トヨタ アルファード 徹底調査
今やアルファードは、TOYOTAだけでなく、国産ミニバンの代名詞的な存在と言っても言い過ぎではないでしょう。
それだけにアルファードは、性別を問わず、幅広い世代から支持され注目され続けている人気の高い一台です。
■アルファード基本情報
21世紀を迎える頃、自動車メーカー各社は高級セダン車からシフトするように大型のミニバンを発表しました。
トヨタでも2002年に初代アルファードを世に送る出しています。
当時、実用性を重視していたトヨタは、スタイリッシュなデザインで人気だった他社に大空間高級サルーンのコンセプトを打ち立て、ゴージャスで優雅なデザインや乗り心地を実現する事で対抗しました。
2代目、3代目と激化する争いの中で、価格以上の高級感も受け入れられ着実にユーザーを増やす事にも成功し、またヴェルファイアと兄弟車種として多くの人から認識されるまでにいたりました。
■走行性能・運転のしやすさ
ミニバンの強みは、その見晴らしや使い勝手にあります。
しかしミニバンの大きめな車格は、確かに燃費面や運転が苦手なドライバーにとっては抵抗が無かった訳ではありません。
そこでトヨタは、ハイブリッドを登場させる事で、ユーザーが懸念する燃費向上にも力を注ぎます。
さらに、コーナーリング中の車の横揺れにも粘りがあるダブルウィッシュボーンリヤサスペンションを採用する事で、上質な乗り心地も手に入れました。
さらには、車格から増えてしまう死角対策として、パノラミックビューモニターを装着する事で駐車もスムーズに行える様に進化しています。
■安全面について
今や車の評価は、見た目や乗り心地だけでは語れません。
刻々と変化する交通状況に合わせて、アルファードは安全装備でもドライバーをしっかりとサポートします。
社会問題にもなりつつあるアクセルとブレーキの踏み間違いなど、アルファードでは状況に合わせたブレーキシステムにも貢献しています。
前方はミリ波レーダーが、その他の場所においてもセンサーを設けることで、衝突時の衝撃を緩和するなど、ドライバーの安全はもちろん、助手席、後部席の搭乗者も最新鋭の技術で強力にサポートします。
■試乗感想
アルファードといえば誰もがゴージャスで上質なイメージを持ちそうですが、気になるシート 座り心地も期待を裏切らない様です。
ミニバンと言えば室内の大空間が人気ですが、アルファードはもちろん多彩なシートアレンジで評判が良いと聞きます。
トヨタと言えば、その細やかな心遣いに感心しますが、アルファードでは乗り心地でも人気を集めています。
高級ミニバンに相応しい静粛性の向上にトヨタはこだわっていて、サスペンションやシャーシと言った車の基本性能から見直すことで、さらに上質な乗り心地を手に入れたのです。
そんな同グレード最大の注目点は、やはり2列目の「エグゼクティブパワーシート」だ。撮影場所まで試乗車を移動させると、何はともあれ座ってみる。すると実感したのは「ああ、空のビジネスクラスを意識したのだな」ということ。
とくに大型の固定式左右アームレストや、両側から頭を支えるヘッドレスト、一般的な乗用車のサイズを超えたシート幅などは、いかにもだ。座面、背もたれともクッションをしっかりと効かせ、かつ革素材の風合い、厚み、たわみも快適な座り心地自体、ビジネスクラスといえども航空会社、機材によりくたびれたシートはいくらでもあるから、それらとは雲泥の差の心地よさだ。
トヨタ アイシス 徹底調査
トヨタのミニバンの1つのアイシスは、大きな荷物が楽々入るためファミリーカーとして欲しい人もいると思います。
そんなアイシスの魅力について説明をしていきますので、購入する際の参考にしてみてはいかがでしょうか。
■アイシス基本情報
現行のアイシスは2016年4月6日に発売されています。
2004年から基本的なモデルチェンジは無しになっていてエクステリアデザインはほとんど変わっておりません。
価格は199万円から257万円台で、燃費が14.4から15.4Km/Lの低燃費になっているガソリン車です。
助手席が観音開きになっていて、リアドアと一緒に開くと開放感満載で乗り降りが楽に出来ます。
シートも3列あるため、7人乗りで大家族でも安心して乗れます。室内も広々としていて乗り心地が良く長時間乗っても疲れにくいです。
■広々とした車内空間
ドアはパノラマオープンドアになっているため、大きな荷物を側面から入れられます。
折りたためる助手席を畳む事で、荷物を置くスペースを広く取れます。
折り畳みもワンタッチパネルで女性でも簡単に出来ますので、前方にリクライニングするとテーブルとして使用したり畳む事でセンターキャビンを作る事が出来ます。
サイドシートも格納が出来るので、大きな荷物を載せる時に後方に格納するだけで作れます。
収納力抜群ですので、ファミリーカーとして利用しても十分に使える車の中の1台になります。
■マニュアル車のように楽しめる
操作がMT感覚で運転が出来て、7速スポーツシーケンシャルシフトマチックで変速操作に応えてくれます。
低燃費でありながらも、CVT制御を採用しているためどんな場所でも走行出来るようになっています。
路面やコーナーリングの状況に合わせた運転をサポートしてくれますので、その時に最適な走行をしてくれます。これにより、燃費の向上にも繋がっています。
ディスクブレーキを採用していて制動力が確保されて、高性能サスペンション搭載で乗り心地が良く安定した運転が可能です。
■一部改良されたアイシス
基本的なモデルチェンジはしておりませんが、一部改良している所もあります。
