トップへ戻る

気温が上がる時期には要注意!スタッドレスタイヤの正しい保管方法とは?

気温が上がる時期には要注意!スタッドレスタイヤの正しい保管方法とは?

冬のドライブで活躍するスタッドレスタイヤ。春が来るとサマータイヤに履き替えて、保管しておく方がほとんどでしょう。春から夏にかけての気温が上がってくる時期は、保管中のスタッドレスタイヤの劣化に要注意。正しい保管方法で、シーズンオフの劣化を防ぎましょう。

[PR]本ページはプロモーションが含まれています
⏳この記事は約3~4分で読めます。


シーズンオフのスタッドレスタイヤ、どうやって保管してる?

シーズンオフのスタッドレスタイヤ、どうやって保管してる?

シーズンオフのスタッドレスタイヤ、どうやって保管してる?

冬の凍結路面や積雪路面に対して、優れた性能で大きな安心感をもたらしてくれるスタッドレスタイヤ。雪の季節が終わればサマータイヤへの履き替えで、自宅にスタッドレスタイヤを保管している方がほとんどでしょう。

自動車という重量物を支えているタイヤですので、かなり頑丈に作られており、ちょっとやそっと放置した程度では問題がなさそうに思うかもしれません。

しかし、スタッドレスタイヤの主原料はゴムのため、徐々に進む劣化は避けられません。劣化により歪みやひび割れが起きると、次回の使用時に交換が必要になったり、事故を引き起こす原因になるおそれも。

また、保管方法のポイントをしっかり押さえておくと、スタッドレスタイヤをできるだけ長持ちさせることにもつながります。

特に気温が上がり、紫外線が増える4~8月は、保管中のスタッドレスタイヤの劣化が進みやすい時期。そこで、スタッドレスタイヤの寿命を延ばすための、シーズンオフの正しい保管方法を紹介します。

ここに気を付けよう!正しいスタッドレスタイヤの保管方法

ここに気を付けよう!正しいスタッドレスタイヤの保管方法

ここに気を付けよう!正しいスタッドレスタイヤの保管方法

直射日光や水分、高温を避ける

タイヤをはじめとしたゴム製品は、直射日光などに含まれる紫外線が当たると劣化が加速します。紫外線は4月頃から増えはじめ、気温の上昇とともに5~8月にピークとなります。そのため、この時期のスタッドレスタイヤの保管状況が重要です。

また、電子機器などの近くで発生することのあるオゾンもタイヤの大敵です。水分や油分もNG、熱源の近くもご法度と、意外と注意事項が多いのがタイヤの保管場所。

とはいえ、暗い室内の涼しい空間をタイヤのために確保できない場合もあります。やむを得ず外で保管する場合は、できるだけ高温多湿の環境を避け、タイヤ専用のカバーをかけて保管するとよいでしょう。

保管中の空気圧は半分程度まで下げておく

走行時は重量物である車を支えるために、高い空気圧が必要ですが、タイヤが外されている状態であれば、内側から強い圧力は不必要な負荷となります。とはいえ、空気を全く入れていないと保管時の変形を誘発しやすいので、適正値の半分程度がおすすめです。

ディーラーやカー用品店、ガソリンスタンドでタイヤ交換をされる方は、スタッドレスタイヤを外してもらう際に、空気圧を半分程度まで下げてもらうとよいでしょう。

空気を抜いたタイヤを装着する前には、再び空気を充填してから車に装着する必要がありますが、保管状況を最適化すればスタッドレスタイヤの買い替えサイクルが大きく延ばせるかもしれません。

ホイール付きの保管は「平積み」で

ホイールとタイヤのセットで保管をされる場合なら、空気圧の調整とあわせて、保管場所での置き方にも気を配りたいところ。ホームセンターなどでもよく見かけるタイヤを縦置きで収納する「タイヤラック」ではなく、横置きで寝かせて保管する「平積み」がおすすめです。

タイヤラックの場合、タイヤとホイールの重量を、タイヤラックに接する2点のみで長期間支えることになります。これにより、タイヤが変形したり、その部分だけ劣化したりしてしまうことにつながるのです。

平積みといっても床や地面に直接触れさせるのではなく、タイヤを袋に入れる、段ボールなど緩衝材になるものを底面やタイヤ間に挟んだり、通気性を保つためにすのこを使用したりすることで、より劣化を防いだ保管ができます。

スペースの問題などで、やむを得ずタイヤラックに収納する場合は、ひと月に一度程度タイヤを回すなど、タイヤ接地面への負荷がかたよらないようにするとよいでしょう。

冬シーズン到来!スタッドレスを使用する前に確認しておくべきこと

溝の深さは大丈夫?冬用タイヤとして使用できないかも!?

溝の深さは大丈夫?冬用タイヤとして使用できないかも!?

溝の深さは大丈夫?冬用タイヤとして使用できないかも!?

