トップへ戻る

雪道でも大丈夫!?オールシーズンタイヤの特徴とメリット・デメリット

雪道でも大丈夫!?オールシーズンタイヤの特徴とメリット・デメリット

これまでの常識だと、冬の雪が降る前と春先にはタイヤ交換が必要でした。タイヤ交換には、それなりの手間と費用がかかります。それを解消してくれるのが、交換不要のオールシーズンタイヤですが、ネックになるのが冬でも本当に大丈夫?という点。この記事では、オールシーズンタイヤの特徴や、メリット・デメリットを紹介します。ノーマルタイヤや、雪道専用のスタッドレスタイヤとの違いも解説しながら、徹底的に整理していきましょう。

[PR]本ページはプロモーションが含まれています
⏳この記事は約3~4分で読めます。


  • MOTA 車買取
  • カービュー査定

オールシーズンタイヤってなに?

《画像提供:Response 》Vector 4seasons Hybrid(ベクター フォーシーズンズ)

オールシーズンタイヤとは、いったいどんなタイヤなのでしょうか。

オールシーズンの名の通り、春夏秋冬どんな季節、天気にも対応した全天候型のタイヤです。

そんなタイヤがあったの!?と驚きました?雪が降ったら専用タイヤと交換が必要だと思っている方も多いと思います。

「うちは狭くてタイヤの保管場所がないよ…」「たまにしか降らない雪のために専用タイヤの購入は家計に響くなぁ…」と悩んでいる方には救世主登場です。

オールシーズンタイヤは、突然の雪でも走行可能で、シャーベット状の路面も心配なし。降雪地域にお住まいの方は別ですが、年に数回雪が降る程度の地域であれば問題ないでしょう。

オールシーズンタイヤのメリットとデメリット

《画像提供:Response 》Vector 4Seasonsを装着したプリウス

オールシーズンタイヤのメリットとデメリットを紹介します。

メリット1:履き替え不要

オールシーズンタイヤの一番のメリットは、タイヤの履き替えがいらないこと。普段ノーマルタイヤを履いている場合、年に2回のタイヤ交換が必須で、交換費用は、1回5,000円前後です。冬用タイヤの購入も考えるとかなりの出費になります。

ノーマルタイヤの時に、降雪があったら身動きがとれなくなります。それが山道や高速道路を走行中だったとしたら…、想像するだけで怖いですよね。そんな時、オールシーズンタイヤを履いていれば、雪が強くなる前に自宅に帰れたり、一般道に下りてホテルを探すこともできます。

メリット2:タイヤの保管が不要

タイヤの保管がいらないのは、とても魅力的ではありませんか?タイヤ4本を保管するには、それなりのスペースが必要になります。保管スペースがなくてトランクルームを借りたり、ショップに預かってもらっても費用はかかるので、タイヤの保管が不要だと家計も助かります。

デメリット1:冬の路面に強くない

履き替えいらず、保管も不要のオールシーズンタイヤのデメリットとして最初に知ってもらいたいのは、冬の路面に強いわけではないないこと。ゴムに特別な素材を使っていて冬でも硬くならず、突然の雪やシャーベット状、圧雪路面にも対応できる全天候型タイヤではありますが、慎重な運転は必須。

軽微な雪道にはもってこいですが、アイスバーン(凍結路面)や深い雪には向きません。雪の状況によっては、チェーンの装着や冬用タイヤへの交換が必要です。

デメリット2:燃費性能が下がる

オールシーズンタイヤの燃費性能が下がるのは、なぜなのか解説しましょう。1年中履いたままなので、燃費の問題はスルーできませんよね。

オールシーズンタイヤはゴム素材がやわらかいため、転がり抵抗が増えることが原因といわれています。転がり抵抗とは、丸い物が転がる時、進行方向と逆に生じる抵抗力の事で、そこに無理がかかることが、燃費が下がる理由です。

オールシーズンタイヤの交換時期は?

オールシーズンタイヤの交換時期は?

オールシーズンタイヤの交換時期は?

さすがのオールシーズンタイヤでも、ずっと同じタイヤのままでは危険です。交換時期は、基本的にノーマルタイヤと大差なく、目安としては使い始めて3〜5年ほど。使用頻度にもよるので、車をあまり使わない場合も、サービスステーションで確認してもらうと安心です。

交換時期の見極め方

交換時期の見極め方は?

