ポータブルナビとは?
カーナビには、車体と一体化(インダッシュタイプ)したものと、ダッシュボードに取り付けて使うポータブルナビの大きく分けて2つのタイプがあります。
カーナビがついていない車をお持ちの方は、スマホのナビアプリを利用するのもひとつの手段ですが、充電がすぐになくなったり、データ使用量が増えて低速モードになってしまったり、常用するには不便に感じることも。
そんな時は、「ポータブルナビ」がおすすめです。
ポータブルナビは「ポータブル・ナビゲーション・デバイス」、「PND」などと呼ばれることも。
ポータブルナビは着脱できるカーナビとして防犯・携帯性に優れており、車に取り付けて使う他にも、いろいろな場所に持ち運べて自由な使い方ができるため、人気です。
■取り付け簡単!
取り付け方も簡単で、多くは吸盤などを利用して見やすい場所に取り付けるだけで使用できます。
機能は通常のインダッシュタイプのカーナビと同じで、GPSとともに車速パルスやジャイロセンサーを使用した自立航法システムを用いて、位置情報を測位しています。
多くは地図情報だけでなく、交通規制や渋滞などの交通情報VICSも利用可能で、フルセグやワンセグに対応していてテレビ放送も見られるモデルもラインナップしています。
ポータブルナビの選び方
ポータブルナビといっても、機能も価格も様々です。選び方のポイントを紹介しますので、自分のスタイルに合ったポータブルナビを選んでみましょう。
■1、画面のインチ数
液晶画面のサイズは5インチと7インチが主流となっています。
・5インチ(サイズ:横13cm×縦10cm程度)
軽自動車など、小さな車のダッシュボードに取り付けても邪魔になりません。コンパクトなポータブルナビを探している方におすすめのサイズです。重量も200g程度と軽量でポケットにいれて持ち運べるサイズ感です。
・7~8インチ(サイズ:横18cm×縦13cm程度)
重量は約400g前後、5インチよりも一回り大きい分、価格も1万円ほど高い傾向にありますが、ポータブルナビでは一番人気のあるサイズです。視認性がよく、検索の際にも操作しやすいのがメリットです。
・9インチ(サイズ:横23cm×縦15cm程度)
ポータブルナビとしては最大クラスで、重量も約500g程度と、大きく重いためか商品ラインナップも少ないです。持ち運びのためというよりは、簡単に設置できるカーナビとしての使用がおすすめです。
車から取り外して持ち運ぶことが多い方は5インチ、運転中の見やすさを重視し、カーナビとして使用する方は7インチのポータブルナビを選ぶとよいでしょう。
■2、地図情報を無料で更新できるものを選ぶ
新しい道路ができた時やインターチェンジが開通した時など、ポータブルナビの地図情報を更新できる機能があると長く使えて便利です。
メーカーやモデルによっては地図情報の更新機能がないかわりに、安価で販売しているタイプもあります。数年後の車の買い替えまで使用できればOKという場合や、大体の場所がわかれば問題なし、という方であれば地図情報を更新できないタイプのほうがメリットになる場合もあるでしょう。
また、「3年間は更新無料」など、無料更新できるタイプも多く出ているので、地図情報の更新方法は購入前に確認しておくと安心です。最近ではSDメモリーカードを使って簡単に更新できるタイプも販売されています。
■3、バックカメラは対応可能か確認する
ポータブルナビの中には、バックカメラに対応して車の後方が確認できるタイプも。バックカメラやリアビューカメラがオプションで別売りとなっているケースが多く、ポータブルナビのモニターで確認することができます。
車の後方部は、ルームミラーやサイドミラーでは見えづらく、死角が生じやすい場所です。バックカメラを利用してしっかり確認できると、駐車や車庫入れの時にも安心ですね。
車高が高く、死角が生じやすいクルマを使われている方には特におすすめの機能です。
一工夫あると良いポータブルナビの取り付け方
道路運送車両の保安基準に定められている運転者席の視界基準に従って、視界を妨げないように取り付ける必要がありますが、ポータブルナビの取付位置には特別な決まりはありません。コンパクトで取り外しもできるので、設置場所の自由度が高いのも特徴のひとつです。
とはいえ、運転中でもドライバーが画面を確認しやすく操作もしやすい場所となると、やはりダッシュボード上で中央付近に取り付ける場合が多くなるでしょう。
ポータブルナビには一般的にダッシュボードに取り付けるためのベースが付属しています。
実際に運転席に座って、ポータブルナビとベースをダッシュボードに仮り置きして、なるべく水平で見やすい位置を見つけましょう。
取り付け位置を決めたら、汚れや油分をしっかりと除去してから、付属の両面テープや吸盤を使ってダッシュボードにベースを貼り付けます。
