く使えて飽きがこない、末永く愛せるクルマを目指して開発されています。
2025年9月11日には、そんなN-ONEのEV版である新型「N-ONE e:(エヌワン イー)」が登場しています。
N-ONE e:のグランドコンセプトは、「e:Daily Partner(イー デイリー パートナー)」で、日々の暮らしを生き生きと活発にしてくれる“日常のパートナー”となるクルマが目指されています。
愛着の湧くエクステリアデザインや、ホンダのパッケージングの基本思想である「M・M(マン・マキシマム/メカ・ミニマム)思想」をホンダ乗用車の原点である「N360」から継承しながら、EVならではの力強くクリーンな走りと静粛性、そして日常使いに安心感をもたらす最大航続距離295kmの実現により、幅広いユーザーに支持されるスタンダードなEVとなっています。
そんなN-ONE e:のハイパフォーマンスモデルともいうべきモデル「スーパーワン」のプロトタイプが、2025年10月29日にジャパンモビリティショー2025の会場で世界初公開されました。
《画像提供:Response》〈写真撮影:望月勇輝〉ホンダ Super-ONE Prototype(ジャパンモビリティショー2025)
スーパーワンのグランドコンセプトは「e: Dash BOOSTER(イー ダッシュ ブースター)」。車内での体験を豊かなものにする多彩な仕掛けを採用することで、日常の移動を刺激的で気持ちの高ぶる体験へと進化させることを目指した小型EVとなっています。
スーパーワンというネーミングには、これまでの常識や規格の枠を超越する存在(Super)として、ホンダならではの唯一無二(One and Only)の価値をユーザーに届けたいというホンダの想いが込められています。
環境性能や日常での使い勝手の良さに加え、ホンダならではのFUNを追求したスーパーワンは、小型EVとしての軽快な走りによる「操る喜び」に、五感を刺激する演出を加えることで、刺激的で高揚感あふれる走行体験を実現しているといいます。
《画像提供:Response》〈写真撮影:望月勇輝〉ホンダ Super-ONE Prototype(ジャパンモビリティショー2025)
ボディサイズは全長3,500mm×全幅1,550mm×全高1,525mmと、N-ONE e:(全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,545mm)と比較すると全長と全幅が拡大し、軽自動車枠を超えて普通車枠となっています。
プラットフォームには、Nシリーズとして進化させてきた軽量なプラットフォームを活用しています。
エクステリアは、本格的な走りを予感させ、高揚感を感じさせるスタイルを目指してデザインされています。
ワイドなタイヤを包み込む張り出したブリスターフェンダーにより、ロー&ワイドなスタンスを際立たせ力強さを表現したほか、トレッドが拡がったことにより安定感のある力強い走りを可能にします。
また、フロントとリアに配置したエアダクトを含む専用設計のエアロデザインにより、空力性能の向上と冷却効率の確保を両立。走行性能を支える実用的な機能と、走りを予感させる機能美を兼ね備えます。
インテリアは、走りへの期待感を高めるとともに、ドライバーが運転に没頭できる空間を目指してデザインされています。専用のスポーツシートは、安定したドライビングポジションを確保する高いホールド性を備えるとともに、ブルーの表皮をアシンメトリーに配色することで、遊び心あふれるコーディネートとなっています。
《画像提供:Response》〈写真提供:ホンダ〉ホンダ Super-ONE Prototype
また、水平基調のインストルメントパネルによって視覚的なノイズを抑え、より運転に集中できる視界を実現しています。
パワートレインの詳細は公開されていませんが、N-ONE e:の最高出力64馬力、最大トルク162N・mを発揮するモーターより、さらに高出力なモーターが搭載されるものと思われます。
一方、運転をより刺激的な体験へと進化させる、専用開発の走行モード「BOOSTモード」を搭載することが明らかになっています。
BOOSTモードでは、出力を拡大することで、パワーユニットの性能を最大限に引き出し、力強く鋭い加速を可能に。また、有段変速機のようなギアチェンジの感覚を再現した仮想有段シフト制御と、アクセルなどの運転操作に応じて、迫力のある仮想のエンジンサウンドを車内に響かせるアクティブサウンドコントロールシステムを連動させることで、EVでありながらスポーティーなエンジンを意のままに操っているかのような運転感覚を提供します。
また、3連メーターやイルミネーションカラーの変化など、BOOSTモード専用の演出も設定され、視覚や聴覚、そして加速感や振動などの体感を通じてドライバーの感性を刺激し、新しいEVの「操る喜び」を表現します。
先進安全装備についても詳しくは語られていませんが、N-ONE e:同様、衝突軽減ブレーキなどを含む多数の機能が含まれる先進の安全運転支援機能「Honda SENSING」を標準装備するものとみられます。
今回公開されたのはあくまでプロトタイプ。実際の量産モデルは、2026年より日本を皮切りに、小型EVのニーズの高い、英国やアジア各国などで発売される予定です。
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