カーナビ選びのポイント
カーナビを選ぶ際には、設置タイプを事前に確認しておくことが重要です。カーナビの設置タイプには3種類ありますので、自分の車にマッチする形状はどのようなものか、またどのような使い方をしたいのかに合わせて選んでいきましょう。
■車内の状況によって設置タイプを選ぶ
【2DINタイプ(一体型)】配線露出が無く、すっきりとした印象の取り付けが実現
2DINタイプは、一体型と呼ばれているタイプの製品で、特徴はその大画面です。使用感も、車内への収まりも良いですし、配線が露出しないのですっきりとした見た目になります。
ただ、装着はカーオーディオスペースになるので、車種によってではありますが、座席からの目線よりも、かなり下の方に設置せざるを得ない事もあるので、購入前に画面がどう見えるのかを確認しておくことが大切です。
【ポータブルタイプ】取り外し可能で、価格も手ごろなお手軽タイプ
ポータブルタイプは、必要に応じて取り外しが可能で、通常ダッシュボードの上に設置して使用します。車に乗らない期間が長い場面などは、取り外せるという部分で防犯の面でも安心です。
ただ、カーナビの基本機能は搭載されていますが、価格もリーズナブルなものが多く、機能面に拘りのある方には物足りないかもしれません。
【インダッシュタイプ】2DINタイプが設置不可の車にぴったり
画面が1DINサイズに内蔵されていて、使用時に画面がせり出してくる形す。モニター画面のみを使用する場所に置いて、データを格納している本体部分はシートの下などの場所に設置出来るというところから、比較的すっきりとした印象を持ちます。ですので、2DINタイプが取り付けられない車種にはぴったりです。
ただ、画面がせり出すので、エアコンの吹き出し口などの車内設備に影響する事もあるため注意してください。
■記録媒体を選ぶ
【フラッシュメモリ】シンプルな性能のハイコストパフォーマンスモデル
フラッシュメモリは、カーナビの本体に内蔵されている「半導体メモリ」にデータを保存するものです。ストレージ容量はあまり多くないので、動画や音楽などといった様々なコンテンツを楽しみたいという方にはあまりマッチしません。ただ、カーナビ本体の価格が安く、耐久性はあるのでコストパフォーマンスを重視する方におすすめなタイプです。
【メモリータイプ】安価で安定の導入実績
メモリータイプは、現状ほとんどのカーナビに採用されていて、低価格帯のモデルに使用されることが多くあります。以前主流となっていたHDDタイプよりも衝撃性能やメモリ容量の大きさが評価され、メモリータイプが主流になってきました。処理能力などに多くを求めないのならば、メモリータイプがマッチしてきます。
【SSDタイプ】高速起動と高速データ処理が可能なハイパフォーマンスタイプ
近年でシェアを伸ばし始めているのが、SSDです。パソコンなどにも採用されている記録媒体で高速処理に向いていますし、起動にかかる時間が短いので、ストレスを感じることなく操作したい方にはぴったりです。ただ、メモリータイプ搭載のカーナビと比べると少し価格帯が上がってきます。
■ディスプレイタイプ
ディスプレイのタイプも重要な要素です。カーナビの見やすさや使用感を大きく左右するポイントになるので、自分に合ったタイプを選びましょう。
【5インチ】最小サイズでコンパクトな使用感
5インチは最も小さな画面サイズで、そのコンパクトさ故に狭い車内でも邪魔にならず使えます。また、低価格なモデルが多く、コストパフォーマンスにも優れているので、価格重視でカーナビを選びたい方にはおすすめです。ただ、どうしても、文字の小ささなどは気になるので、その点は要検討です。
【7インチ】主流タイプ
7インチは製品バリエーションが多く、現在主流のサイズ感です。カーナビの機能やデザインにこだわりたい方であっても満足いくものが見つかります。DIN規格を採用しているほとんどの車のダッシュボードに無理なくすっぽりと収まるので、スッキリと車内を見せたいという方にもおすすめです。
また、7インチディスプレイには、「標準サイズ」と、横幅が20cmの「ワイドサイズ」の2種類があるので、選ぶ際には事前にダッシュボードの大きさを確認しておく必要があります。
【9インチ以上】ハイグレードモデル
9インチ以上になると、ハイグレードモデルが採用する画面サイズになります。やはりディスプレイが大きいので、文字やボタンが大きいのが特徴。カーナビの使いやすさを重視する方にはぴったりです。DVDや音楽などの楽しむ際にも納得の機能と装備があります。
■更新費用
カーナビは、発売から時間が経つと、どうしても道路や建物などのデータが古くなってしまいます。地図が古い状態でも利用はもちろん可能ですが、迂回ルートを案内されてしまったり、最新の施設が表示されないケースなど、運転時に少し困ってしまうことがあります。
無料プランも存在
その際のカーナビの「地図データ更新」は通常有料になっており、1回の更新には約15,000~25,000円程度かかります。購入したカーナビメーカーや製品によっては更新費用が変わるので、事前に更新費用を確認しておくことが重要です。もしも、更新費用を抑えたいという場合には、「無料の地図データ更新」という追加料金なしで地図更新ができるプランの製品を購入することをおすすめします。
