【英・マクラーレン 675LT】世界500台限定のスーパーカー!
イギリスからはマクラーレン「675LT」のピックアップです。675LTは、2015年のジュネーブ・ショーで正式発表されたモデルです。675LTはわずかに500台のみ生産の限定車で、その全てがソールドアウトしているスーパーカーです。
マクラーレン675LT 価格は4353万4000円。
675LTは、マクラーレン650Sをベースにし開発されたサーキット向けに改良された高性能モデルです。チューンアップされた3.8リットルV8ツインターボエンジンは最大出力675ps、最大トルク71.4kgmを発生させます。
マクラーレン650S 車名の名前はエンジンパワーに由来。最大出力650馬力。SはスポーツのS
675LTの"LT"とは、1995年にルマン24時間レースで優勝し、その後、1996年、1997年に参戦した「F1 GTR ロングテール」に由来していて、レーシングトラックでのエアロダイナミクスを追求した結果、リアセクションを延長したことからこう名付けられたようです。
車両重量は、シャシー、ボディ構造に加えて、各所のボディパネルへカーボンファイバーを積極的に採用することで、650Sの1330kgに対して約100kgの軽量化を達成し、1230kg。
スタートから100km/hまでの到達時間は2.9秒、200km/hまでは7.9秒、最高速度は330km/hになります。
【伊・フェラーリ 458 スペチアーレ】458イタリアの頂点!
イタリアからは、フェラーリ「458スペチアーレ」のピックアップ。458スペチアーレは、2013年9月にフランクフルトモーターショーで初公開されたモデルとなっています。
フェラーリ・458スペチアーレ 価格は3290万円。
458スペチアーレは、「458イタリア」の軽量高性能モデルとなっています。ミッドシップに積まれる直噴4.5リットルV型8気筒ガソリンエンジンには、燃焼効率のアップや、ピストンのジオメトリー変更による圧縮比の向上、吸排気系の見直しなどを実施。
最大出力は605ps/9000rpmへ、35ps引き上げられた。最大トルクは55.1kgm/6000rpmと据え置き。
2010年に日本初公開となった、フェラーリ 458イタリア 価格は2830万円。
また、458スペチアーレは458イタリアに対して、軽量化を推進していて、カーボンファイバー製バケットシートを採用するなどで、車両重量は1290kgに。パワーウェイトレシオは2.13kg/ps。さらに、アクティブエアロシステムなどにより、空力性能も向上しています。7速デュアルクラッチ「F1」トランスミッションは、専用チューンで変速時間を短縮。
これによりパフォーマンスは、0-100km/h加速が3.0秒、0-200km/h加速は9.1秒で、最高速度325km/hまで走り抜けます。
【米・フォードGT】競争率14倍の限定スーパーカー!
アメリカからは、フォードモーターの500台限定生産のスーパーカー「フォードGT」のピックアップです。フォードGTは2015年1月、デトロイトモーターショー2015で初公開され、時代の要請に応え、環境性能に配慮したスーパーカーとなっています。先代が2006年に生産を終了して以来、9年ぶりの復活。
新型スーパーカーのフォード「GT」
新型フォードGTは、2年間で500台の限定生産車になることも発表。最初の受注は2016年5月12日に締め切られ、初年250台、2年目250台を生産するとしています。2016年12月に生産開始となっており同年のクリスマス前に最初のユーザーに引き渡されたようです。
パワートレインは、フォード自慢の環境エンジン、「エコブースト」。ミッドシップには、新開発の3.5リットルV型6気筒ガソリンエンジンを、2個のターボで過給したユニットが収まる。トランスミッションは7速デュアルクラッチで、トランスアクスルレイアウトを採用。
最大出力は647hp、最大トルクは76kgmに確定し、最高速は、347.6km/h。フォードの量産車としては最速となっています。
サーキット ラップタイムで比較!
フォードは、新型フォードGTをカナダのサーキットに持ち込み、ラップタイムを計測しました。比較車両として用意されたのが、マクラーレン「675LT」とフェラーリ「458スペチアーレ」。
結果は、新型フォードGTのラップタイム、2分09秒8。マクラーレン675LTの2分10秒8、フェラーリ458スペチアーレの2分12秒9を上回る結果となりました。
フォードモーターの高性能車開発担当、Dave Pericak氏は、「サーキットと公道の両方において、パフォーマンスは大変満足できるもの」と、自信を示している。