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タイヤ交換の値段や交換時期の目安は?持ち込みができるお店と安くするポイントを解説

タイヤ交換の値段や交換時期の目安は?持ち込みができるお店と安くするポイントを解説

これからタイヤ交換を考えている方に必要な情報を一覧でわかりやすく解説します。タイヤ交換時期の目安や、タイヤ交換の値段、ガソリンスタンドやオートバックスのようなカー用品店など、自分で選んだタイヤを持ち込みできる店舗とそれぞれのメリット・デメリットをはじめ、タイヤの持ち込み交換を安くするポイントや、ネットでタイヤ購入と交換する店舗予約が同時にできるサービスもあわせて紹介します。

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タイヤ交換時期の目安は?

《画像提供:Response》適正空気圧の50タイヤ

タイヤは経年劣化や走行による摩耗で少しずつ痛んできます。交換時期は「走行距離」と「製造された日からの年数」の2点を目安に検討しましょう。

製造された日からの年数

ノーマルタイヤなら製造された日から4~5年、スタッドレスタイヤなら製造された日から3年が交換の目安です。

購入した年が必ずしも、製造された年ではない場合もありますので、タイヤの側面(サイドウォール)に記載の製造年を確認しましょう。表記は上2桁が製造週、下2桁が製造西暦年となっており、例えば「1223」と記されていたら、2023年の12週目に製造されたタイヤであることを意味しています。

こちらの写真は「3906」と記されているので、2006年の39週目に製造されたタイヤです。

走行距離

新品のタイヤの溝の深さは8mmで、こちらが1.6mm以上ないタイヤで走行すると道路交通法違反となります。タイヤは一般的に5,000kmの走行で約1mm摩耗するといわれていますので、溝の深さ6.4mm×5,000kmの32,000kmが走行距離によるタイヤ交換時期の目安になります。

車の使用状況によって摩耗の度合が変わりますので、新品のタイヤに交換してから3万kmの走行を目安に残りの溝の深さを確認し、次の交換を検討しはじめるのがよいでしょう。

交換するタイミングはいつが最適?

タイヤ交換はノーマルタイヤとスタッドレスタイヤの履き替えの時期に行うことで、履いているタイヤと交換するタイヤそれぞれのコンディションが確認しやすくおすすめです。

地域によって、また、その年の積雪予報などで状況は変わりますが、ノーマルタイヤからスタッドレスタイヤに履き替える10月~11月、そして冬が終わり、ノーマルタイヤに履き替える春先3月頃をひとつの目安として、前述の製造されてからの年数や走行距離などを確認し、タイヤの状況をチェックするようにしましょう。

タイヤ交換にかかる値段は?費用の総額はどう決まる?

《画像提供:Response》〈写真提供:ブリヂストン〉タイヤ交換作業のイメージ

タイヤ交換にかかる値段は「タイヤ本体の料金」「タイヤ交換工賃」「タイヤ廃棄料」の3つの料金から決まります。

タイヤ本体の料金

タイヤ本体の料金は、メーカーやサイズ、タイヤの種類によって1本あたり2,500円~30,000円台までと幅があります。

例えば、ブリヂストンのタイヤを例にとると、サイズ別で1本あたりの料金目安は以下の通りです。

ノーマルタイヤ
1本あたりの料金
スタッドレスタイヤ
1本あたりの料金
14インチ(155/65R14) 4,730円 5,280円
15インチ(185/60R15) 9,790円 14,960円
16インチ(215/65R16) 17,930円 24,420円
17インチ(215/60R17) 19,140円 26,730円
(2023年7月時点 TIREHOODより)

タイヤ交換工賃

タイヤ交換工賃を、全国展開するガソリンスタンド「宇佐美」の料金を例に紹介します。

1本あたりの料金 4本の料金
タイヤ脱着 600円 2,400円
タイヤ組み換え 1,100円 4,400円
ホイールバランス 1,100円 4,400円
ローテーション 600円 2,400円
(2023年7月時点 宇佐美 作業ネット予約サイトより)

タイヤ交換工賃は、タイヤの「脱着」なのか「組み換え」なのかによって料金が異なります。また、タイヤサイズが大きく重いほど工賃が高くなる傾向にあります。

タイヤ脱着(履き替え)

車に装着しているタイヤを外し、別のタイヤを取り付けることをいいます。

タイヤ組み換え

ホイールからタイヤを外して、別のタイヤ(ゴム部分)に交換することをいいます。なお、組み替えるタイヤが作業店舗で購入したものか、持ち込みのものかで料金が変わることもあります。