ベースがしっかりと固定したら、ポータブルナビを設置しましょう。このとき、見やすさをじゅうしして上下左右の角度を大きくしすぎるとGPSの誤差が大きくなることがあるので、注意が必要です。
ポータブルナビの設置が済んだら、電源ケーブルをシガーソケットに挿し込み、本体に電源を繋いできちんと動作するか確認します。
■さらに使いやすく!おすすめ取り付け方法を伝授
取り付け自体はとても簡単ですが、一工夫するとさらに使いやすくなります。
・配線処理
足元へのシガーソケット増設や、配線をダッシュボードの開口部から引き回したり、パネルの中を通すことで、見た目もすっきりし、うっかり配線に引っ掛けてしまうことも防げます。
・サンバイザー
ポータブルナビ用のサンバイザーを使って日差しを遮ることで、どんな時でも画面を見やすくしてくれます。
・ボックスやアームの利用
カーナビやオーディオを取り付けるためのDINスペースが用意されている車種では、ポータブルナビを固定するボックスやアームがカー用品店などで販売されているので、すっきりと設置することが可能です。
おすすめポータブルナビ10選
最後に、Amazonで購入可能なおすすめのポータブルナビを10商品紹介していきます。
■<パナソニック ポータブルカーナビ ゴリラ CN-G530D 5インチ>
カーナビ本来の機能だけでなく、豊富なエンターテイメント機能も備えているのがこのパナソニックのゴリラ CN-G530Dです。トリプル衛星受信で自車位置測位率アップ。
そして、見やすく高品質なゼンリン地図を採用しており、逆走を検知してくれるおすすめのポータブルナビです。
■<ユピテル 4ヶ国語対応 ポータブルカーナビ WNL55ML 5インチ>
ユピテルから発売されている、ポータブルナビです。このWNL55MLは、4か国語(日・英・中・韓)に対応しています。2020年に行われる東京オリンピックでも活躍してくれそうなナビですね。
地図データはまっぷるナビPro3 2019年春版ハイクオリティマップを採用しているほか、内蔵バッテリーで、満充電していれば電源供給がない中でも約2時間使用することが可能です。
■<パナソニック ポータブルカーナビ ゴリラ CN-G1300VD 7インチ VICS WIDE>
ポータブルカーナビでは初めて、新交通情報サービス「VICS WIDE」に対応したモデルです。このカーナビがあれば渋滞を回避し、より速く目的地に到着できるようナビしてくれます。
また、特別警報を地図に表示。気象や津波情報、噴火情報などに対応しています。
■<ユピテル 7インチ ワンセグ内蔵 レーダー探知機機能付きポータブルカーナビ YPB742>
ナビ操作のレスポンスがよく、スムーズな操作ができます。旺文社の地図を採用しているので地図もわかりやすく、イラスト付きの案内表示があるなど、カーナビに不慣れな人でも使いこなすことができます。
■<エイ・アイ・ディー(AID) 7インチ ポータブルナビゲーション 地図更新3年無料 ワンセグ 一体型GPS内蔵 TB77NE TB77NE>
地図情報が3年間無料で更新可能。しかも1ヶ月ごとにメーカーホームベージから地図情報を更新できます。
■<MAXWIN(マックスウィン) ポータブルナビ カーナビ 9インチNV-A009>
地図情報が3年間無料で更新可能。9インチの大画面なので、地図が見やすく操作もしやすいので、大型車でカーナビとして利用するのがメインという方におすすめです。
■<Maasai(マサイ)7インチカーナビゲーション MA-1018>
マサイは株式会社池商のカーナビのブランドです。この商品は地図更新ができませんが、その分価格が抑えられているのが特徴です。
またキャンプ場・道の駅・名所などの情報が満載です。
■<パナソニック ポータブルカーナビ ゴリラ CN-GP757VD 7インチ >
高性能なドライブレコーダーを搭載しており、エンジンONで自動で録画がスタート。手動で映像を記録することもできるので、ドライブレコーダーとして使うだけでなく旅行やお出かけ先での思い出作りにも使えます。
■<SONY パーソナルナビゲーションシステム U37 ブラック NV-U37/B>
スマホなみのサイズ感と防水仕様なので、サイクリングでの使用にもおすすめです。USBからの充電も可能でバッテリーのもちも最長約9時間もあり、長時間のお出かけでも重宝します。
■<AWESAFE ポータブルカーナビ ワンセグ搭載 TV機能 7インチ高性能GPSカーナビゲーション 2019年>
AWESAFEのポータブルカーナビです。ワンセグを搭載しているため、テレビを楽しむことができます。比較的価格が安いのも嬉しいですね。
まとめ
最近ではカーナビが標準装備の車も増えていますが、オプションとして選ぶことができる場合、選択肢のひとつに「ポータブルナビ」を加えるという選択肢があってもいいのかもしれません。
インチ数やバックカメラ機能などより便利なものを選ぶことで、より安全で快適なカーライフを築き上げていきましょう。