デミオ概要・走行性能
マツダの欧州法人、マツダモーターヨーロッパは2月上旬、スイスで3月に開催されるジュネーブモーターショー2017において、『デミオ』の2017年モデルを初公開すると発表した。
現行デミオは2014年10月、欧州で発表。欧州向けのデミオには、4種類のパワートレーンが設定されるのが特徴。その内訳は、ガソリンが3、ディーゼルが1となる。ガソリンは、全て「SKYACTIV-G」と呼ばれる1.5リットル直列4気筒。3種類のチューニングが存在する。
■概要・特徴
マツダが誇る名車、デミオ。車に興味がない人でも、デミオの名前は聞いたことがあるのではないでしょうか。
デミオのコンセプトは、ズバリ、
「単なる道具であることを超えて、ドライバーの毎日を鮮やかに変えていくコンパクトカー」だそうです。
新しくなったデミオは、商品改良において、新世代車両運動制御技術「SKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS(スカイアクティブ ビークル ダイナミクス)」
の第一弾「G-Vectoring Control(G-ベクタリング コントロール)」を採用したり、夜間視認性を高める「アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)」など、
最先端中の最先端、マツダの最新技術がぎゅっとつまったクルマに仕上がっています。
また、気になるデザインについてもぬかりはありません。「色」の使い方と仕立ての良さに徹底的にこだわったコーディネートへと深化。
やわらかく上質なアート空間を表現した特別仕様車「Tailored Brown」も新たに設定され、ますます注目されるデミオについて見ていきましょう。
■デザイン・ボディーカラー
マツダのデミオは、エクステリアのコンセプト、「生命感に満ちて、大人に響く美しさへ。」という言葉通りのデザインとなっています。
カラ―は全部で10色。ここで一番注目したいのが塗り方です。
新型デミオは「匠塗-TAKUMINURI-」という塗装の手法を用いていることをご存知でしょうか。
「匠塗-TAKUMINURI-」とは、まるで熟達した職人の手塗りのような、特別な塗装技術のことを指します。
「カラーも造形の一部だからこそ、マツダは独自の色を追求する。匠の技が生み出した色が、魂動のカタチを際立てる。」とマツダは公式ホームページに発表しています。
薄さ2.5ミクロンの塗料で金属を表現した“匠塗り”…マツダの新色「マシーングレー」開発秘話 | レスポンス(Response.jp)
http://response.jp/article/2016/10/13/283476.html2016年7月に改良モデルが登場した『アクセラ』に採用、その後、『アテンザ』、『CX-9』(日本未導入)、『ロードスターRF』と矢継ぎ早に採用車種が増えているマツダの新色「マシーングレー」。
■エンジンシステム
デミオは、クリーンディーゼルエンジンとガソリンエンジンの二つのエンジンがあり、グレードによって選ぶことが可能です。
そして、マツダの誇る、SKYAVTIV-G(ガソリン)、SKYACTIV-D(クリーンディーゼル)をそれぞれ搭載しています。
このスカイアクティブ…とはなんぞや?と思う方も多いですよね。簡単に説明をすると、マツダが開発しているエンジンの名称です。SKYAVTIV-G(ガソリン)、SKYACTIV-D(クリーンディーゼル)はそれぞれ、ガソリンの改良やディーゼルの欠点をカバーするために開発が進められたものです。
どちらのエンジンでも、スムーズなドライビングを楽しむことができます。
【マツダ デミオ 試乗】より静粛性を高めたガソリンエンジン仕様…諸星陽一 | レスポンス(Response.jp)
http://response.jp/article/2016/03/27/272310.html2014年9月に発表されたマツダの『デミオ』。ディーゼルが注目されるモデルだが、ガソリン車の実力も高い。
ベストインクラスの車内空間
インテリアの上質感も高まり、その出来映えは内外ライバル車ではベスト・イン・クラス。オーナーの満足度は高いはずだ。ずらしのキルティングがユニークなスエード調表皮を用いた“Tailored Brown”の内装コーディネーションもハイセンスでいい。
■ラゲッジスペース
デミオは、荷物の積み下ろしがしやすいワイドなリアゲート開口幅を保有しています。
さらに定員乗車時でも280L(VDA方式)の荷室容量を確保しました。
そして、スムーズに荷物が出し入れできる使いやすさを実現しています。
リアシートには、使い方に応じてスペースをアレンジできる6:4分割可倒式シートバックを採用しています。
■乗車定員・シートアレンジ
デミオには5名まで乗ることが可能です。
また、フロントシートは、ゆったり座れるサイズにしたうえで、シートバックと座面に振動吸収ウレタンなどを採用しました。
加えて体に沿ってシートがしなやかにたわんでくれる構造により、包み込まれるような心地よいフィット感を実現していますよ。
小柄な人が腰をしっかりとシートにフィットさせ、座った状態でも、快適な座り心地、そして自然なペダル操作性を体感できます。
特に旧型より+20mm右側にオフセットしたペダルレイアウトやフロントシートの出来の良さだろう。ここでは多くは触れないが、マツダ車としても初となる振動吸収ウレタンの採用や座面の前端部の形状の改善などアクセラのフレームを使いつつ、新基準となるシートを作り上げたのは見事。座った感じは身体にじわーっと馴染む感じが気持良い。食べ物で言えば「モチモチ」っとしているのである。
デミオ装備・安全性
■安全装備
マツダ・プロアクティブ・セーフティ
マツダの安全思想「MAZDA PROACTIVE SAFETY(マツダ・プロアクティブ・セーフティ)」。
これは、マツダが目指す、「ドライバーが安全に運転できる状態を最大限に確保し、事故のリスクを最小限に抑制することが、安心・安全な運転、そして走る歓びにつながる。」
という思想を形にしたものです。この安全思想に基づき、デミオにも新しい安全装備を搭載しています。
マツダは安心・安全の全方位センシングへ向けてさらに進化し続けており、「すべての環境で、全方向のすべての障害物」を認知できるクルマを目指し続けています。
これだけ守られていると思うと、安心してクルマの運転ができますね。
また、デミオが搭載している、i-ACTIVSENSE。
このシステムは、「事故を未然に防ぐ」のではなく、その一つ手前の状態である「危険を未然に防ぐ」ことを体現したサービスです。
車両からのサポートを受け、ドライバー自身の操作で危険を回避することができる、まさに「人間を最大の安全装置として機能できる」ようなクルマづくりをし、それによって
マツダならではの「走る歓び」を追求しています。
また、2つのパッシブセーフティとベーシックセーフティという二つの安全装備があります。
パッシブセーフティは、サイズはコンパクトでも機能は最高レベルの高剛性SKYACTIV-BODYによる高い安全性を実現しました。
デミオのサイズに最適化させ、小さなボディでも前面・側面・後面すべての衝突に対応することを可能にしています。
また、ベーシックセーフティでは、後続車へ急ブレーキを知らせて、二次被害を防ぐエマージェンシー・シグナル・システム(ESS)。
明るい白色光で夜間走行時の高い視認性を確保してくれる、LEDヘッドランプ等を備え安心・安全の走りを支えてくれています。
■バリエーション・価格
気になるグレードですが、デミオは多くのグレードがあります。
XDTouring、XD、13STouring L Package、13STouring、13S、13C、XD Tailored Brown、13STailored Brown、XDTouring L Package、
XD、13STouring L Packageと幅広いですよね。
加えて、2WDにするか、4WDにするか、オートマなのか、マニュアルなのか、そういったところでも価格は変わってきますので、ご自分にあった一台を見つけてください。