内燃機関モデルもMB.OS時代へ。PHEVはEV走行100kmを実現
《画像提供:Response》〈Photo by Mercedes-Benz〉メルセデス・ベンツ『Cクラス・セダン』改良新型
メルセデス・ベンツは2026年8月17日、欧州向け「Cクラス」の大幅改良モデルを発表しました。対象となるのは内燃機関を積むセダンとステーションワゴンで、翌18日からドイツをはじめとする欧州で受注を開始しています。
今回のCクラスはフルモデルチェンジではありませんが、メーカーが「モデル史上もっとも包括的」と表現する技術アップデートです。電気自動車版Cクラスの登場に合わせ、従来型のガソリン、ディーゼル、プラグインハイブリッドも、デザインからソフトウェアまで一気に刷新されました。
外観でひと目に分かるのが、新しいフロントマスクです。縦方向を強調したグリルのクロームフレームにLEDを組み込み、Cクラスで初めてグリル自体を発光させました。デイタイムランニングランプには星形の意匠を採用し、セダンではリアコンビネーションランプも同じモチーフで統一。夜間でも新世代モデルと分かる表情をつくっています。
《画像提供:Response》〈Photo by Mercedes-Benz〉メルセデス・ベンツ『Cクラス・セダン』改良新型
室内の主役は、メルセデス・ベンツが自社開発したオペレーティングシステム「MB.OS」と第4世代MBUXです。ChatGPT、Microsoft Bing、Google Geminiを組み合わせたバーチャルアシスタントにより、複数の質問を続けて投げかけても会話の流れを保ちながら応答。Googleマップを基盤とするナビゲーションとも連携します。
メーターは12.3インチ、縦型センターディスプレイは11.9インチ。ステアリングホイールには、速度調整用のロッカースイッチと音量操作用のローラーを復活させ、デジタル化を進めながら、運転中の操作感にも配慮しました。
《画像提供:Response》〈Photo by Mercedes-Benz〉メルセデス・ベンツ『Cクラス・セダン』改良新型
パワートレインは、2.0リッター直列4気筒のガソリンとディーゼルを中心に構成。マイルドハイブリッド車には第2世代ISGを組み合わせ、最大17kWと205N・mでエンジンを支援します。ガソリンの「C 300」は最高出力258psを発生し、新開発の電動補助コンプレッサーによって低回転域の応答性も高めました。
プラグインハイブリッドの「C 400 e 4MATIC」は、システム最高出力395ps、最大トルク650N・mを発揮。容量19.53kWhのバッテリーを搭載し、WLTPモードで最大100kmをエンジンを使わずに走行できます。
足回りも見直され、オプションの後輪操舵は最大2.5度まで後輪を動かします。最小回転直径は10.64mとなり、低速時の取り回しを高めながら、高速走行時の安定性にも貢献。次世代「DIGITAL LIGHT」は照射範囲を約40%広げつつ、消費電力を従来比で最大50%抑えています。
《画像提供:Response》〈Photo by Mercedes-Benz〉メルセデス・ベンツ『Cクラス・セダン』改良新型
ドイツでの価格は、セダンの「C 200」が4万8,844ユーロから。発光グリルと生成AIという分かりやすい新しさに加え、内燃機関や足回りまで丁寧に磨き直した新しいCクラスについて、今後の国内向け追加情報を待ちたいところです。