ケンウッドおすすめのカーナビ
■ケンウッド(KENWOOD) カーナビ 彩速ナビ MDV-S706
特徴:スマホやタブレットに近い感覚で操作出来るタッチパネル式のカーナビです。高速データ処理が可能なのでストレスフリーな使い心地になっています。色々なメディア・コンテンツを楽しめる再生機能を搭載した「彩速ナビ」のステップアップモデルとなっています。さらに、VICS WIDEによる渋滞情報や災害情報も受信可能なので、混雑時の走行や行楽シーズンでの運転が多い方におすすめです。
■ケンウッド(KENWOOD) カーナビ 彩速ナビMDV-S706L
特徴:上記で紹介したMDV-S706の8インチモデルで2019年2月中旬発売されています。彩速ナビシリーズに対する評価として、「音質が良い」「コスパが高い」などの声も多く、音響にも少しこだわりを持ちたい方におすすめのカーナビシリーズとなっています。
パイオニアおすすめのカーナビ
■カロッツェリア(パイオニア) サイバーナビ 8型 カーナビ AVIC-CL901-M
特徴:8型ディスプレイ搭載で、高級ナビブランド「サイバーナビ」の中でも多彩な機能を持っているのが特徴です。最大3年間分の地図データ更新が付属されているので、購入後のマップ更新には心配ありません。2DINタイプになっているので、搭載可能かを車種や車内スペースをよく確認するようにしてください。
■カロッツェリア(パイオニア) 楽ナビ 8型 カーナビ フルセグ AVIC-RL901
特徴:「IQ高精度」というパイオニアの長年の技術によって開発された技術を搭載していて、地下や分岐エリアなどのカーナビが苦手なポイントでもしっかりとサポートしてくれます。出張などの不慣れな土地での走行も問題なく安心して走行することが可能です。
パナソニックおすすめのカーナビ
■パナソニック カーナビ ストラーダ Eシリーズ 7型 CN-E300D
特徴:カーナビとしての基本性能と使いやすさを網羅しているベーシックタイプになっています。準天頂衛星「みちびき」による、GPS測位や3Dジャイロで正確な自車位置情報を測定可能です。
直進と右左折が複合した分かりにくい交差点であれば、リアル3Dによる表示になるので、走り慣れない道でも安心して運転が可能です。また、簡易図にて渋滞区間の表示もする機能が付いているので、お盆やお正月などの帰省・Uターンラッシュ時も安心して運転が可能です。
■パナソニック ポータブルカーナビ ゴリラ CN-G1000VD 7インチ VICS WIDE ワンセグ SSD16GB バッテリー内蔵 PND 2016年モデル
特徴:ゴリラは旧・三洋電気で販売されていたポータブル型ナビです。パナソニックでも着実に進化しており、人気のモデルとなっています。ポータブルタイプとしてはじめてVICS WIDEに対応し、渋滞を回避するルート案内が可能になっています。ただ、少し古いモデルになっているので、価格優先で狙っている方にマッチしているモデルです。
イクリプスおすすめのカーナビ
■デンソーテン販売 イクリプス(ECLIPSE) カーナビ AVN138M 地デジ(ワンセグ)/CD/USB/スマホ 7型 AVN138M
特徴:カーナビ初心者向けにシンプルを追求したカーナビです。大きなボタンや、分かりやすいメニューを採用していて、ストレスフリーに使えます。左右のボタンで画面をラクに切り替えられる点などが便利な特徴となっています。
■デンソーテン販売 イクリプス(ECLIPSE) カーナビ AVN-D8W ドライブレコーダー内蔵 地図無料更新 地デジ(ワンセグ/フルセグ)/VICS WIDE/SD/CD/DVD/USB/Bluetooth/Wi-Fi 7型ワイド AVN-D8W
特徴:こちらも、カーナビ操作が簡単なので、機械操作が苦手な方向けの製品です。「シンプルUI」設計なので、無理なく操作可能ですし、車体の前後を記録する「録ナビ」などの便利なオプション機能が付いるのが特徴です。
クラリオンおすすめのカーナビ
■クラリオン カーナビ NXV987D 9型高画質ディスプレイ 無償地図更新 3年保証 フルセグ/VICS WIDE/DVD/SD/CD/USB/HDMI/Bluetooth
特徴:ハイスペックCPU搭載のモデルとなっていて、起動時や検索時などの高速処理を実現したカーナビになっています。VICS WIDEや音声認識にも対応しているので、スレレスなく快適な運転をサポートしてくれるモデルです。さらに、高音質となっているので、音楽などを聴くドライブにもってこいです。
■clarion(クラリオン)スーパーワイド7.7型UWVGA地上デジタルTV/DVD/SD 200mm AVナビゲーション MAX677W
特徴:MAX677Wは、搭載されている機能を声で操作できる「Intelligent VOICE」に対応している機種なので、画面に触れることなく気軽に操作できるので、運転時にも快適な操作が可能でストレスフリーの機種となっています。