トップへ戻る

降雪の多い地域に行く人必見!動画で学ぶスタッドレスタイヤの必要性

降雪の多い地域に行く人必見!動画で学ぶスタッドレスタイヤの必要性

JAF(一般社団法人日本自動車連盟)が、 雪道におけるノーマルタイヤやスタッドレスタイヤの走行テスト結果を動画で公開しました。年末年始、ご家族や友人と楽しいドライブのために雪道でのタイヤによる走行性能の違いをチェックしましょう。

[PR]本ページはプロモーションが含まれています
⏳この記事は約3~4分で読めます。


  • カービュー査定

雪の坂道、ノーマルタイヤでは勾配12%でさえ上れない!

JAFが、雪道におけるノーマルタイヤやスタッドレスタイヤ等の「登坂テスト」と「旋回テスト」について検証を行い、 その結果をホームページに公開しました。

「登坂テスト」については、6種類の新品タイヤで圧雪路の坂道(勾配12%及び20%)を上れるかの検証です。

テストを行ったのは下記の6種類のタイヤです。

さらに、「平坦路から発進した」場合と、「坂道の途中から発進した」場合に分けてテストを行いました。

【備考】
※車両は前輪駆動のコンパクトカー

登坂テスト(圧雪路) 検証動画

それでは、動画で各タイヤが坂道を上れるのかみてみましょう。

検証結果は下記の表の通りとなりました。

ノーマルタイヤは全てのテストにおいて、坂道を上れませんでした。

また、雪上でも使用可能なオールシーズンタイヤ、お手軽なスプレー式タイヤチェーンでは勾配12%の「平坦路からの発進」しか上ることができませんでした。

スタッドレスタイヤは勾配20%の「坂道の途中からの発進」のみできませんでしたが、それ以外で優れた結果になりました。

雪道ではスタッドレスタイヤを必ず車に装着するようにしましょう。

特にレンタカー会社では、スタッドレスタイヤがオプションになり、着用の可否に1日ほど時間がかかることがあります。
降雪地域にお出かけの際は、事前に余裕を持ってスタッドレスタイヤの着用を伝えましょう。

アイスバーン化した坂道は、スタッドレス+チェーンが必須

さらに、先ほどのテストで優れた結果を残したスタッドレスタイヤと、スタッドレスタイヤ+チェーンの2種類で氷盤路(アイスバーン)の坂道(勾配9%)を上れるかのテストを行いました。
※このテストは「平面路から発進した場合」のみテストを行っています。

登坂テスト(アイスバーン) 検証動画

結果は下記の表の通りとなりました。

圧雪路では好成績を残したスタッドレスタイヤでしたが、アイスバーンでは坂道を上りきることができませんでした。

そこで、スタッドレスタイヤ+チェーンの組み合わせではアイスバーンの坂道でも上ることができました。

アイスバーンが心配な方は、スタッドレスタイヤ+チェーンの組み合わせでアイスバーン対策を!

雪のカーブ、チェーンはグリップバランス差によるスピンに注意

JAFは4種類の新品タイヤで、圧雪路の旋回コース(半径20m)を15km/hから周回し、速度を5km/hずつ上げ、カーブに沿って曲がれるかテストを行いました。

テストを行ったのは下記の4種類のタイヤです。

【備考】
※車両は前輪駆動のコンパクトカー

※安全を考慮して、最高速度は「ノーマルタイヤ」と「ノーマルタイヤ+チェーン」が30km/h、「スタッドレスタイヤ」と「オールシーズンタイヤ」が40km/hに設定されています。

カーブテスト 検証動画

それでは、早速動画を見てみましょう

結果は下記の写真の通りとなりました。

ノーマルタイヤは、30km/hでパイロンに沿って走ることができず、コーンとは反対の方向に進んでいるのがわかります

スタッドレスタイヤは、40km/hまでコーンから離れず、安定して走ることができています。

チェーンは、30km/hで急に後輪が滑り出し、前輪を軸にスピンしています。これはチェーンをつけた前輪とチェーンをつけていない後輪のグリップバランスの差が大きいことが原因です。