タイヤに詳しい方なら、残りの溝の深さが1.6mmになると、トレッド面にスリップサインが出ることはご存知でしょう。

冬用タイヤは、サマータイヤと溝の判断基準が異なります。新品時の溝深さの50%より溝が浅くなってしまうとグリップ力が維持できなくなり、交換が必要です。

なお、スリップサインがタイヤのサイドウォールに△マークで示されているのに対し、新品時50%の溝深さを示す「プラットフォーム」は上矢印マークで示されています。

ゴムが硬くなっていないかも要チェック

プロでないと判断が難しい部分ではありますが、スタッドレスタイヤはそのしなやかなゴムによって路面への密着性を上げて、厳しい冬の路面でもしっかりグリップ力を発揮させています。そのため、ゴムが劣化して硬くなってしまうと、本来の性能を発揮することができません。

ディーラーやカー用品店、ガソリンスタンドなどで依頼すると、硬度計と呼ばれる測定器でスタッドレスタイヤのゴムの硬さを測ってもらえます。

DIYで交換する方でも、ちょっと硬くなってきているかも?と思ったら、取り付け前にディーラーやカー用品店、ガソリンスタンドなどに持ち込んで、確認してもらうと安心ですね。

変形・キズ・ひび割れがあるとNG、空気圧も忘れずに

取り外して保管している間だけでなく、装着していた冬の間に、異物などがタイヤに挟まったり、刺さったりしている場合があるかもしれません。また、保管中に劣化が大きく進み、変形やキズ、ひび割れが発生する可能性もあります。

装着前には、タイヤ4本とも裏表しっかりと目視で確認しましょう。キズやひび割れなどは、タイヤ内部に達していない軽微なものであれば使用できますが、判断が難しいので、取り付ける前にディーラーやカー用品店、ガソリンスタンドなどで確認をしてもらうと安心です。

また、取り付け前後で空気圧の確認と調整も忘れずに行いましょう。

保管サービスを利用すれば、場所も取らないし楽チン!

保管サービスを利用すれば、場所も取らないし楽チン!

保管サービスを利用すれば、場所も取らないし楽チン!

タイヤを置いておく広いスペースの確保は難しいし、そもそも重たいタイヤを運ぶのも大変だし手が汚れるし… 面倒なことが重なるタイヤの保管。そんなときには、カー用品店やガソリンスタンドのタイヤ預かりサービスを利用すれば、タイヤ保管のストレスもすべて解消できます。

スタッドレスの履き替え時期になったら、預けている店舗に車で向かうだけ。装着のために重たいタイヤを車まで運ぶ必要もないですし、プロにタイヤ取り付けを行ってもらえる点もメリットでしょう。

基本的にタイヤを預けておく料金が発生する点はデメリットではありますが、保管スペースの関係だけでなく、タイヤ交換に関わる面倒を低減するという意味でも、タイヤ保管サービスを検討してみる価値はありそうです。

タイヤ保管サービスの料金目安はどれくらい?

実際にタイヤ専門店やカー用品店などでタイヤ保管サービスを利用する場合、料金はどの程度かかるのでしょうか。

カー用品店の例を見ると、軽自動車サイズなら基本料が2,000〜3,000円、1ヶ月ごとの保管料金が400〜500円程度となり、大体月額約4,000円程度でしょう。タイヤサイズが大きくなると、1ヶ月あたり6,000円〜9,000円程度かかる場合もあります。

普段整備をお願いする店舗に保管を依頼しておけば、スタッドレスタイヤに履き替えの際は車で訪れるだけでよいので楽ではありますが、その利便性と価格とのバランスをどう捉えるかが判断のポイントとなりそうです。

まとめ

まとめ

まとめ

スタッドレスタイヤの保管方法と保管場所、保管サービスについて紹介しました。

気温が上がり紫外線が増えてくる時期は、保管しているスタッドレスタイヤの劣化が進みやすい傾向があります。タイヤの寿命を延ばすためにも正しい保管方法で、メンテナンスをしておきましょう。

よくある質問

スタッドレスタイヤの寿命はどれぐらい?

スタッドレスタイヤの寿命は使用・保管の状況などによっても大きく異なりますが、使用開始から3~5年が目安です。毎シーズンの使用開始前に、変形やひび割れがないかカー用品店やガソリンスタンドで点検してもらうと安心です。

スタッドレスタイヤの保管は縦置きと横置きのどちらが良い?

ホイール付きのスタッドレスタイヤの場合、タイヤとホイールの重量を、タイヤラックに接する2点のみで長期間支えさせると、タイヤ接地面の変形の元になったり、その部分だけ劣化が強く進んでしまうので、横方向に寝かせて保管する「平積み」がおすすめです。

関連するキーワード


スタッドレスタイヤ タイヤ

関連する投稿


タイヤ購入の際に参考にする口コミ 長く使えるものを選ぶため「耐久性」が1位【レビュー調査】

タイヤ購入の際に参考にする口コミ 長く使えるものを選ぶため「耐久性」が1位【レビュー調査】

株式会社レビューは、日本全国の10代以上の方を対象にタイヤのどんな内容の口コミを参考にするのかについて調査を実施し、結果を公開しました。


スタッドレスタイヤの保管方法は?洗浄方法や保管サービスまで解説!

