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小田急ロマンスカー 新型車がデビュー!ロマンスカーの歴史と最新情報

小田急ロマンスカー 新型車がデビュー!ロマンスカーの歴史と最新情報

2018年3月、小田急ロマンスカーの新型車「GSE」がデビューします。同車は、小田急ロマンスカーの古きよき伝統と現代に合わせた新機軸が盛り込まれています。こちらの記事ではロマンスカーの新型車の情報とともに、小田急ロマンスカーの最新情報や、歴史を振り返り紹介しています。


小田急ロマンスカー 新型車両の名称が「GSE」に決定。デビューは2018年3月に

2018年3月、小田急ロマンスカーの新型車量「GSE」がデビューします。

今回デビューする新型車両「GSE」は2008年デビューの60000形「MSE」以来実に10年ぶりとなる新型車。

この新型車は、従来の車両と同様、先頭車に前面展望席を残しつつ、車体全体を赤系統の「バーミリオン」で塗装した、小田急の「伝統」を重視したデザインとなっています。

愛称の「GSE」は「Graceful Super Express」の略で70000形の開発コンセプト「箱根につづく時間(とき)を優雅に走るロマンスカー」に合わせ、「Graceful」(優雅さ)という言葉を採用しています。

2018年3月は「モーニングウェイ号」とロマンスカー「専用制服」もデビュー

また、小田急は「GSE」と同時期の2018年3月に、朝の通勤ラッシュ時に運転する特急ロマンスカー『モーニングウェイ号』もデビューします。

小田急は路線の複々線化を進めており、2018年3月に実施されるダイヤ改正に伴い、朝のラッシュ時のロマンスカーの本数は大幅に増加する予定になっています。

こういった経緯から小田急は2016年12月から2017年1月の期間、朝ラッシュ時に走行するロマンスカーの愛称を一般から募集し、応募総数1万6167件の中から、
「朝の通勤に、座って快適な時間を過ごしていただけることが想起できること」
「現在夕夜間に運転している特急ロマンスカー『ホームウェイ号』と対になり、分かりやすいこと」
「応募名称数第1位で、お客さまから多くのご支持があったこと」

といった理由から『モーニングウェイ号』という名称が選ばれました。

また、2018年3月中旬のダイヤ改正にあわせ小田急ロマンスカーの専用制服の使用も開始されます。

画像左からアテンダント(車内販売員)、車掌、運転士が着用する制服となっていて、現在は、50000形(VSE)の乗務員のみが、専用の制服を着用していますが、ダイヤ改正後は全てのロマンスカーの乗務員が新しい専用制服を着用することになります。

2017年3月には「EXE」が「EXEα」に

2017年3月には小田急電鉄の特急ロマンスカー30000形のリニューアル車「EXEα」がデビューしました。

「EXE」は1996年に登場し以降約20年運行を続けてきましたが、小田急は利用者のニーズの変化に対応するために「EXE」をリニューアルすることにしました。

客室は「気品と落ち着きのある明るい室内空間」を目指し、木目調の内壁を採用、天井の照明は直接照明と間接照明を組み合わせたものに変更しました。

その他客室やデッキ部には、リアルタイムで確認できる防犯カメラを設置。さらに売店カウンターを撤去して多目的室を設置するなど様々な変化が施されています。

小田急ロマンスカーは1種類じゃない!現役の車両種類を紹介

現在運行しているロマンスカーは1種類ではないということをご存知でしょうか?ここからは、現在、現役で走行しているロマンスカーの種類を紹介していきます。

VSE(50000形)

「VSE(Vault Super Express)は、2005年3月に運転を開始した7代目の新型特急ロマンスカーです。

VSE(50000)系は室内高を、従来のロマンスカーより45cm高い2.55mとし、風景が楽しめる展望席が設置されています。

また迫力のある眺望を楽しめる連続窓の採用や、高いドーム型の天井などが設けられており、快適な乗り心地を向上させるためにさまざまな工夫が施されています。

外観はシルキーホワイトを基調としつつ、ロマンスカーの伝統色であるバーミリオン・オレンジを使った帯(バーミリオン・ストリーム)を窓下の高い位置に配置したシンプルな仕上がりになっています。