カーブテストでもスタッドレスタイヤが安全であることが明らかになりました。

まとめ

これまで3種類のテストをご覧いただきましたがいかがでしょうか?
下記のことに注意して安全な雪道ドライブを心がけて頂ければ幸いです。

■雪道では...
ノーマルタイヤではなくスタッドレスタイヤやチェーンを必ず装着する

■登り坂では...
スタッドレスタイヤは、他のタイヤと比べて登坂性能は高いものの、アイスバーンは効果が薄れるので注意が必要。

■カーブでは...
チェーン装着車はグリップバランスの違いにより、カーブでスピンすることがあるので注意が必要。
日陰になっているカーブでは、アイスバーンになっている可能性があるため、十分減速してから走行する。

この季節、住んでいる地域でスタッドレスタイヤの必要が無くともウィンタースポーツなどで雪道を走る機会が増えていくと思います。

タイヤによる走行性能の違いをチェックし、くれぐれも降雪の可能性のある地域へのドライブの際はスタッドレスタイヤを装着の上ドライブするようにしましょう。

また、スタッドレスタイヤの装着等すべり止め対策をしないままの雪道や凍結した道路の走行は違反となりますので、絶対にやめましょう。

「スタッドレスタイヤ、必要…?」地域別の降雪データから考える。

https://matome.response.jp/articles/1212

冬、長距離ドライブで他都道府県に訪れる方は是非ご参照下さい。

  • カービュー査定

関連する投稿


ブリヂストン、乗用車用スタッドレスタイヤ「BLIZZAK WZ-1」を9月より発売

ブリヂストン、乗用車用スタッドレスタイヤ「BLIZZAK WZ-1」を9月より発売

株式会社ブリヂストンは、乗用車用プレミアムスタッドレスタイヤ「BLIZZAK WZ-1(ブリザック ダブルゼットワン)」を2025年9月より発売することを発表しました。「BLIZZAK WZ-1」は、「新たなプレミアム」と位置付ける商品設計基盤技術「ENLITEN」を乗用車用スタッドレスタイヤで初めて搭載し、高いICEコントロール性に加え、あらゆる路面で高いパフォーマンスを実現、サステナビリティへも貢献することで「ブリザック」の性能を新たなステージへ引き上げるとのことです。


ブリヂストン タイヤオンラインストア徹底解説|購入前に知るべき強み・弱み

ブリヂストン タイヤオンラインストア徹底解説|購入前に知るべき強み・弱み

ブリヂストン タイヤオンラインストアは、国内大手タイヤメーカー「ブリヂストン」が運営する公式通販サイトです。本記事では、公式ストアならではの強み・弱みや、他ECサイトとの違い、購入の流れ、評判・口コミをもとにサービス内容をわかりやすく解説。タイヤ交換までの具体的な手順や利用者のリアルな声を交えて、購入検討に役立つ情報を網羅しました。安心してタイヤ選びを進めたい方、ネット購入を初めて検討する方にオススメの内容です。


スタッドレスタイヤから夏タイヤへの交換時期は?交換後の正しい保管方法も紹介

スタッドレスタイヤから夏タイヤへの交換時期は?交換後の正しい保管方法も紹介

冬の厳しい寒さが終わり、暖かくなってくると「そろそろ夏タイヤに交換しよう」と考える方も多いでしょう。しかし、スタッドレスタイヤから夏タイヤへの交換時期は意外と難しく、いつ交換すべきか迷うこともあります。交換が早すぎると、春先の寒波や朝晩の冷え込みによる凍結に対応できなくなり、交換が遅すぎると燃費の悪化やタイヤの摩耗が進んでしまうリスクがあります。そのため、適切なタイミングで交換することが重要です。この記事では、スタッドレスタイヤを履き続けるデメリット、夏タイヤへの交換時期、交換費用、保管方法、そして交換時にチェックすべきポイントについて詳しく解説します。