費用を抑えたい方は、DIYでタイヤ交換にチャレンジしてみるのもいいですが、タイヤの組み換えを行う際には、タイヤチェンジャーなど専用の機器が必要になります。機器を用意する費用やプロに依頼する安心感を含めて考え、自身で行うか店舗に依頼するかを検討しましょう。

ホイールバランス(バランス調整)

一見すると円に見えるタイヤも、実は完全な円ではありません。そのため、車に取り付けて高速回転している際は、上下左右にブレが生じています。

この上下左右のブレは、高速走行に影響を与えるほどの振動や騒音を引き起こします。こうした上下左右のブレを抑えるのが、ホイールバランス(バランス調整)です。

専用の機械でタイヤを回転させ、スチールやアルミ製のおもりをホイールにつけることで微妙なブレを抑えます。

ローテーション

ローテーションは、タイヤの取り付け位置を変える作業です。

タイヤは同じ位置のまま長期間使用すると、同じ場所が偏って摩耗したり(偏摩耗)、前輪と後輪で摩耗具合が異なっていきます。タイヤの取り付け位置を変えることで、タイヤを長持ちさせることができます。

タイヤ廃棄料

タイヤは自治体の無料ゴミ回収では回収してもらえません。

自治体によっては別料金で廃タイヤ回収をおこなっているケースもありますが、カー用品店などでタイヤを購入した際に、その店舗で廃棄料等を支払って不要なタイヤを処分してもらうのが一般的な方法です。

タイヤ廃棄料は1本あたり300円ほど、4本で1,200円が目安です。

タイヤ交換する場所はどこがおすすめ?タイヤ交換店舗比較

《画像提供:Response》

タイヤ交換をしようと思った時、一体どこに行けばいいのだろう…と疑問に思ったことはありませんか?タイヤ交換は、主にガソリンスタンドやタイヤ専門店・カー用品店、ディーラーなどで行えます。

まず、それぞれの店舗がどのような特徴を持つのかを紹介します。

店舗数 技術力 サービス 安さ
ガソリンスタンド ×
タイヤ専門店・カー用品店
ディーラー × ×

ガソリンスタンド

《画像提供:Response》

ガソリンスタンドでタイヤ交換をするメリットは、なんといってもその身近さとタイヤ交換の安さが挙げられます。店舗数が多くロードサイドの立地の良い場所に位置しているので、急にタイヤ交換が必要になった時にも近くの店舗で交換可能です。

デメリットは、タイヤの品揃えや交換できるタイヤサイズが限定されていること。店舗によっては車に合うサイズのタイヤが店頭に在庫がないことや、タイヤを持ち込んでもサイズによっては交換ができない場合もあるため、事前に確認しておくのがおすすめです。

ガソリンスタンドでタイヤ交換する際のメリット

ガソリンスタンドでタイヤ交換をするメリットは、店舗数が多く、夜遅くまで営業している店舗もあるため営業時間が長いという点があります。また、タイヤ交換と一緒に給油や洗車も同時にできるので、車のメンテナンスを一か所で行うことが可能です。

ガソリンスタンドでタイヤ交換する際のデメリット

ガソリンスタンドでは、タイヤ以外の洗車と給油も同時にできますが、交換できるタイヤの数が少なく、サイズが合わないという場合もあります。

タイヤ専門店ではないため、緊急時のタイヤ交換には便利ですが、メーカーなどにこだわりがある人は、在庫が豊富なタイヤ専門店での交換がおすすめです。

ガソリンスタンドでタイヤ交換する際の注意点

ガソリンスタンドはガソリンを給油するのがメインなので、行ってすぐにタイヤ交換をしてもらえるとは限りません。

スタッフの配置の関係上、作業時間を見込んで予約を受けつける場合もあるので、飛び込みで入っても人手が足りず作業してもらえない場合もあります。タイヤ交換が可能な時間帯を聞き、あらかじめ予約をした上で出かけるようにしましょう。

タイヤ専門店・カー用品店

《画像提供:Response》

タイヤ専門店やオートバックス、イエローハットをはじめとしたカー用品店のメリットは、豊富なタイヤの品揃えとタイヤ交換の安さが挙げられます。

デメリットとしては、ディーラーほどのサービスがないことと、混み合いやすく希望日時で予約を取りにくいことや、作業時間が長くなってしまう場合があることです。

タイヤ専門店・カー用品店でタイヤ交換する際のメリット

タイヤ専門店やカー用品店はその名の通り、タイヤや車用品に特化した専門店です。品揃えが豊富な上、スタッフも専門知識を持っているのでタイヤ選びの相談も可能!車のトラブルや、気になる個所を相談して、最適なタイヤを提案してもらえます。