交換時期の見極め方は?

交換時期の見極め方として、タイヤの減り方も確認してみましょう。
タイヤに細かい亀裂があることはもちろん、タイヤのプラットフォームが出たら冬の使用はNG、スリップサインが出たらすべてのシーズンで使用NGで、交換時期が来たと思ってください。不安な時はサービスステーションやショップを訪ねるのもいいですね。

雪道の運転で注意すべきこと

雪道の運転で注意すべきことは?

雪道の運転で注意すべきことは?

雪道の運転は、雪国の人でも怖いと聞きます。では、どんなことに注意して運転すべきでしょうか。

まず雪道=滑る!と思っていてください。ほんの少しの雪だからとか、オールシーズンタイヤを履いているから、といって過信は禁物です。気温が低いと路面はすぐに凍結します。普段よりかなり低速で、かつ慎重に走るようにしてください。また、雪の降り方が急に強くなる可能性もあるので、チェーンの準備はしておきましょう。

急な操作をしない

雪道の運転で急な操作をしてはいけないのは、基本中の基本。急いでいると、信号が青になった途端アクセルを踏み込んだり、急な車線変更や、赤信号に気付くのが遅れて急ブレーキをかけて止まったり、誰でもひとつくらいは経験があると思います。

これらの、急な操作は雪道では絶対にダメ。滑ってしまいハンドル操作もできなくなります。雪道では、普段より車間距離も十分とって走行してくださいね。

発進時のアクセルはゆっくりと踏み、停車時はできるだけエンジンブレーキを使い、ブレーキペダルも優しく踏んで停車してください。

ホワイトアウト時はハザードを

ホワイトアウトが発生した時はハザードとヘッドランプを点けて、ゆっくりと減速し、他の車に存在を知らせながら停車してください。前後左右真っ白で視界はゼロです。そのまま、ホワイトアウトが落ち着くのを待ちましょう。

雪でマフラーを塞がない

もし立ち往生してしまったら、雪でマフラーが塞がらないように注意してください。マフラーが塞がると、排気ガスが車内に入り一酸化炭素中毒の危険性があります。吹雪の中での停車は、あっという間に車が雪で覆われてしまいます。救援が来るまでの間、マフラー周りの雪は除雪してください。

事前にガソリンは満タンにしておく

冬の時期、とくに降雪予報がある時には、事前にガソリンを満タンにしておくのがベストです。すぐに済む用事だからと出かけてしまい、予期せぬトラブルに遭遇してしまうことも考えられます。

例えば、トラックが立ち往生して道をふさいでしまい、積み荷も散乱して動けなくなったとします。エンジンをかけたまま暖房をつけて止まっていても、ガソリンは消費します。この状況でガソリンがなくなりそうになったら、ハラハラしますよね。こんなことにならないように、ガソリン残量のチェックは、お出かけ前にぜひ心がけておいてほしいです。

オールシーズンタイヤを使ってみよう

《画像提供:Response 》ヨコハマタイヤ BluEarth-4S AW21

どうでしたか?便利なオールシーズンタイヤを使ってみようと思いませんか?

タイヤを2セット購入する費用、タイヤ交換費用、タイヤ保管場所の確保費用を抑えられるのは、なかなかのメリットです。最近は、雪道でもよりよく走れて、燃費を抑えたオールシーズンタイヤのラインアップもあるようです。ぜひこの機会に、オールシーズンタイヤを使ってみましょう。

こちらの記事もおすすめ!

  • MOTA 車買取
  • カービュー査定

関連するキーワード


タイヤ スタッドレスタイヤ

関連する投稿


電気自動車(EV車)のタイヤは摩耗しやすい?EV専用タイヤは標準タイヤと何が違うのか

電気自動車(EV車)のタイヤは摩耗しやすい?EV専用タイヤは標準タイヤと何が違うのか

電気自動車(EV車)の購入を検討する際に、走行性能やバッテリー性能に目がいきがちですが、電気自動車(EV車)は、従来のガソリン車とは異なる特性を持つため、タイヤの寿命や性能に影響を及ぼすことも覚えておきましょう。この記事では、電気自動車(EV車)のタイヤが摩耗しやすいと言われる理由とEV専用タイヤの基礎知識や特徴について解説します。


mobox(モボックス)とは?評判やメリット・デメリットを解説

mobox(モボックス)とは?評判やメリット・デメリットを解説

mobox(モボックス)は、車のタイヤをサブスクで購入・利用できるというもので、業界最大手の日本のタイヤメーカー“ブリヂストン”が2021年4月から提供しているサービスです。タイヤの購入費用を月々定額にできるだけでなく、安心・安全に走行するための定期的な点検・メンテナンスもプロが対応し、パンク補償まであることで人気が高まっています。そこで本記事では、moboxの評判やメリット・デメリットから、利用に向いている人などを解説します。moboxのタイヤサブスクサービスを検討している方は、ぜひ参考にしてくださいね。


