MEB+採用で手ごろなEVを狙う。物理スイッチも復活した実用派コンパクトSUV
《画像提供:Response》〈Photo by VW〉フォルクスワーゲン『ID. Cross』
フォルクスワーゲンは2026年7月15日、欧州市場向けの新型コンパクト電動SUV「ID. Cross」を発表しました。
ID. Crossは、フォルクスワーゲンの小型SUV「T-Cross」に近いポジションを担う電動モデルです。エントリー価格は約2万8000ユーロで、日常の移動に使いやすい手ごろなEVとして投入されます。
プラットフォームには、フォルクスワーゲングループのEV向け基盤「MEB+」を採用しました。前輪駆動を基本とし、電動モーターは85kW、99kW、155kWの3種類を用意。バッテリーは37kWhと52kWhの2種類で、WLTPモードでの航続距離は最大427kmに達します。
充電性能も実用的です。DC急速充電では10%から80%まで約23分から24分で充電可能。37kWhバッテリーは最大90kW、52kWhバッテリーは最大105kWの急速充電に対応します。
《画像提供:Response》〈Photo by VW〉フォルクスワーゲン『ID. Cross』
室内は5人乗りで、布張りの素材や高い着座快適性により、リラックスして過ごせる雰囲気を重視しています。オプションではプレミアムサウンドシステムやマッサージシートも選択可能。海外メディアでは、エアコンやオーディオまわりに物理ボタンやロータリーノブを戻した点も注目されています。
《画像提供:Response》〈Photo by VW〉フォルクスワーゲン『ID. Cross』
荷室容量は約475リットルを確保し、フロントにも小さな収納スペースを備えます。コンパクトなボディながら、日常の買い物から週末のレジャーまで使いやすいパッケージを目指したモデルです。
先進運転支援では、上位モデル由来の機能も取り込まれました。「Connected Travel Assist」はオンラインデータを活用して信号機を認識し、赤信号を検知した場合には車両を自動で停止させる機能を備えます。
EVの価格と使いやすさがますます重視される中、ID. Crossがフォルクスワーゲンの電動化戦略をどこまで身近なものにできるのか、今後の追加情報を待ちましょう。