また、専門店なので保証も充実しています。対面で説明を受けながらその都度質問し、納得した上で保証を選べるというのも大きなメリットです。

タイヤ専門店・カー用品店でタイヤ交換する際のデメリット

タイヤ専門店やカー用品店でのタイヤ交換は、多くのお客様の対応をするので、ディーラーのような細かなサービスは受けられません。車のカスタマイズも同時に行う人もいるので、待ち時間が長くなる場合もあります。

タイヤ専門店・カー用品店でタイヤ交換する際の注意点

タイヤ専門店やカー用品店は、気軽に利用できるというメリットがありますが、その分利用するお客様も多いので予約が取りにくい、または取りづらいという点があります。

タイヤ専門店やカー用品店でタイヤ交換をする際には、予約を取り、時間の余裕をもって出かけるようにしましょう。

ディーラー

《画像提供:Response》〈photo by Mitsubishi Motors〉三菱の新グローバルディーラーデザインを導入した米国第一号店

ディーラーでタイヤ交換をするメリットは、サービス・技術力の高さと純正タイヤの在庫が豊富なこと。ディーラーでは、そのメーカーの車の扱いに精通した整備士が対応してくれる安心感も他に勝ります。

また、自宅から車の引取などもあわせて行ってくれるため、忙しい方でも時間を取られず対応してもらうことができます。

ディーラーでタイヤ交換する際のメリット

ディーラーでタイヤ交換するメリットは、車種を知りつくしているので、最適なタイヤを提案してくれるという点です。また、自宅まで車を取りに来てくれ、作業後に運んでくれる他、時間の調整やアフターフォローなどきめ細かいサービスが受けられます。タイヤ交換にも技術の差があるので、高い技術力でタイヤ交換をしてくれます。

ディーラーでタイヤ交換する際のデメリット

ディーラーでタイヤ交換をするデメリットは、やはり料金が高めという点です。お客様ごとに丁寧に対応していくため、時間がかかるという点も考慮しなければいけません。

ディーラーでタイヤ交換する際の注意点

ディーラーでタイヤ交換をする場合、きめ細かいサービスが受けられるため、費用は高くなります。また、車に合った純正のタイヤを勧めるため、希望と合わない場合もあります。

メーカー以外のタイヤを希望する場合、費用が別途かかるので、事前に取り付けが可能かどうか相談するようにしましょう。

タイヤ交換の所要時間はどう決まる?

《画像提供:Response》〈写真提供:ブリヂストン〉タイヤ交換作業のイメージ

次に、タイヤ交換の所要時間がどのように決まるのかを紹介します。前述のタイヤ交換店舗によっては多少の違いはありますが、一般的なタイヤ交換にかかる所用時間は、
・タイヤの大きさ
・車種
・その他、車高など
の組み合わせで決まります。

【タイヤ交換の所要時間】大きさ

まずは、タイヤの大きさ別のタイヤ交換にかかる時間について。

タイヤは大きければ大きいほど、交換にかかる時間は長くなります。おおよその所要時間は下記の通りです。

たとえば、トヨタ プリウスの標準装備タイヤは15インチ、ホンダ・N-BOXの標準装備タイヤは14インチです。そのため、ほとんどの自家用車のタイヤ交換は30分から1時間ほどで終わるでしょう。

タイヤの大きさ 所要時間
14インチ以下 30分から1時間
15~17インチ 30分から1時間
18~21インチ 1時間から1時間半
22インチ以上 1時間半以上

【タイヤ交換の所要時間】車種

また車の種類も所要時間に影響を与えます。

タイヤが小さく車体も軽い軽自動車は所要時間が短く、セダン、ミニバン、SUV、トラックなどの順に所要時間が長くなる傾向にあります。

【タイヤ交換の所要時間】その他

スポーツカー等もともと車高が低い車は、ジャッキアップやリフトアップ作業時に通常の車よりも慎重な作業を要するため、所要時間が長くなる傾向にあります。

タイヤ交換にかかる時間を短くしたい!そんな人は事前予約がおすすめ

タイヤ交換にかかる時間を短くするには、事前予約がもっとも有効です。

事前予約をすることで、待ち時間を減らせることに加えて、店舗側も必要なタイヤや工具の事前準備ができるので、結果的に所要時間を短くできます。

タイヤ交換 持ち込みに対応している店舗は?

