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ETCの取り付けは自分でできる?店舗で取り付ける場合の料金や作業時間も比較

ETCの取り付けは自分でできる?店舗で取り付ける場合の料金や作業時間も比較

ETCの取り付けをどこですれば良い?そもそも自分で取り付けることは可能?ETCの取り付け方やカー用品点等で取り付ける場合の料金・費用は?取り付けにかかる時間は?その他、自分でETCを取り付ける際の注意点などを説明しています。

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⏳この記事は約3~4分で読めます。


使ってる?「ETC」は便利さいっぱい!

《画像提供:Response》ETCカードが突然の不良 損しないための正しいレーン通行方法とは

ETCとは、「Electronic Toll Collection System(エレクトロニック・トール・コレクション・システム)の頭文字を取ったものです。

日本語訳すると、「電子料金収受システム」という意味になります。

意味の通り、高速道路などの有料道路を走る時に、料金所でわざわざ止まってお金を払うのではなく、料金所のゲートに設置されたアンテナと、車に装着された車載機で無線通信で自動的に料金を払う仕組みです。

つまり高速道路等の料金所で、お金を払うために車を止める必要がなくなる、と言う事になります。

ETCのメリットとは?料金所ノンストップ通過、だけじゃない!

ETCを搭載するメリットを見ていきましょう。

1つ目は前述のように高速道路・有料道路で料金の払いが楽になります。

2つ目は高速道路の通行料が割引になり、非搭載車と比べ安く済む点です。

これは「平日朝夕割引」、「休日割引」、「深夜割引」といった時間帯での割引や区間によっての割引などがあります。

高速道路会社ごとに料金や値引き率は違いますが、30%割引だったりするのでかなりお得に高速道路の利用が可能です。

3つ目は環境に対して良いということです。

前述の通り、料金所でのストップ&ゴーや、アイドリングをする必要がなくなり、結果的に、料金所近辺での二酸化炭素などの排出量が軽減され、地球温暖化防止にも繋がります。

4つ目はガソリン代が安くなるという点です。一時停止がないことで、ガソリンを無駄に消費しませんよね。

2016年からは「ETC2.0」が登場し、上記のサービスは当然使える他、首都圏の圏央道の料金水準が約2割引になったり、ITSスポットでの渋滞回避や安全運転を支援してくれる機能を搭載しています。

ETC車載器搭載、どんなパターンがある?

新車で純正装着の場合

《画像提供:Response 》original【BMW・X3日本発表】ルームミラー組込みタイプのETC車載機

近年の高級車には、最初からETC車載器を標準装備している車があります。写真は、BMW X3ですが、ルームミラーにETC車載器が標準装備されています。ちょっと変な位置ではありますが、ETC車載器が新車で標準装備されているのであれば、ユーザーはとくに何もする必要がありません。
保証もメーカーが定めた新車保証が適用されますので、万が一、ETC車載器が壊れた場合も、保証期間内であれば無償で修理を受けられます。
ユーザーとして一番安心なのは、新車で最初から標準装備でETC車載器がついていることでしょう。

新車でオプション装着の場合

《画像提供:Response 》ETC車載器

最近のETCの普及に伴い、純正オプションとしてETC車載器を用意している自動車メーカーが増えています。最近の車の純正オプションカタログを見てみると、ほぼすべてのメーカーにETC車載器が掲載されています。
純正オプションとしてETC車載器を選択する場合は、ディーラーに装着を依頼しますが、取り扱っている車のことは熟知しているので、安心して取り付けを任せることができます。
また、画像のようにメーカー側が搭載する場所をダッシュボードに用意しているので、違和感なくきれいに装着できます。工賃は、ディーラーにもよりますが、5,000円〜10,000円程度を想定しておくといいでしょう。

社外品を取り付ける場合

《画像提供:Response 》《写真提供 パイオニア》パイオニア ND-ETC40(参考画像)

社外品のETC車載器を取り付ける場合は、自分で施工するのか、オートバックス等のカー用品店などに取り付けを依頼するのかを決めなければなりません。それぞれのメリットとデメリットをご紹介します。

ETC車載器には形状と規格の種類がある!「ETC 2.0」対応かをチェック

ETC車載器の種類をここでは説明していきます。

まずは、オーソドックスな「2ピースタイプ」です。2ピースタイプのETC車載器は、料金所と車が無線通信するためのアンテナと、ETCカードを入れる部分が一体化されています。その形状から「一体型」と呼ばれることも多いです。

