標準ボディとロングの2モデル。直6の力強さに、独自OSと大画面コックピットを融合
メルセデス・ベンツ日本は2026年9月15日、改良新型「Sクラス」のラインアップに「S 500 4MATIC(ISG)」と「S 500 4MATIC long(ISG)」を追加し、発売しました。標準ボディとロングの2種類を揃え、直列6気筒ガソリンエンジンを選べるようになっています。
新たな選択肢の中心となるのが、3.0リッター直6の「M256 Evo」です。より強力な電動コンプレッサーを採用するとともに、シリンダーヘッドや吸気カムシャフトなどを見直し、燃焼や排気の制御も最適化。最大トルク600N・mという力強さに加え、騒音や振動の低減にも取り組みました。
車名に付くISGは、発電機とスターターの機能を兼ねる電動モーターのこと。エンジンを支える電動化技術と4WDの4MATICを組み合わせ、旗艦セダンに求められる滑らかな走りを追求しています。
もちろん、先に登場した改良新型Sクラスの装いも受け継ぎます。約20%大型化したフロントグリルには発光機能を採用し、星をモチーフにしたヘッドランプとともに存在感を強調。今回のニュースは新たな世代への切り替えではなく、大幅改良を受けたSクラスへのモデル追加となります。
インテリアの見どころは、全車に標準装備される「MBUXスーパースクリーン」。14.4インチの中央画面と12.3インチの助手席画面を一体的に配し、ドライバーだけでなく隣に座る人にもデジタル機能を広げます。一方、ステアリングには物理ボタンを一部採用しており、画面の大型化と日常の操作性を両立させた構成です。
車両のデジタル機能を支えるのは、自社開発の「MB.OS」と第4世代MBUX。生成AIを統合した音声アシスタントや、無線通信によるソフトウェア更新に対応します。音声でのやり取りから各機能へのアクセスまで、移動中の使い勝手を高める仕組みを盛り込みました。
快適装備では、前席のシートヒーターと連動するヒーテッドシートベルトも用意。S 500のロングには標準装備、標準ボディにはオプションとして設定されるため、ボディタイプを選ぶ際には装備の違いにも注目です。
価格(税込)はS 500 4MATIC(ISG)が1,708万円、S 500 4MATIC long(ISG)が2,136万円。直6ガソリンの追加によって、パワートレインとボディタイプの両面から、自分に合うSクラスを選べる幅が広がりました。