《画像提供:Response》〈撮影:雪岡直樹〉

さきほど紹介したタイヤ交換の費用の中でも、タイヤ本体の価格を安く抑えられるのがネット通販でタイヤを購入する方法です。他店やネットで購入したタイヤを持ち込んで交換する「持ち込み交換」にどのお店が対応しているのかを調べました。

持ち込み交換対応
オートバックス △対応可能かは店舗による
イエローハット △対応可能かは店舗による
タイヤ館 △対応可能かは店舗による
エネオス(ガソリンスタンド) △対応可能かは店舗による
宇佐美(ガソリンスタンド)
ディーラー △対応可能かは店舗による
(2023年7月調査)

上記のように、ほとんどのお店が「持ち込み交換に対応可能かは店舗による」とのことでした。つまり、他店で購入したタイヤを持ち込み交換できるかは、各店舗に委ねられています。これはガソリンスタンドなどのFC契約や、店舗によりタイヤ交換の機材なども異なることが影響しています。

また、持ち込みでのタイヤ交換に対応している店舗でも、その店舗で購入したタイヤに交換する場合と比べると2倍近い料金がかかる場合もあります。タイヤを持ち込む店舗に事前に料金を確認しておくのがよいでしょう。

タイヤ交換 持ち込みを安くするポイントは?

前述の通り、持ち込みでのタイヤ交換は作業店舗で購入したタイヤへの交換と比べて料金が割高になりますので、安く持ち込み交換に対応してくれる店舗を探すことが料金を安くするポイントです。

タイヤ持ち込み交換の安い店舗を探すなら、ガソリンスタンドと整備工場がおすすめです。店舗個別にタイヤ持ち込み交換料金を設定しているところが多く、1本あたり1,000円以上の差がある場合も。

カーメンテナンス予約サイト「timy(タイミー)」なら、持ち込みタイヤ交換できる店舗と交換料金を地図やリストから探せて、来店予約も可能です。

タイヤ交換 持ち込み可能な店舗はこちら

手軽にタイヤ交換!購入と交換店舗の予約を同時にでできるサービスも

タイヤ交換に係る総額に占める割合として、タイヤ本体の料金が一番大きいため、選択肢が多く、割引やポイント付与のあるインターネットサイトでタイヤを購入することが、総額が安くなる場合が多いです。

ただし、持ち込み交換料金と店舗を検索し、交換作業を予約した日までタイヤを自宅で保管して、そのタイヤを車に積んで持ち込むとなると、かなりの労力がかかります。

タイヤ交換に安さよりも「どれだけ楽にできるか」を重視する方には、タイヤ購入と店舗予約までがワンストップでできるサービスの利用がおすすめです。

TIREHOOD(タイヤフッド)

国内外の一流ブランドの取り扱いがあり、ランフラットタイヤや輸入車メーカー承認タイヤなども購入できます。さらに、タイヤ購入と同時に、全国4,900か所のガソリンスタンド、オートバックス店舗、整備工場の中から、自宅に近い店舗を選んで来店予約が可能。

タイヤ交換工賃も購入時に支払い、購入したタイヤは予約した店舗に直送されるので、予約した日に店舗にいくだけでタイヤ交換できるという手軽さが魅力です。

TIREHOOD(タイヤフッド)

AUTOWAY(オートウェイ)

台湾や中国などのタイヤメーカーが製造するアジアンタイヤのラインアップが豊富で、コスパの良いタイヤが購入できるのが魅力。

タイヤ購入後に自宅に近い取り付け店舗を選ぶことができるので、面倒な自宅受け取りが不要です。購入後は選んだ店舗とタイヤ交換する車と交換する日などを決め、指定日に現地にいき、タイヤ交換を行います。

AUTOWAY(オートウェイ)

まとめ

《画像提供:Response》〈写真:中野英幸〉ダンロップ ウインターマックス03

これからタイヤ交換を考えている方に向けて、タイヤ交換時期の目安とタイヤ交換の値段、そして、ガソリンスタンドやタイヤ・カー用品専門店、ディーラーのそれぞれの違いを紹介しました。

タイヤは命を乗せている重要なパーツです。タイヤ交換は頻度の高いメンテナンスではありませんので、交換のタイミングには今履いているタイヤの状態をしっかり見ておくのが重要です。

また、今回紹介した情報をもとに、ご自身にあったタイヤ交換方法を探してみてください。

よくある質問

タイヤ交換はどこでできる?

タイヤ交換は、ガソリンスタンドやオートバックスをはじめとしたカー用品店、ディーラーなどで行うことができます。それぞれで交換に関する料金や安心面でのメリット・デメリットがありますのでご自身の希望にあう場所で交換しましょう。

タイヤ交換の所要時間は?

一般的な自家用車のサイズであれば30分から1時間ほどで交換できます。20インチ以上の大きなタイヤサイズになると1時間半以上かかる場合もありますので、順番待ちを減らすためにタイヤ交換店へ事前に予約をしておくのがよいでしょう。

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