アンテナと本体が一体なので、設置する場合は障害物がない場所に設置し、無線通信ができるようにしなくてはいけません。

他の物とは比べて、価格が安く、設置が簡単、場所を取らないコンパクトさ、ETCカードを取り出しやすい点が魅力です。

デメリットとしては障害物がある場合、電波障害が起きやすいため、車内の電波の通りがいい場所への設置が必要ですが、目立つ場所に設置していると盗難被害に遭う可能性があります。

また近年では、一体型ETC車載器は各車載器メーカーのラインナップから順次消滅しており、購入することがかなり難しくなっている様子です。

続いては「3ピースタイプ」です。こちらは無線通信のアンテナとETC車載器が別になっています。その形状から「別体式」「分離型」などと呼ばれることも多いです。

2ピースタイプと違い、アンテナさえ反応する場所に設置すれば動作も問題ありません。
そのため、メリットとして内観が崩れない、外部からETC車載器が見えないので盗難の恐れが少ないという点が挙げられます。ただし、2ピースタイプに比べると価格が高いのと、設置がやや複雑になるという点がデメリットと言えるでしょう。

現在では、後付けタイプのETC車載器としてはこのタイプがスタンダードとなっており、多くのメーカーから販売がされています。

三つ目が「ビルトインタイプ」です。
ビルトインタイプとは、運転席周囲のインテリアに組み込まれて設置されているタイプです。

新車を購入する時、有料オプションの一つとしての選択が可能です。
他タイプと比べ、車内に違和感がなく設置が可能です。

また、本体の種類とは別に、より高度な情報通信が可能になった新サービス「ETC2.0」も登場しており、対応する車載器が販売されています。ETC2.0車載器はどこでも通行が可能ですが、ETC2.0に対応していない車載器では、後述するETC2.0の数々のメリットを利用することができません。

そのため、一見同じに見えるETC車載器ながら、対応バージョンの違いでサービスが利用できたりできなかったりするというわかりにくい状況が発生しており、ユーザーの間では混乱も見られます。

ETC2.0は何が変わったの?どこがメリット?

名前の通り、ETCの上位版となる「ETC2.0」ですが、目玉は双方向の通信が可能ということでしょう。全国の高速道路に用意されたITSスポットを利用することで、最大1,000km分の道路交通情報を受信できるだけでなく、カメラ画像の配信や音声による情報提供を受けることも可能。さらに、ITSスポット側に車載器から情報を収集することも可能となっており、より精度の高い混雑状況の把握などに役立てられています。

また、より双方向通信が可能という点を活かしているETC2.0の独自サービスとして、高速道路の混雑状況に応じた別ルートへの誘導やそれに伴う割引なども行われています。

そのほかにも、高速道路から一時退出して近隣のガソリンスタンドや道の駅を利用後、一定時間内に再度高速道路に戻れば、そのインターで降りずに利用した場合の料金形態を維持できる「一時退出・再進入」なども、ETC2.0利用者だけに限って提供されている先進サービスです。

ETC取り付けはプロにお任せ?DIYでチャレンジ?

ETCは「セットアップ」が必要、どのみちお店には持ってくことに

ETC車載器は、車に搭載するだけではETCを利用することはできません。その車の車種情報やナンバープレートなどの情報を車載器に書き込む「セットアップ作業」が必ず必要なのです。

ETC搭載車がノンストップで料金所を通過できるのは、車載器に差し込まれたETCカードの情報を無線でやりとりできるからだけでなく、通過する車両の情報なども無線でやりとりできることも非常に重要なポイント。料金所通過時に「普通車 〇〇円」などとディスプレイ表示がされますが、一瞬の通信で車種情報までやりとりできて初めて、ETCによるノンストップ通行が可能になるのです。

このセットアップは、不正利用の防止の観点からも一般人が行うことは不可能。高度なセキュリティのもとで専用端末でのセットアップ操作となり、行えるのはETCセットアップに対応した登録店のみとなっています。

街のカー用品店や整備工場などで、「ETC SHOP」などと書かれたステッカーが貼られていれば、そのお店は登録店なのでセットアップ作業が可能です。

ETC車載器の取り付けをDIYで完了したとしても、結局使用のためにはカー用品店などに車ごと持ち込む必要があるとなると、DIYで取り付けるモチベーションも低くなるかもしれません。

