N-BOXスラッシュ概要・走行性能
■N-BOXスラッシュの気になる特徴!
全長・全幅に制限ある軽自動車がより広い室内空間、荷室空間を得たいと思うなら、全高を高めるしかないですよね(もちろん、パッケージの工夫はありますが)。そしてそれがハイトワゴン系や、モアスペース系のトレンドとなっています。
そんな中、ホンダはそういった流れに逆行したかのような、モアスペース系の『N-BOX』のルーフを切り取って、全高を110mmも低めた、リヤヒンジドアのチョップトップモデルを作りました。
もともとが広大な室内空間、クラス最大級の後席居住空間を持つN-BOXに新たなる価値を注ぎ込んだ期待作これが、『N-BOXスラッシュ』なんです。
■デザイン・ボディーカラー
N-BOXスラッシュは、個性豊かな6つのインテリアデザインを用意しています。
一つ目はダイナースタイル。このスタイルは、アグレッシブで大胆な、アメリカンダイナースタイルです。
その次はトレッキングスタイル。これは文字通り他にも冒険心を刺激するアウトドアスタイルです。
他にも開放感があふれるグライドスタイル、シックなセッションスタイル、シンプルなブライトロッドスタイル、都会的なストリートロッドスタイルなどがあります。
開発のきっかけは、担当デザイナーが描いた、『N-BOX』のルーフを削り低くしたスケッチ。何気なくホワイトボードに貼られたそのスケッチが開発者の興味を引き、実物大のモックアップも完成させた。その後、役員の眼にも止まり、量産されることになったという。
N-BOXスラッシュのテーマは“型破りの軽”。性能や機能性、使い勝手のよさも残しながら“感性に訴える”ことを軸に開発。エクステリア、インテリア、カラーをトータルで捉え、ひとつの世界観と捉えるデザインを目指した。インテリアは“オーディオルーム”をコンセプトに、8.1ch(8スピーカー+1サブウーファー)のサウンドシステムを装備。開発者の自由と遊び心を1台に詰め込んだ。
■エンジンシステム・燃費
気になるエンジン回り、燃費ですが、N-BOXスラッシュは、低燃費かつ爽快な走りを実現しました。
優れた燃費性能で、自然吸気のエンジンは24.8km/L~25.8km/Lの燃費。ターボ車は24.0km/L~21.8km/Lという低燃費です。
また、N-BOXスラッシュにはECONスイッチ(ECONモード)を搭載。このモードでは、エンジンやエアコンといった車の全体の動きに対して燃費を優先し、自動で制御してくれる、これがECONモードなんです。
N-BOXスラッシュ車内空間・収納
■シートアレンジ
なぜ、こんなにも車内空間が広く感じるのか。その秘密は、「センタータンクレイアウト」というホンダのもつ特許技術にありました。
このセンタータンクレイアウトは、通常は後席の下にある燃料タンクを、前席の下に収納することによって、使える空間が大幅に拡大したという技術のこと。なので、広さはもちろんのことお、多彩なシートアレンジも可能にしています。
また、この技術によって、後席のスペースが広くなりました。さらにリクライニング機構やスライド機構を採用することでより広い空間になります。
シートの倒し方次第で、26インチの自転車や、200cm程度のサーフボードなども収納可能です。
これまで『N-BOX』になかった(現在は設定あり)、後席6:4分割スライド機構は、さまざまなシートアレンジを可能にしてくれる。例えば前席に乗員2人が乗車し、小型犬1頭の場合は小型犬が座った後席左側を前にスライドさせることで、飼い主と犬の距離が縮まり、より安心してドライブを楽しむことができるからだ。
シートに犬を直接乗せる場合は前後席のヘッドレストで固定するハンモック状のペットシートマットSサイズ(1万7280円)がぴったり。前部に肉球デザインのメッシュ窓があり、エアコンの風が届きやすく、前席の飼い主とアイコンタクトできるから快適・安心。ファスナーを開けば、足元にたらして後席6:4分割でファスナーを開くこともできるため(裏面が使える)、大型犬の乗降、汚れていない面に人が座ることも可能だからうれしい。
N-BOXスラッシュ装備・安全性
■運転支援
サイドビューサポートミラー(内側)「ピタ駐ミラー」と呼ばれる
駐車が苦手な方のためにも、見づらい所を見やすく。という思いのもと、搭載された死角を減らす「ピタ駐ミラー」が搭載されています。
