黄砂に花粉や鉄粉...どう洗えばいい?
本記事ではイオンデポジットやウォータースポット、鉄粉など、車を運転していたら避けることができない汚れを種類別にし、定義や対処方法、そして洗車グッズをご紹介します。
黄砂がボディについた車の洗車方法
■黄砂とは
「黄砂」とは中国のゴビ砂漠を中心とした砂漠から飛来する黄色い砂のことです。九州や日本海側を中心とした地域に降り、風向きによっては関東地方まで飛来し、車を汚します。
黄砂が与える車へのダメージ
・黄砂は石英や長石などのガラス質を含んでおり、擦ると車のボディを傷つける原因になります。
・雨が降ると黄砂が固まり、そのまま放置するとボディのシミの原因になります。
黄砂の見分け方は?
黄砂の大きさは、花粉よりも小さい4マイクロメートルほどで、色は黄色く、さわるとザラッとしているのが特徴です。黄砂が飛来する2月〜5月に屋外駐車をしている場合にボディに付着していることが多いです。
■黄砂がついた場合の洗車方法
黄砂がボディに付いた場合の洗車のポイントは、「擦らない」ということです。
黄砂には石英や長石と呼ばれるガラス質が含まれています。洗車のときに擦ると、ガラス質がボディに細かい傷をつけてしまいます。まずは、たっぷりの水で黄砂を洗いながすことが大事です。このときに、ワイパーや窓などゴム部分に黄砂がたまりやすくなるため注意して下さい。
《洗車機を利用する場合》
洗車機(洗車マシン)を利用する場合は、事前にホースや洗浄機で黄砂を洗い流しましょう。事前に洗い流すことで、黄砂がボディに傷をつけることを防げます。
《手洗いをする場合》
1. ホースや高圧洗浄機をつかって黄砂を洗い流します。
2.カーシャンプーの泡で洗うように優しく洗い流します。
3.ボディが乾かないうちに柔らかいマイクロファイバーなどの布で拭き取ります。
■おすすめ洗車グッズ
洗車をする際には家庭用の中性洗剤でも代用可能ですが、泡立ちと泡切れのいいカーシャンプーがおすすめです。カーシャンプーにはコンパウンド(研磨剤)の有無によって種類が違いますが、できるだけこすりたくない場合はノーコンパウンドのシャンプーを選びましょう。シュアラスターの洗車シャンプーはAmazonのカーシャンプーカテゴリで1位(2018/04/09)の人気商品です。
シュアラスターのウォッシングスポンジは、Amazonの洗車用スポンジカテゴリで1位(2018/04/09現在)を獲得している人気商品です。片面は波型のウレタン性で柔らかいスポンジ、片面は発泡ゴム製で鳥のフンなどの頑固な汚れも取れるようになっています。
拭き上げの際には柔らかく吸水性のある布を使用するのがおすすめです。シュアラスターの水滴拭き取りクロスはAmazonの洗車用クロスカテゴリ(2018/04/09現在)で1位を獲得している人気商品です。
洗車に使うバケツは使いやすければなんでもいいのですが、イノマタ化学のかしこいバケツはホースが取り付けられたり、耐荷重が100kgあり洗車中のイスとしても使えるなど、かゆいところに手が届く点が魅力的です。
花粉がボディについた車の洗車方法
■花粉とは
花粉は毎年2月〜5月頃にスギやヒノキから飛散し、車を汚します。中でも目立つのがスギ花粉による汚れです。
花粉が与える車へのダメージ
・雨などで水分を含むと、タンパク質の一種であるペクチンが溶け出し、その後乾燥することで塗装を侵食します。
・乾燥すると塗装表面に歪みを発生させます。
花粉の見分け方は?
花粉は黄砂と同じく黄色ですが、さわると粘着性があるのが特徴です。
■花粉がボディについた車の洗車方法
花粉がボディについた車の洗車のポイントは「お湯で落とす」ということです。
花粉にはペクチンというタンパク質が含まれますが、タンパク質は熱に弱い性質をもっています。沸騰して少し冷めた70℃程のお湯をかけることで花粉を落とすことができます。しつこい花粉のシミには、お湯を染み込ませたタオルをあてるのが有効です。
鉄粉がボディについた場合の洗車方法
■鉄粉とは
「鉄粉(てっぷん)」とは、その名前の通り鉄の粉のことです。車がブレーキをかけた際に発生するブレーキダストや、電車の線路と車輪の摩擦で発生する鉄粉、などがあります。高速道路や電車の路線の近く、高架下などを走ったり駐車することで付着します。付着しやすい場所としては、タイヤの回りやボンネットなどが挙げられます。
鉄粉の見分け方は?
鉄粉は車のボディやボンネット、タイヤの周囲に付着しやすく黒くザラッとしているのが特徴です。
鉄粉が与える車へのダメージ
・大気中の酸素と水に反応して酸化することで塗装が錆びる原因になります。
■鉄粉がボディについた車の洗車方法
鉄粉がついた場合の洗車のポイントは「専用のクリーナーや鉄粉除去粘土」を使用することです。
鉄粉は、空気中の酸素や水と反応し刺さったように塗装に張り付いています。鉄粉はスプレータイプの鉄粉除去クリーナーで洗うことでほとんどがとれますが、酸化が進んだ鉄粉は鉄粉除去粘土を使用しましょう。
また、鉄粉は機械洗車や水洗いをしても取れないことがほとんどですので、ボディに洗車後も残る黒いざらつきを感じたら専用のクリーナーで対処しましょう。
《鉄粉除去クリーナー》
1. ホースや高圧洗浄機をつかってホコリなどを洗い流します。
2.濡れた状態で鉄粉除去クリーナーをかけ、数分放置します。
3. 再度ホースや高圧洗浄機を使って鉄粉を洗い流します。
3.ボディが乾かないうちに柔らかいマイクロファイバーなどの布で拭き取ります。
■おすすめ洗車グッズ
シュアラスターのネンドクリーナーソフトは、コンパウンドが入っていない粘土です。鉄粉に対して水を流しながら滑らせるように使うことで鉄粉が除去できます。
PITWORKの強力鉄粉除去クリーナーはスプレータイプの商品です。Amazonの車用ボディクリーナーカテゴリで6位(鉄粉除去としては2位)の人気商品です。コーティングをしている方は必ず目立たない部分でチェックをしてからご使用下さい。
まとめ
いかがでしたか?本記事では黄砂や花粉、鉄粉の洗車方法とおすすめ洗車グッズをご紹介しました。汚れで違う洗車方法を理解して、車のボディに優しい洗車に役立てば幸いです。