タイヤ購入時に覚えておきたいトレッドパターンの種類と特徴

タイヤ購入時に覚えておきたいトレッドパターンの種類と特徴

タイヤの交換を検討する際、多くの人は価格やブランド、耐久性に注目しますが、「トレッドパターン」について意識する人は意外と少ないかもしれません。しかし、トレッドパターンはタイヤの性能に大きな影響を与える重要な要素です。これを理解し、自分の車に適したものを選ぶことで、走行性能や安全性、さらには燃費まで大きく変わります。この記事では、タイヤの購入検討をされている方に向けてトレッドパターンの基本的な概念から、具体的な役割、摩耗による影響、さらには代表的な種類と特徴について詳しく解説します。


タイヤメーカーのおすすめは?日本・海外タイヤメーカーの特徴やランキングを紹介

タイヤメーカーのおすすめは?日本・海外タイヤメーカーの特徴やランキングを紹介

自動車のタイヤは、安全性や燃費、乗り心地に大きく影響する重要なパーツです。しかし、タイヤメーカーは世界中に数多く存在し、それぞれ特徴や強みが異なるため、どのメーカーを選べばよいのか迷う方も多いでしょう。本記事では、国内外の主要タイヤメーカーの特徴や取り扱いブランドなどを詳しく紹介。さらに、世界のタイヤメーカーランキングやタイヤ選びで押さえておきたいポイントについても触れ、タイヤメーカーを比較するための手助けとなる情報を提供します。


最新の投稿


三菱 新型「デリカミニ」発表!わずか2年で"全面刷新"を実施

三菱 新型「デリカミニ」発表!わずか2年で"全面刷新"を実施

2025年8月22日、三菱は、2年ぶりの全面刷新を遂げ2代目となった新型軽スーパーハイトワゴン「デリカミニ」を初公開しました。同日から全国の系列販売会社を通じて予約受け付けを開始しており、実際の発売は2025年秋となる予定です。


三菱 新型「ekスペース」初公開! 四角いデザインに心機一転のスーパーハイトワゴン

三菱 新型「ekスペース」初公開! 四角いデザインに心機一転のスーパーハイトワゴン

2025年8月22日、三菱は、5年ぶりの全面刷新を遂げ3代目となった新型軽スーパーハイトワゴン「ekスペース」を発表しました。同日から全国の系列販売会社を通じて予約受注を開始、実際の発売は2025年秋となる予定です。


ソニー損保、2025年全国カーライフ実態調査結果を公開

ソニー損保、2025年全国カーライフ実態調査結果を公開

ソニー損害保険株式会社は、自家用車を所有し、月に1回以上車を運転する18歳~59歳の男女に対し、「全国カーライフ実態調査」をインターネットリサーチで実施し、結果を公開しました。


待たないレンタカー「Uqey(ユーキー)」徹底解説|特徴・料金・使い方まで

待たないレンタカー「Uqey(ユーキー)」徹底解説|特徴・料金・使い方まで

レンタカーを借りるとき、「店舗での手続きや待ち時間が面倒」と感じたことはありませんか?そんな悩みを解消するのが、待たないレンタカー「Uqey(ユーキー)」です。予約から乗車、返却・精算までのすべてをスマホひとつで完結でき、店頭受付なしでスムーズに出発できます。さらに入会金・月会費は0円で、24時間いつでも利用可能(一部ステーション除く)。現在は福岡や沖縄を中心に14都道府県で展開中(2025年8月時点)。この記事では、待たないレンタカー「Uqey(ユーキー)」の特徴や利用方法、メリット・デメリットまで徹底解説します。


ルノー新型「カングー」発表!人気のコンパクトMPVが進化

ルノー新型「カングー」発表!人気のコンパクトMPVが進化

2025年7月24日、ルノー・ジャポンは、小型MPV「カングー」の新たなマイナーチェンジモデルを発表。同日全国のルノー正規販売店で販売開始しています。