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世界初⁉量産型燃料電池車「MIRAIのすべて」

世界初⁉量産型燃料電池車「MIRAIのすべて」

欧米の自動車メーカーが血眼で開発するも、実現しなかった燃料電池車(FCV)。量産型として世界初のセダン型燃料電池自動車トヨタMIRAIは、乗用する立場から見たらどんなクルマなのでしょうか?燃費から価格までいろいろ視点からMIRAIにせまる!


ミライ、快適性能・車内空間。

概要・特徴

MIRAIの「地球にやさしい」ということと、「セダンである」ということの組み合わせは画期的なものです。

この燃料電池自動車はどのように地球にやさしいのでしょうか。

MIRAIには、自社開発のトヨタFCスタック・高圧水素タンクなどで構成する燃料電池技術とプリウスなどに使われているハイブリッド技術を融合したトヨタフューエルセルシステムという最新の技術が搭載されています。

水素ステーションとMIRAI

水素で走るMIRAIは使い勝手も良好で、充電に時間のかかる一般的な電気自動車とは異なり、水素充填時間は約3分で、一回の充填での走行距離は約650km(JC08モード)となっています。

デザイン・ボディーカラー

ボンネットは丸、フロントフェンダーは四角、フロントバンパー左右のインテークは三角というおでんのようなデザインですが、破綻無くまとまり、端正な雰囲気を漂わせています。

トヨタ自動車デザイン本部トヨタデザイン部グループ長の西友康さんによると、丸、三角、四角のつなぎ方などに高級車同様の手間をかけて、革新的な新型車でありながら違和感のなさを心がけたとのことです。

カラーはブルー、ホワイト、シルバー、ブラック、ダークレッド、ダークブルーの新鮮なメタリック系6色で、要所要所に使われた黒とのコントラストにより、引き締まった外観になっています。

静粛性そしてシートの安定感

MIRAIはエンジンレスのため無音に近い静粛性を得ています。静かでありながら、「FUN TO DRIVE,AGAIN.」のコンセプトに反しないパワフルでスムーズな加速が可能です。

MIRAIの車内、そしてシート。

シートは、落ち着いた色合いの3色から選べます。

運転席・助手席は、前後スライド、リクライニング、シート上下、座面前端上下の調整を電動で、さらにランバーサポートの無段階調整もスイッチ一つでできます。

他の調整機構との併用で、運転者個々の体格に最適なドライビングポジションが得られます。

センターにはカップホルダー付のアームレストがあり、シートヒーターのコントロールも備わり、セダンとしての快適さもしっかり確保されています。

公用車としてのMIRAI

地球にやさしいセダンとしてMIRAIにはプレミアムカーとしての訴求力があります。
燃料電池による電気自動車としての技術的な優位性は社会に環境の重要さのアピールをするのに打ってつけです。

このため、福岡県や千葉県、埼玉県、神戸市といった地方自治体では、公用車として採用されています。

成城学園では、自然教育への活用のため、学園公用車としてMIRAIを導入しました。
成城学園に通う学生、児童、園児という年齢層が最先端環境技術に触れる機会を得られるということになります。

最先端の環境技術を盛り込んだプレミアムエコカーとしてMIRAIは一歩抜きん出たクルマと言えます。

ミライ、燃費・走行性能。

水素・酸素で発電するMIRAI

MIRAIを動かすトヨタフューエルセルシステムは、FCスタックという燃料電池にタンクに詰めた水素を送り、空気中の酸素と反応させて電気を作りながら走行します。

要は、車の中にプチ発電所があり自前の電気でモーターを回転させてスイスイ走らせ、排出するのは水だけという究極のクリーンエネルギーカーなのです。もちろんCO2排出ゼロ。

排気ガスのかわりに綺麗な水が出てくるだけなので、環境への悪影響がゼロに加えて、走る音も静寂そのものという驚異的な仕上がりになっています。

燃料電池スタック

MIRAIの加速音、、、??