プロに取り付けを依頼すると、費用や作業時間の目安は

ETC車載器を購入後、自分での取り付けが難しい場合、どこで取り付けを行うか料金はどのくらいかかるのか、気になる方も多いと思います。

取り付け・設置をしてくれる場所は、オートバックス・イエローハット等の「カー用品店」あるいは各メーカーの「ディーラー」で取り付けが可能です。

一番ポピュラーであろうカー用品店「オートバックス」「イエローハット」ETC車載器の取り付け費用や作業時間を比較してみました。

オートバックス

イエローハット

ETC取り付け費用

4,400円〜(税込)

5,500円〜(税込)

セットアップ料金

 3,300円税込)

3,300円〜(税込)

作業時間

30分〜

30分〜

ETCの取り付け費用と工賃比較


オートバックス

ETC取り付け費用:4,400円〜(税込)
セットアップ料金:3,300円〜(税込)
作業時間:30分〜

イエローハット

ETC取り付け費用:5,500円〜(税込)
セットアップ料金:3,300円〜(税込)
作業時間:30分〜

上記となっています。(2023年3月現在)

料金、サービスには殆ど差異がないため、行きやすい、近くにある店舗を探すと良いでしょう。

ただ、ETC車載器の購入費用に「取り付け費用」「セットアップ料金」が一緒に含まれていたり、キャンペーンを行っていたり、持ち込みや店内商品購入の場合といった条件で費用や作業時間は変わります。気になる方は実際に店舗へ確認することを推奨します。

ちなみにディーラーにて取り付けを行う場合の費用などはまちまちです。

通常はカー用品店と比べると高くつくことが多いようですが、仲が良ければ、取り付けを安くしてもらえる、またはサービスしてくれることもあるようです。

もし懇意にしているディーラーがあれば確認の上、そのディーラーに。そうでない場合は、カー用品店で取り付けを行うので良いと思います。

自分で取り付ける場合にかかる費用や取り付け方は?

自分で取り付ける場合は、まずETC車載器だけでなく以下のような工具の準備も必要になります。

・分岐用の配線ケーブル
・絶縁手袋
・スパナ
・両面テープ
・検電テスター

感電する可能性もあるので絶縁手袋の準備などはしっかりしましょう。
また、誤った配線を行うと漏電や故障、不具合を起こす原因となりますので、電気の知識が薄い方や、経験が少ない、自身がないという方は店舗での取り付けをおすすめします。

取り付けの順序を簡単に説明します。

①ETC車載器とアンテナの取り付け場所を決める。

②配線ケーブルの配線位置の目安を決める。

③電源コードにコネクタを取り付ける

④ETC車載器を取り付けるのに必要になるヒューズボックスを探す。
※ヒューズボックスとは、自動車の電源を一か所に集めて、過度な電流が流れた場合に電流から車を守る役目をする箱です。

⑤ヒューズボックスを見つけたら、ヒューズを抜く。

⑥電流が流れているかを検電テスターを使って、確認する。
 電流が流れていれば、テスターが赤く光ります。

⑦ヒューズ電源を取り付ける。

⑧アースをつなげてETC車載器を取り付けて完了

⑨通電するかチェック

ものによって色々異なる部分は出てくるかと思いますが、基本的な工程は上記のようになります。

また、自分でETC車載器の取り付けを行う場合には以下の注意点があります。

車載登録番号、あるいは形式登録番号を見えるように取り付けなくてはいけないという点です。

この番号はETC車載器セットアップ、再申請の時に必須となります。
もし登録番号が見えない状態でセットしてしまうと、その番号を覚えていれば問題ありませんが、覚えていない場合、一度取り外す必要がでてきます。

自身で取り付けを行う際には気をつけましょう。

【メリット・デメリット】プロに取り付け依頼とDIY、どっちがいい?