まず、消臭機能のあるシートが採用され、短時間で臭いを吸収することができるため快適な室内空間で乗れます。
他にも、オート格納・リバース連動機能付電動格納式リモコンドアミラー等の新たに設置されたものがあり、快適性と利便性が向上しています。
特別仕様車では、両側パワースライドドアが装備してあり乗り降りの良さが追求されています。
プラタナをベースにして作られていて、エアロバンパーの下端部にブラックアウト加飾を施してスタイリッシュなデザインとなっています。
トヨタ ヴェルファイア 徹底調査
トヨタのミニバンのヴェルファイアは、大型車ですのでファミリーカーとして人気のある車種です。
家族の多い人は、欲しい人もいると思います。そのヴェルファイアの特徴を紹介していきますので、購入する際の参考にして下さい。
■ヴェルファイア基本情報
現行のヴェルファイアの発売日は2016年1月26日で、価格は319万円から703万円台です。
アルファードと兄弟車種で、同じ時期に新型を発表している大型のミニバンで、快適な室内空間と力強い外観が特徴的です。
7人から8人乗りで、ガソリン車とハイブリッド車の両方あり、燃費は特別仕様車は11.6Km/LでZ“G EDITION”では11.4Km/Lです。
「2002年、アルファードはトヨタの最上級ミニバンとして誕生。2008年には2代目アルファードとともに新しくヴェルファイアを導入し、高級ミニバンとしての確固たる地位を築いてきた」と振り返る。
そして新型では、「ミニバンの頂点を目指すという従来の考え方を捨て、高級サルーンの新しいカテゴリーとして“大空間高級サルーン”という、高級車の新しい未来を創造することを目指した」
コンセプトは大空間高級サルーンとしており、高級なセダンに負けない上質な乗り心地で安定した走行の両方を実現しています。
■走行性能・運転のしやすさ
ハイブリッド車の燃費は18.4Km/Lで、システム最高出力が145kW です。
ダブルウィッシュボーン式サス採用で、安定した走行が出来て乗り心地を良く感じる事が出来ます。
室内は広い助手席でシートがスライド可能で、スライド出来る幅が1160ミリもあります。再度レバーを引くだけで移動が出来るため、車内でゆったりと寛げます。
サイドリフトアップシート装着車なら、座ったまま座席が外に出られて車椅子を使用している人には便利です。ボタン1つで操作出来ますので、簡単に行えます。
■犬にも嬉しいミニバン!
ドッグフレンドリーとして使用するのにも適していて、2.3列目のシートが格納出来るためにフロアを拡大する事が可能です。
大型犬を乗せる時には2.3列目を両方とも格納すると、すんなりと乗せられます。
エグゼクティブラウンジシートで心地よく座れて、モーター音も静かな加速なため小型犬でも大人しく乗っている事が出来ます。
人間よりも耳が良い犬でも、乗車中はリラックスしてくつろげます。安全装備も完備していて充実しているため、犬にも優しい車で安心してドライブが楽しめます。
そんなヴェルファイアのドッグフレンドリーポイントと言えば、まずは犬の乗降のしやすさ。スライドドアのステップ高は地上約35cm、フロアはそこから約10cmの高さとごく低く、滑りにくいステップ部は奥行き約18cmと広く、犬が足を乗せるにも好都合。
また、ラゲッジ側もフロア地上高約60.5cmとステーションワゴン並みの低さで(『カローラ フィルダー』は58cm)、3列目席を格納した状態にしておけば幅約133cm、奥行き約130cm前後(2列目席スライド位置による)もの広大なフラットフロアが出現。ミニバンならではの装備として、2/3列目席頭上にもエアコン吹き出し口があり、後席、ラゲッジ部分でも1年中、快適な空調、居住空間が保証されるのだ。
とはいえ、最初から分かっちゃいるんですが、大型犬のマリアがエグゼクティブラウンジシートに乗車するのは無理。ずーっとお座りしてなきゃいけない。大型犬が快適に乗車できるのはベンチシート、2列目席フロア、3列目席、3列目席を格納し拡大したラゲッジフロアである。
■試乗感想
ヴェルファイアは、「大胆・不敵」のテーマのようにフロントビューの見た目の迫力があります。
responseの試乗記録によるとかつてない居住空間になっていて、後部座席は犬を乗せても快適な広さだということです。
ドアはスライドドアで開口部に段差がないため、乗り降りが楽に出来ます。
荷室床下収納が完備されていますので、ペットグッズを仕舞うのには都合がいいようです。2.3列目に座っても、足元はゆったりしています。
高速走行時に発生していた不規則な加減速が全く発生しないため、走行中も静かな運転が出来るそうです。
ミニバン界の『クラウン マジェスタ』!? と呼んでもいいヴェルファイア ハイブリッドは乗り心地、静粛性もまた、ミニバン最上レベル。全高が1895mmもあるにもかかわらず(メーカー値が1950mmなのは、エグゼクティブラウンジのみのシャークフィンアンテナを含むから)カーブなどでの前後左右の姿勢変化は最小限。車内のどこかにつかまることのできない犬も終始リラックスしてくつろげ、高級車然とした車内の静かさは聴覚に優れた犬の耳にも優しいというわけだ。
しかも、例えば高原のリゾートを目指すドライブで、高速道路でバッテリーをためておけば、目的地のリゾートのすがすがしい空気の中でEV走行を頻繁に行ってくれるのだから快適かつ環境にも優しい。付け加えれば、この堂々たるボディーサイズにして、最小回転半径は5.6mと小回りが利くから、運転のしやすさ、扱いやすさも、想像以上なのである。