JC08数値で約650km走行可能とされているので、実際に公道を走っても500kmは走れるでしょう。小旅行などのロングドライブもOKです。

MIRAIは減速時のエネルギー回生が目的として、2次バッテリーを使うハイブリッドシステムを用いています。

加速時はタンク内の水素をFCスタックに大量に送りこむさいに発する、水素が流れる音がします。水素の音ってどんな音だろうと思いませんか?聞いてみたくなったら試乗を申し込んでみましょう。減速音も静かで、走行時の車内の静寂性に関しては、プリウスなどのハイブリッド車に似ている感覚です。

パワードライブには不向きというわけでもなく、加速のレスポンスも良いのでクラウン級のセダン並と想像して貰えば良いかもしれません。

MIRAIに乗ってみた!

MIRAIの走りはエコモードでもサクサク快適なようです。
パワートレインが燃料電池なので当然かもしれませんが、アクセルを踏んだ際のレスポンスが早く、3.5リットルV6エンジンに匹敵するトルクが一瞬で出せると聞きました。

また、FCスタックや水素タンクが底面に配置されているため、走行に安定感がでます。女性や年配の人にも扱いやすいと評判のニュートラルな操縦性は、安定感も理由のひとつなのでしょう。

小耳に挟んだ話で興味深かったのは、ミライと犬の話題です。ミライには大型犬を乗せるスペースがないようです。

そういえば、リアシートの足元は狭めで、シート中央部分にはコンソールが固定されています。確かに大きな犬が座る場所は見あたりません。ゴールデンレトリバーなどを飼っている愛犬家は残念に思うかもしれません。

ミライ、装備・安全性。

予防安全の性能

MIRAIには起こりうる事態を始めから予測するし、安全性を高める4つの技術が搭載されています。

レーンディパーチャーアラートは車線からはみ出した時の事故を未然に防ぐために開発された技術です。道路の車線を認識し、ウィンカー操作を行わずに車線を変えようとした場合には注意を喚起します。

プリクラッシュセーフティシステムは衝突事故を防ぐためにブレーキ制御で衝突を回避します。

ブラインドスポットモニターは運転者の死角に隣車線の車両が入るとLEDインジケーターを点灯させて注意を促す技術です。

ドライブスタートコントロールはシフト操作をしたときの急発進・急加速を制御する技術です。

衝突回避の性能

衝突時の安全に考慮しているMIRAIには8つのSRSエアバッグが搭載されています。
運転席と助手席だけではなく、側面からの衝突時にも対応できるようになっています。

また、衝撃吸収ボディと高強度キャビンからなる衝突安全ボディは全方位コンパティビリティボディ構造になっているので、様々な状況において最善の安全性を確保しています。

さらに衝撃吸収緩和構造の歩行者傷害軽減ボディを採用していて、歩行者の安全に配慮しています。

この他に滑りやすい路面での走行安定性を確保するS-VSCも採用されています。

標準装備

MIRAIは水素で電力を作り出しているので、電源として活用することができます。
家庭用のコンセントと同じコンセントである100V/1500Wコンセント×2が搭載されていますので、パソコンなどの電化製品を車両の中で使うことができます。

また、MIRAIをDCコンセントとすることで、大容量の電力を供給することもできます。ただし、これには直流を交流に変える給電器が必要です。

給電気があれば災害時にも役立つ機能となります。
MIRAIから住宅の家電製品へ電力を送ることで住宅の電力不足が解消できるのです。

バリエーションそして気になる価格は一体⁉

MIRAIは4人乗りの1グレードのみで、価格は7,236,000円です。

世界初の量産型の燃料電池自動車と考えれば高くはない値段設定です。
北海道地区では少し値段が上がります。

また、エコカー減税、自動車グリーン税制、クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金などを使えば、最大で2,252,900円のお得になります。

補助金を最大限に利用したとして補助金を使えばクラウンレベルと言われているのは間違いではありません。補助金などを使えば、クラウンを買ったつもりでMIRAIを買うことができるのです。

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