《画像提供:Response》

ここまでお店での取り付け自分での取り付けを見てきましたが、双方のメリット、デメリットはいったい何なのでしょうか?
ここからは取り付け方のメリット・デメリットを説明していきたいと思います。

店で取り付ける際のメリット・デメリット

まずは店舗での取り付けのメリット・デメリットから。

メリットとしては、知識や自分作業する時間を必要としなくて良いことです。
また取り付けもプロがやってくれるので、失敗するということは基本ありません。
安心安全という部分も十分なメリットかと思います。

また、ディーラーにもよりますが、前述したように工賃を安くしてくれる可能性もあります。
他にも、場合によってはディーラーが新車購入時に型落ちのビルトインタイプのETC車載器を探して費用を抑えてくれることもあります。

デメリットとしては、一定の費用が必ずかかってしますことです。
最低でも7,000~8,000円以上はかかると考えましょう。

また店内購入のものをそのまま取り付けしてくれる方がネット等で購入したETC車載機を持ち込んで取り付けするよりも安いことがありますが、ETC車載機の種類が限られていて自分の気に入るものがつけれないということもあります。

自分で取り付ける際のメリット・デメリット

続いて、自分でETCの取り付けを行う場合です。

自分で取り付ける場合、一番のメリットは、取り付け費用がかからずに、ETC車載器の購入金額のみです。

取り付け費用がかからないだけでも5,000円以上は安くなるといえるでしょう。
もう一つは、取り付けるETC車載器を自分の好きなものが自由に選んで、取り付けをすることができます。

デメリットとしては取り付けるのに取り付けや機械電飾に関する知識を身につけなくてはいけないのが一番大きいと言えます。

感電の恐れや、電気系統の故障というリスクが付きまといます。また、不慣れであれば手間や時間もかかる可能性もあります。

時間がかかったうえに上手く取り付けできない、もしくは上手く作動しないというトラブルが後から発生するという可能性もあるので、作業の経験や自信がないという方は店舗での取り付けを推奨します。

ETCの人気機種はこれだ!

ETC1.0対応車載器

ETC1.0対応のアンテナ分離型ETC車載器です。車載器の接点が汚れていて、ETCカードの読み取りが困難になりそうな時は、音声でクリーニングカードの使用を促してくれる機能があるので、ETCレーンでカードが読み取れなくて立ち往生、というトラブルを未然に防ぐことができます。

シンプルな、ETC1.0対応のアンテナ分離型ETC車載器です。ETCアンテナにスピーカーを内蔵しているので、案内音声がこもらず、聞き取りやすくなっています。その案内音声は、「タッチ」の浅倉南役や「となりのトトロ」のサツキ役などで有名な、声優の日高のり子さんが担当しています。

ETC1.0対応のアンテナ分離型ETC車載器です。ETCカードの有効期限を音声によって通知する機能があり、有効期限切れでETCレーンで立ち往生するなどのトラブルを未然に防ぐことができます。

ETC2.0対応車載器

船舶用のレーダー等で有名な、フルノのETC2.0対応のアンテナ分離型車載器です。ETC2.0の車載器は、カーナビゲーションとの連動が必要なモデルが多いなか、このFNK-M100は、カーナビとの連動不要で、ETC車載器単体で動作する貴重なモデルです。

ETC2.0対応で、アンテナ分離型の最もシンプルなタイプの車載器のひとつです。ITSスポット(路側無線装置)から発信される道路交通情報を受信し、音声で案内してくれる機能があります。

ETC取り付けで助成金がもらえる!

NEXCO西日本で助成キャンペーンはじまる!

ETC車載器を取り付けることで、助成金をもらえる場合があります。昨年は、NEXCO東日本・中日本・西日本の高速道路各社と、首都高速道路、阪神高速道路、本州四国連絡高速の都市高速各社が連名で行っていました。

今年は、3月25日時点でNEXC西日本からニュースリリースにて、「関西・中国・四国・九州エリアETC車載器購入助成キャンペーン2023」が発表されています。これは、キャンペーン期間中に対象エリアのキャンペーン取扱対象店舗にて、ETC車載器を購入・セットアップ・取り付けを行った方が助成対象となります。

なお、NEXCO西日本の指定している対象エリアは、下記の通りです。

関西エリア:滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県
中国エリア:鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県
四国エリア:徳島県、香川県、愛媛県、高知県
九州エリア:福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県

最大助成金額は10,000円/台で、ETC車載器・セットアップ・取り付け費用を助成してくれます。
キャンペーン期間は、2023年4月3日(月)〜2023年6月2日(金)で、助成台数は50,000台となっています。キャンペーン期間が約2ヶ月と短く、また、助成対象が最大でも50,000台までなので、助成を受けたい人は早めの申込みをおすすめします。

