ミライース概要・走行性能
第三のエコカーでおなじみの、ミラ イ―ス。
2011年に登場して以来、根強い人気を誇っています。同年には「グッドデザイン賞」も受賞しています。
今回は、そんなミラ イースについて見ていきましょう。
■ホンダも、認めたミラ イース
ミラ イースのすごさは、この方の発言からもわかります。
ホンダの伊東孝紳社長は2011年10月9日に、ツインリンクもてぎで開いた報道陣との懇談会で、ダイハツ工業の新型軽乗用車『ミライース』について「すごいと思う、根性入ってる」と語りました。
伊東社長は「考え方が良い。燃費を上げるけども値段も下げるというね、でも努力してできるだけ儲かるように車造りをしている。それはすごいと思う。やっぱり軽を造ってて『軽、命』というのと、我々のようにフルラインナップで持っているのとでは、根性の入り方が違うなという感じがしている」と述べていました。
ホンダも認めた軽自動車、ミラ イースなんですね。
■デザイン・ボディーカラー
「時代を先ゆく地球へのやさしさを、あらゆる人の毎日に」
と日常での使いやすさを公式サイトでも掲げている通り、ミラ イースは街中や住宅街、お買い物シーンなどがよく似合う形のかわいらしいクルマになっています。
ボディーカラーは全部で9色。
スカイブルー
シャイニングレッド
ライトローズマイカメタリック
コットンアイボリー
プラムブラウンクリスタルマイカ
ブラックマイカメタリック
ブライトシルバーメタリック
パールホワイトⅢ
ホワイト
のバリエーションがあります。
全て上品な色使いで、あまりメタリックすぎないのも使いやすいですね。
また、ミラ イースのデザインにはこんな思いがあるんだそうですよ。
ダイハツから発売された、新型軽乗用車『ミライース』のインテリアデザインのオリジナルアイディアは当時入社2年目の女性だった。
技術本部課長の佐々木克典さんは、「インテリアはスケッチの段階で4案あり、そこから2案に絞って、最後の1案としました。この最後の1案が勝った理由は、デザイン画で一番テーマ性が強かったのです」という。「デザインは基本線と面でそのクルマの性格を訴えるもの。今回のテーマは“シンプル・クオリティー”なので、まずシンプルであること、そしてその中でもしっかりとした嫌味にならない主張があることということで決めました」。
このオリジナルアイディアは入社2年目の女性によるものだった。「ベテランは経験がある分、部品点数を減らすことやコスト低減など、求められる要素にとらわれ過ぎて絵が硬くなってしまう傾向がありました。彼女はそういったことは気にせずのびのび描いていたので、それが良かったのでしょう」。
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■ミラ イースのエンジンシステムがすごい!
ダイハツ ミラ イース X“SA”
ミラ イースは、燃費性能を徹底して磨き、パワーも両立もした先進の〈TOPAZ NEO(トパーズネオ)エンジン〉を採用しています。
TOPAZはTop from A to Zの略。パワー、エコロジー、信頼性など、すべての面でトップレベルをめざしたパワーユニットという意味の造語なんだそうです。
名前からもダイハツの本気が伝わってくるようなエンジンですね。
実際に、ミラ イースの燃費はとっても優秀!2WDエンジンでは35.2km/L、4WDでは32.2km/Lという低燃費です。
もちろんエコカー減税対象車となっています。
また、ミラ イースは、「イーステクノロジー」を磨き、より進化した低燃費に成功しました。
そもそも、「イーステクノロジー」とは何なのでしょうか。
イーステクノロジーとは、ダイハツ工業の、誰にも身近なエコカーをつくりたいという思いから生まれました。
そのために、高価な技術や装置に頼るのではなく、エネルギーを効率よく使う工夫を重ね、ひたすら重ねて燃費をよくする…。
それがイーステクノロジーだそうです。
■ミラ イースは燃費がスゴイ
そして、「新エコアイドル」がさらに進化しています。
この新エコアイドルとは、クルマが止まる少し前からエンジンを自動で止めて低燃費を保つという優れものです。
この新エコアイドルの賢いところはシーン別に作動をコントロールしてくれるところ。例えば、渋滞の時には、微低速前進(約10km/h以内)と停止の繰り返しでは、作動しません。一方、駐車時には、バック時とバック後の前進約10km/h以内の切り返しでも作動しないため、スムーズに駐車することが可能です。
また、坂道では道路勾配が10%程度までの坂道なら、作動してくれます。また、坂道発進時の後退を軽減するヒルホールドシステム付といたれりつくせりですね。
ミラ車内空間は実際どんな感じなの?
