フルモデルチェンジを遂げた新型RAV4がついに発売
《画像提供:Response》〈写真提供:トヨタ自動車〉トヨタ RAV4 新型(Adventure)
トヨタ「RAV4」は、ラダーフレームの4WDがSUVの中心だった時代の1994年に、乗用車タイプのクロスオーバーSUVとして登場したモデル。当時としては画期的でしたが、現在ではこの方式が主流となっており、時代を切り開いたクルマといえるでしょう。
そんなRAV4の7年ぶりにフルモデルチェンジを遂げた6代目となる新型RAV4が、2025年5月21日に世界初公開。そして2025年12月17日に日本仕様が正式発表・発売されました。
《画像提供:Response》〈写真提供:トヨタ自動車〉トヨタ RAV4 新型
新型RAV4は、「Life is an Adventure」をテーマに、「どこへでも行けそう、なんでもできそう」という価値観を体現した新世代のSUV。RAV4らしい塊感のある力強いデザインとパッケージを維持しながら、「多様化」「電動化」「知能化」をキーワードに開発されています。
「多様化」は、洗練されたデザインの「Z」、オフロードも楽しめる「Adventure」、走りに拘りぬいた「GR SPORT」の3つのスタイルを揃えていること。
「電動化」は、HEVと新開発のプラグインハイブリッドシステムを搭載したPHEVをラインアップし、電動車ならではのシームレスな加速感と力強い走りを実現していること。
「知能化」は、ソフトウェアづくりプラットフォーム「Arene」を初めて活用したことを表しています。このAreneにより、「新世代マルチメディアのトヨタ車初搭載」および、「最新のToyota Safety Senseの搭載」を実現しています。
ボディサイズは、全長4,600-4,620mm×全幅1,855-1,880mm×全高1,680mmと、大きすぎない丁度いいサイズ感を維持。ホイールベースは、2,690mmで乗車定員は5名です。
エクステリアは、大径タイヤを強調しSUVらしい踏ん張りの効いたスタンスを実現した「Big Foot」、キビキビとした高い走破性を想起させる「Lift-up」、なんでもできそうな使いやすい荷室空間を確保する「Utility」をキーワードにデザイン。この3つの要素で「どこへでも行けそう」なRAV4らしさを表現しています。
《画像提供:Response》〈写真提供:トヨタ自動車〉トヨタ RAV4 新型(Z)
都会派の「Z」は、フロントフェイスに塊感のある「SUVハンマーヘッド」デザインを採用し、力強さを演出。ボディ同色バンパーとメッシュグリルに加え、グリル内側の加飾が先進的かつ立体的な存在感を際立たせます。リヤは、バックドアガラスとランプが一体化したシームレスなデザインを採用し、ワイドで洗練された印象を強調しています。
アウトドアイメージを高めた「Adventure」は、フロントのノーズピークを高く設定した専用デザインや大型アーチモールなどにより、タフで安定感のあるラギッドな外観になっています。
スポーティな「GR SPORT」は、モータースポーツの知見を活かし、機能美を追求したデザインを採用。足回りのチューニング、ボディの剛性も強化しており、市街地やハイウェイ、ワインディングなど様々な道で安心して操ることが可能で、走る楽しさを味わえるモデルとなっています。
インテリアは、ディスプレイやシフトなどの各種機能をひとくくりにして、島(アイランド)のように配置した「アイランドアーキテクチャー」を採用。SUVとしての平衡感覚がつかみやすい水平なインストルメントパネルに加え、目線移動が少ないナビゲーション・メーター、手が届きやすいエアコン吹き出し口の配置など、操作性を高めています。
《画像提供:Response》〈写真提供:トヨタ自動車〉トヨタ RAV4 新型(Adventure)
また、カラーヘッドアップディスプレイや、エレクトロシフトマチックといったトヨタ初採用の装備も備わります。
Adventureでは、低彩度グリーンにオレンジのアクセントを施した専用インテリアカラー「ミネラル」やカモフラージュ柄を、インストルメントパネルやドアトリムなどにあしらい、外観同様アウトドアの世界観を演出しています。
ボディサイズは据え置きですが、荷室を拡大し、749Lの大容量を確保。また、後席を倒したときの床の傾斜を緩やかにすることで荷室がよりフラットになり、長尺物が積み込みやすくなっています。
《画像提供:Response》〈写真提供:トヨタ自動車〉トヨタ RAV4 新型(Adventure)
パワートレインは、HEV(ハイブリッド)とPHEV(プラグインハイブリッド)の2種類をラインアップ。
HEVモデルでは、高効率な2.5リッター直列4気筒エンジンと優れたモーター出力により、システム最高出力177kw(240馬力)の力強い動力性能を発揮します。
加えて、E-Four(電気式4WD)は前後輪の駆動力配分を100:0~20:80の間で緻密に制御し、発進加速性と旋回安定性を高いレベルで両立。さらにTRAILモード/SNOWモードの走行制御モードを用意しており、悪路や雪道でも空転したタイヤにブレーキをかけて反対側に駆動トルクを配分することで、優れた脱出性と安定性を実現します。
PHEVモデルには、トヨタ初搭載となる最新の第6世代ハイブリッドシステムをベースに、大容量の駆動用バッテリーや高出力充電器対応を組み合わせた、新開発のプラグインハイブリッドシステムを採用しています。
この新開発の新開発のプラグインハイブリッドシステムでは、フロントアクスルへのシリコンカーバイド半導体採用等により、小型・高効率化を実現。駆動伝達系では損失低減を図ることで燃費を向上したことに加えて、電池の大容量化でEV航続距離を従来の95kmから150kmまで延伸しています。
また、最新のハイブリッドシステムと電動ブレーキシステムを組み合わせて搭載し、モーター出力は12%向上しています。
さらに、V2H(ビークルtoホーム)にも対応し利便性を向上したほか、DC急速充電も追加し、約30分で満充電の80%まで充電が可能となりました。
先進安全装備には、進化した「Toyota Safety Sense」を採用。プリクラッシュセーフティでは、先行車の減速をより早く検知できるようにしたほか、交差点進入時の車の陰からの飛び出し車両も検知可能とするなど、幅広い状況での作動を実現。さらに、低速時の加速抑制機能は直進時に加え、旋回中にも対応できるよう進化しています。
また従来よりも周囲の車両をより早く認識可能なレーダークルーズコントロールや、ドライバー異常時対応システムに路肩寄せ機能を追加するなど、多くの機能が進化しています。
価格は、Zが490万円、Adventureが450万円。Z、AdventureのHEVモデルについては正式発表同日より販売が開始されていますが、GR SPORTおよびPHEVモデルについては、2025年度内の発売となる予定です。
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