このミラーがあれば、運転席に座った状態で左側の後輪、前輪が確認でき、幅寄せや縦列駐車の際に役立ちます。死角になりやすい、左側のタイヤや、バックするときに見えづらい後方部の視野などが確認できます。
■安全装備
N-BOXスラッシュは、安全面でも優れています。
N-BOXスラッシュのボディは、衝突実験を繰り返して完成させたボディです。
衝突時の衝撃を制御してくれるホンダ独自の衝突安全技術である「G-CON」を搭載。
これで、他の相手の車両、歩行者に与えるダメージを軽減してくれるんです。
「あんしんパッケージ」としてメーカーオプションについているシティブレ―キアクティブシステムは、前方に障害物があったり、前方車両と衝突しそうになった際の回避、軽減を自動ブレーキにてサポートしてくれます。
「あんしんパッケージ」は、このシティブレーキシステムの他に、「前席用i-サイドエアバッグシステム」「サイドカーテンエアバッグシステム」がセットになっています。
■バリエーション・価格
気になる、N-BOXスラッシュのグレードはXとGの2つ。
Gは、スタンダードなモデル。FFは1,320,000円で、4WDが1,450,000円です。
カラーバリエーションは3色になっています。
G・Lパッケージは、便利な装備が充実したオススメのモデルです。
FFが、1,360,000円、4WDが1,490,000円。ピンクやサーフブルーなどカラフルな色も用意されています。
他にも、Gには、G・Lインテリアカラーパッケージや、G・ターボLパッケージ、G・ターボインテリアカラーパッケージなどがあります。
そして、Xは、X、X・ターボパッケージ、の2種類です。
Xは、FFが1,600,000円、4WDが1,730,000円となっています。
そして、X・ターボパッケージはFFが1,710,000円、4WDが1,840,000円となっています。
■N-BOX スラッシュ、実際に乗ってみた感想は?
それでは、気になるN-BOXスラッシュの走りっぷりはどうなのでしょうか。
レスポンスの試乗記を調べてみました。
実際の走りは…。カッコ良すぎるエクステリア&インテリアに負けない資質、アメリカンな気分にひたれる!? 心地よさの持ち主だったそうです。
走りだせば、まずは軽やかかつ静かでスムーズな出足~中間加速が印象的。多くのNAエンジンの軽自動車の場合、発進時に3気筒特有のノイズ、バイブレーションが発生しがちだが、そのあたりは見事に封じ込まれ、とにかくスイスイ軽やかに、静かに走るイメージ。
乗り心地も文句なしで、段差の乗り越えをタンタンといなし、荒れた路面でも不快な突き上げ感は皆無に近いとのこと。それこそ下手な1.5リットル級のコンパクトカーやハイブリッドカーよりグッドな快適感とのことです。
スラッシュは、N-BOXに対してルーフ高を100mm低め、チョップトップモデルお約束の10mmのローダウンを施したことで重心がどーんと(40mm)下がった結果、足回りを固めずに済むから乗り心地が向上するのは当然とも言えますが、さらにリヤダンパーを大径化するなどして、軽自動車最上級と言える夢のように上質で快適な乗り味を実現したと言えます。
大人気のNシリーズ。悩んでいるなら、N-BOXスラッシュはどうでしょうか。
そんなN-BOXスラッシュの走りっぷりは、カッコ良すぎるエクステリア&インテリアに負けない資質、アメリカンな気分にひたれる!? 心地よさの持ち主だった。
走りだせば、まずは軽やかかつ静かでスムーズな出足~中間加速が印象的。多くのNAエンジンの軽自動車の場合、発進時に3気筒特有のノイズ、バイブレーションが発生しがちだが、そのあたりは見事に封じ込まれ、とにかくスイスイ軽やかに、静かに走るイメージだ。
乗り心地も文句なしである。段差の乗り越えをタンタンといなし、荒れた路面でも不快な突き上げ感は皆無に近い。それこそ下手な1.5リットル級のコンパクトカーやハイブリッドカーよりグッドな快適感の持ち主なのである。
そう、N-BOXに対してルーフ高を100mm低め、チョップトップモデルお約束の10mmのローダウンを施したことで重心がどーんと(40mm)下がった結果、足回りを固めずに済むから乗り心地が向上するのは当然とも言えるが、さらにリヤダンパーを大径化するなどして、軽自動車最上級と言える夢のように上質で快適な乗り味を実現したわけだ。