■車内空間
ミラ イースはコンパクトなボディの中で、人のためのスペースを最大にするダイハツの技術が生んだ広い室内!
リヤ席のひざ前も広びろとしています。
大の大人でも楽々座れるゆとりを実現していますよ。
そしてなんと言っても90度開きドア。このドアのすごいところは、約90度までフルオープンできる左右ドアなところです。
乗り降りや大きな荷物の積み下ろしもラクにできます。便利な中間2段ノッチ付き!
そして、この車内空間はなんとファインコンディションルーム(車室内VOCの低減)なんです。
このファインコンディションとは、臭いや、鼻・のどへの刺激の原因とされるホルムアルデヒドなどのVOCを低減するために、内装部品に使用する素材や接着剤を見直したということ。
実際に、放出量を抑制し、厚生労働省が定めた室内濃度指針の業界自主目標を達成しているんだそうです。
ミラ イースでのドライブはさぞかし快適ですね。
ミラ装備・安全性
■安全装備
それでは、気になる安全装備はどうでしょうか。
ミラ イースは、衝突回避支援システムスマートアシストを搭載しています。
低速域衝突回避支援ブレーキ機能は、例えば渋滞中などで、うっかり前方不注意をしてしまい、先行車との衝突の危険性が高まった場合に緊急ブレーキで減速。衝突を回避したり、被害を軽減するシステムです。
誤発進抑制制御機能は、前方に車両や壁などの障害物を検知している際、アクセルペダルを強く踏み込んだ時に、エンジン出力を抑えて急発進を抑制してくれるシステムです。
先行車発進お知らせ機能は、信号待ちなどで前の車が発進したことに気づかない時い、ブザー音でお知らせしてくれるシステムです。
ミラ イースは安全面でも優秀なクルマと言えますね。
■バリエーション・価格
ミラ イースはたくさんの人がベストを選べるように幅広いグレードを用意しています。
2WDは、G “SA”、X “SA”、X、L “SA”、L、Dの6グレードあります。
G “SA”は1,213,715円で2WDの中では一番高級グレードです。そしてその後に続く、X “SA”は1,080,000円。Xは1,028,571円。
L “SA”は966,857円。Lは915,429円。そしてDは766,286円です。※ただし北海道地区では一部価格が異なります。
それでは、気になる4WDはどうでしょうか。
Gf “SA”は一番グレードが高い1,316,572円。Xf “SA”は1,182,857円。Xfは1,131,429円。Lf “SA”は1,069,714円、 Lfは1,018,286円となっています。
■試乗記、実際に乗った感想は?
それでは、実際の走りはどうなのでしょうか。
実際に乗ってみた感想は、かなりスムースだそうです。前に比べて幾分か出足が力強くなった印象があり、燃焼効率を高めつつ、実用領域での性能が充実した感触がありました。
乗り味は従来どおりの穏やかさで、タイヤの指定空気圧は260kPa(アルト エコは300kPa)と、極端に高すぎないことも影響していますね。
試乗車はスマートアシスト付きのX“SA”グレードで、最上級グレードに対し、室内の加飾などが若干シンプル。
過剰な装飾は不要だが、やや物寂しくも思えます。たとえば気の利いたチェック柄のシート表皮にする…といったことだけでも、プレーンな道具感はそのままに、より楽しげな使い心地の演出になるのではないか…とも。ミニバン型でなくても構わないユーザーには、後席スペースなど十分な広さはあります。