輸入車オーナーがスタッドレスタイヤに履き替えない意外な理由とは?【カレント自動車調査】

輸入車オーナーがスタッドレスタイヤに履き替えない意外な理由とは?【カレント自動車調査】

カレント自動車株式会社は、輸入車に興味のある方を対象に、輸入車のスタッドレスタイヤ装着に関するアンケートを実施し、結果を公開しました。


【速報】関東北部を中心に雪強まる!スタッドレスタイヤ装着など雪道対策を

【速報】関東北部を中心に雪強まる!スタッドレスタイヤ装着など雪道対策を

冬型の気圧配置と強い寒気の影響で12月8日夜から9日にかけて北日本の日本海側を中心に雪が降っています。北陸や関東甲信の山沿いなどでは積雪が急増し、今週末にかけて一段と強い寒気が南下し、日本海側では雪の量が多くなるおそれもあるとのことです。


約1割が冬用タイヤを非装着!NEXCO東日本新潟支社、冬用タイヤ装着率の調査結果を発表

約1割が冬用タイヤを非装着!NEXCO東日本新潟支社、冬用タイヤ装着率の調査結果を発表

NEXCO東日本新潟支社は、新潟県内などの高速道路のサービスエリア・パーキングエリアで実施した冬用タイヤ装着率調査(今冬期4回目)の結果を公開しました。


最新の投稿


自動車購入とローン利用者の割合が一番多いのは40代!頭金は多く支払いたい人とそうでない人の両極端の結果に【ネクステージ調査】

自動車購入とローン利用者の割合が一番多いのは40代!頭金は多く支払いたい人とそうでない人の両極端の結果に【ネクステージ調査】

株式会社ネクステージは、全国の20歳~59歳男女を対象に、「自動車購入とローン」に関する調査を実施し、結果を公開しました。


スズキ新型「ソリオ」発表!デザイン一新しスイフト用エンジンも採用

スズキ新型「ソリオ」発表!デザイン一新しスイフト用エンジンも採用

スズキは2025年1月16日、コンパクトハイトワゴン「ソリオ/ソリオ バンディット」の一部改良モデルを発表。同日に発売しました。デザインの変更やパワートレインの変更も行われており、通常の一部改良にとどまらない内容となっています。


レクサス新型「IS」発表!人気の特別仕様車「F SPORT Mode Black Ⅳ」登場

レクサス新型「IS」発表!人気の特別仕様車「F SPORT Mode Black Ⅳ」登場

レクサスは2025年1月23日、コンパクトFRスポーツセダン「IS」の一部改良モデルを発表。同時に「IS300h/IS300」には特別仕様車「F SPORT Mode Black Ⅳ」も設定し、同日全国のレクサス店を通じて発売しました。


ホンダ新型「フリード」発表!塗装の強化と安全装備の選択肢を拡大

ホンダ新型「フリード」発表!塗装の強化と安全装備の選択肢を拡大

ホンダは2025年1月20日、3代目となる現行型「フリード(FREED)」の一部改良モデルを発表。今回の一部改良に合わせ、原材料価格や物流費などの世界的な高騰に伴い全国メーカー希望小売価格を改定しており、実際の発売は2月6日の予定です。


ホンダ新型「SUV」世界初公開!圧倒的開放感誇るインテリアがスゴイ「ミドルサイズSUV」2026年発売へ

ホンダ新型「SUV」世界初公開!圧倒的開放感誇るインテリアがスゴイ「ミドルサイズSUV」2026年発売へ

ホンダは2025年1月8日、アメリカ・ラスベガスで開催されるCES 2025にて、2026年よりグローバル市場への投入を開始する新たなEV「Honda 0(ゼロ)シリーズ」のプロトタイプモデルである「SUV(エスユーブイ)」を世界初公開しました。


MOTA 車買取