スタッドレスタイヤの保管方法は?洗浄方法や保管サービスまで解説!

スタッドレスタイヤは雪道や凍結路での安全な走行に必要不可欠です。ただ、積雪の多い地域であっても、ノーマルタイヤよりスタッドレスタイヤの使用期間は短いものです。一年のうち限られた期間しか使わないスタッドレスタイヤですが、大きくてかさばるタイヤを保管したり手入れしたりするのは一苦労。しかし、使いっぱなしではあっというまに寿命を迎えてしまうことも。できるだけ長持ちさせるためには、どうすればよいのでしょうか。


吉岡里帆さんとウルトラセブンが共演!ヨコハマ「アイスガード セブン」の新TVCM放映

吉岡里帆さんとウルトラセブンが共演!ヨコハマ「アイスガード セブン」の新TVCM放映

女優の吉岡里帆さんとウルトラセブンが、ヨコハマタイヤのスタッドレスタイヤ「iceGUARD 7(アイスガード セブン)」の新TVCMに登場。8月17日より、北海道エリアを皮切りに順次放送予定です。


タイヤ交換の値段や交換時期の目安は?持ち込みができるお店と安くするポイントを解説

タイヤ交換の値段や交換時期の目安は?持ち込みができるお店と安くするポイントを解説

これからタイヤ交換を考えている方に必要な情報を一覧でわかりやすく解説します。タイヤ交換時期の目安や、タイヤ交換の値段、ガソリンスタンドやオートバックスのようなカー用品店など、自分で選んだタイヤを持ち込みできる店舗とそれぞれのメリット・デメリットをはじめ、タイヤの持ち込み交換を安くするポイントや、ネットでタイヤ購入と交換する店舗予約が同時にできるサービスもあわせて紹介します。


タイヤの空気圧はなぜ変動するの?空気圧の確認・管理方法なども解説

タイヤの空気圧はなぜ変動するの?空気圧の確認・管理方法なども解説

タイヤの空気は、自動車整備工場やガソリンスタンドで入れてもらうだけで、普段自分では管理していないという方もいらっしゃると思います。しかし、タイヤの空気は自然に抜けていくため、タイヤを適正な空気圧にしておくことは、車の安全な走行には大変重要なのです。この記事では、その理由やタイヤの空気圧をきちんと管理するためのポイントを紹介します。


最新の投稿


【新車販売台数ランキング】上位6位はすべてトヨタ車に!人気すぎるトヨタの”力”が明白に

【新車販売台数ランキング】上位6位はすべてトヨタ車に!人気すぎるトヨタの”力”が明白に

自販連(日本自動車販売協会連合会)が発表した2024年10月の新車販売台数ランキングによると、トヨタ「ルーミー」「ライズ」「プリウス」が上昇、上位6位全てがトヨタ車となったほか、トヨタ「アルファード」も浮上し、トヨタ車の力強さを見せつける展開となりました。


カババは中古車の個人売買に最適?メリット・デメリットや評判を解説

カババは中古車の個人売買に最適?メリット・デメリットや評判を解説

カババは、個人売買のメリットを活かしつつ、デメリットを抑えたサービスとして人気が上がってきています。業者を通すよりも高く売れて安く買えるうえ、相手とのやり取りやトラブルの心配もないカババの車フリマサービスは、これから車を売却する・購入する方にとってオススメです。そこで本記事は、カババの特徴からメリット・デメリットや、実際に利用したユーザーの評判について解説します。また、カババで車が売れない時の対処法や安く買う秘訣、カババを利用する流れについても解説していますので、これから車を売却する・購入することを考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。


日産 新型「フェアレディZ」発表!念願の受注再開へ!台数には限りアリか

日産 新型「フェアレディZ」発表!念願の受注再開へ!台数には限りアリか

日産は、2024年11月8日、一部仕様を向上した新たな「フェアレディZ 2025年モデル」および、ハイパフォーマンスモデルとなる「フェアレディZ NISMO 2025年モデル」を発表しました。実際の発売は来年2月を予定、あわせて、一時停止となっていた新規注文の受付を、11月下旬より再開するといいます。


スバル新型「レックス」発表!史上初のコンパクトSUVがアップデートを実施

スバル新型「レックス」発表!史上初のコンパクトSUVがアップデートを実施

スバルは2024年11月7日に、コンパクトSUV「レックス(REX)」の一部改良モデルを発表しました。車両後退時の安全性を高めたといいます。


スズキ新型「e VITARA」世界初公開!ズキ初の電動モデル2025年に日本でも発売へ

スズキ新型「e VITARA」世界初公開!ズキ初の電動モデル2025年に日本でも発売へ

スズキは2024年11月4日、スズキ初となるバッテリーEV(BEV)の量産モデル「e VITARA(イービターラ)」をイタリア・ミラノで世界初公開しました。2025年春より、インドのスズキ・モーター・グジャラート社で生産を開始し、2025年夏頃から欧州、インド、そして日本を含む世界各国で販売を開始するといいます。