そのほかに、補助警報音や鉄道ファンにはおなじみの連結台車などロマンスカーの歴史を彩った数々のデザインが復活しています。

MSE(60000形)

「ロマンスカー・MSE(60000形)」は、東京メトロ千代田線内を利用した、初めて地下を走る座席指定特急として話題になりました。

そんなMSEは2008年3月に運行を開始し、平日は大手町方面~本厚木間を結ぶビジネス特急、休日は北千住~箱根湯本間などを結ぶ観光特急として現在も活躍しています。

車体は光沢のあるフェルメール・ブルーがベースとなっており、窓下に沿って小田急ロマンスカー伝統のカラーであるバーミリオン・オレンジの線が敷かれています。

車内は、快適で落ち着きのある空間を演出するためにLED式照明やワインレッドのカーペットを採用しています。

また、人に優しいデザインをコンセプトにしており、多目的トイレの設置や、全密閉式主電動機(モーター)を採用し騒音を低減するなど、人にもそして環境にも優しい設計になっているのも特徴です。

EXE、EXEα(30000形)

ロマンスカー・EXE(30000形)は「Excellent Express(素敵で優秀な特急列車)」を意味する6代目の新型特急ロマンスカーです。

1996年にデビューしたこちらの車両は数あるロマンスカーの中でも最も収容人数が多いことから、現在も多くの通勤・通学客に利用されています。

そして2017年3月デビューした、「ロマンスカー・EXEα(エクセアルファ)(30000形)」は、
ロマンスカー・EXEに「プラスアルファ」を加えた、EXEのリニューアル版となっています。

車体はムーンライトシルバーとディープグレイメタリックの2色をベースに、側面におなじみにのバーミリオンオレンジのラインを配置するというデザインになっています。

車内は落ち着いた空間となっており、ベージュなどの茶系色がいたるところに採用されています。

また、観光客にとっては嬉しいスーツケースなどの大きい荷物用のラゲージスペースを設置したほか、多目的トイレ等のバリアフリーの充実にも努めています。

LSE(7000形)

最後に紹介するのは1980年に登場したLSE(7000形)です。

こちらは1960年代に初の展望台つき車両として人気を博した3100形を継承したモデルとなっております。

外装は古きよきロマンスカーを思わせるオレンジをデザインとなっており、これぞロマンスカーと考える方は多いのではないでしょうか?

車内も全体的にクラシカルでシートにはモケット地を採用し、肘掛を引くと、背もたれがリクライニングし、同時に座面が前方に乗り出す仕組みとなっています。

「ロマンスカー」は戦前から存在?小田急ロマンスカーの歴史

「ロマンスカー」という名称自体は戦前から存在していたようです。
1930年台の江の島海水浴宣伝のパンフレットには「ロマンスカーは走る」「大東京のセンター新宿から」という文言が掲載されていたのに加え、車内の写真にも小田急のロマンスカーという説明がつけられていたといいます。

そして1949年頃になると、当時新宿にあった「新宿武蔵野館」と言う映画館を復旧改装するにあたり、恋人同士が楽しく映画をみられるように二人がけの座席を館内2階に設けたところ「ロマンスシート」としてマスコミにも取り上げられるようになりました。

ちょうどそのころに運行を開始した2人がけの対面座席を採用した小田急の特急車両が「ロマンスカー」と呼ばれるようになり、これが「ロマンスカー」という名の起源になったと言われています。

もっと小田急をしりたい人は世田谷代田駅に…

小田急のことをもっと深く知りたいという方は世田谷代田駅にオープンした「小田急環境ルーム」に行ってみては如何でしょうか。

こちらは小田急グループが手がける環境事業への取り組みの一部を世田谷代田駅舎内に展示し、利用者に伝えていくというものになっています。

こちらの環境ルームでは、同社社員によるガイドツアーも実施しており、環境に配慮した様々な設備や建設中の路盤を見学することができます。

興味のある方はぜひご参加ください。

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