なお、新車は対象外などの条件もありますので、詳細はNEXCO西日本の「ETC車載器購入助成キャンペーン2023」のサイトをご確認ください。

ETC車載器購入助成キャンペーン2023|NEXCO西日本

https://etc-2023.jp/

2023年4月3日(月)~6月2日(金)の期間、関西・中国・四国・九州エリアETC車載器購入助成キャンペーン2023を開催いたします。

関西・中国・四国・九州エリアETC車載器購入助成キャンペーン2023について | NEXCO 西日本 企業情報

https://corp.w-nexco.co.jp/corporate/release/hq/r5/0228/

NEXCO西日本、阪神高速道路株式会社及び本州四国連絡高速道路株式会社は、令和2年12月17日に発表した「ETC専用化等による料金所のキャッシュレス化・タッチレス化について」でお知らせしておりますETC専用料金所の導入拡大にあわせETCの普及促進を目的に、ETC車載器購入助成キャンペーンを実施しますので、お知らせいたします。

また、他のNEXCO各社も同様のキャンペーンを実施する可能性もありますので、ETC車載器のご購入を検討中の方は、「ETC 助成金」などのキーワードで検索してみてくださいね。

なぜNEXCO各社がETC普及を助成するのか?

ETCの普及によって、料金所を通過する際に完全に停止しなくてよくなるので、その分「車の燃費を節約=CO2排出量を減らせる」という環境へのメリットがあることは間違いないでしょう。

また、ETC化によって、料金所で発生する渋滞の緩和も期待できます。

さらに、都市部の料金所ならまだしも田舎の料金所の場合には、スタッフの配置だけでなく24時間365日の人員確保もなかなか難しそうです。

その点、ETC専用の料金所であれば、配置するスタッフの数を最小化でき、さらには将来的な無人化も視野に入ります。ETC専用料金所は、人件費なども含めた将来的な管理コストを削減したい高速道路各社にとっては、非常に魅力的なのでしょう。

このような理由で、高速道路各社はETC車載器の取り付け助成キャンペーンなどを通じて、少しでもETCの普及を後押ししています。

路上を走るすべての車に、ETC車載器の搭載が義務化されることも、将来的にはあり得るかもしれませんね。

ETC取り付けによる助成金は、自分で取り付ける場合は対象外?

ETC取り付け助成金の活用で注意しなければならないのは、ETC車載器を購入して、自分で取り付ける場合、助成金はもらえるのか?という点です。

これは、各高速道路会社で微妙に記載が違っていて、例えば首都高速道路株式会社の場合、「助成は車載器の購入金額のみ」となっています。一方、NEXCO西日本の場合は、「キャンペーン取扱店舗で、ETC車載器の購入・セットアップ・取り付けを行った方が助成対象」と記載されています。

ETC車載器をDIYで取り付けを検討している方は、各高速道路会社のサービスセンターへの確認をおすすめします。

まとめ

今回は、ETCの役割や種類から始まり、取り付けに掛かる費用・時間や、取り付け方についてまとめてきました。

今後、ETC車載器を取り付ける方は、お店に持っていって安心安全面や手間をかけない部分を優先するか、あるいは自身で選んだETC車載器で、より安くDIYで取り付けるか、自分に合った方法で取り付けてみてください。

まだETCの利用をしていないという方は、ETC車載器を取り付けて、より素敵なカーライフを!

ETCに関連する情報はこちらもチェック

よくある質問

ETC車載器を店舗で取り付ける場合のメリット・デメリットは?

ETC車載器を店舗で取り付ける場合のメリットは、確実な取り付けをしてもらえる、と言う点にあります。ETC車載器の取り付けは、クルマの内装パーツを外す必要がある場合もあり、専門的な技術が求められる場合もあります。店舗では、プロのメカニックが取り付けを担当するため、クルマの内装を痛めたりする事無く、確実に取り付けをしてもらえます。
一方、プロに依頼するには作業料が発生するため、費用がかかると言う点がデメリットとなります。

ETC車載器を自分で取り付ける場合のメリット・デメリットは?

ETC車載器を自分で取り付けるメリットは、取り付けを依頼する作業量がかからない、と言う点にあります。一方、ETC車載器の設置で内装パーツを外したり、取り付けたりする際に、パーツを壊してしまうリスクが発生します。パーツを壊してしまった場合、ディーラー等に交換パーツを発注しなければなりませんが、そのパーツ代がETC車載器の取り付け作業費を超えてしまう場合もありますので注意しましょう。

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