5〜8人乗りを選べる電動グランドリムジン。家族利用からVIP送迎まで1台でカバー
《画像提供:Response》《Photo by Mercedes-Benz》 メルセデスベンツ『VLE』のAMGライン
メルセデス・ベンツは2026年7月23日、新型電動ミニバン「VLE」の欧州向けラインアップ拡充を発表しました。ドイツでは4月から受注している「VLE 300」に、新たな内外装仕様とシート構成を追加。好みや用途に合わせて選べる幅を大きく広げています。
VLEは、メルセデス・ベンツが新開発した「バン・アーキテクチャー」を初採用する電動モデルです。MPVならではの広さや多用途性に、セダンのような快適性と走りを組み合わせた「グランドリムジン」として開発されました。今回の発表は車両そのもののモデルチェンジではなく、そのキャラクターを生かす選択肢の拡充となります。
新たに加わったのは、スポーティな装いの「AMGライン」と、さらに精悍さを高めた「AMGラインプラス」です。両仕様にはAMG専用グリルやバンパーを採用し、AMGラインは20インチ、AMGラインプラスは21インチのアルミホイールを装着。上級仕様ではダーククロームの加飾や赤いシートステッチ、赤いMANUFAKTURシートベルトも備わり、大柄なミニバンに引き締まった表情を与えます。
《画像提供:Response》《Photo by Mercedes-Benz》 メルセデスベンツ『VLE』のAMGライン
見た目以上に実用面で効くのが、VLE 300への8人乗り仕様の追加です。これにより5人乗りから8人乗りまでのシート構成をカバーし、ゆとりある家族用ミニバンから多人数で移動するホテル送迎、VIPシャトルまで対応可能になりました。アームレストとシートヒーターを備えた後席用電動プレミアムコンフォートシートも、新たに注文できます。
《画像提供:Response》《Photo by Mercedes-Benz》 メルセデスベンツ『VLE』のAMGライン
ラグジュアリー志向の「EXCLUSIVE」も、装備の組み合わせを柔軟に選べるようになりました。「プレミアムプラスパッケージ」では、ヘッドアップディスプレイや3枚の画面を一体化した「MBUXスーパースクリーン」を用意。開放感を高める「スカイビューパノラミックルーフ」は、単独オプションとしても選択できます。
《画像提供:Response》《Photo by Mercedes-Benz》 メルセデスベンツ『VLE』のAMGライン
VLE 300の最高出力は203kWで、容量115kWhの駆動用バッテリーを搭載。WLTPモードで700kmを超える航続距離を確保するほか、800Vシステムと最大300kWの急速充電に対応します。条件が整えば15分で最大355km分を充電できるため、多人数での長距離移動でも充電待ちを抑えられるのがポイントです。
ドイツでの車両価格は、VLE 300の5人乗り標準仕様が7万7,895.97ユーロから。AMGラインは2,656.68ユーロ、AMGラインプラスは6,093.40ユーロの追加となります。
日本での販売については、現時点で正式な案内はありません。欧州で選択肢を広げた新型VLEが、日本の高級ミニバン市場へ導入されるのか、今後の追加情報を待ちましょう。


