2017年2月15日 ついにプリウスPHVが発売開始!
2017年2月15日、ついにトヨタからプラグインハイブリッドモデルである「プリウスPHV」が発売開始となりました。
今回フルモデルチェンジされた新型プリウスPHVは、4代目プリウスをベースとして、EV走行距離を26.4kmから68.2kmへと大幅に拡大されました。さらにモーター駆動用として利用できる世界初の「ソーラー充電システム」をオプション設定するなど、最新技術を備えた1台となっています。
発売延期の報道が何度か繰返されておりましたが、この度ついに2月15日からの発売となりました。
新型プリウスPHVの価格(グレード別)
待ちわびた新型プリウスPHVの価格をグレード毎に掲載します。まず、グレードは全部で5グレード展開されています。
グレード毎の違いは主要装備(内装等含め)が異なっています。価格と共に主要装備の中から主に、充電機能、内装(シート)、カーナビに焦点をあて、並べていきます。
■新型プリウスPHV グレード:S
価格:3,261,600円〜
充電機能:普通充電インレット
シート:ファブリック(カラー:ブラック)
カーナビ:なし
■新型プリウスPHV グレード:S"ナビパッケージ
価格:3,666,600円〜
充電機能:普通充電インレット+急速充電インレット
シート:ファブリック(カラー:ブラック)
カーナビ:T-Connect SDナビゲーションシステム
Sとの主な違いとしては、充電機能に急速充電インレットがついている、カーナビが標準装備という点が主な違いとなっています。※他、細部の差もあります。
■新型プリウスPHV グレード:A
価格:3,807,000円〜
充電機能:普通充電インレット+急速充電インレット
シート:ファブリック(カラー:ブラック)
カーナビ:T-Connect SDナビゲーションシステム
安全機能:ブラインドスポットモニター〈BSM〉、インテリジェントクリアランスソナー(巻き込み警報機能付)、シンプルインテリジェントパーキングアシスト
安全機能面での標準装備に追加が入るほか、細部の仕様に変更点。
■新型プリウスPHV グレード:A”レザーパッケージ
価格:4,066,200円〜
充電機能:普通充電インレット+急速充電インレット
シート:本革(カラー:ブラックorクールグレイ)
カーナビ:T-Connect SDナビゲーションシステム
安全機能:ブラインドスポットモニター〈BSM〉、インテリジェントクリアランスソナー(巻き込み警報機能付)、シンプルインテリジェントパーキングアシスト
主な違いとしては内装のシートが本革仕様となっています。
■新型プリウスPHV グレード:Aプレミアム
価格:4,222,800円〜
充電機能:普通充電インレット+急速充電インレット
シート:本革(カラー:ブラックorクールグレイ)
カーナビ:T-Connect SDナビゲーションシステム
安全機能:ブラインドスポットモニター〈BSM〉、インテリジェントクリアランスソナー(巻き込み警報機能付)、シンプルインテリジェントパーキングアシスト
基本的な部分の差は少ないですが、空調面では、パナソニックのナノイーが標準装備、オートワイパー(雨滴感応式)、アクセサリーコンセントが標準装備、操作性としてカラーヘッドアップディスプレイが装備されています。
エクステリア・インテリア
続いて新型プリウスPHVのエクステリア・外装、インテリア・内装について紹介していきます。
■エクステリア・外装
エクステリアに関しては、透明アクリル樹脂を使用したた大型グリルと、4眼LEDヘッドランプを備えるフロントマスクで先進感を表現しています。
ヘッドランプは、先行車のテールランプや対向車のヘッドランプで車両を認識し、照射範囲を左右16個のLEDで細やかに制御するアダプティブハイビームシステムを採用。
リアスタイルは2つの膨らみを持つダブルバブルウインドゥ、一本の赤いラインでつないだハイマウントストップランプとリヤコンビネーションランプなど、個性的なデザインとなっています。
■インテリア・内装
続いてはインテリア・内装です。まず、先代のプリウスは5人乗りでしたが、今回発表された新型プリウスPHVは、4人乗りとなっています。EV性能を上げるため、全体的なバランスを勘案して4人乗りになったそうです。
また、車両価格がハイブリッドに対してちょっと高いということ、リッチなユーザーに適した内装空間を造りたい等の理由もあっての判断だそうで、4座をリッチな空間に見せるため、意図的にセンターコンソールを設け、肘かけができるようにしたようです。
そして、運転席に座って真っ先に視界に飛び込んでくるのが縦長11.6インチの大型ディスプレイ。まるでタブレットPCがそのままコンソールにインストールしたような印象。
解像度はフルHD(1980×1080)で、地図やAVソースなど様々な情報を高精細に表示でき、これまでカーナビに使われてきたディスプレイは大半がワイドVGA(800×480)でしかなかったため、表示する情報量は実に5倍以上。高精細さは桁違い。
ディスプレイには静電容量方式タッチパネルが組み込まれており、スマートフォンのようなフリックやピンチイン/アウト操作にも対応しています。
このナビは、Sグレード以外の全てのグレードに標準装備となっています。
新型プリウスPHVの充電機能
PHV車(プラグインハイブリッド車)を乗る上で、最も気になる点といえば、「充電環境」ではないでしょうか。先代のプリウスPHVに関して言うと、決して良くありませんでした。
しかし新型は100V、200Vのふたつの普通充電/急速充電インレットが完備されています。急速充電の場合、約80%充電が約20分で行え、自宅に急速充電機能がなくても、一般回路で14時間かければ100V/6A充電が可能となっています。200V/16Aであれば2時間20分と非常に早い充電が可能です。
高速道路のSAなどでの充電、スマホと連携したタイマー充電、エアコン連動充電も可能となっています。
そして、量産車では世界初となる駆動エネルギー用の「ソーラー充電システム」もオプション設定されています。最大出力180Wのソーラーパネルをルーフに搭載して、1日当たりの充電で平均2.9km、最大では6.1kmのEV走行可能な電気を蓄えるという装備となっています。
普及グレードのS、および約376万円のSナビパッケージにメーカーオプションで設定されていて、税込み価格は28万800円となっています。
新型プリウスPHV 試乗したい方に!
新型プリウスPHV、試乗はしてみたいけど販売店に行くのはちょっと抵抗が。という方に耳寄りな情報です。
MEGA WEBにて新型プリウスPHVの発表に伴い、2月16日から4月末(予定)までの間、特別展示と試乗ができるようです。
期間中、「A」「Aプレミアム」「Aレザーパッケージ」「S」「Sナビパッケージ」の全5グレード、合計8台をトヨタ シティショウケース1Fに展示。
試乗車は「Aプレミアム」「Aレザーパッケージ」各1台を用意。トヨタ シティショウケース ライドワンにて、1.3kmのコースを300円で2周試乗できる。
そのほか、MEGA WEBではトヨタ ハイブリッドカー世界販売1000万台突破を記念した特別展示・無料試乗を2月22日より同時開催するようです。初代、2代目、3代目と歴代のプリウスを展示する他、セダン・ミニバン・SUVなどに広がる豊富なラインナップを紹介する予定となっています。
さらに3月12日までの期間限定で、ハイブリッドカー全車種を無料で試乗できるキャンペーンも開催するようです。
この機会に是非、MEGA WEBに足を運んでみては如何でしょうか。
住所
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東京都江東区青海一丁目3番12号
電車の場合は、りんかい線東京テレポート駅 より徒歩3分/ゆりかもめ青海駅 直結